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還るべき場所
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還るべき場所の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.53pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全49件 21~40 2/3ページ
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単なる登山小説の域を超え、ビジネスの本質を見抜き、 結局、人間の生きる意味といった壮大なテーマが語られる一冊。 読み出したら止まらない、久しぶりに良い小説に出会えた。 | ||||
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とにかく圧倒的なスケール感!登場人物それぞれの人生に学ぶことがあり、山を知らない私でも、夢中で読み進められました。特に後半部分の展開は秀逸!何度読み返しても、清々しい気持ちなります。本好きの人に勧めたい本です。 | ||||
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特に問題ありませんでした。文字数制限をするのはおかしいと思う。 | ||||
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始めての山岳小説でした。それも超長編でした。 暑い夏に読む雪山場面でしたが、涼しさを感じるのに丁度良かったです。 山に取り憑かれる人の気持ちが、少しわかったような気になりました。 人の熱いパワーを感じる小説でした。 | ||||
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作者の手法として個々ばらばらの人物のストーリーが次第に寄り合わされ壮大なスケールで一本の物語になっていく。ミステリーとして読んでいてもおもしろく、また、山岳小説として読んでもおもしろい。この本を読むと雪山に行ってみたくなってしまう。 | ||||
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有名どころの山岳小説を読んできましたが こんなのを読みたかった! 作者は、どっぷりと山に身も心も置き 書き抜いてくれていました。 「中途半端」に色恋や仕事の話を山に絡めてきたりせず嫌み無く(夢枕のと比べてしまいます) 真っ直ぐ貫いて、ひとつのでっかい山みたいでした。 自分の読んだ文庫本には作者あとがきも無くきれいさっぱり。 読み終わるのがもったいなく後半は、少しづつ読み進めてしまいました。 | ||||
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冒頭から山の中にいるかのような錯覚に襲われる作品です。笹本さんの世界に引き込まれました。 | ||||
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翔平と聖美。二人をつなぐものはK2。二人が別れた場所、永遠の 別れの場所となったK2。 そのK2に、四年の月日を経て、再びアプローチする翔平。 そのチャンスは、コンコルディアツアーズ企画の公募登山。 そして、山への熱い思いを還暦にして覚えた辣腕経営者神津が、 新たなる思いを胸に秘めて公募登山に参加。 コンコルディアツアーズは2007アグレッシブとの提携で、ブロード ピークへ挑む、その先に待ち受ける困難とは? と言う還るべき場所。 高評価のレビューばかりですし、どこの古本屋に行っても、何冊も ありますので、かなり売れたんだろうなあと思います。 期待に胸を膨らませて読んだんですが。 ちょっとお粗末でしたね。 私も、少しは登山経験があるのですが、あからさまにおかしいところが 多数。器具の名前とか、よくお勉強されていらっしゃる。しかし、全体に わたりちょっと酷い。 夏に訪れる真冬。というのは良かったのですが、固定ロープが切られた 理由、ホワイトアウトの中で山行開始の場面。ありえません。エリスの ロープ回収も、はっきり言って余計です。 太平洋のバラの時も思ったのですが、この作品も同様で、絡まない、 響きあわないものを重ねすぎるんですね。しかも、それぞれが中途半端に 終わって、目出度し目出度しって感じ。 竹原さんのエピソードも、神津さんの会社の話も、ペースメーカーの危険も、 はっきり言って不要です。 おそらく御自分で書いていて、分かっているんじゃないでしょうか。 構成もダメ。途中で分かってしまうので、全然わくわくしない。スピード がない。最後の尻切れトンボは最悪。これは太平洋のバラも然り。 新田次郎作品群に次ぐ、との評価がありましたが、新田次郎作品には とても遠く及ばない。なぜなら、新田次郎作品は、その殆どが実体験、また 記録であり、ウソがないからです。 同じウソ、ありえない山岳ものなら、塀内さんのマンガをお勧めします。 こちらの方が、絵がありますので、迫力が違います。絵の真実性については、 写真を参考にされているらしく、かなり信憑性があり、お勧めです。 残念ながら、私にとっては50点。多分この方の作品はもう読まないと 思います。 | ||||
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小説を読んでいるときに、自分も実体験している感覚に浸れました。 心の葛藤と、山への思いが伝わります | ||||
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旅先に持参したがむさぼるように読んでしまった。構想力に溢れ本を置くことができなかった。読後にK2への旅のルートを調べてしまった。 | ||||
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笹本作品に初めてふれた作品です。 一気にハートをつかまれ虜になりました。 こういう人のつながりもあるのだなあと 新鮮でした | ||||
