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父からの手紙
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父からの手紙の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.58pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全34件 1~20 1/2ページ
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推理小説初心者には良かったです。 | ||||
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結論から言うとお涙頂戴!モードで読むと不満が残る。登場人物それぞれの大事な人に対する想いは申し分無く描ききっていると思う。 ただ余計な不倫が所々散見され、登場人物に共感できなかった。 | ||||
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大切な者のために己れを犠牲にするのは間違った選択だ。 でも、それが紛れもない愛だというのも確かだ。 | ||||
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自分がもし今、息子の前から姿を消したら…そんな気持ちで読みました。感涙。 | ||||
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まさに良質な2時間ドラマといった感じ。 読み終わった後、久しぶりに読んで良かったと思える作品でした。 子を思う父親の隠された気持ちが痛いほど伝わってきます。 | ||||
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※削除申請(1件)
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まず、本作はミステリーとして読み進める作品ではないかと思います。 従って、トリック云々、行動の矛盾が云々を挙げ連ねてもあまり本作品の本質ではないように感じました。 私にも娘と息子がおります。 阿久津の生き方がただ一つの選択肢だったとは思いたくないながら、自身が同じ境遇となったら果たしてどういう選択をするのか。 私は最後の数十ページ、泣きました。 星3つ程度の評価が不思議です。 読者の年代によって印象が違う作品かも知れません。 | ||||
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物語を読む快感を、久しぶりに味わえました。ふたつの話が次第に交錯する展開。 わかっていながらも、ついつい読み進めてしまう。映像を思い浮かべながら読めば 見事な映画を一本見終えたかのよう。ヒロインが助けられる場面で「ん?」と、 感じても無視してください。 | ||||
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泣けました。 同じく父親として、 涙が止まりませんでした。 でも、最後に作者の明確なメッセージも伝わってきて、感動しました。 | ||||
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全く違う状況で不遇をの人生を味わう主人公2人(麻美子と圭一)の話の展開もおもしろいが、最後にその2つの話がつながるというストーリーの作りには感服しました。 さいごは、「はぁ、そういうことかぁ」と言った感情になりました。 そのストーリーの中にも、人生で大切なことを考えさせられたと思います。 | ||||
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このタイトルが指す父の気持ちはこのページ数では本来は読者に理解させることは不可能だと思う。 それを時系列的な文章の運びや表現で読者に上手く伝えたと思う。 究極の自己犠牲と究極の自己満足 最後は読者から決める事だと思う。 自分か経験出来ないことを本という媒体から疑似体験する。 そこから自分が何を得るかはその人の器の大きさだと思う。 私はこの父のような生き方を選ぶと思う。 | ||||
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屈折しながらも強い愛情を説いた物語。思いが深すぎて戸惑う部分もありましたが、とても考えさせられました。 | ||||
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家族の愛をテーマにしてミステリー仕立て読者をで飽きさせない。 | ||||
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本屋でタイトルだけ見て、買ってみた。 自分にも私立中三年の娘がいて、自営なので、読みながら幼かった娘との時間を思い出させてくれた。 麻美子の父の真相が明らかになるにつれ、それも仕方ないかなと思ったりしたが、やはり、何があろうと 逃げてはいけない。親から子への最高のプレゼントは、お金ではなく、人生に何が起ころうとも、 逃げずに立ち向かう姿勢を見せることなのだろう。 しかし、廃業の上、ガンまで見つかったら医療費かかるし、死期迫るし、流石に萎えるだろうなあ。 いらん世話ですが、高樹殺しにページ数割くよりも、圭一の兄と麻美子父の心の交流の深さに焦点当てた方が 身代わり自殺に納得できたかも。 死んでも子供を守ろうとする気持ちは共通ですね。 | ||||
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義姉など両家族が似ているので途中から混線したがそのまま読み切った。前半が間延びして挫折する人も多いのでは?読み終えて泣いている自分がいた。傑作でした。 | ||||
