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からくりからくさ



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【この小説が収録されている参考書籍】
からくりからくさ
からくりからくさ (新潮文庫)

からくりからくさの評価: 4.03/5点 レビュー 58件。 Cランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.03pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全58件 1~20 1/3ページ
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No.58:
(5pt)

古民家で暮らす女達の丁寧な生き方

糸を染め、布を染める若い管理人のもとに集った若い女性達。大学で機織りを学ぶ女。シルクロードに想いを駆せ、キリム織をする学生。糸や布、古い日本人形の美しい着物。
好きな人にはたまらない一冊だとおもいます。
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No.57:
(4pt)

理想的な暮らし

庭の草花、草木染め、機織り、紬…など自然を背景にした若い女性4人の暮らしから、お人形にまつわるミステリー、人間の機微、生き方、民族アイデンティティ…とたくさんのことが描かれる。とても好きな設定だけれども、少し詰め込み過ぎ、複雑になり過ぎた感あり。特に人物関係がわからなくなる…。
 作品としては『家守綺譚』『村田エフェンディ滞土録』『冬虫夏草』シリーズのほうがシンプルだからだろうか、何度も読み返したいと感じる。
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No.56:
(5pt)

りかさんの続編、完結。

りかさん、の続編。再読したく、購入。りかさんからの伏線が完結します。若かった時初めて読んだ時解らなかった事が理解出来た。私個人が外国人の価値観が出てくる読み物、海外の読み物等が好きなのでマーガレットは特に好きです。りかさん、と違い、内容は重かったりほのぼのしたりと変容して気持ちが沢山動きました。感動と何か言葉に出来ないものが胸に残りました。とても良い作品だと思います。梨木香歩さんのような文体、価値観、内容の作品は中々無いので本当に貴重な作家さんです。手放しで全ての作品が良いと言っている訳ではないです。しかし、過激な内容のミステリが売れている中で梨木香歩さんのスタイルを崩さない芯が私は作品に出ているようで好きです。
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No.55:
(5pt)

梨木ワールドの広がり

再掲

初出 同名 平成11年

梨木さんの自然を見る眼を感じる作品ですね。
草木染めというのでしょうか、自然の素材を使ってモノに変えていく過程が読者に心地よいと思うのです。人形、染物、織物、植物、それを取り巻く人々、他者との関係性でのみ生きることが出来る人間達の生活が質素に堅実にそして楽しく、時に悲しく時間に絡み取られていくようです。
読んでいて、心が休まるというか癒されるというか、不思議に気持ち良くなる作品だと思います。まさかな結末が新たなスタートという何か循環する時間を感じます。
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No.54:
(1pt)

伝統織物の好きな方向け?

人物描写もまあまあ面白く、さらりと読み始めたのですが、話が進むにつれ、伝統織物の説明の長いこと。りかさんの歴史も私自身が登場人物ほどに驚きがなく、結局最後まで読めませんでした。残念。
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No.53:
(1pt)

多数の折り目有り

多数の折り目と赤線が引かれた箇所がありました。 とても、不快な思いをしました。
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No.52:
(5pt)

深い物語

文章を読み進めるだけでただただ心地よい。 染め、織り、つくることを中心に様々な人間模様が描かれている。 後半の人間が秘める情念の底知れなさ、人生の底知れなさの描写が本当に見事で、読んだ後も余韻が消えない。
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No.51:
(5pt)

りかさん から続く物語

「りかさん」が好きなので、続きで読みました。
これを読んで、「ミケルの庭」(りかさん、の文庫版に収録)をまた読み返して・・・と、楽しんでいます。
独特の世界観が好きです。
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No.50:
(5pt)

