■スポンサードリンク


暗黒館の殺人



新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!

暗黒館の殺人の評価: 3.41/5点 レビュー 199件。 Aランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.41pt


■スポンサードリンク


Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全105件 81~100 5/6ページ
No.25:
(4pt)

確かに長いかもしれないが・・・・・

上下巻作品を、上巻下巻別々に評価するのは難しいのですが・・・・。
綾辻行人さんの『館』シリーズ7作目。
今までの作品と比べると、確かに長い。
けれどもその長さには訳があると、自分は感じる。
確かに好き嫌いは分かれると思う。
「ミステリはトリックだ。」と思われる人にとっては、ただぐだぐだと無意味な描写・表現が並んでいるだけだと思うかもしれない。
けれども、読んだ人が『綾辻』ワールドに魅せられた人ならとても満足されることだろう。
綾辻行人さん独特の世界とでも言おうか、その幻想性は盛り沢山である。
自分はその黒々とした、思いっきり陰を含んだ世界に取り込まれていた。
事件そのものが発生するのが上巻の後半なので、そこは少々不満だったが、それでも満足だった。
暗黒館の殺人 (上) (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:暗黒館の殺人 (上) (講談社ノベルス)より
4061823884
No.24:
(5pt)

見事、暗黒の完結

上巻から引き続き、その作品内の雰囲気は抜群。

終焉を迎えるにつれ、その作品により速く、より強く引き込まれていく。

上巻から仕組まれている伏線。

幾つものおどろおどろしい謎の被数々。

綾辻さんお得意の叙述トリック。

それの全ての謎が氷解したあの『爽快感』。

全身がどっと疲れるような『脱力感』。

それでも何故か、読破した後には読了感は沸き起こらない。

最後の最後に、小さな未解の謎を盛り込んだのもなかなか乙。

この原稿用紙2500枚の長さも頷ける。

この不思議な感覚は、読んでみなくては分からない!!
暗黒館の殺人 (下) (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:暗黒館の殺人 (下) (講談社ノベルス)より
4061823892
No.23:
(4pt)

 

やっと読み終わりました。本自体は発売直後に買ったのですが、当時は仕事が忙しかったのや、書評での評価があまり良くなかったので、ツンドク状態でした。その結果は、「うーん、さもあらん」。
この作品の欠点は、無駄な描写が多い、伏線が多く張り方も露骨過ぎて小説の流れを阻害する、氏独特のモノローグ的な表現部分が多すぎる、等が挙げられます。また、初期の作品に比べ、読み辛さがアップしているが、驚愕さがダウンしている感じです。これは鳴風荘事件辺りから感じていた事ですが…。もう少し一般の読者の方を意識して書かれたほうが良い作品になったのでは、とも思います。
それでも星四つにしたのは、先ず、この作品が日本独特の「黒き川の流れ」系の正統的継承作品だと思うからです。次に、(これはホントは理由になりませんが)綾辻氏のフアンだからです。フアンだから作品の批判はするけど、氏自身は応援し続け、氏の作品は読み続けます。
さて、次は「びっくり館の殺人」です。「暗黒館」からわずか一年半で読めるなんてフアンとしては嬉しい限り。ワクワクドキドキしています。
暗黒館の殺人 (上) (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:暗黒館の殺人 (上) (講談社ノベルス)より
4061823884
No.22:
(5pt)

長いが、驚きの結末

この本はとにかく長いです。しかし、頑張って最後まで読めば、衝撃の大どんでん返しが待っています。この人の本はいつも驚きのトリックや結末なのですが、今回もまた驚かされてしまいました。
暗黒館の殺人 (上) (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:暗黒館の殺人 (上) (講談社ノベルス)より
4061823884
No.21:
(5pt)

長いが、驚きの結末

この本はとにかく長いです。しかし、頑張って最後まで読めば、衝撃の大どんでん返しが待っています。この人の本はいつも驚きのトリックや結末なのですが、今回もまた驚かされてしまいました。
暗黒館の殺人 (下) (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:暗黒館の殺人 (下) (講談社ノベルス)より
4061823892
No.20:
(4pt)

