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青べか物語
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【この小説が収録されている参考書籍】
青べか物語の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.42pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全36件 1~20 1/2ページ
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山本周五郎作品の中でも評価が高いようなので読んでみた。若くまだ世に出てない筆者の 浦安時代の回想録のようでもある。 自分は、あまり感慨もなく、さらっと読んだ感じ。 ただ、退職し船で暮らす元船長が、結婚を考えながらも果たせなかった女性からもらった人形を いつまでも大事にしていた話は良かった。 文中に出てくる、ストリンドベリイの言葉、 『苦しみ働け、常に苦しみつつ常に希望を抱け、永久の定住を望むな、この世は巡礼である』 | ||||
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青べかって何だろうと気になって読んでみた。山本周五郎氏の作品は、古き良き時代の庶民の生活を垣間見ることができるのが魅力。今では考えられないようなことが当たり前に日常の中にあり、それでも人々は心豊かに精一杯生きている。人と人のつながり、心の奥底にある豊かな感情などが生き生きと描かれている。 | ||||
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本の状態にはとても満足しました。まだ、本は読んでませんので、感想は言えませんが。 | ||||
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古本のせいか、ボロボロと文字が剥がれてきて読めませんでした。 | ||||
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浦安の近くに転職しました。昔が彷彿できてよかったです。 | ||||
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この物語は、現在の千葉県浦安市を舞台に、独特な雰囲気で表現されている。 表題にある「べか」とは、薄板で造った一人乗りの小舟(川船)のことである。 ひとつひとつ独立した短篇集になっており、大正から昭和初期にかけての時代背景の描写が素晴らしい。 一度は手にとって読んでみたい本である。 | ||||
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good | ||||
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自分は昭和43年に隣町の長島町(東葛西)に引っ越してきましたが本の登場人物そのままの個性的な人々が現存してい た記憶があります。今読むと当時の記憶が鮮明によみがえります。都心から来た周五郎先生の常識を打ち破られたのでは と思います。 | ||||
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新書がなく やむなく古書を求めましたが ある程度経年変化は許容範囲内として 不潔感が拭えずと言う感があり申し訳ありません 作者に申し訳ないと思いつつも 読みません | ||||
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こんな本が読みたかったんだよ。読んでいるうちにそんな気持ちになって来ました。こんな本が読みたくて今まで読書遍歴を続けて来たんだ、そういう感想を持ちました。この本の存在は以前から知っていましたが、時代小説を書く作家さんの現代小説だから、という偏見もあって、あえて敬遠をして来ました。そのことを今、強く反省しています。特に、「繁あね」「白い人たち」「芦の中の一夜」「おらあ抵抗しなかった」が心に残りました。 この本を読み終えたあと、若いころ読んだ「忘れられた日本人」(宮本常一著)が頭に浮かびました。 | ||||
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根戸川の下流にある、うらぶれた裏粕という漁師町をふと訪れた「私」は、“沖の百万坪”と呼ばれる風景が気にいり、ぶっくれ船“青べか”をテもなくかわされてそのままこの町に住み着いてしまう。その「私」の目を通して、町の住人たちの生活ぶりを、巧緻な筆に描き出した独特の現代小説。 | ||||
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浦安の昔の情景が興味深く面白い。昔の地図や鳥瞰図と合わせて読みました。 | ||||
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今朝何を食べたのか?ついさっきの昼食についても同様、僕は日常のいろんな事を忘れがちだ。 小説には筋があって、登場人物の憶測や葛藤を通して、腹が立ったり共感したり、つまり感動するのだと思うけれど、僕はこの小説を幾度読んでも筋が掴めないし感動もしない。感動してることを忘れてしまうのだ。ただただ強烈な印象は残る。この小説の舞台の匂いとともに。この印象は、映画のようにではなく白黒写真が連続してカチャカチャとスライドする感じだ。 日本文学史上最もアーティスティックで恐ろしい作品だと僕は思う。 | ||||
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こちらの下世話な好奇心迄をも容赦なく暴き出す見事な作品です。あと、当時の浦安の強い方言にも驚きました。 | ||||
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商品も古本ですが綺麗でしたね。 お店的には何も問題無いです。 内容は… 古い文体が好きな人にはお薦めです。 | ||||
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たくましく、おおらかな、懐かしいような風景が描かれていたが、すこし寂しくもあり、人生について、改めて、考えさせられた。 | ||||
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その昔、浦安あたりは半裸の人たちがたむろする漁師の集落だった。 信じられない人はぜひご一読を | ||||
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これを気に入る方がいらっしゃるとは思います。 すいません。 私の好みではないです。 人生や人の基本的な所を描いているんだと思いました。 しかし、私には、基本的すぎる点だと思えて、共感できませんでした。 要するに、性が軽すぎると感じました… 途中で出てくる、”浦粕の恋の仕方を知らない男”なんだと思います… | ||||
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東西線開通前の浦安庶民の生活の様子がよくわかる傑作です。 漁業や水産業が主産業だった当時の浦安庶民。貧しくも、明るく楽しく、性的におおらかな生活が生き生きと描写されている。 海を埋め立て、東京都のベッドタウンとなり、鉄鋼団地の工場地帯と、ディズニーリゾートの夢の世界が、主産業となった現在の浦安の風景には本書の面影はもうほとんど残っていない。 しかし、震災で液状化した時の人々の行動は、本書に登場する庶民と重なる部分も垣間見えた。浦安に住む人々の根底のどこかに、わずかに本書の登場人物の心性が残っていると思う。 | ||||
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2014年の現在から90年ほど前の浦安での人間模様と風俗が「よそもの」の目で生き生きと描かれている秀作。深刻な描写もあるが、それをむしろ傍観者的立場からユーモアを含めてさらりとかつ平易に書き上げる筆力は独特のものがある。東京に程近いが完全な下町というには都市部と距離がややあり、また漁師町としての特徴を有する町での出来事。貧しいながらも妙な悲壮感を持たずに分相応に生きている人々の集落。実際にこの物語としてまとめて書き終えられたのは今から55年ほど前であるから、3年の滞在期間のノートなどを元にして書いたものである。実はこの話に良く出てくる船宿(釣り船を出す店)「千本」とは現在も浦安で続く船宿「吉野屋」である。その船宿にたまに私も顔を出すのだが、その船宿に「青べか物語」との関係が書いてあることが、この本を知ることになったきっかけである。東京の下町というわけでもなく、寂れた漁師町であるわけでもない浦安という町には90年前には既に「釣り船」という商売が存在し、また小料理屋や洋食屋、女性もつくような店、芝居小屋、養魚場や石灰工場、缶詰工場など、それなりに産業もあったこと新鮮な印象を与える。安い酒場ではあるが、かなりの頻度で外食も行われているし、比較的性に関してもおおらかであることもわかる。釣りや料理、下町風俗や昭和風俗史などに興味のある方には是非おすすめしたい。 | ||||
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