唐草文様のようにつながっていく生活

シェアハウスをする20代の女性4人と、ちょっと不思議な市松人形りかさんの生活を描いたお話。題名からもわかるように、テーマは唐草文様のように続く「つながり」だと思います。4人が暮らすのは、かつて容子のおばあちゃんが住んでいた、こじんまりとした庭と縁側の付いた素朴な日本家屋。りかさんもまた、容子がおばあちゃんから譲り受けた、もっと遡れば同居する与希子の先祖が作った人形です。そしてりかさんと対で作られた、りかさんそっくりのもう1体の人形が、縁あって同じく同居人の紀久の実家に引き継がれていたことが発覚します。さらにその2体の人形がお揃いで持っていた着物は、斧(よき)・琴(こと)・菊(きく)の柄。「良き事聞く」という縁起の良い語呂合わせだそうですが、偶然にも「与希子と紀久」です。これは作者の遊び心かもしれませんが、この物語の中はとにかくつながりで溢れています。
そのような身近なつながりから、もっと広い空間や時間の中でのつながりを展開するのが、容子が取り組む染色や、与希子と紀久が大学で専攻する織物、アメリカ人の同居人マーガレットのルーツのエピソードです。容子がこだわる自然染料は、触媒を使って植物の命や個性を永遠にとどめること。紀久が日本各地を周って熱心に調査を続けた機織は、遠い昔から女たちの間で脈々と受け継がれてきた作業でした。そしてそれは日本だけではなく、与希子が興味を惹かれる中央アジアの織物キリムにも言えることです。そうして長い伝統の中で大切に織られたキリムを持ってアメリカに渡ったのが、マーガレットの祖父母でした。その後、アメリカ人として生まれたマーガレットは、先祖からのつながりを意識するあまりアメリカで生きにくくなり、自分を「外人」と一括りで見てくれる日本に逃れ、容子たちと出会います。さらには神崎と出会い、東の子でも西の子でもない子供を産むのです。
考えてみるとこのお話自体が、昔から、そしてこれからもつながっていく私たち人間の何気ない生活の一部を切り取ったように思えます。自然に寄り添う人間の暮らしを淡々と描くあたりは、「西の魔女が死んだ」にもつながるものがあると感じました。
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No.49:
(2pt)

飽きた

途中であきて、最後まで読んでないです。最後まで読んだら面白いのかも?
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No.48:
(5pt)

人生を織り上げる手作業の強さとやさしさ

偏った見方をすると、ここに登場する四人の女性たちは、それぞれにえがきだしたいこころの模様や図柄がありながら、しかもその基本となる縦糸・横糸として、自然や生活や文化、歴史、友人、恋愛といった人間存在に不可欠な要素をもちいようとして、様々に個性的な寄り道をしつつ、共感し、嘆息し、悩み、逡巡しているかのようだ。

 染色や織物、能面や遺蹟発掘など、本書にあらわれる様々な作業は、基本的に手作業であって、これはなべて、大切なものは、自身が手作業によって親しんだり造りあげたりしたものにかぎられ、そこに於いて信用できるのは、自分の目や手・感性による直感と判断だけである―。そのようなことを、具体的なストーリーとともに、読者が体験できるようにもなっている。

 作中、現実世界ではまず目をとめられることのない、しかし本当はわすれてはならない魂の必須栄養素(太古の記憶や自然の息吹、過去の先人が造りあげてきた物や事、それに対して費やされてきた時間や様々な想いなど)がつぎつぎにあらわれ、わたしたちのこころに、その存在の痕跡を残し過ぎ去ってゆく―。四人(+二人)それぞれの想いは異なるようで、じつはたったひとつのテーマを基調としながら変奏し、全体として静かなハーモニーを奏でているかのようだ。

 その想いとはいわば、自然への愛着であり、友人への配慮であり、また各人なりの恋愛観であり、遠い過去の異国に栄えた人々の生活への憧れであり―いいかえれば、各人がこころの中に本来もっている生命と万物への祈りと、自己をめぐる世界の調和と永遠への願いである。

 個人的には、後半部分に置かれた、キリムと遺蹟の探索にでかけた神崎からの手紙が好きだ。一見ひねくれたニヒリストをおもわせる学究がふとみせる、人間一般や自己の弱さに対して向ける自嘲的で冷静な分析に、深くこころうたれるおもいがしたのは、彼の背負う孤独と異国の歴史の苛酷さのためだけではないようにおもわれる。

 ある意味では自分が世界の中心と感じつつ、全体に於ける部分としての自分も感じていられること。四人の主人公それぞれの、自己のこころの機を織りなす過程が重層的にえがかれる場面をひとときみることで、本書の読者は、自己のみえない図柄を基調としながらも、人間と歴史、生活と文化という流れの中に、自身をふくむ世界全体の諧調をおもいえがくことができるのではないだろうか。
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No.47:
(5pt)

