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(短編集)

タルト・タタンの夢



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タルト・タタンの夢の評価: 4.15/5点 レビュー 110件。 Aランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.15pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全90件 41~60 3/5ページ
No.50:
(4pt)

ミステリですが、いわゆる"日常の謎"です (audibleで聞きました)

”ミステリとして期待はずれだった”という
レビューもいくつかあったので
この点を素人ながらちょっと説明します。

ミステリにも色んな分野があるのですが
本書は、"日常の謎"と言われるものです。

殺人がないのはもちろん、犯罪ですらない
謎を解くところに面白みがあります。
*詳しくはwikipediaの"日常の謎" 参照

本書でも、ささやかなヒントだけで
探偵役が真相を見抜くところに
面白みがあります。

なので、ミステリ特有の雰囲気
例えば意外な犯人だったり、突飛なトリック
結末の大どんでん返し、などをを味わいたい場合
期待と違うでしょう。

ささやかな謎解き、として読み進めることをお勧めします。

"日常の謎"のミステリは
派手さはないです。

さらに本書は
日常の謎の中でもさらに地味で

”空飛ぶ馬を見かけた”とか
”五十円玉二十枚を毎週、両替に来る”とか
興味深い謎、ですらないのですが

【ちょっとしたヒントから、
 論理的な推論を働かせ
人の隠された想いに気づく】ってのが
本書の一番の醍醐味かと思います。

読了後、優しい気持ちになれるのは
そうした人の心に思いを馳せるところじゃないかなぁ って思いました。

私自身、Audibleで聞いたので
これからAudibleで聞く人のために
登場人物と各話あらすじをネタバレなしで下記に書きます。

本書は
フレンチのお店(ビストロ:大衆食堂)を舞台としており
来店するお客さんの謎、気持ちなどをシェフが見抜く、という構成です。

この構成は人気のようで、現時点で本書を含め3作の短編集
合計21話の連作短篇となってます。

【主要人物:(フレンチレストランのスタッフ4名)】
三舟:シェフ(オーナーではない) 探偵役 男性 変人  表紙の人
高築:ギャルソン(男性給仕) 本書の語り部
金子:ソムリエ 女性 俳句が好き
志村:料理人 男性 温厚な性格

各話

1.タルト・タタンの夢
婚約直後のお客さんが、婚約者の手料理を食べ過ぎて調子が良くないと話すがそこにシェフは不自然さを感じる

2.ロニョン・ド・ヴォーの決意  
シェフの料理に感激した女性は、胸に秘めた決意をシェフに語るが・・

3.ガレット・デ・ロワの秘密  
クリスマスに、シャンソン歌手の志村の妻にお店に来て歌ってもらうことになった。
出演後、志村の妻は志村と知り合った頃のガレット・デ・ロワにまつわる不思議な出来事を語る

4.オッソ・イラティをめぐる不和  
最近、頻繁に来るお客さんは
妻に突然、出て行かれ「理由がわからない」と語る

5.理不尽な酔っぱらい  
来店した3人のお客さんは高校時代の野球部不祥事の謎を語る

6.ぬけがらのカスレ  
人気女性エッセイストはカスレを食べたいと店にやってくる
彼女は、エッセイの中で「最低のカスレ」としてかつて付き合っていた
彼氏が彼女の誕生日に作ってくれたカスレのエピソードを書いていた

7.割り切れないチョコレート  
デザートのチョコレートに苦情をいうお客
彼は近所で開業したばかりのチョコレート職人(ショコラティエ)だった

レビューを読むと、ダントツに「割り切れないチョコレート」の評価が高く
私もこの一編が一番かと思います。

ただ、
「オッソ・イラティをめぐる不和 」や「ぬけがらのカスレ」なども
個人的にとても良かったです。

探偵役のシェフが、ぜんぜん探偵っぽく振る舞っていないのもいいですね。
タルト・タタンの夢 (創元クライム・クラブ)Amazon書評・レビュー:タルト・タタンの夢 (創元クライム・クラブ)より
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No.49:
(4pt)

どんどん読める❣️

短編で読み易く。フランス
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No.48:
(5pt)

これはなかなか良い物語

久しぶりに面白い短編集を読みました。
古今東西ミステリーとされているものには幅広いジャンルがあり、この物語も短編としてきちんと構成されています。

フランス料理店「パ・マル」で展開する7編の物語が収録されており、シェフの三舟が良い味で書かれています。
作品によって出来不出来の差はありますが、なかなか奥の深い内容もあり、第7話の「割り切れないチョコレート 」は絶品です。
女性ファンが多いようですが、男女・年齢を問わず、ミステリーの好き嫌いにかかわらず、それぞれの楽しみ方ができると思います。

