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1Q84
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1Q84の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.66pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全622件 101~120 6/32ページ
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読み始めていきなり殺人シーンが出てきてびっくり。 オウム、証人、大地、山岸、赤軍をまぜて、いつも通り食う寝る快楽を しっかり具体的に描いています。 DVを憎み人を殺すことを正当化する婦人。 「あなたは正しいことをしている。」 気がつけば私もその気になっている。 宗教組織から逃げ出した女の子が、しっかり唱えて宗教の本質に戻る。 そこまで市場調査をしなくてもよいのではと思うが、でもやはり主題は思い出と記憶でしょうか。 全6巻、3週間の通勤時間を楽しみました。 続編はいつ出るのでしょうか。 追記 私は初めに本書「1Q84」を読み、あとから「アンダーグラウンド」と「約束された場所」を読みました。 本来なら発表順に「アンダーグラウンド」「約束された場所」「1Q84」と読めば分かりやすかったでしょう。 1Q84は1984年。この年に麻原彰晃がヨガ道場を開きます。 麻原彰晃を想起する「主」を主人公青豆が暗殺します。 青豆はエホバの証人を想起する組織から子供の時に脱出した女性です。 「主」の組織は「山岸」「大地」、大菩薩峠で壊滅した「赤軍」を連想させます。 スポーツインストラクターである青豆を刺客として送りだす裕福な婦人はDVを憎み、私財を投じて 「あなたのやったことは正しいこと」と青豆を安心させ加害者とされる男を暗殺させる。 青豆は子供のころ覚えた呪文を唱え、それを実行する。 キリスト教もユダヤ教もイスラム教も仏教も簡単な言葉を唱えることで救われると布教します。 読者は思わず「悪」の「主」の暗殺の成功と青豆の逃亡、そして初恋の天吾と結ばれることを願う。 天吾は「主」の娘と交わり、その行為が青豆を受胎させラストに二人で逃避する。 読者は思わず、二人が子供を授かり三人で平和に暮らすことを願う。 宗教組織から逃げ出した一見宗教の対極の存在と思われた青豆が最も宗教の本質を具現化して、 読者はその逃避行をはらはらしながら見守る信者に仕立てられる。 村上春樹はサリン事件で宗教について考え、この作品で宗教の本質を、 読者を信者にすることで提示したのではないでしょうか。 幼い天吾(我は天成り)を育てた父の職業はNHKの集金人。 ドアの向こうの人を脅かして集金を試みる。 脅しは宗教勧誘の常套手段です。 そして受信料はお布施。 ということは一方的に流す放送は宗教ということです。 村上春樹に座布団一枚。 もうひとつ 少女が語った内容を友人がメモをして、それを文章の達人が一冊の本にして 出版されて大ベストセラーになる。 これってホテルの客室の引き出しに入っている例の本と同じ成り立ちですね。 繰り返しになりますが、DVはいけないこと。 しかし一方の話だけを聴き一方的に殺害することはオウムと一緒。 「あなたの行いは正しいこと」とささやかれて実行する青豆はサリンをまいた5人と同じ。 裕福な婦人は麻原彰晃と同じ。 この物語を読んで天吾と青豆を応援した私を含めた読者はオウム真理教の信者になりうるということではないでしょうか。 | ||||
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村上春樹はなんというか、言葉にできないことを無理やり言葉にしているような感じがする。 深い表現が重なりすぎてチープなものとなってしまっているのが残念でならない。 | ||||
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昔『ノルウエイの森』で途中放棄して以来、村上春樹の小説は毛嫌いしてきました。 その後、ふとした気まぐれで『アンダーグラウンド』を読み、もう一度春樹作品を読んでみようかという気になり、 『色彩を持たない…』『海辺のカフカ』を経由しての『1Q84』です。 量的に過剰に思われる性的描写も、最後まで読めばそれなりの必然性があり、描写そのものもあっさりとドライだと思います。 (これで不謹慎と感じるなら、海外の作品は読めないでしょう) 読みながら、『アンダーグラウンド』に通じる流れを感じていました。 物語の設定そのものが現実を超えているものなので、そこに現実的文脈を持ち込んで読もうとするとどうしても違和感が生じます。 読者が、現実に生きている地平からだけで解釈しようとするならば、「訳わからない!」で終わってしまうと思います。 しかし何よりも読むことの楽しみ、スピード感をこの作品は与えてくれました。 確かに、読みながら「またいつものように、謎が全部解決されることはないだろうな」という予感はありましたが。 でも考えてみると、我々のリアルでさえ、すべての登場人物が何らかの関連を持ち合い、全ての謎が解決する訳がないのです。 そういう意味で、この小説は逆説的にリアルな世界を描いている、とも言えます。 そんなことを考えながら、夢中になってページを捲っていました。久々の経験です。 ただ、独特の比喩表現は、後半になると多少「また来たか」という気になるので、☆4つです。 | ||||