ここから其処までの距離感が・・・。

頭の中はどうなってるんだろう。 人間の今生きている社会がこの作者にかかると ぐいと四次元的に拡がっていく感じがする。

時間の進み方が世界中で一定なんて誰が計ったんだろう。
女性四人と市松人形一体が古民家風の家に同居することになる。 その四人が一箇所に集まるのは 必然か 偶然か。 大きな時間のつながりの中に巻き取られて どうなるのか全く予測できないまま最後まで引き込まれて読んだ。 静かだがどっしりと落ち着いて 重みのある文で 現在の作家の中では異質ではないか。もう一度読み直したいと読後すぐに思った。

購入から随分経って 本棚の並んでるのをふとまた手にとってしまう。其処に何か確かめなければならないものが有るかのように。 この作家の他の本からも感じとれる ものや人の存在と自分との独特の距離感。そこにあるけど 手に取るまでに空気が歪んで到達できるような 不思議な感覚はこの作品で特にぬきんでて上手く表現されていると思う。
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No.46:
(5pt)

ささやかで荘大

ファンタジックでミステリアスで、ちょっとアーティスティックな日常。梨木さんの小説はこの作品がはじめてでしたが緻密に、大胆に、地道に織り上げられたその全容が見えたとき、物語の力というものを感じました。ささやかで荘大、相反するひとつのものを、可視化する力。ありとあらゆる命、暮らし、血縁、文化、民族、歴史…変わりながらつむがれ続けるものに、心惹かれる人におすすめです。
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No.45:
(5pt)

読むのが楽しいスパイスがいっぱい。梨木香歩さんのファンに。

 この小説を読んでる時って、小さな幸せがいっぱい。
例えば…美容院で主婦雑誌を読んでるひととき。素敵に暮らすヒントを収集してる、楽しい優雅な時間のような頁。
例えば…ランチやお友達のおうちカフェで、知的で素敵なお話交わしながらお茶をよばれてるほっこりした時間のような頁。
例えば…丑三つ時に一人、いるはずもないのに誰かの視線を感じたり、何かの気配を感じて凍りつく怖ーい瞬間のような頁。
 藍染めの藍瓶、機織の筬って何だろ?登場人物にいると怖さに読むのを控えたくなる市松人形(怖いのは一切読まない怖がりな私でも大丈夫です。)、人形作りの澄月って実在?…これらの言葉や知識、今までの私の生活圏内にはありませんでしたが、たまたま、その筋の方に訊いたり、日本古来の事や由来、小説に出てくるぜんまい紬のお話のような地域の特色と背景は、他の地域にもまだまだ沢山あって、聞いたりアチコチ調べるだけでもっと楽しくなります。
 専門家だけでなく、雛人形やリカちゃん人形(うちにはどちらも無かったけど。私もこの小説のように、欲しかったのとは違うリカちゃんが来た。)の話題って、どこでしても盛り上がるのねー、不思議に。
 魂や絆、因果、その他自然界の見えない力という世界は偶然じゃなくて、きっとあるだろうなと信じてる私には、たまらない魅力的な小説です。
 ここのところ、頭の中はずっと梨木香歩さんの小説の不思議なストーリーでいっぱい、楽しませて頂いてます!
 
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No.44:
(5pt)

自然、生きる、幸せ

からくりからくさ 梨木香歩 新潮文庫  平成14年
初出 同名 平成11年
梨木さんの自然を見る眼を感じる作品ですね。
草木染めというのでしょうか、自然の素材を使ってモノに変えていく過程が読者に心地よいと思うのです。人形、染物、織物、植物、それを取り巻く人々、他者との関係性でのみ生きることが出来る人間達の生活が質素に堅実にそして楽しく、時に悲しく時間に絡み取られていくようです。
読んでいて、心が休まるというか癒されるというか、不思議に気持ち良くなる作品だと思います。まさかな結末が新たなスタートという何か循環する時間を感じます。
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No.43:
(5pt)

大好きな作家さん

何か面白い本ないかな、と本屋さんをぶらぶらしながら、タイトルに何となく引かれて手に取りました。裏表紙のあらすじをさっと読んで、4人の女性はおばさんかなと思っていたらみんな二十歳くらいの大学生でした。(容子は大学に行ってませんが)はまりました。素晴らしい物語です。ラストも良かったし、4人の繋がりも良かったです。りかさん、ミケルの庭、も読みました。赤光、蔦、さよたちの過去の話も書いてほしいと思います。
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No.42:
(5pt)

