アフターダーク

【この小説が収録されている参考書籍】

【この小説が載っている参考書籍】

評判

アフターダークの評価:

3.48/5点 レビュー 468件。 C ランク

Amazon書評・レビュー点数毎のグラフです

平均点3.48pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全512件 201〜220 11/26ページ
No.312
(2pt)

微妙・・・

私は生粋の村上ファンですが、コレはどうだろう??私は勧められないな~。もしかしたら、これから時間を置いてまた読むといいのかもしれないけど、今のところは「新鮮」だという印象だけ・・・。それでも、ファンには今の「村上春樹」として読んで欲しいとは思います。
アフターダーク Amazon書評・レビュー: アフターダークより
4062125366
No.311
(2pt)

・・・

シナリオ調の語り口で淡々と話は進む。特に何を期待して読み始めたわけでもないけど、やっぱり物足りない。ありがちなストーリーで、ありがちな人物設定。ドラマチックなことが起こらないかわりに、何か訴えるところがあるのでは、という期待を持って読みましたが、私はこの本にそういったところは見出せませんでした。10代の人たちが読んだらどういう感想なのかな?
アフターダーク Amazon書評・レビュー: アフターダークより
4062125366
No.310
(3pt)

88年へのリフレインなのだろうか・・・・・?

前長編、「少年カフカ」と比較すればその完成度は再度安定化した。映画『去年はマリエンバートで』を思わせる、第三者の客観視点を堅持したスタイル、いびつさの消えた文章で描かれる各デッサンとシュチュエーションに破綻はない。しかし、テーマの掘り下げは一見「脇の登場人物の謎」として残しているように見えながら、主人公の人格的変化との構造的な連動がない。前作での不必要な長さとあえて比べてみれば、本作こそ上下等の長さで書くべきテーマではなかったか。~そして、いったい何時になったら著者は「結論」を描くのか?88年「ダンス・ダンス・ダンス」で自己の根源との対話を超え、「ユミヨシさん、朝だ」と暗黒を脱していながら、その時点からテーマの深化(村上の成長)がみえず、「純粋な個とその世界」への決定打が無く(見せず)、その類似のパターンテーマの周囲を延々と回り続けているように思える。~もう60歳を向えようとしている著者は、結局、何がしたいのか?もうこのままではの自己愛の代謝行為として著者を擁護していた「無条件肯定」のファン層ですら、飽き始めてしまう。
アフターダーク Amazon書評・レビュー: アフターダークより
4062125366
No.309
(5pt)

新たな角度

良くも悪くも、今までの村上Worldとは、異なった匂いのする作品なのだ。私もいわゆる『村上フリーク』で、小説からエッセイまで、”村上春樹著”と書かれてあれば、何でも手にして十数年というヤカラなのだが、同じフリークでもこの作品の評価は星1と星5という大きな開きをうんでいるようだ。個人的には、この作家の『進化』が好きだ。面白いと思って読みつぶし始めた作家の大抵は、数冊目で同じことの繰り返しであることに気づき飽きるが、そういう”期待”をことごとく裏切ってくれるという意味で村上春樹は稀有な作家という位置付けを勝手にしている。『本物』の作家であると思う。この作品に至っては、確かに”都会的な雰囲気””孤独感”的ものはない。内容も謎をそのまま放ったままっちゅう所も随所見られる。しかし、初めてなのだ。村上春樹の作品を読んで、人との繋がりという暖かさをジーンと感じさせ、涙させられたのは。いままでの作品の面白さとは、また違う深みが増している。また、進化した・・・・やられたねッ(^^;
アフターダーク Amazon書評・レビュー: アフターダークより
4062125366
No.308
(5pt)