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okokokokokokokokokokokokokokokk | ||||
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アンチ村上派は多いようですが、読んでみればいいと思います。人によって思いを巡らすところが違うと思いますが、私はいろいろ思い出しました。数々の集団、宗教、風習を。 | ||||
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愉しく尚且つ面白く止められない本です。もう今はパート3に噛り付いています。 | ||||
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パート3に入って読むほどに愉しさが倍加されてツイ辞められなくなって居ります。 | ||||
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引き込まれる文章力はさすがです。 1984年と違った世界、1Q84という設定も面白い。 好みにもよるでしょうが、「青豆」「天吾」と 章を分けて書かれるのはよみ辛かったです。 で、先に「青豆」を通して読んでしまいました。 その方が面白かったです。 | ||||
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すばらしい作家であることは疑いようも無い。 ファンぶってるくせに酷評している人は、所詮エセファンとしか言い様がなく・・・ 構想二十年くらいなのかな? むらかみはるきという人物の集大成とも言える作品。 えほばのしょうにんを露骨に槍玉にあげるやり方はほめられたものではないけれど。 えほばのしょうにんを第二のオウム真理教のようにいうのは、表現の自由の拡大解釈だね。 | ||||
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村上春樹はこれまで7ー8冊を読んできましたが、小説はあまり面白いとおもわなかった。エッセーやアメリカ小説の翻訳はすばらしいが。 1Q84はほんとにすばらしく,一気に6冊をよんでしまった。いろいろと謎があるが、それらを気にせず受け入れてしまう気分になる。ずっとつづく緊張感もすばらしい。いろいろな見方ができるが純愛小説として見るのが一番分かりやすいだろう。あちこちに表現される道徳観というか倫理感には共感できた。 | ||||
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村上春樹の小説は、ノルウェイの森をはじめ多分8冊くらいは読んでいると思います。でもこれまでそれほど好きにはなれませんでした。とくに評判のよいノルウェイの森では人がやたらに精神を病んで首を吊って自殺するというので、共感できませんでした。 今回、空港の売店で1Q84のbook1の前編を読んで,あまりの面白さにやめられなくなりました。行き先に到着するまでに1冊目をよんでしまい。出張先で残りの5冊を購入しました。 文章がすばらしい。それから主人公達の緊張感が私のこのみです。それからさらに主人公たちの道徳性というか正義感に対してとても共感します。 もういちど今までによんだ8冊近くの村上春樹を読み直そうと思います。 本小説は純愛物語です。私には気恥ずかしくてよめるはずはないのに、この小説ならばなっとくしてよめます。すばらしいと思います。 | ||||
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とてもきれいで価格もやすくとても気にいりました。楽しみが増えました。有難うございました | ||||
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本人も人気作家の村上春樹が、作中で綿谷リサみたいなアイドル文芸作家ふかえり(カルト宗教脱退者)を プロディースするメタフィクションというか。SFというか。 誰かマトリクスみたいなwSF映画にしてほしい。 エホバの証人の青豆と、お母さんが不倫していて出て行ってしまって、残されたサエないお父さんとNHKの集金をして回っていた天吾が、 大人になっても世界になじめない、みたいな荒れた性生活をしつつ、 暗殺技術を持つ青豆は教団内でチャイルドレイプをしている教祖に刺客として放たれ、 天吾は「ふかえり」のゴーストライターをしてセンセーションを起こしていく。 | ||||