ミステリーとは離れますが、酒については、山口瞳、開高健、オキ・シローといった名人が残した往年の素晴らしい短編集があります。
この作家のシリーズも味わいは大分ちがいますが、一層の磨きをかけていただけることに期待します。
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No.47:
(5pt)

感想

品物はきれいで、迅速に送付されてきたので、満足しています
この調子で今後とも対応されるよう期待しております。
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No.46:
(5pt)

お酒の肴になる軽いミステリー

ストーリーテラーである主人公のキャラが極薄で、というか存在感がゼロに近い。まさに読者の視点のみの役割。だからこそ料理やワインの魅力が引き立つのかもしれません。そこが今までになく、不思議な感覚でした。ワイン片手にほろ酔い加減で読むのに向いた、肩の力が抜けた良作。
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No.45:
(4pt)

ゆるさがちょっとクセになる素敵な小説

主な登場人物はシェフ、三舟。副料理長、志村。ソムリエ、金子。そしてギャルソン、高築の4人。
小さなフレンチレストランに訪れるお客様との素敵な料理、
そして大事件というほどでもないけどそこそこ楽しめる謎解き。
シリアスな刑事ドラマや難解なミステリー小説を連想して読むとちょっと物足りないかもしれない。
そこは非日常空間ではなくありふれた日常の空間。
人物像がしっかりとイメージされるととても味わい深くなる作品。
ドラマ化されたら配役は誰がいいかなぁ~などと楽しく想像が膨らむ。
ゆるさがちょっとクセになる素敵な小説でした。
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No.44:
(4pt)

ダイエット中には危険な本

美味しそうな料理ばかりで、空腹時には危険な本でした。
短編ばかりでさらりと読めるのが、とても気楽で心地よい。
胃もたれしない軽めのものをお好みな方にお勧め。

ミステリというよりは、ちょっとした謎解きですね。
カスレの話とチョコレートの話。最後の方のお話が好きでした。
続きも楽しみです。
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No.43:
(4pt)

フレンチだけど 家庭料理のような

肩が凝らない 雰囲気と 食べやすそうな料理の数々とデザート。フレンチ食べたことないですが(笑)4人で、回してる下町にあるビストロ。規模が小さいからこそ お客さんのちょっとした表情、言葉 、食べ具合などから
、謎?は大袈裟かな〜。疑問かな。
その疑問をギャルソン君やソムリエさんを通して 三船シェフが お客さんに出す「ヴァン・ショー」と共に 解かれていきます。
といっても 犯罪とまではいかない(犯罪になってもおかしくないのもありましたが)疑問を解いたり、可愛い疑問だったり、ラストの「割り切れない思いチョコレート」のように、実は愛情あるお話だったりと。
みなさんのレビューの通り こんなビストロあったら 1人でもカウンターで食べてみたい!
そしてメニューにはないヴァン・ショーを飲みたい!(^^)て思いますよ〜。まだ2月 ヴァン・ショーがより美味しいに違いない。と思いつつ第2作目を購入します!
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No.42:
(5pt)

読んでみた

続きをよみたい。
読みやすくて、良かった(^∇^)
食べてみたい料理がたくさん。
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No.41:
(5pt)

おいしそう

料理が出てくる本とミステリーが好きです。この作品はその両方を満たしてくれました。シェフとお客の関係がとてもいい。近所にこんな店があったらなぁ。
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No.40:
(5pt)

読むと食べたくなる

丁度テレビでタルトタタンの特集が放送され、京都の店に行きたくなった。
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No.39:
(4pt)

品の良い、上質のミステリー集

日本の下町の小さなフランス料理店「パ・マル」で展開する物語。7編のショートストーリーで構成されています。
 シェフの三舟(男性)、料理人の志村(男性)、ソムリエの金子(女性)、ギャルソンの高築(男性。語り手)の4人が働く店に、毎回異なるゲストが訪れ、事件が展開するという趣向です。まるで良質の演劇を鑑賞しているようです。

 「事件」は、殺人のようなおどろおどろしいものではなく、人生の機微を感じるようなものばかり。4人はそれぞれ好感の持てる人物であり、描かれる料理や酒についての記述にもひきこまれます。
 読んでいてとても心地よい、後味のよい本でした。
 私は、第7話の「割り切れないチョコレート」がとても好きで、第6話の「ぬけがらのスフレ」もいいと思いました。
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No.38:
(5pt)