新しいヒーロー・ヒロイン像がそこに

 デビュー作からのファンですが、『ねじまき鳥クロニクル』『アンダーグラウンド』を経て、河合隼雄先生にも逢い、ついにここまで来たのだなあ!という感じです。 これからの世界では突出した英雄や豪傑が出ない(出ないほうが安全な気がする)だろうけれど、巷に生きる一人ひとりの中に、ずるさや弱さと共に存在する善なるものが確かにあって、それが共鳴しあって、普通の人を一瞬ヒーローやヒロインにしていくのだろうな、と思いました。スーパーマンのクラーク・ケントみたいに、その一瞬をすぎればまた唯の人になるのだけれど、だからこそ、健全で、すばらしい!! 地に足をつけたまま、『自分以外のものにならずに』ちゃんとヒーローやヒロインになれる生き方や、関係性の作り方を示してくださっていると思います。 そうした大切な瞬間を掴み取っていく感性や精神的タフさがこれから求められてくると思うので・・・。 この本にはまさにその答え、ひとつのモデルがあると思います。 ブラボー!村上春樹先生!!
アフターダーク Amazon書評・レビュー: アフターダークより
4062125366
No.307
(4pt)

新鮮でした。

読みやすいです。「読者が肩すかしを食らった」というコメントは納得できます。ストーリーらしいストーリーがないんです。そういう点では『風の歌を聴け』を思い出させます。春樹が新しい挑戦をしています。55歳なのに。小説家は定年がなくっていいですね。むしろ人生経験が豊かになるほどいいものが書けるのかもしれません。ふたつの話が交互に織りなす。『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』と同じパターン。「こちら」「我々」「カメラ」、視点が新しい。ラブホテル「アルファヴィル」で中国人の娼婦がオトコに暴力を振るわれる。コオロギ、カオルさん、マリ、エリ、コムギ、カタカナの名前ばっかり。意味あるのか?夜0時から午前7時までの出来事。特に何が起こったというわけではない。特別に面白かったわけでもないが、春樹の新刊を十数年ぶりに読めてよかったと思う。
アフターダーク Amazon書評・レビュー: アフターダークより
4062125366
No.306
(2pt)

一夜の限られた空間を切り取って

時間的、空間的な制約の中から、各登場人物がそれぞれに意味のある答えを見つけていく。読んですぐにはこの小説の意味がよくわからなかったけど、たぶん、世の中に意味の無い出会いは無く、意味の無い事象はないという事なんだと解釈しました。私の好きな村上春樹の小説とは違っていたけれど、これもまた村上春樹の違うステージなんだと、次回作も少し楽しみに感じました。
アフターダーク Amazon書評・レビュー: アフターダークより
4062125366
No.305
(4pt)

春樹版「マルホランドドライブ」…か?

終わりと始めがノリシロで貼り付けられているみたいな…ラブホテルと監視カメラ。都心の空き部屋に塗りこめられたor心身症雑誌モデル姉のイメージ療法みたいな…反社会組織が人質監視のためにカメラを設置していて、それがもう一人の夢と通行可能な世界。それは外の市民監視用カメラとも通じている。家の外皮さは容易に剥がされることを宣言され、それの侵入や喪失を予言する。夢は現実可能性なのかイデオロギー的シミュレーションの意味なのか、ただの演技性なのか、記憶の整合性を得る前の軋みなのか。その不確かさのなかで循環する。
アフターダーク Amazon書評・レビュー: アフターダークより
4062125366
No.304
(4pt)

古い読者は・・・

村上春樹にかつての名作を期待している頭の固い人たちは読まないほうがいいかもしれません。そういった保守的な人たちが、作家にとっても一番頭を悩ませる人たちなんでしょうね。でも彼はすっぱりと切り捨て新しい作品を作っちゃいましたよ。前作の「海辺のカフカ」よりも自由に場面を展開し、テンポよく読ませてくれます。短編並にすっと読めてしまうのに、読んだあとに引きずってしまう作品ってそんなにないんじゃないかな?読み終えても謎だらけだけどヒントはちりばめられてるし、短いから何度でも読んでみようと思うし、その度に発見がありそう。そのうちレイモンド・カーヴァーのように短編で全てを表現してくれたら最高ですね。今の彼ならそれができるんじゃないかななんて思ったり。そうそう、最近映画や小説のレビューでリアルじゃないって批判してる人いるけど、そこに何の意味があるんでしょうね?要は、そこに何を感じるかじゃないのかな。所詮、フィクションですよ。
アフターダーク Amazon書評・レビュー: アフターダークより
4062125366
No.303
(4pt)