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今年もまた麻美子のもとに失踪した父から誕生日を祝う手紙が届く。父は母と麻美子、伸吾を残して10年前に失踪した。麻美子は 経営コンサルをしているやり手の高樹とすぐ結婚することになっている。この麻美子達のストーリーと並行して描かれるのが、9年の刑期を 終えて出所した圭一の物語だ。当時、焼身自殺を図った兄とその妻を守るために人を殺めた圭一の人生は、長年待っていた恋人 にも愛想をつかされ、全く希望のないものとなっている。この二つのストーリーが、やがて失踪した父を基軸にして交わることになる。 なかなか良く出来たプロットであり、上質のミステリーである。だが、この面白い筋書きや人物像に深みがないと思うのは私だけだろうか。 作者の文体にもよるのだろうが、「家族愛」を大きな核とする作品ながら感動が湧いてこない。人物の描き方に深さがないし、その 言動やストーリー運びにも安易さを感じてしまう。感動を生まない「火曜サスペンス劇場」の域を超えていないことは残念だと思う。 | ||||
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ある日行方をくらました父親。 誕生日には子ども達に手紙が届くが一体なぜ行方をくらましたのか、そしてどこから子ども達を見守っているのか、といった疑問が徐々に解けていくストーリー。 父親のやったことは道徳的、倫理的に許されるものではないものの、父親が子どもを思う気持ちに感動した。 著者の小杉健治さんは時代劇物の作家かと思っていたがこうした作品もあって驚いた。 | ||||
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先に書いておくとこの小説はいわゆる「ミステリー」ではないです。(ネタバレはしませんのご安心を!) 「ミステリー」の手法を使って(この先どうなるのだろう?と読者に思わせる手法によって)、著者は親子の「絆」とはどういうものなのか、を描いています。 そこでは、世間の言う「正義」の観点からは許されなくとも、親子にはその正義をも超越する「絆」が存在するのだ、ということを首尾一貫して描いています。 おそらく、この小説に低評価をつけている皆さんは「小説に出てくるある人物」の行動に対しての違和感、もっというと嫌悪感から評価を低くしているのだと思います。(描かれる人物に共感できるか否かで評価する。それはそれで小説の楽しみなので全然いいと思います!)ただ、小説そのもの、著者が伝えたかったテーマ自体を低評価にするのは少し違うと思います。 詳細は書きませんが、世間から疎まれるようなことを肉親(親や兄弟)がしたとしても、その肉親からの深い愛情を確かに私は注がれた、という確信的な思いを持つ主要なキャスト達はその思いを頼りに相手を愛します。信じます。許します。そして行動します。そういう情景を描きながら一方で著者は多くの読者が違和感を持つであろうある人物の行動の動機やそれがもたらした結果、つまり因果そのものに対してはっきりとNoというメッセージを描いているのです。これはいち読者である私にとっては、見事な手腕でありました。そして深く普遍的なテーマを非日常的なミステリーの手法で描き切ったと思うし、この小説と過ごした数時間は珠玉でした。感謝。面白かった! | ||||
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初読みの作家。期待せずに読んだのだが、深い哀しみと感動を覚えるミステリー作品だった。 麻美子と伸吾の姉弟の元には十年前に突然、失踪した父親から毎年、誕生日に手紙が届く。父親はどこで、何をしているのだろうか。一方、殺人の罪で服役していた圭一が出所し、新たな生活を始める…麻美子と伸吾の姉弟と圭一が偶然にも出会い… 十年間、途絶える事が無かった誕生日の手紙から深い父親の愛情が伝わる。父親の失踪の真相と圭一の犯した殺人事件が少しづつリンクしていく過程が面白い。 | ||||
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阿久津麻美子と秋山圭一の二人のストーリーが交互に展開するため、最初は頭を切り替えながら読み進める必要があるが、 中盤から展開される麻美子の婚約者の殺人事件、その容疑者として逮捕される弟、圭一の兄の自殺の真相と圭一の本当の刑事殺しの動機‥、 子煩悩だった麻美子の父は、家族の苦境のなか、いよいよ現れるのか? 物語はいくつものミステリーをはらんで進み、次の展開を知りたくなる構成の妙。 そして二つのストーリーに交点が現れ、やがて一つに収斂しながら謎解きが展開される終盤は一気に読み進んだ。 そして、思いもかけないラスト、多くの読者も父の意図を知り、あっと驚かされるはずだ。 その時、子ども達の幸福を願い紡ぎ出された手紙が大きな感動ををもって胸に迫ってくるのだ。 この父の選択については、決して正しい生き方とはいえないことは、作者も圭一の言葉として語らせているとおり。 それをわかった上でも、子をもつ親としては「最後の手紙」は涙なしでは読めなかった。 自分にとって本当に大切なものとは‥、いま自分の心に正直に生きているか‥を考えさせられる読後だった。 | ||||
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著者の作品は、初めて読んだが、前半、二組の家族の物語が、平行して進んで行くので、ややこしくて、考えながら読み進まなければならず感情移入しにくかったが、後半最後の章で別々の話しは一つになり、驚きの結末を迎える、なかなか旨い構成の物語に出来あがっている。 | ||||
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