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ヒートアイランド
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ヒートアイランドの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.29pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全63件 41~60 3/4ページ
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垣根作品は初めて読みましたが、他の作品を読みたくて、うずうずしています。 ストリートギャングを束ねるアキとカオル、裏の世界の人間も知らない桃井と柿沢。 そこに、絡むヤクザ。 キャラクターの設定、圧倒的なスピード感、良く練られたストーリー、どれをとっても大沢有在作品を初めて読んだ時以来の衝撃を感じました。 全ての場面が、その場で見ているように浮かび上がってきます。 是非続編を書いてもらいたいと思います。 19歳のアキが、どんな風に男として完成していくのかが、楽しみです。 | ||||
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垣根さんの作品を初めて読みました。 読み始めてすぐに「これはやばいっ」と思いました。 なぜなら・・・止まらないから!!!ず〜っと読み続けました。 出てくる人物も魅力的だし、内容も読んでいてハラハラしました。 最後の襲撃戦のところでは気づくと手に汗がびっしょり。 女のあたしでも十分楽しめる作品だと感じました!! | ||||
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ストリートギャングのトップにのし上がった「雅」の頭 アキとカオルは、ある日仲間が持ち帰った大金を見て驚愕する。その金は、ヤクザが経営する非合法カジノから、三人組の男たちが強奪したものだった。金の行方を追う強奪犯とヤクザ。絶体絶命の状況を脱するためにアキとカオルが立てた作戦とは。 紹介だけ読むと、舞台を池袋から渋谷に変えたIWGP?と思いましたが、いやいや勝るとも劣らない仕上がりです。心理戦、銃撃戦ともに読み応え十分。 タイトル通り渋谷をヒートアイランドにしてしまいました。 | ||||
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みなさん書かれているように、人物のキャラクター設定等、非常に練られており、話としては飽きさせません。スピード感も言う事無し。 ただ読み終わって、どうしても違和感があるのが、裏金強奪犯の二人組が面が割れる危険を冒してまでまぜ金を取り返さなくてはならないのか、全く理解出来なかった事。実際に自分が同じような境遇だったら、リスクが高すぎるので絶対にそんな事はしない。 最終的にその辺の部分が作り話っぽく思えてしまい、自分としては完璧に感情移入しきれなかった部分です。 | ||||
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垣根涼介の本はこれで三作を読んだ。いずれも、読ませる力をもった、傑作揃いである。 この作品は、ストリートギャングのプロデュース的役割を果たしている、アキとカオルの物語である。10代の若者が、破滅的傾向に走らず、一本筋の通ったアウトサイダーとして生きている姿に、憧れを持ってしまう。また、ライバルとしての、強盗団である桃井や柿沢の生き様にも、共感ないしは憧憬の念すら抱かされてしまう。ストーリーテリングの実力が一級だからこそできることか。そこいらの、アウトロー物語とは明らかに違う、説得力のようなものがあるのだ。 悪漢的ビルドゥングスロマンとも受け取ることが出来るこの作品。アキのこれからが楽しみである。一方、ヤクザ世界の冷静な分析、緻密な生態系を語りながら、そこには若干の嫌悪が内在しているように思われるのは、作者の世界観の中に、既存の体制に対する反発が根底にあるからではないだろうか。既成組織が安定的な競争原理の中にいる限り、腐敗し害悪を垂れ流すというテーゼが、垣根の諸作品に散見される。彼のアンチは、政府組織だけではなく、既存の体制全てに向けられるような気がする。 反面、新しい生成への期待感や情熱を大きく感じられるのが、いかにも垣根ワールドと言うべきか。 | ||||
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超バイオレンス 男ならこの本を読んで血沸き肉踊んなきゃ嘘でしょう。 女の人にはお勧めできませんが男が基本的に何考えながら生きてんのか、何を大切にしながら生活してんのか、それが知りたかったら読んでみる価値もあると思う。 ただ、垣根涼介の本を読んだ女性はムカつくかもしれないのであしからず。脳みそアイスクリームが好きらしいんで。 暴力、車、見栄、プライド、生き様、絶体絶命でフル回転する脳ミソ、登場人物一人ひとりの描く自分勝手な絵。 このものすげ〜勢いのスピード感。 小説でこんな速度を味わえる作品はそうないでしょう、読後もガッツリ気分に浸れること間違いなし。読み終わったら無意識に筋トレしてたから。 この人が大藪春彦賞とったのうなずける。 | ||||
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一気に読破したし、文句なしに面白いんだけど内容はよくある話ですね。 ワルがワルを呼び、憶測が憶測を呼び事がどんどん大きくなっていく。 同じストーリーで伊坂幸太郎氏あたりが書くとすごくコミカルな展開になるんだろうなと思った。 来年には映画化されるそうですが、映像化すると安っぽいギャング映画になりそうな気がする。 | ||||
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死んでほしくない登場人物は死なないしとてもよくできたストーリー。こんな男の子がいたらモテルだろうに‥クライマックスの襲撃シーンはハラハラしました。 | ||||
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軽快なストーリー展開に先を読ませない物語性、そして魅力的な登場人物、それらを様々な登場人物の視点から表しながらゴールへ導き出す展開は秀逸!「午前三時のルースター」では軽快さはあったものの登場人物が弱かった。その点が改善されており、気持ち入り込み度高しの作品です。ひとつだけだけマイナスがあるとすれば、物語設定にいささか現実離れしていて首をひねる場面が多少あり、物語が軽く感じられてしまうところかな…ただそんなことは関係なく読みやすく面白い! | ||||