やさしくてつよい話

うちこむものがあったり、夢があったり、食事をしたり、眠ったり、好きな人ができたり、失恋したり、子供を生んだり、病気になったり・・・
たとえば最近のケータイ小説や昔からある昼メロは人生の出来事を必要以上に過剰に描く。その過剰さは観客をひきこみ正常な判断をさせなくする。でも、梨木さんの小説はそうじゃない。ひとつひとつの出来事は大きくても小さくてもすべてが大事に大事に描かれていて、その連なりが人生を作っていくことを教えてくれる。読者をひきこむ独自の世界観を確立しながらも読者が自分で感じ考えるスペースを残してくれる優しさと強さがある。”りかさん”にまつわる少し現実離れした設定も素直に受け入れてしまうのは、その自分が一歩踏み込んで考える余裕を与えてくれるからなんだろうと思う。
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No.41:
(5pt)

4人の女性たちの生きる姿に共感

おっとりとした蓉子、さっぱりした与希子、繊細な紀久、真面目で努力家のマーガレットという4人の女性が、「りかさん」という蓉子が大切にしている市松人形を中心にして、一緒に暮らしていく物語だ。
「りかさん」は、蓉子が話ができるという、人間のように接している不思議な人形で、他の3人も「りかさん」には一目置いている。
4人の同居人のそれぞれの個性が、柔らかく溶け合って、実に心地よい空間を創り出している。
個性のにじみ出た会話がおもしろく、まるでドラマを観ているようだ。
読んでいくうちに、つい引き込まれていく感じである。
この物語では、染織、織物、能面についての4人の挑戦と探究心も深く追求しており、興味深いところだ。
このテーマにおいては、さらに2人の男性と蓉子たちの両親も加勢してくる。
全体を通して、4人の女性たちの懸命に生きる姿が共感を呼ぶ。
さわやかで、温かくて、少し切ない、魅力的な物語だと思う。
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No.40:
(2pt)

ファンタジーか、因縁話か

 「からくりからくさ」というネーミングから、大島弓子風な、さらさらと流れる、しかし、そこはかとなく悲しいお話かと思い、読み始めました。
 古い家、機織や染色の制作に励む女性たち、野草を摘んで味噌汁の具にするところまでは、うんいいかんじと思っていました。映画「蜂蜜とクローバー」みたいな美大を背景にした恋と友情の話に発展していくような雰囲気もあった。でも、彼女たちの祖先が複雑にからまりあって、人形に結びついていくあたりから、ややこしくてついていけなくなりました。一人一人の個性も描き分けられていない。マーガレットの日本語がうますぎて不自然。トルコに行った神崎の手紙が異常に長い。そもそも、神崎とマーガレットがなぜ、ああいうふうになるのか、説得力のある伏線がない。主人公たちが勝手に感情を高ぶらせているかのような、共感の得られない場面が多々ある。やはり、芸術家は感性が鋭いのだなあと思うばかり。
 最後は、読み終えるのが待ち遠しく、飛ばし読みしてしまいました。
 作者の描きたかったことは、なんとなくわかるけど、詰め込みすぎで消化不良という印象です。
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No.39:
(5pt)

魂の奥深く懐かしい世界

ちょっぴり怖くて懐かしく、足を踏み入れたら最後読み終わるまで抜け出せない不思議な世界。
『西の魔女が死んだ』から梨木作品に入った私はそこに出てくる魔女のおばあさんの伝える”おばあちゃんの知恵”に惹かれたが、ここでもその類のものが披露されているのも魅力。
登場人物の女の子達の姿に、女の子はこうありなさいという、著者のメッセージがこめられているようで、女の子の年齢はとうに過ぎた身ながらそれでも身が引き締まる想い。
展開されるストーリーの何層にも縦横に絡み合う関係や想いが人間を優しく温かくしかも客観的に描き出し、その独特の世界はもちろん、語彙の豊富さと言葉の美しさにもまた、打たれるものがあり、もっと精進しなければと思わされる。
からくりからくさ (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:からくりからくさ (新潮文庫)より
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