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還るべき場所
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還るべき場所の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.53pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全49件 41~49 3/3ページ
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「神々の山嶺」を読んで以来、あのカタルシスが5つ星の基準になってしまっているのだが、それに比べるとカタルシスは少ないかも知れない。 けれど、皆さんが書かれているように、心に残る言葉の多いこと! 20代の青年の純粋なそれ、強力なリーダーシップで自社を業界トップに押し上げた経営者のそれ、ナンバーワンではなくオンリーワンを目指した個人経営者のそれ、…それぞれの一言が本当に素晴らしい! また、現在の登山事情もたっぷり盛り込み、ノンフィクション的な側面から言っても読み応えがある。 主人公の思春期からスタートする序盤は、その平坦な語り口にやや不安を感じたが、読み終えてみると大満足。 久しぶりに期間を置いて、再読したいと思わせてくれた一冊だ。 | ||||
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山岳小説といえば「新田次郎」という時代が長かった。 新田次郎亡き後、長い間空いていた「山岳小説家の第一人者」という椅子。 もしかしたら、そこに次に座るのは、笹本稜平かも、しれない。 山屋を魅了してやまない秀峰、K2。 その世界一難しく、世界一綺麗だといわれる山の魅力を存分に描き出した秀作。 山登りをせずにはいられない心理。 社会からドロップアウトしていく自分。 亡くした恋人への想い・・・。 全て良い。 中でも、起業を成功させ、大企業のワンマン会長になっている神津が語る人生観が深い。 感動しました。 | ||||
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山岳小説といえば「新田次郎」という時代が長かった。 新田次郎亡き後、長い間空いていた「山岳小説家の第一人者」という椅子。 もしかしたら、そこに次に座るのは、笹本稜平かも、しれない。 山屋を魅了してやまない秀峰、K2。 その世界一難しく、世界一綺麗だといわれる山の魅力を存分に描き出した秀作。 山登りをせずにはいられない心理。 社会からドロップアウトしていく自分。 亡くした恋人への想い・・・。 全て良い。 中でも、起業を成功させ、大企業のワンマン会長になっている神津が語る人生観が深い。 感動しました。 | ||||
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すざましい迫力の山岳小説。相当分厚い大作なのだが展開がどんどん気になって暇があれば少しでも読み進める形で読了した。単なるアドベンチャー小説ではここまで深くはならない。この小説はカラコルムの 8,000m級の登山に関する描写がものすごく詳細であるところもすごいのだが、死を常に意識しなければならない状況に絡めて登場人物それぞれの人生観、死生観を色濃く詳細に描写しているところにむしろ価値があるのだろう。筆者はしばらくスランプに陥っていたと思うのだが、この作品できっちり脱出できたのではないか。 | ||||
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すざましい迫力の山岳小説。相当分厚い大作なのだが展開がどんどん気になって暇があれば少しでも読み進める形で読了した。単なるアドベンチャー小説ではここまで深くはならない。この小説はカラコルムの 8,000m級の登山に関する描写がものすごく詳細であるところもすごいのだが、死を常に意識しなければならない状況に絡めて登場人物それぞれの人生観、死生観を色濃く詳細に描写しているところにむしろ価値があるのだろう。筆者はしばらくスランプに陥っていたと思うのだが、この作品できっちり脱出できたのではないか。 | ||||
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山を知る人、山を知らぬ人、どちらでも十分に堪能でき、十分に満足できるのでは。 山に登るという事は、他のスポーツと違い、死を間近に感じることでもある、というような部分は、感銘をうける。 座右の銘にしたいような文言が散りばめられ、スリリングに、スピーディに、楽しませてもらえる。 一つの映画を観ている様な感覚に陥る、山の名作の一つにもなるのでは。 誰にもオススメしたい作品。 | ||||
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山を知る人、山を知らぬ人、どちらでも十分に堪能でき、十分に満足できるのでは。 山に登るという事は、他のスポーツと違い、死を間近に感じることでもある、というような部分は、感銘をうける。 座右の銘にしたいような文言が散りばめられ、スリリングに、スピーディに、楽しませてもらえる。 一つの映画を観ている様な感覚に陥る、山の名作の一つにもなるのでは。 誰にもオススメしたい作品。 | ||||
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内容紹介の通り、圧倒的な迫力の山岳小説だった。 登山に関するディテール、登山中に亡くなった恋人を想う気持ち、一般人がやる公募登山の難しさ、登山を通じた人生のあり方など、読み応えが満載だった。特に、登山そのものが人生のあり方につながるという考え方が何度も出てくるのだが、それも十分納得できる内容だった。 印象に残る考え方はいくつもあったが、個人的には会長秘書を務める竹原の「人生とはやり直しのできない一筆書きのようなもので、一度描いてしまった線は修正がきかない。できるのはその先をさらに描き続けることだけで、たとえ予期せぬ手先のぶれで意図と違う方向に筆が走ったとしても、そこから思いもよらない未来が開けることもある。職務というくびきを離れてヒマラヤの希薄な待機のなかに身をおくと、自ら選びとったと信じて生きてきた可もなく不可もないサラリーマン人生が、空疎な絵空事でしかなかったように思えてくる」という言葉が、まさに人生の苦楽と山岳の壮大さを表現していて、とても印象に残った。 また、最後の終わり方も今まで描かれてきた聖美らしい性格が表現されていて、清々しい終わり方だったと思う。 | ||||
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内容紹介の通り、圧倒的な迫力の山岳小説だった。 登山に関するディテール、登山中に亡くなった恋人を想う気持ち、一般人がやる公募登山の難しさ、登山を通じた人生のあり方など、読み応えが満載だった。特に、登山そのものが人生のあり方につながるという考え方が何度も出てくるのだが、それも十分納得できる内容だった。 印象に残る考え方はいくつもあったが、個人的には会長秘書を務める竹原の「人生とはやり直しのできない一筆書きのようなもので、一度描いてしまった線は修正がきかない。できるのはその先をさらに描き続けることだけで、たとえ予期せぬ手先のぶれで意図と違う方向に筆が走ったとしても、そこから思いもよらない未来が開けることもある。職務というくびきを離れてヒマラヤの希薄な待機のなかに身をおくと、自ら選びとったと信じて生きてきた可もなく不可もないサラリーマン人生が、空疎な絵空事でしかなかったように思えてくる」という言葉が、まさに人生の苦楽と山岳の壮大さを表現していて、とても印象に残った。 また、最後の終わり方も今まで描かれてきた聖美らしい性格が表現されていて、清々しい終わり方だったと思う。 | ||||
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