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この感想はかなりネタばれを含みます。もし1Q84を読んでいない方でしたら、見ることをお勧めしません。 私は日頃小説を読みません。またモデルとなった1984年は読んでいません。そして村上春樹氏の小説を読むのはこれが初めてになります。 感想ですが、まず、読んでいる最中の私自身が考えていた先の予想を交えたものと、その結果を大雑把に書きたいと思います。 ちなみに主人公は天吾(♂)、青豆(♀)、<Book3から>牛河(♂)の3人になります。 また、主要な人物として、ふかえり(♀)がいます。 Book1前半、社会の闇を描いた物語 → SFでした。 Book1後半、ベストセラー小説の不正が表にでてしまった → 出ません 天後は小説の内容から教団に命を狙われることに → 狙われません 青豆と力を合わせて切り抜ける → 合わせません Book2前半、青豆は教祖を殺害して、命を狙われることに → 狙ってはいたとは思う。 Book2後半、天吾の父から自分の正体が明らかに → 謎のまま Book3前半、1巻から出続けているふかえりの行動が明らかに → なりません 同じものを3人の視点から見ることによって、まったく違った印象を持つ内容 → ではありませんでした。 1Q84ラスト、3冊にわたる物語がついに終結、ラストですべての謎が明らかに → なりません。答えはあなたの心の中にEND。 よくも悪くも先の予想を裏切り続ける展開です。 しかし、小説自体はたいへん読みやすく、また村上春樹流のオーバーな表現も癖はあるものの私は特に気にはなりませんでした。 (むしろこの表現こそが村上春樹であるといえます) さて、この小説はほとんどの伏線というものは回収されません。Book3を読んでいた私の心境を書きたいと思います。 Book3残り半分、ここからどんなまとめ方をするんだろう? Book3残り1/3、ついに天吾と青豆が出会うのか?でもあと200ページしかないぞ、 Book3残り1/6、牛河さんが・・・え?あと100ページでどうなるの? Book3残り1/12、やっと天吾と青豆がであったよ、けどあと50ページだよ? Book3終了、 投げやがった、ほとんどの伏線全部、 と、上に書いた心境で読んでいました。(え?Book3以前ですか?、予想を裏切り続けていた内容のため、よく覚えていません。) しかし、改めて小説を読み返していくと、あることに気づきました。 実際に読者が把握できることは全て主人公の3人が知り得たことと、周りで起きたことに限られるということです。 要するに3人の身近で起きていないことや知らないことは読者にも分からないという内容で、現実の私たちが、自分の知らないことは知らないということをリアルに小説で表した感じがしました。 (例外的に牛河さんがある状態になった後のことは主人公とは別の視点(2人)で書かれます。) これは村上春樹氏が読者にすべてのことがわかる"神の視点"ではなく、あくまでも、すべてはわからない"人間の視点"で話を見て欲しかったということではないでしょうか。 つまり、この感想のタイトルにもなっている。一個人が分かることは一握りであり、すべてが分かる人間はいないということです。それがたとえ読者であっても。 そして、この物語には「読者は神ではなく人間だ」という村上春樹流のメッセージを込められているように感じました。(あくまでも主観ですが) 以上が私の1Q84の感想になります。長く拙く私の主観でしかない文章を最後まで読んでいただきましてありがとうございました。 さて、最後に☆で評価をつけさせていただきますが、☆は4つにさせていただきます。なぜ☆4つかは、物語のENDと同じように私の心の中に隠しておきましょう。 | ||||
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思っていた以上にきれいな状態の本で大変満足です。このお店の姿勢が窺えて信頼出来ると思います。 | ||||
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3冊を読んでいる間中 1Q84 の筋を 気にしていました。 推理小説じゃないのに 推理をしまくり 空中世間・架空社会の中に漂う快感を 味わいました。 こんなに素敵に権力をふるうことができればいいな~ と 老婦人のポジションにも憧れています。 ずいぶん前に読んだ作品ですが 本はだれにかしたのかなぁ? | ||||
