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ねじまき鳥クロニクル 第2部 予言する鳥編



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ねじまき鳥クロニクル 第2部 予言する鳥編の評価: 4.24/5点 レビュー 62件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.24pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全50件 41~50 3/3ページ
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No.10:
(5pt)

どっぷりと・・・ゆっくりと・・・ぐちゃぐちゃと・・・な世界観。

 本当におもしろかった。第一部はやや衝撃的な文章も盛り込まれていましたが、第二部ではゆっくり流れる時間というか、粘着質な時間というか、何か時間の「流れ」が私には感じられました。感じ方は人それぞれなので、なんとも言えませんが、この意味で「クロニクル(年代記)」という題名の時間的な縦の動きが意味がなんとなくわかったような気がします。全集の解題で作者が、題名が先に決まり内容が決定された、歴史的な色合いの濃い物語になったと述べている通りであります。 多分、物語の大筋を他人に口頭で説明しようとすれば、本作品はつまらないものとなってしまうような気がします。その世界観は読んだ人にしかわからないでしょう。そういう作品です。誰もが作者の世界にどっぷりと浸かってしまうと述べている通り、私も本当にそのような気持ちで本書を読み終えました。 またどこにでもありそうな日常的な風景や様子に付随して、この物語で語られる「気」というか「オーラ」というか霊的で呪術的な部分が本書の魅力であるように感じられます。日常にはありえない部分を盛り込む事によって、世界に真実味を与えているのではないでしょうか。「嘘に少しの真実を盛り込む事によって、嘘はより強化される」といった印象です。 長編ですが、一気に読めてしまう迫力が備わっています。次作でも何も考えずにその世界にどっぷり浸かってゆこうと思います。なぜこんなにもはまってしまえるのか不思議なくらいです・・・。
ねじまき鳥クロニクル〈第2部〉予言する鳥編 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:ねじまき鳥クロニクル〈第2部〉予言する鳥編 (新潮文庫)より
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No.9:
(5pt)

流されていく感

ねじまき鳥クロニクルの第二部。一部では、よくわからなくて戸惑いのままに流されてきて、この第二部では、やはりわからない部分が多いままではあるけれど、物語の流れに流されることがなんだか心地よくなってきます。村上春樹の世界にどっぷり浸かっちゃう感じです。物語は、だんだんと見えてくる部分がでてきたと思うと、さらに謎のような人や物たちがでてきたり・・・はらはらどきどきというのではないけれど、飽きません。ゆったりした中に、どこか闇が潜んでいる感じは、独特です。
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4101001421
No.8:
(5pt)

筆舌につくしがたい

 僕の村上春樹デビューがこの作品でした(大学の講義で「風の歌を聴け」を読んだが、あれは読書とはいえない)。僕がどうこうと言える作品ではありません。「ワタナベノボル」とは?「井戸」?「猫の失踪」?「ノモンハン事件」?「動物園」?と考えるところはいくらでもある。しかし、この作品が傑作であることは掛け値なしに保障できることです。 この小説にはジョン・アーヴィングの「熊を放つ」(村上春樹氏が翻訳)の要素が多く取り込まれている気がする。テーマとしては別のところにあるようだが・・・。 謎に満ち、メタファーの富んだ村上ワールドを思う存分堪能できる作品であることは確かです
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No.7:
(5pt)

参りました

最初は穏やかに読んでいたはずなのに、いつの間にかどっぷりとはまってしまっていました。深い精神世界に入り込んだような、そういう息苦しさを少し感じましたが、すごい作品です。
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No.6:
(5pt)