新しい文体を試みる村上氏

自他の関係性の不確かさとそれを埋めようとする虚しい努力、見るものと見られるものの主客の転倒、個人的な体験と総体としての事実の差、そんなキーワードについて考えさせられました。個我の独立性を保ちながら、社会内存在として生きていくことの舵取りの難しさと言えるのかもしれません。それほど長い作品ではないのに、私は一回読んだだけでは不思議と全体像が把握できませんでした。でも何度か読むうちに細部がつながっていきます。何となくオムニバス調なところが、ジャームッシュの映画「ナイト・オン・ザ・プラネット」を彷彿とさせるような雰囲気を醸しだしていて、いつになくビジュアルな作品に感じました。本書で、村上氏は今までの文体から、またさらに変化したように思います。『神の子どもたちはみな踊る』あたりから「僕」という一人称の世界から自由になり、三人称の世界へと移行しつつある氏ですが、本書ではさらに視点を自在に動かしていて、新鮮です。氏がさらに新しい文体を実験している、そんな印象を受けました。「僕」から自由になった村上氏の次なる長編が楽しみです。
アフターダーク Amazon書評・レビュー: アフターダークより
4062125366
No.302
(4pt)

わかってないねえ

全ての登場人物が不完全に見えるのは、すなわち彼らが他ならぬ不完全な社会の一部であり、最初の描写は不完全社会の明示のためにある。『風の歌を聴け』ほど重要な場面を見せないにしても、ヒントや布石はあちこちにばらまいてある。それを読み取るのが真の村上春樹の読者であり、書いてある羅列をそのまま羅列と取るからいつまでも答えは出ない。メモ書きしながら読めと言うつもりはないが、3,4回読むぐらいの気を利かせるべきである。不完全な存在が様々な存在と交わる事で、行き着こうとすれど行き着けない完全な存在へと向かっていくほんの一部の過程を描いており、その点、今までの作品とあまり変わらない。変わっているように見えて実は変わってない。いや、村上氏はそこに行き着かざるを得なかったのだと思う
アフターダーク Amazon書評・レビュー: アフターダークより
4062125366
No.301
(4pt)

恐怖と闇

日常の裏の闇に潜む暴力と恐怖を感じました。私としては、「アンダーグラウンド」と同質の感じを受けました。最初の出だしを読んだときは、いつもと違う調子に?と思いましたが、読み進めて行くとテーマは同じだと懐かしい思いがしました。細かいことは気にならなくなって、闇とそこから忍び寄る形のない敵対するものと静かに戦う、抵抗する登場人物達を自分の生活に投影しながら読みました。
アフターダーク Amazon書評・レビュー: アフターダークより
4062125366
No.300
(3pt)

テレビピープルな雰囲気

何をつたえたいのか・・・・それがわからずにいるような、それこそを彼の世界でいう「喪失感」なのではないでしょうか。そんな雰囲気がつたわってきた。いろいろなものがそぎ落とされ、シンプルに読める内容だと思う。
アフターダーク Amazon書評・レビュー: アフターダークより
4062125366
No.299
(4pt)

楽しめましたけど・・・

村上春樹の新作です。一気に読めます。いまだに進化し続ける「春樹ワールド」が楽しめます。話者の視点が映画のカメラになってみたり、まるで台本のようなせりふ場面があったり、遊びたっぷりです。3時間の濃密な時間が楽しめますが、読み終わった後の「?」の感覚を楽しめるかどうかで評価が分かれると思います。私は楽しめましたけど。
アフターダーク Amazon書評・レビュー: アフターダークより
4062125366
No.298
(1pt)

断筆宣言してほしい

小説もエッセイも、村上作品はほぼ全て買って読んできたけれど、一番失望した。ここのレビューで星1つつけている方達と、感想はほぼ同じ。何が言いたいかわからない、というより、もう、村上春樹には小説を通して言いたいことがなくなっちゃったんじゃないかと思う。これに失望した後、久々に「ダンス・ダンス・ダンス」を読み返したら、そこには確かに、孤独感とか人生の虚しさみたいなものを、作者が本当に感じながら書いている手触りがあった。この本には、そういう「本当さ」が全然ない。多くのレビュアーの方が書いている通り、陳腐な道具立てとどこかで聞いた会話と、どうでもいいような悩み。もう、充分お金はあるんだし、創作意欲が尽きたなら、いっそ断筆宣言してくれた方が、ファンとしては嬉しい。次作はたぶん、買いません。
アフターダーク Amazon書評・レビュー: アフターダークより
4062125366
No.297
(2pt)