賛否両論

この作品には賛否両論があるようですが、読んでみて「成程」でした。まずはその長さに原因があると思います。しかもその長さの一因として、1、情景描写がやたら多い。2、ストーリーに直接関係のない抽象的言い回しが折に触れて出てくる。3、言葉の繰り返し(カッコ書き)や同じ文章の繰り返しが多い等々。これらが先を急ぐ読者にはいかにも邪魔臭く鬱陶しいと感じられるのでしょう。しかし、1については読者が主人公になりきって物語に溶け込む臨場感を持つのに大きな役割を果たしています。2,3については下巻の最後にその意味を知ることになるでしょう。「殺人鬼」で見せたトリックと映画「バックトゥザフューチャー」の趣を感じるかもしれません。CDで言うなら今までのベストアルバム的作品なので「十角館の殺人」以来のファンには必見です。読み方としては登場人物の「私」が途中途中で感じた「疑問」をメモっておいてそれらの謎解きを楽しむと共に、後述でそれが明らかになった時、項目ごとに消しこんでいくのが良いでしょう。いずれにしても、一気に読んでしまわずにじっくりと先述した1,2,3をかみしめながら味わうことをお勧めします
暗黒館の殺人 (上) (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:暗黒館の殺人 (上) (講談社ノベルス)より
4061823884
No.19:
(4pt)

すこし読みにくいのが難

この小説の色々な箇所に主人公以外の別の視点で述べられた台詞が出てくる。この第三者的な視点で述べられていることが、最後のどんでん返しにつながっていくのだが、字体が変えてあるとは言え、非常に読みにくさを感じた。作者としては小説の臨場感を高めるため、このような書き方をしたのだろうが・・・・しかし、それ以外の点では特に問題はないと思う、長すぎるとの批判もあるようだが、上記した第三者的な視点で述べられていることによる小説自体に仕掛けられたカラクリを読者に気づかせないためにもこれぐらいの長さは必要なのではないかと思う。この点については多分に読者各々の意見の相違が見られるとは思いますが。更にもう一点ですが、この小説は所謂「館」シリーズをすべて読破している人でないと楽しめないと思います。小説の色々な箇所に出てくる個人名や場所などが、過去の「館」シリーズから出てきているからです。個人的な意見ですが、この「暗黒館の殺人」は「館」シリーズの一応のピリオドであり、更に新しい「館」シリーズへの始まりだと思うので、一人の「館」シリーズのファンとして続編に期待をかけています。
暗黒館の殺人 (下) (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:暗黒館の殺人 (下) (講談社ノベルス)より
4061823892
No.18:
(4pt)

久しぶりの長編に期待をしつつ

久しぶりの館シリーズ。しかも上下巻という長編。これは、読まずに居られないと思い。(上下巻合わせて)購入してみた。視点(誰が中心なのか)が、ちょっと分かりにくかったが、どんどん読むことができた。しかし上巻では肝心の部分は一切ふれず、「あれは今後の~~ための複線じゃないか?」などと推測してしまう、そういう感じでした。下巻のための上巻(当たり前ですが)物語全体の核心に触れるまでがやや長い気がします。もっと、短く、早く核心に触れても良かったのでは?と。しかしその分、下巻を早く読みたくなるそんな一冊です。
暗黒館の殺人 (上) (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:暗黒館の殺人 (上) (講談社ノベルス)より
4061823884
No.17:
(4pt)

やっと・・・

今までの「館シリーズ」から比べてダントツに長かった・・・読むのも大変なら書くのはもっと大変だった事でしょう。本当にお疲れ様でした。私は、それなりに楽しく読ませてもらいました。が、やはり最後の方で慌しく(と言っていいのか分かりませんが)畳み掛けるように展開していって「えっ?!えっ??」と思っている間にエンディング。と言った感じでした。それが良い面でもあるのですが、せっかく沢山の伏線を張ったのだから出来ればスッキリと謎を解いて欲しかったです。例えば、清くんはどうなったか?ダリアの肉は?玄児は?などなど沢山謎があったのに江南くんが「これは今の自分が聞いてはいけない。知ってはいけない。」みたいな感じで終わってしまって・・・・せっかく長編なんだからもう少しスッキリしたかったです。あっ!でも、この謎残しも今後の伏線ならごめんなさい。色々言いつつも次回作も絶対読みますけどね。
暗黒館の殺人 (上) (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:暗黒館の殺人 (上) (講談社ノベルス)より
4061823884
No.16:
(5pt)

激アツイ!!