癒されました。

すごい殺人事件が起こるわけではなく、でも一寸した謎が解けて納得する、そんな短編を料理を味わうように楽しみました。
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No.37:
(4pt)

パ・マル? シ・シ・セ・トレ・ビアン

謎解きやミステリーに主眼を置いているわけではなく、かといって
料理本でもないのですが、バランスが絶妙で、肩の凝らない、楽しい
一冊でした。

続編の「ヴァン・ショーをあなたに」も早くKindle本化されないかな
と楽しみにしています。
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No.36:
(4pt)

読みやすい日常ミステリー

フランス料理店パ・マルの客にまつわる日常のミステリー7編です。

客のプライベートを積極的に暴こうとするものではなく、
「実はこういうことではないですか」とアドバイスする感じです。
最初の2編は登場人物が好きになれずNGでしたが、
あとの5編はとても楽しめました。

ただ私にはフランス料理とワインについての知識がさっぱりないのです。
作中に出てくる料理のイメージがわかなかったのが残念です。
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No.35:
(5pt)

料理の数々が本当に「うまそう」

下町の小さなビストロを預かるシェフ、三舟氏。彼は、来店した客の悩みや謎を、極上の料理と快刀乱麻を断つ推理とで解決するのだ、
という短編連作集ミステリである。

この種のいわゆるグルメミステリ、個人的に好きな分野なので多めに読んでいるというのを割り引いても、枚挙にいとまがない。
海外ではマイケル・ボンド、日本では北森鴻がその最右翼であろうことは間違いないが、最近では石持浅海や、坂木司、似鳥鶏なども。
そういった中でも本作は、料理自体のうんちくに偏ることもなく、人物像などの描写ばかりになるわけでもなく、といって謎解き話にやたら傾倒することもなく、うまいバランスになっているといえよう。

筆力の問題にもなるが、描写される料理の数々が本当に「うまそう」なのもポイントだ。
ボンド作品など、作品にでてくる料理を実際に料理店で食べてみたくなる。(で、後日食べてみました、牛ヒレのマディラソース。)
この作品もそれと同じ。フレンチ料理にそんな詳しいわけではないので、数少ない高級本格フレンチの記憶を反芻しながらになるのだが、例えば、カッテングボードに並んでいるとおぼしき旨そうなフロマージュ、想像するだけでもうよだれがでそうである。

続編もあるそうなので、いまから楽しみだ。
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No.34:
(4pt)

絶妙な匙加減

この著者は「サクリファイス」で知ったのですが、作品ごとの内容やテイストがバラエティに富んでいて、とても楽しませてくれます。
庶民的なフランス料理屋さんが舞台で、シェフのちょっとした推理と、おいしそうな料理と、人情味あふれるストーリがきれいにブレンドされた、7つのお話が一つ一つフレンチのお皿のように出てきてそれぞれが絶妙な匙加減の、素敵な小作品のまとまったお話になっています。
とてつもないお話は一つもなく、どれももしかしたらあるかもしれない、というとても身近なミステリーです。それがまた、次はどんな小さな事件が起こるんだろう、とドキドキしながらページをめくる楽しみをくれます。
読後感もとても爽やかで、著者の人柄を想像してしまいます。
欲を言えば、フレンチなんてあまり食べたことのない私は料理名や説明が出てもあまりピンとこないものもあったので、「タルト・タタン」とか「カスレ」の挿し絵が入っていると最高だったと思いますが、読んだ後でネットでググたら簡単に出てきましたので、たいした問題ではないですかね。
とても読みやすくて、あっという間に読み終えてしまいました。
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No.33:
(4pt)

ビストロ・パ・マルシリーズ1作目。ビストロ人情話です。

「ミステリ」と銘打ってますが、刃傷話はありませんので、ご安心下さい。

舞台は下町商店街にある小さなビストロ。
食事に訪れるお客さんをめぐるプチ事件や謎を、三舟シェフが仏田舎料理をkeyに、ふわっとした人情話で解きほぐしていく7短編です。
読後感がとても温かく、思わず近所のビストロをネットで探したくなってしまうかも。
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No.32:
(5pt)

読みやすい!

子供が欲しいと言って買ったのですが、内容が面白くて子供は大変満足してました。
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No.31:
(5pt)

フレンチ+ミステリー

日常生活にありえそうで、ありえない謎が無口なシェフによって解かれる・・・
美味しい料理を想像しながら、すらすら読めます。
私的には久々の大ヒット!!!
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