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人物の描き方がとてもうまい。どの人物にも感情移入でき、この内の誰かが不幸なことになると思うといやだな。と思うほどいい登場人物ばかりがいる。どの人物もしっかりキャラが分かれていて個性がある。人物の行動もしっかり性格に見合ったことで良く出来ている。なんの違和感も無く最後まで読める作品は少ないと思う。 色々な人物の視点から書かれているが、ぶれることなく全て繋がっている。 この作者はどこを取っても技術が高く、うまい。しっかり男のツボというのを突いてくる。 最後の結末は続編への期待感を募らせる。続編の評価は低いみたいだけど。 | ||||
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垣根涼介さんの本としては、「午前3時のルースター」に続き、2冊目。私にとっては、この「ヒートアイランド」の方が、完成度、のめり込み度、サスペンス度、どれも上回りました。 にっちもさっちも行かなくなった時、アキが考えついた計画とは、、!?っていうところが、サスペンス満点。まぁ、計画がすすむにつれ、その内容は見えてくるのだけれど、手に汗握りますよー。 でも、なんといってもほし5つの理由は魅力的なキャラクターたち。特に、アキとカオルは、ファンになっちゃった!アキのその後が読みたーい、と思ったら、ありますね。「ギャングスターレッスン」。読みます。 いっきに読みたい、すぐれエンターテイメント本です! | ||||
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抜群のリーダビリティとエンターテイメント性を保ちつつ、 ディティールや人物描写が結構丁寧に書かれていたのが印象的でした。 確かにこれは大沢在昌作品に通じる所がありますね。 今最も注目されている作家の一人というのも納得です。 ただ、最後の方のある場面が個人的にちょっと気に入らなかったので 星一個減らさせて頂きました。 | ||||
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「君たちに明日はない」が面白かったので、読んだ。渋谷のチーマー軍団と、暴力団と、暴力団が経営するクラブから大金を盗み出したプロの窃盗団がそれぞれの利害にしたがって追いつ追われつするハードボイルド。二者対立の構造の話はよくあるのだが、三者対立の構造になっており、しかもそれぞれの視点からバランスよく、しかもスピード感を保ちつつ話を展開するのはなかなか難しかったのではないか。登場する人物の多くが、最初から悪い(世間的には悪いと判断される)活動を生業としているわけではなく、それぞれの成育環境から仕方なくやっており、実はなかなか純粋な気持ちを抱いているところが読者の共感を呼ぶ。「君たちに明日はない」と同様、夜更かしして一気に読んでしまった。 | ||||
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まるで映画を見てるみたいに文章が頭の中で映像化された。とくに銃撃シーンはよかった!自分の想像力もまだまだ捨てたもんではないかも♪この作者さんの文章力がすごすぎるのかも♪とにかく入りこめた。tkselementさんのレヴューを見て買いました。よい本の紹介ありがとうございます☆ | ||||
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正直、垣根作品の中ではこれが一番面白いと思います。 アンダーグランドを舞台にしたハードボイルドぽっい小説ですが、こ気味よいテンポと、数々の魅力有るキャラクターがブラックマネー強奪をかけてぶつかるストーリーはまさに目が離せません。ストーリーもよく練られており、二転三転する後半の大乱戦に興奮。キャラクターも良い味出しており、特にギャングマネー強奪団の柿沢、桃井の描き方がカッコイイ。その後の彼らを描いた「ギャングスター・レッスン」「サウダージ」でも彼らの活躍が描かれています。この小説の主人公であるアキも登場しもこの本が気に入ったかには合わせてお勧めです。 アキとカオルの名コンビがこの小説でしか楽しめないのは残念。カオルのその後を描いた小説も垣根さんにリクエストしたいところですね。 | ||||
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この小説を映像化するなら・・アキ・・・・・長瀬智也カオル・・・・松本 潤柿沢・・・・・浅野忠信桃井・・・・・高杉 旦(マイナーだなあ・・) その他やくざに、寺島進、白竜、など濃い顔を集める。 さて、いかが。 | ||||
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アキとカオル。最高のコンビ。わくわくしながら本を読めた。彼らは自由である。お互いの長所を最大限に活かせるコンビ。人生の中でそういう人とコンビを組みたい。 | ||||
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似てるという人が多いけど、池袋ウエストゲートパークと比較するのはナンセンス!石田衣良がストリートのリアルを描くなら、垣根涼介の描く世界は、アンダーグラウンドのリアルだ。熱くも冷たくもない、客観と冷静の入り混じる文章にすごく引き込まれる。ハードボイルド入門にもいいかも。 | ||||
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男の魅力を肝の据わり方と決断力で評価している部分が良いですね~、薄っぺらな男は年齢問わず、見下したような表現もとても爽快で思わずうなずきたくなります。大藪春彦ファン・大沢在昌ファンの私が、2者の全作品を読破して、次に進むべき作品がヒートアイランドの作者である垣根涼介の作品だと確信しました。バイオレンスと男の美学に乾杯! | ||||
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内容は渋谷を舞台にしたストリートギャングの話です。と聞いて、池袋ウエストゲートパークを思い出す方も多いかもしれませんが、本作は亜流ではなく別の話です。ストリートギャング、プロの犯罪者、そしてヤクザ。この三者の三つ巴がどういうところに落ち着くのか飽きさせません。 特に主人公であるアキとカオルのキャラ造詣が絶妙です。この文庫版では解説を大沢在昌氏が執筆していますが、「かなり評価してるのだなあ」ということが見てとれます。垣根涼介氏のファンのみならず、大沢作品のファンにもお薦めです。 星4つの評価は人を選ぶ作品であること、アキとカオルが年の割りに少し大人びて(むしろ老成か?)いる点を考慮し、星を一つ減らしました。 | ||||
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