さすが綾辻!!無駄に構想もページも長いわけではない。それだけ長い時間をかけただけあります。綾辻作品の中でも最高峰と言えるでしょう。数多く溢れるミステリー物の中でも奮えるほどの意外性と大いなる衝撃を受けた作品はあるか!?何年間かけても誰にも書けない・・・綾辻にしか書けない秀作である。
暗黒館の殺人 (上) (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:暗黒館の殺人 (上) (講談社ノベルス)より
4061823884
No.15:
(4pt)

こんな作品も良いのでは?

日本の推理作家では江戸川乱歩と横溝正史しか読まない私でした。
綾辻先生の「館シリーズ」は現代の推理作家で初めてはまった好きな作品です。(上巻も含めて感想を書きます)
暗黒館はかなりの長編ということでしたが迷わず買いました。
ただし、今までの館シリーズのような本格推理という雰囲気ではありません。
それが好きな人は、つまらない!と思うかも。
でも・・読み始めたら先が気になって気になって読破してしまいました。
今まで読んだ中で最も長編です。ということは良かったということです。
ただ、いきなりこれに入らないで、館シリーズを読破してからの方がいいと思います。
じゃないと分かりにくいかもと思います。
正直、最後は頭が混乱したし、今だに分からないことも多いし、本当はもっと知りたいこともあったけど、私としては構成がおもしろかったと思います。
自分が暗黒館にいるような気になって、とある登場人物に恋をしてしまいました。
今までと趣向は違いますがこんな綾辻作品もいいなと思います。
暗黒館の殺人 (下) (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:暗黒館の殺人 (下) (講談社ノベルス)より
4061823892
No.14:
(4pt)

綾辻ワールドの完成版!?

多くの方が、「長い」と感想を述べられている。確かに、今回の作品は、異様に長い。ただ長いだけでなく、冗長と云っても良いくらいに、やたらと回りくどい。しかし、この長さ故に、この作品の完成度は高いと思う。要するに、「館シリーズ」のみならず、「囁きシーリーズ」や短編も含むその他の綾辻作品を凝縮させた、正に綾辻ワールドの完成版とでも云えようか...従来の「館シリーズ」を期待して読むと、少々(かなり?)物足りなさを感じるかも知れないが、ますます、綾辻行人と云う人間の内面に興味をそそられる作品であることは間違いない。
暗黒館の殺人 (上) (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:暗黒館の殺人 (上) (講談社ノベルス)より
4061823884
No.13:
(4pt)

鹿谷・・・

囁きシリーズ+人形館に近い感じかもしれない。深みのある話で楽しめましたが鹿谷の名推理を期待していた人は少し・・・次作であろう奇面館では期待してます。
暗黒館の殺人 (上) (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:暗黒館の殺人 (上) (講談社ノベルス)より
4061823884
No.12:
(5pt)

やっぱ綾辻行人だー♪

親がずっと愛読してきた綾辻作品。
んでもって、ようやくまた新作が出て、早速買ってきたものを拝借。
読んでてとまらなくなりました。
意見は賛否両論のようですが、長くても、私にとっては、読んでいる間にいろんな想像を膨らませてくれる余裕を持たせてくれて、かえってその時の状況など、妄想しながら読めました。
長い分、プレイバック的な文章があったりするので、ちょっと曖昧になっていた部分もまた回想させてくれ、そのため、着実に理解しながら読めました。
いよいよ下巻に入るのですが、すでにもう、いろいろな事を想像しつつ。しかも、過去の作品を彷彿させる部分もすでにたくさんあるので、これが綾辻作品としては初めて読む人は、恐らく他の作品も読みたくなるんではないかと思います。愛好してきた一人としても、再び過去作品を手に取り、鮮明によみがえらせたくなる作品になっていると思います。
暗黒館の殺人 (上) (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:暗黒館の殺人 (上) (講談社ノベルス)より
4061823884
No.11:
(5pt)