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K2の隣の峰、ブロードピークでの描写が秀逸です。3000m級峰でたて続けにトラブルが起きます。そこで、それぞれの登場人物が葛藤の中でそれぞれの決断をします。あたかもそこに自分がいるようなリアリティーを感じました。トラブルメーカーのアルゼンチンパーティーについても基本的に性善説をとっているのがいいです。ところどころ出てくる準主役?の実業家の言葉にも心が揺さぶられました。山岳小説(でいいですよね)でありながら、品の良い精神論の書のようでもあり、自分ならこれからどうしようかなんてことを考えてしまいました。中年以後定年前のおじさんが読むと元気が出るかもしれません。 新田次郎の作品群、夢枕獏(神々の山峰)に次いで心に残った山岳小説です。久々に著者の作品を一通り読んでみようかと思いました。おすすめです。 | ||||
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私は山に登りませんが、ゴルゴ13の「白龍昇り立つ」でアルパインスタイルという 専門用語と、『日本の山野井』というクライマーの存在を知り、早速山野井泰史氏 著の『垂直の記憶』を買って読みました。 山に登らなくても、クライミングという過酷な世界にとても関心があるのです。 ひょっとして先祖は山伏かなんかだったのか…。 それはさておきこの作品、主人公翔平の聖美に対する思いが切なすぎます。2人の 人生における最大の目的を達成するまさに目前で、愛する人を失い、その喪失感の 居心地の良さに4年間も逃げ込んでいた。 その翔平が逃げ込んでいる穴に手を突っ込んで、強引に引きずり出してやる亮太の 男気にも心を打たれます。 おまけに、山岳小説としてのクオリティの高さもさることながら、ビジネス小説の 要素も盛り込んで、なかなか欲張りで、それでいて無理のない、飽きさせないストー リーになっています。 懐の深い神津という人物がスーパーマン過ぎて、ちょっと現実離れ感がなくもない ですが…。 随所に心を打つ台詞がちりばめられ、思わず目を閉じて「そうだよな、ホントに そうなんだよな…」とつぶやいたか知れません。 一気読みでした。 | ||||
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この本の前に読んだのが越境捜査だったので、てっきり山岳ミステリーかと思いました・・・が、ミステリーではなかったです。 K2(山の名前)とか、初めて知ったことが多かったですが、描写が細かく、最後まで楽しめました。 本も厚みがあり、読むのに少し時間がかかりましたが、一気に読みたくなる面白さです。 登山経験者にもそうでない私のような者でも楽しめる本です。 昨日、読み終わり、もう一度じっくり読みたくて、読み返している最中です。 | ||||
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作者の作品ではベストだと思います。 山岳小説好きであれば、必ず読むべきでしょう。 「天空への回廊」よりも数段面白いと思います。 | ||||
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山岳小説は毛嫌いしていましたが 面白かったです。 主人公、実業家の社長、その秘書と 人間模様も面白いし、皆が好感もてる登場人物で 読み終わるのがもったいないと思いながら 読み終えました できることなら続きがあればよいのに 登場人物の人生の続きを読みたいと思いました | ||||
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何気なく本屋で手にした本だが、引きずり込まれるように読んだ。 元々山岳関係の本は好きで、沢木耕太郎さんの凍などはお気に入り。 この本は、夢を持ち続けることの大切さ、それを失うことの大きさを 主人公を囲む登場人物をうまくキャスティングすることで感じさせて くれるもの。 生きる上で何が大切かを8000M超の山岳クライムを通じて感じさせて くれるお勧めの本である。 | ||||
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とても丁寧に書かれている山岳小説.神々の山頂 に匹敵するおもしろさがあった.悲劇性が薄い分がすこし弱かったかな?いろいろな人の思いが,山を登るということに集約していく.神津がよくかけていいると思う | ||||
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書店で平積みされていたので購入しました。 山を知らずとも楽しめます。最初の数頁、山の専門用語が分からずつっかかりましたが、読み進める内に、なんだか自分もそそり立つ氷の壁に、ピッケルを突き刺し、歩を進めている気分にまで至ります。 また、自分は登山家でも会社経営者でもありませんが、本書に登場する剛腕会社創始者の、経営に対する信念をあらわした言葉には、何故だか心に響くものがありました。 数年前、父親が公募登山でK2を訪れたことがありました。登頂まで至るものではなかったようですが、山を愛する人にとって、いかにK2が畏敬の念を抱かせるものなのか、自分なりに理解できた気がします。体重を20kg以上絞り込み、無事K2を堪能してきた我が父も、当時還暦をゆうに超えておりました。 あれから数年、徐々に体重が増えつつある当人に、本書を薦めたいと思っております。 ちなみに、K2を後ろに控え、超然と佇む一枚の写真は、彼のPCの壁紙となっています。 | ||||
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「神々の山嶺」を読んで以来、あのカタルシスが5つ星の基準になってしまっているのだが、それに比べるとカタルシスは少ないかも知れない。けれど、皆さんが書かれているように、心に残る言葉の多いこと!20代の青年の純粋なそれ、強力なリーダーシップで自社を業界トップに押し上げた経営者のそれ、ナンバーワンではなくオンリーワンを目指した個人経営者のそれ、…それぞれの一言が本当に素晴らしい!また、現在の登山事情もたっぷり盛り込み、ノンフィクション的な側面から言っても読み応えがある。主人公の思春期からスタートする序盤は、その平坦な語り口にやや不安を感じたが、読み終えてみると大満足。 久しぶりに期間を置いて、再読したいと思わせてくれた一冊だ。 | ||||
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