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(短編集)
妻の女友達
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妻の女友達の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.58pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全4件 1~4 1/1ページ
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心に残るかと問われれば残らない本になるだろう。これから仕事をする。仕事をするなかで忘れていくかもしれない。ひとつだけおもしろかった賞があった。小池真理子さん、でも好きです。 | ||||
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表題作で受賞したとのことですが、あまりピンときません。むしろ他の5作品の方が面白み(=ストーリー展開の意外性)があるように思いました。 1〜2時間ほどつぶすには格好の作品です。それ以上のものではないと思いますが… わたし的に鼻につくのは、専業主婦や家事手伝いやその他の無業の女性たちが、妙に賢く犯罪を計画実行し、その一方で、評論家や女優など社会の第一線で頑張っている女性が、悪者にされ、殺されていくことです。それが作者の真意なのか、ファンの要請なのか。この国の作品だからであることは間違いないと思いますが。 「人畜無害を絵に描いたように生きている女性たちも、裏では何を考えているかわかりませんよ」という作者のありがたい警告であると理解するのが妥当な気がします。そのような女性たちは、楽をして生きていくためなら手段を選ばないでしょうから。 | ||||
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小池真理子の初期短篇集。とくに表題作の「妻の女友達」は、歯切れのいいストーリー展開、おちも無理がなくよい。こういう男の主人公がいるからこそ成り立つ女たちの物語。小池真理子の初期ものには興味を以前から抱いていたものの、短篇集をぜんぶ読むのは今回が初めて。「恋」が評価されたために、文体はより文学的に、ストーリーは性愛ものに走ったり、ちょっと女版の渡辺淳一といった感もあった「恋」以後の小池真理子は何冊か読んでもう読まなくなってしまった。幻想ものも悪くはないが、ちょっと退屈だった。その点、心理サスペンスやホラーといったエンターテイメントとしての初期小池真理子は新鮮だ。文体は軽くストーリーがおもしろい「恋」以前と、文章に深みが出たぶんだけストーリーがつまらなくなった「恋」以後の小池真理子。ないものねだりとはわかっていても直木賞をとったのだから、エンターテイメントと文学の融合をめざして奮闘していてくれていたら……なんて思ってしまう。最近のものにもう一度手を出してみようか、それとも初期のものを漁ってみようか、どちらにしようか。どちらもしてみるかな。 | ||||
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小池真理子の初期短篇集。とくに表題作の「妻の女友達」は、歯切れのいいストーリー展開、おちも無理がなくよい。こういう男の主人公がいるからこそ成り立つ女たちの物語。小池真理子の初期ものには興味を以前から抱いていたものの、短篇集をぜんぶ読むのは今回が初めて。「恋」が評価されたために、文体はより文学的に、ストーリーは性愛ものに走ったり、ちょっと女版の渡辺淳一といった感もあった「恋」以後の小池真理子は何冊か読んでもう読まなくなってしまった。幻想ものも悪くはないが、ちょっと退屈だった。その点、心理サスペンスやホラーといったエンターテイメントとしての初期小池真理子は新鮮だ。文体は軽くストーリーがおもしろい「恋」以前と、文章に深みが出たぶんだけストーリーがつまらなくなった「恋」以後の小池真理子。ないものねだりとはわかっていても直木賞をとったのだから、エンターテイメントと文学の融合をめざして奮闘していてくれていたら……なんて思ってしまう。最近のものにもう一度手を出してみようか、それとも初期のものを漁ってみようか、どちらにしようか。どちらもしてみるかな。 | ||||
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