瓢箪悪漂う世界観

出版されてはや10年がたつ。ストーリーは現実性のある世界観のもとに構成されていたために色あせることなく記憶してた。構成がかつての春樹小説とは一線をひく。以前は、「僕」の世界観がそのものが物質的な変化をとげる中心となり基盤となっていた。そして構成自体は、風景のようにすでにあったものとしてココロにしみこませていた。(彼の手法?)当時、彼はこの小説は10年ほど経たないと受けいられないのではと、ある雑誌のインタビューに答えていた。そう、悪い知らせはあとになってやってくるのだ。主役を誰にするかという問いがあれば、僕は、ワタヤノボルであると答える。彼は悪の象徴として漂い彷徨う。彼には実体はないのでは、とさえ思う。悪は誰もがもちあわせ、そしてそれは実のところ正義がなければ存在しえないものなである。正義の「僕」は、悪の「ワタヤノボル」をつくりだした、ということになる。2章の最後は、春樹氏が言っているように、これでもかというほどに終焉に向かって筆は進んでいるのが感じられる。こちらも読み進めるにしたがい、種々の特徴ある登場人物について整理し思いをめぐらせて、落ち着かせる場所をさがしながら準備を整える時間であり、それがあって読み終えた後に現実にすんなりと向きあえるのだ。これが、春樹氏の小説の醍醐味であるはずなのだが、彼は3章を書かざるをえない時代にこの小説を出してしまった。悲運である。彼は生まれてくるべき時代をほんのすこし間違ってしまったようだ。読者を無理に救う必要はない。問題はたえず横たわるものである。解決することなど、永遠にないのかもしれない。彼の小説を「なぞ本」として評価している方もいる。謎とメッセージは区別して認識すべきである。彼はただそこにあるものとしてあるという感じを伝えているだけであり、あとは読者が気が付くかどうかに委ねられているのだ。なにも大それた主張や品性溢れる文体をおしだそうと彼は苦心はしていない。どこにでもある悪をただ描いているだけなのである。
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4101001421
No.5:
(4pt)

意欲作ですけど、、、

 良くも悪くも、村上春樹のターニングポイントになる作品だと思います。 ヴォネガットやブローティガンなどをバックボーンとし、日本的土着性からの徹底的な決別を表明した作品群を発表してきた彼が、向き合うべくして向き合った作品だと思います。 戦争など、ヴィヴィッドな体験をした人はそれをテーマに物語を書けばいいけれど、平和ボケを謳歌するわれわれが扱うテーマは、地表の少し下に眠っている悪意や暴力、わかったと思っていたことが少しもわかっていないこと。それらに挑んだ彼は、これから創作活動をつづけるうえで避けられないものに挑んだのですが、ここで彼は土着も含んだ世間一般にコミットしていかざるを得ないところに自らを運んでいったようです。 彼の没後、どう評価されるかはわからないけれど、彼と同時代を過ごした自分は幸福です。ミシマやカワバタの伝説しか知らないような小説の無力さを知るような時代では、まだない、ということですから。 
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No.4:
(5pt)

まさに「春樹ワールド」って感じだな

あらかじめ断っておくと私は猛烈な村上春樹ファンという程ではなく、「海辺のカフカ」を読んだあと、その読者達とのやり取りをまとめた「少年カフカ」に目を通し、その中で「ねじまき鳥」の評判がとても高かったので今回「ねじまき鳥」を読んだという程度の俄かファンです。「海辺のカフカ」を読んだときの最初の読後感と同じように、今回も他の小説家達の作品とは比較が難しい非常にオリジナリティのある作品、まさに「春樹ワールド」だなぁと強く感じました。主題になっているテーマは、人の存在や意識、暴力や死と言ったとりたてて珍しいものではないのだが、作者の軽妙な筆致とテンポのよさでファンタジー?というか非常に読み物として面白い。私は今回夏休みに離島リゾートの浜辺でゆったりと衊??んだが、私のようににわかファンという方にもオススメできる作品です。
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No.3:
(5pt)

主人公は、妻を取り戻すために・・・

第1部で、妻を失ってしまった主人公は、妻を捜すために、行動を起こします。人の顔を1日中眺めたり、井戸の中に入ったり、占い師と交際したり・・・あまりに辛い現在に、外国に行こうとする主人公。主人公は妻を取り戻すことが出来るのでしょうか?
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No.2:
(5pt)

心の奥深く

 気付いていなくても,誰にも心の傷はあるだろう。闇の奥から微かな光が見えてくるように傷に手を当て、自らの足で、心の奥の難題にゆっくりふらふらとねじまき鳥の声を頼りに向かってゆく。自分は一体何を望むのだろう。愛したと思ったおまえは誰なのか。いつのまにかクロニクルの不思議な世界をどこか自らの体験としてたどっている。どうしても最後まで読まずにいられない。
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No.1:
(5pt)

権力闘争

主人公岡田は、妻を取り戻す為に前進してゆく。そう、全てはあの女からの1本の電話から始まったのだ。あれから岡田は変った名前の人物たちと会い、彼らの協力を得る。そして自分が目指す相手が一体誰なのかはっきりと理解するのである。ただ、彼にはその相手に近づく手段がない。彼に今できることは、人が人を呼ぶことである。そして傍目にはマイペースな生活を送りながら、彼は待っているのである。待って、そしていつか行動を起こそうと思っている。でも、一体何を待っているのだろう?
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