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父からの手紙
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父からの手紙の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.58pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全11件 1~11 1/1ページ
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二つのストーリーが徐々に繋がり最後は感動的。しかしながらそこにたどり着くまでが長く、ロジックもやや苦しい。全てとは言わないまでも人間関係、キャラクター設定が何となく腹に落ちない。全くつまらないというわけでもないので星三つで | ||||
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母親と離婚した「父」からの折々の「手紙」を糧に、貧しいながらも懸命に生きる麻美子の物語と、警官殺しの罪の服役後の圭一の物語とがカットバックで描かれる。麻美子の物語では父親の突然の家出の理由と「(読者にして見れば)手紙は本物か?」という謎があり、圭一の物語では、義兄の焼身自殺が絡んでいるのだが、義姉の不倫疑惑(にも関わらず義姉を思慕している)と悪徳警官殺しの際の部分的記憶喪失という謎がある。当然、圭一は真相を追う。一方、麻美子の元婚約者の殺人容疑で弟が逮捕されるという災厄が見舞う。所謂"交差型"の物語展開なのだが、どこで交差するのかサッパリ分らない。謎解きミステリとは程遠い筆致なので、題名にちなんだヒューマニズム小説になると思うが。 回想シーンも多く、意図的に時系列をズラしているので不明のままだったが、中盤、やっと両者の接点が見つかる。すると、麻美子と圭一が偶然に会い、麻美子の父と圭一の義姉との関係が示唆される等如何にも短兵急。手を広げ過ぎたせいで、作者の狙いも発散している様に映る。麻美子は父親の姿を追うだろうが、圭一の義兄の焼身自殺の謎解きが目的なのか、麻美子の弟の嫌疑を晴らすのが目的なのか、上述した部分的記憶喪失の謎解きが目的なのか、麻美子の父親の親友が経営する麻美子の元勤務先の破産を救うのが目的なのか、(父親の自筆の)折々の手紙を投函したのはこの親友ではないのか、焦点を絞れない。これら全てを「父からの手紙」で収斂させれば大した力量である。 結局、部分的記憶喪失は直ぐに回復し、圭一の義兄の焼身自殺事件がメインだった事が判明し、予想通り、「父からの手紙」はその副産物だった事が分かる。解説では本作を「家族の絆の再生の物語」と評しているが、これだけの事件を起こしておいて「再生」はないでしょう。登場人物も多過ぎる。TVの2時間ドラマの様な展開・結末にガッカリした。 | ||||
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割りと先の展開が予想しやすい内容とは言え、涙が自然と出てくる内容でした。感動とはまた違う、なんとも複雑な心境になってしまうのは、そこまで自分を犠牲にすることができるのか?と思った時に自分では少し無理だなと思ってしまうからです。 ただ、家族愛を随所に感じられる心暖まる内容なので、家族愛について、悩んでいる方は是非是非一読頂けたらと思います。 | ||||
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接点のない幾つかの事件、2人の主人公の人生・家族が錯綜して…。 少し無理はあるけど、読み物としては面白く読めるかな。 但し、50万部突破とか、レコメンド過剰かと思います。 POPに書かれていた「父が手紙に託した想いの裏に…」 小生の感受性が乏しいのかもしれませんが、書店の店員さんがどんなところをお薦めしているのか解りません。 | ||||
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子供の時に理由も解らず去って行った父から毎年誕生日に手紙が届く。その父の行方を探し求める娘。思い出せない理由で刑事を殺して出所してきた男がその真の理由を追い求めて昔の恋人や秘めた思いを抱いていた義姉を追う。全く違ったストーリーの二本立てがやがて交錯していくというユニークな設定で、読み始めのうちは引き込まれていったけれど、筋に興味はあるものの、何か心を惹かれない。小手先の筋の展開に引き廻されて読み終わった後共感を覚えない、という後味の悪さを感じた。良い小説とはテクニックでは生まれないということを感じさせられた一冊だった。 | ||||
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最後まで読めばそれなりに良かった作品とは思えるが、 殺人は起こるもののひたすら父探しする娘とぐーたらなダメ男生活を続ける男の話が 延々と続くのでどうにも話が地味だ 盛り上がってくるのはかなり終盤で、小杉氏らしいといえばらしい展開なのだが、 もう少しなにか展開にアクセントが欲しかった 良い話なのかどうかは人によって評価が分かれるが、まあこういう愛もありなのかもしれない 評価はそれなり | ||||
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2つの物語を無理やりつなげた感がある。少し読むごとに麻美子の方と圭一の方と変わるのも面倒くさく感じる。半分ぐらいから少し飽きてくる。中年同士の恋愛、不倫などを書いてることや人物描写があまり上手くないことなどからなんかショボく感じる。ラストも全く感動しなかった。 | ||||
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あまりサスペンス慣れしていない私ですが ぐいぐいぐいと一気に楽しめました。 が、あまりサスペンス慣れしていない私でも ?となる箇所はいくつかあり星3つ。 主人公の一人、真犯人を探そうとする女性、 フットワークがめちゃ軽い。 一般的な女性が、あそこまで真相をさぐれるものなのか? 自分を犠牲にして周りを助けようとするところ、 立派すぎて共感しづらいものもありました。 もう一人の主人公にしても、ちょっと心情がわかるんだけど、共感しづらい部分あり。 ラストは、もう感動しないわけないシチュエーションなだけに、 ちょっと強引な感じがしてしまって、もったいない気がします。 きっちり泣かせていただきましたが。 | ||||
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謎の提示の仕方や衝撃的な真相などは一級品の小説だと思うのですが 主人公たちを取り巻く登場人物たちの描写があまりにも類型的で 感情移入しづらいところが難点かもしれません。 どうでもいい突っ込みですけど経営コンサルタントが 町工場を援助してくれるってのはおかしい気が・・・ 若き資産家とか企業に投資する会社社長って言うならわかりますけど | ||||
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親子の絆を描いた感動作である。確かに感動作ではあるのだが、 ミステリーとして見ると、もうグダグダという印象。突っ込み所満載 なのである。 殺人を犯して出所した圭一が、事件の根幹を成す重要な事実を 忘れていたというのは、どう考えても不自然である。麻美子の父 である阿久津伸吉にしても、将来の保障が全く無いのに、この ような行動を取るとは考えられない。麻美子の弟伸吾が容疑者 として逮捕された事件にしても結末が中途半端である。 また、この作品はいつの時代を描いているのかも良く判らない。 携帯電話などが出てくる所を見ると現代なのだろうが、登場人物 の考えや行動を見ていると、20〜30年くらい昔の話ではないか とも思える。それは多分人物描写に難がある為ではないだろうか。 主人公の麻美子や、その幼馴染の信勝という人物などの描写は 現実感と言うか、現代感覚が感じられない。 とまあ色々と文句もあるのだが、この作品が感動作である事は 間違いない。ミステリーとしてではなく、親子の絆を描いた作品 として読むのが正解なのだろう。 | ||||
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次々に最悪の事態が襲ってきて、それを解決するために繰り広げられていく物語。 最初はすごく面白かったのだが、徐々にくどくなっていった感じがした。 落ちは途中で読めた。推理ものとしては致命的。 そしてなにより、推理小説を超越した物語として父子愛が描かれていたが、 二人の結末(麻美子、圭一)、特に圭一の最後がハッピーエンドすぎたのが、 納得いかなかった。人それぞれだが、私には、イマイチに感じた。 | ||||
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