う~ん、と唸らざるを得ない

村上春樹の小説、エッセイ、オウム関係のインタビュー本など殆ど読んで来て各々感銘を受けてきたので私にとっては大事な作家なのだけれど、この本では「う~ん」と唸らざるを得ない。感心しての「う~ん」ではなく、「何が言いたいんだろう」の「う~ん」。敢えて純粋視点或いはカメラと化した「私たち」を設定したことの効果と意味もよく判らない。各章に時計が出ていて場面が移動する点は、ちょっとはらはらさせられるけれど、純粋視点を導入してしまったものだから共時性がない。映画と同じである場面を描写した後カメラが別の場面の別の映像を映し出すというだけのこと。仕掛けとしては「世界の終わりとハードボイルドワンダーランド」の方が優れている。村上さんはいつも最後に明確なオチをつける人ではないけれど、今までの作品からは、もう少し、個々のお話が一つに収斂していく謎解きみたいなおもしろさがあったが、この作品ではあまりにも中途半端に読者が投げ出されてしまう。何か明確な意図があってこういう仕掛け、内容、結末にしたのか、何だか倦怠を感じて途中で投げ出しちゃったのか、それさえも判らない。でも新作が出たらきっとまた読むだろうな。村上さんには今でも期待しているから。
アフターダーク Amazon書評・レビュー: アフターダークより
4062125366
No.296
(1pt)

ただ、愕然としたの一言。

 それは村上春樹の作品を初期から愛読していただけに落胆は相当なものでした。村上春樹に感化された駆け出しの小説家が真似て書いてみた文章を読まされているような感じでした。 登場人物を追うカメラの視点、新しさを感じるというより興ざめして、読む気が失せました。何を解決したのか何を伝えたいのか、もやもやしていて判らず、後半はストーリーがどうでもよくなり、なぜ作者はこんなものを書いてしまったのかと考えながら辛い気持ちで読んでいる状態でした。 元世界チャンピオンの引退間近の試合を見ているよう。 しかし、村上春樹フリークとしては初期三部作から入って欲しいと思います。そのあとでこの作品に触れて欲しい。作者の新境地を受け入れる読者もいることでしょう。そこで何を感じるかはあなた次第です。
アフターダーク Amazon書評・レビュー: アフターダークより
4062125366
No.295
(5pt)

期待を込めて

困惑した方も多いようだが、これまでの一人称形式から三人称形式に移行している。村上さんの一人称が好きだったので残念ではあるが、かなり期待しているのもまた事実である。一人称から三人称に移る作家は少なくない。村上さんも何か考えがあってのことであろう。何冊か村上さんの作品を読まれた方なら分かっていることだが、あらためてここで言うと、氏の作品はキーワードを他の作品と共用している。(そこが人々が春樹ワールドに浸かっていくゆえんだと個人的には思っている。)そこに何かの意図があるように、形式の変化も何か意図があるに違いない。それがどういうものなのか、これからの作品を読み、考えていくのが楽しみである。
アフターダーク Amazon書評・レビュー: アフターダークより
4062125366
No.294
(1pt)

買って損した…。

新境地なのはわかるが、正直言って面白くなかった。事件の起こしっ放し、謎の投げっ放しばかりで、とても中途半端だし、「起・承」だけで話が終わってしまった感じ。登場人物にも全く魅力を感じず、全体的に何が言いたいのかも良く分からなかった。こんな作品を発表してしまうこと自体が、ちょっと信じがたい。(それでも売れてしまうのは、さすが村上春樹と言うべきだろうが)次の作品に期待。
アフターダーク Amazon書評・レビュー: アフターダークより
4062125366
No.293
(2pt)

あれーーー?

私的に村上春樹さんの本を読んで初めてガッカリした一冊です。「海辺のカフカ」までの一種独特な不思議な静寂感の中に展開する不可思議なドラマ・・・心の中に澱が溜まるような(良い意味で)不思議な充足感がほとんど感じられませんでした。村上ワールドの信者として、読み返す気持ちにならなかった初めての作品かも。次ぎの作品に期待します。
アフターダーク Amazon書評・レビュー: アフターダークより
4062125366