綾辻先生の御本はいつ読んでも、その緻密さに頭が下がる思いです。

すごいです!上巻を昨日読んで次の日に下巻を買いに走りました。
上巻はミステリーよりもホラー色が濃厚だったので、「どうかな~」
と思ったのですが下巻の最後の最後で「あっ!!!」っと驚きの連続で最後まで読み手を離さない文章の上手さと緻密さとテンポに、綾辻先生には賛美の嵐です。私は十角館と時計館の「館」シリーズを以前読んでいただけだったので、明日は「館」シリーズを買いに走る予定です。
話がつながっている・・というよりも今回の「暗黒館」がある意味
原点ともいうべき話なので、すべての「館」シリーズを読んだ上で
この本を読んだほうがより一層感慨深いと思います。
暗黒館の殺人 (上) (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:暗黒館の殺人 (上) (講談社ノベルス)より
4061823884
No.10:
(4pt)

少し長いかなぁ・・・

館シリーズとても楽しみにしていました。しかし長いです。読み終わった後考えるとなかなか巧妙に練られているなと感じましたが・・・もう少し凝縮して描いたほうがスピード感が出てもっと良い作品になると思いました。ここからネタバレ注意そういえば昔、綾辻さんが建築家中村青司について書きたいとおっしゃっていたような気がします。<ダリアの宴>の中身とかは結構最初から気づきましたよね・・・さすがにラストは驚きましたケド
暗黒館の殺人 (上) (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:暗黒館の殺人 (上) (講談社ノベルス)より
4061823884
No.9:
(4pt)

予想よりは良かった

ネット上では評判があまり芳しくなく、不安を抱きつつ読んだためか、予想以上に面白く読めました。試行錯誤も含めて作者の「ミステリ観」が集約されているという点では、文字通りの総決算。おそらく「時計館」が日本の大家へのオマージュだったのに対して、こちらは海外の大家へのオマージュ。次回作には何らかの飛躍が期待できそう。
暗黒館の殺人 (下) (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:暗黒館の殺人 (下) (講談社ノベルス)より
4061823892
No.8:
(4pt)

館ファン向けですね

 シリーズものだから当然かもしれないが、今までの館シリーズを読んでないと面白さが半減する。 登場人物が本当のことを言おうとすると、「いずれ真実を話す」ってな感じで後回しにしてしまう。雑誌で連載していたからこういう展開になるのかもしれないが、これがこの小説の長さの原因かも。★★★★ネタばれ有り★★★★ この本を読んだ後、「井沢元彦の猿丸幻視行みたいだ」と思ったのは私だけではないと思う。「視点」が過去にとんで、その過去の人物を中心に物語が展開していく。 ダリアの宴やら、シャムの双生児とか、恐怖感たっぷりで面白いのだが、ストーリーの展開には別に関係ない。結末が結局は「夢おち」のせいか、本の厚さに比べストーリーが薄っぺらい印象をうけた。ただこの厚さの本を一気に読ませる綾辻の力量はすごい!
暗黒館の殺人 (上) (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:暗黒館の殺人 (上) (講談社ノベルス)より
4061823884
No.7:
(5pt)

待たされましたわぁ

待ちに待った待望の“館シリーズ”!!前作“黒猫館の殺人”から十二年も永いけど、物語も長い!上下巻で7センチ5ミリという厚さ。新書版なので2段書きという相当な長さ!心してかからねばという意気込みも、登場人物の奇なること、“館”という場が嫌がおうにも雰囲気を盛り上げ、あっという間に読み終わってしまった・・・子どもの頃に乱歩翁に親しみ、当然のごとく横溝翁に傾倒したミステリーファンは少なくないはず。そんなミステリーファン必読の一冊に仕上がっているのではなでしょうか。おどろおどろしく、古めかしく、そして謎と殺人。今までの“館シリーズ”とは若干毛色が違う要素もありだけど、「綾辻先生待っていた甲斐がありました!」という一品でした。
暗黒館の殺人 (上) (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:暗黒館の殺人 (上) (講談社ノベルス)より
4061823884
No.6:
(5pt)

極めて誠実な作家

 この人に手抜きはないですな
暗黒館の殺人 (上) (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:暗黒館の殺人 (上) (講談社ノベルス)より
4061823884

スポンサードリンク

  



新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!