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暗黒館の殺人
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【この小説が収録されている参考書籍】
暗黒館の殺人の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.41pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全105件 101~105 6/6ページ
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「新本格」の始まりを告げた記念碑的な作品「十角館の殺人」を第一作とする「館」シリーズの、実に12年ぶりとなる待望の新作です。 ただ今までの「館」シリーズとはやや手触りの異なる作品になっている印象です。「館」シリーズは人工性の強いパズル的な本格ミステリで、トリックの切れ味に驚かされるのに対して、この「暗黒館」は作者のもう一つの持ち味であるホラー的な部分がかなり色濃くて、「館」シリーズよりも「霧越邸殺人事件」に近い味わいになっていると思います。しかし決してミステリとして弱いわけではなく、綾辻的な仕掛けも満載で楽しめます。 本格ミステリとしての要素とホラーとしての要素が組み合わさった作品で、その融合の仕方は少々いびつでもあるんですが、そのいびつさも含めて綾辻行人の総決算とも言うべき作品に仕上がっています。 | ||||
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全作黒猫館から12年ぶりの新作。割と推理的要素がメインの館シリーズとしては、やや印象が異なり、これは、囁きシリーズか、という印象も受けるのですが、読み終えた後、これは、やっぱり館シリーズだったね、と納得させられます。執筆に8年もかけただけあって、上下巻1300ページ超の分量は、なかなか読むのが大変ですけど、館シリーズファンなら、やっぱり、読んでおかなきゃね、という一冊だと思います。ただ、他の館シリーズを読んでいないと、楽しめない箇所があり、この本だけをみると、推理ものとしては、やや弱い部分もあるので、トータルの評価としては、星ひとつマイナスというとこですね。 | ||||
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待ちに待った館シリーズの続編。読み終わったばかりで、その余韻に浸りつつこのレビューを書いています。綾辻氏のすごさにただ脱帽するばかりです。作品全体に仕掛けられた「からくり」。流れるような美しい文体とそれが生み出す目眩のしそうな独自の世界感。そして最後の大どんでん返し。どれをとっても至極の一品です。もしかしたら、ああだこうだとうるさくいう人もおるかもしれません。しかし、それは野暮というもの。純粋無垢な気持ちで楽しんで欲しいと切に願います。(ちなみに、既刊の館シリーズを読んでいないとこのマジックは楽しめないので、あしからず) | ||||
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館シリーズも7作目。8年ぶりということで期待もされていますが、やはり長い職歴で培った文章は上手い。今までよりゴシックホラーを思わせる雰囲気に、日本古典ミステリを彷彿とさせる設定は読者を楽しませ、満足させてくれるでしょう。まだ謎は始まったばかりです。下巻に流れるように進む方が殆どでは? | ||||
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~ミステリというよりホラーの範疇にはいる作品なのかもしれません。前から思ってたのですが、作者は早い段階で「中村青司」を死んだことにして後悔してるのかもしれません。「館シリーズ」を続行させるにはこの方法しかなかったのかもしれないですね。上下2冊の長編ですが、飽きずに読めます。引っぱり方がうまいです。~~犯人を当てるよりも、「暗黒館」の雰囲気を楽しむ作品だと思います。読みながら感じる違和感を大事にして、用意された仕掛けを味わうのがよろしいかと。~ | ||||
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