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村上作品は「色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年」を除いて全作けっこうな回数読んできました。好きな著作は「若い読者のための短編小説案内」「トニー滝谷」「国境の南、太陽の西」「かえるくん、東京を救う」「アンダーグラウンド」でだいたいこの順です。「ノルウェイの森」も嫌いはありませんが好きというものではないと思います。 さて「1Q84 BOOK1 前編」を読み終えて「後編」「BOOK2 前編」を八重洲ブックセンターで買ってきたその日の夜のレビューです。割り引いて読んでください。 いくつか気づいた点があります。その点をまず述べて、おしまいに「後編」への期待を記します。 (気づいた点) 1.安易にセックスに持ち込みすぎです。村上は以前(「ノルウェイ」「国境の南」など)からそうですが本作は「青豆にここでセックス/エロシーンを」という意図が透けて見える気がします。だからそのシーンを出されても期待に胸も想像力も膨らみません。 2.戦争をしのいでNHKの集金人に落ち着くまでが生き生きとした半生で、それ以後は精彩を書く天吾の父親の像は、長谷川四郎(「若い読者のための短編小説案内」)とトニー滝谷の父親の合わせ技か。1949年生まれの村上は大正10年(1921)代から昭和1ケタ世代に父性(それが私生活上か小説作法上のかはわかならないが)を感じるように見える。 3.70年代から80年代の精神史/思想史あるいは新宗教的なものへの言及。「さきがけ」「証人会」は「神の子どもたちはみな踊る」からか。コミューンは「ノルウェイ」以来か。 4.世界のよじれと回復(?)、2つの物語の輻輳はいうまでもなく「世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド」「海辺のカフカ」に遡る系譜。(「ねじまき鳥」は好みでないので言及しない)。これで世界の回復が肩すかしだったらがっかり。 5.「若い読者のための短編小説案内」めいたことをいえば、本作は、村上春樹の小説作法のメカニズムを浮き彫りにしているのではないかということがあります。村上は才能よりは努力の作家であると最近とみにいわれている気がする。だとすれば天吾か。あるいは天吾=ふかえりか。 6.村上作品は「ノルウェイ」「加納クレタ」的な狂気と、「見かけにだまされないように。現実というのは常にひとつきりです」的な世界の啓示が両輪となって作品の先を読ませる動力として働いてきた気がします。本作はわりと早く啓示のほうが手放されている。狂気も薄い(気がする)。すでにふかえりがディスクレシアと明晰に明かされてしまっている。啓示が繰り返されると重石となって狂気に近づくが、あっさり風味だと軽さが際立つ。 (期待など) こんなところで、読みやすいのでBOOK1の後編に進みます。ただ、文庫本けっこうな巻数ありますのでおしまいまでもつかどうかは自分でも気がかりなくらいです。こうした先見を超えるか覆してくれたら余力で「色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年」に行ってもいいかな、という気持ちです。総じて、分析的に読めた気にさせてしまう作品だとしたら、その時点ですでに村上作品の集大成(悪くいえばギミック/自己矮小化/縮小再生産)に入りかけているはずです。御年からしてそうでないとはいい切れません。その辺を含めて「若い読者のための短編小説案内」は名著であったということになると思います。 以上です。 | ||||
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発売当初罵か売れした作品ですが、それは本屋業界が紙媒体として瀕死の状態であったため、ノーベル賞に近いと目されている村上春樹氏をマスコミを使って持ち上げ、この本を売ることで出版業界を救ったのだ。 だが、出版業界は、本当に村上春樹の価値を知っているのだろうか? いくら自分たちが生きるためとはいえ、この繊細な作家をマスコミに利用させるなんて、なんて無茶なことをするのだろう。 明らかに、村上春樹はマスコミが嫌いだし、大衆化されるのだって嫌っている。 でも、物語が広く世界に必要とされている今現在を憂いているからこそ、最近は外に頑張って出ているのだ。 だから、その気持ちをくんで、もっと丁寧に扱って欲しい。 いつも思うが、なんでマスコミというものはデリカシーがないのだろう。 まるで、餓鬼のようだ。 ああ、作品の感想からズレて申し訳ないですが、今の新作もこのときの失敗を生かせてないので、つい愚痴をこぼしてしまいました。 申し訳ありません。 最後に、村上春樹の作品に大衆小説を期待して読んではいけない。 これは、人間の魂が必要としている『物語』を書こうとしている作家の意欲作なので、『小説』ではありません。 むしろ、『神話』に近いのです。 1Q84は、それに成功しかけている作品なので(まだ完成はしていない)、そう思って手にしないと失敗しますよ。 ただの暇潰しで読む代物ではありません。 村上春樹を理解したいのなら、河合隼雄氏との対談を読んでください。 そうすれば、彼が目指しているものが理解できるでしょう。 | ||||
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さすが村上でした。期待通りとてもおもしろかった。次も期待したいです。 | ||||
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さすが村上春樹でした。とても面白かった。これからも彼の著作をずっと待っています。 | ||||
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