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日本婦道記
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【この小説が収録されている参考書籍】
日本婦道記の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.57pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全45件 21~40 2/3ページ
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最近私の住む町には1件の本屋、ロードサイドに行けば求められるかもしれないが ネット楽して求められることがありがたい。 | ||||
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この精神の鼻くそほどの心構えがあれば、この世はもっと美しくなるのにね。 | ||||
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本屋でなかなか探せませんでしたので、早く入手でき、綺麗で満足しております。 | ||||
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戦後女性は強くなりました。 なぜでしょう。 もともと女性は皆強い。しかし本当に強い女性が少なくなってきたからこそ、少数の「世間に強いとみなされる」女性がマスコミ等でちやほやされているだけなのです。 「強い女性」というのは、世界に進出したり、賞を獲ったり、社会的地位についたりする女性だと私たちが戦後勝手に思い込んでいるだけのこと。 これを読めば女性の本当の強さがわかります。 「クオレ」を読めば軍国主義、「最後の授業」を読めば国粋主義ととらえる人が読めば、この本も封建的ととらえるのだろうなぁ。 今日NHKのラジオで朗読されていてまた読みたくなってきた・・・・・・。 | ||||
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今の時代に合うかはおいて、昔の日本女性がいかに強かったかがわかる本。 女性は控えめなのがいいというのはむしろ戦後かなり経過してからの短い期間の話でいつの時代も女性はツオイ^^ | ||||
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山本周五郎が偉大な作家であることは今さら言うまでもないことだが、戦時中に連作として書かれた「日本婦道記」から、新潮文庫のために選んだのが、これである。特に前半部がすばらしく、二編ほどは読んでいて涙がにじんだ。封建道徳の下での婦道礼賛であるから、抵抗のある人もいるだろうが、決して無理に女ばかりが忍従するという構成にはなっていない。特に、岡崎藩を舞台としたものが多く、どの土地のいつごろの出来事かを、虚構ながらにおさえて書かれているのがいい。残念なことは、現代の作家でこういうものが書ける人がいないということで、もしいるというなら、教えてもらいたいとすら思う。まあそれは、山本周五郎と同程度に書けたら、それは大変なことなのだが…。 | ||||
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いかに生くべきかということを考えさせられるエピソードが多かった。現代のように、道徳観が希薄化し、人間関係が空疎化してきていると誰もが憂慮する時代に、大いに読まれるべき小説であろう。 誰にもしられず、信念を持って、地道に努力する人々がたくさんいる。成功する人は、そのような多くの人に支えられているということをしらなければならない。 これは、『さぶ』にも見られた山本周五郎の考えだが、本書を読むと、感動を伴って理解でき、思想が自分の肉になるような気がする。しかし、現代日本にもこれらの貞女たちが脈々と生き残っているような気がする。日本も少し荒んできているが、持ち直していけると信じたい。 どの話もよかったが、出自を憚り、身を引いたお石と、真相もわからず他の女性を娶った平之丞が、老いてから再会する場面は、ひときわ印象的であった。 | ||||
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凛とした日本人女性の美しさを書いているが、実は女性への愛を書いている。 地味な女を忘れてはならぬ。涙が出てくる。 | ||||
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昭和17年から20年の短編連作30編を著者が選抜した珠玉の11篇。他人(ひと)を思いやり、奉仕の心を持って清冽に生きる江戸の婦人達の姿が儚く美しく清らかに情緒を持って描かれています。一見薄幸に見える彼女達は他人(夫や周りの人々)に幸せを与えることでその生の使命を果たし恐らく幸せであったと思います。本書を紹介してくれた四谷荒木町美舟のマスターはこのような素晴らしい婦人を持つ益荒男足れという夫道の小説だと仰いましたが、男女共にお薦めできる心洗われる人生訓が描かれた素晴らしき日本文学(小説)です。 | ||||
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江戸時代の武士の生活を描いた11編の小説である。ひとつの話は30ページ程度でいずれも読みやすい。 厳しい武家の定めの中で、夫や子のため、つつましく、けなげに生きた多くの母や妻の姿は、誠に立派としか言いようがない。夫を立派に勤めさせるための心がけや強い志など、女性だけでなく、男性にとっても読者の人生の意義を昂揚させるに充分の内容である。 ところで、「婦道記」を「ふどうき」ではなく、「ふどき」と読んでしまいがちだが、作者は「風土記」を意識していたのだろうか。 | ||||
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世代を超えて読まれる書という点では最高の書である。そして何よりも男女を問わず感動させられる名著でもある。これから結婚しようというカップルには是非読んで欲しい。価値観を同じくすることの第一歩はこの書から。 | ||||
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よく語られていると思います。 ほとんどの男性の功績は、家庭や職場にかかわらず 女性の忍耐や支えにより具現化されている場合があるわけで、 しかもその認識が 男性側に足りなかったり...と云うことは よくあるわけですが、 もっと感謝しなければと考えさせてくれる 物語ばかりです。 これは、男性が読むべき小説でしょう。 | ||||
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個人的には山本周五郎の小説の中で一番大好きな本です。 大東亜戦争中に軍国主義に利用されたという悪いイメージをお持ちの方が、もしかするとい らっしゃるかもしれません。 しかし、日本女性の美徳、美しさ、慎ましさが良く描かれている素晴らしい内容です。 是非、現代の若い女性に読んでもらいたいと思います。 | ||||
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山本周五郎は素晴らしい小説をたくさん書いていますが、『小説 日本婦道記』は特にお勧めの作品です。珠玉の短編集であり、入りやすいのではないでしょうか。 初めてこの作品集に出合った高校生の時、一話ごとに感動をこらえきれず、涙と嗚咽と鼻水で続きがなかなか読めませんでした。特に『二十三年』は今でも私の最も好きな短編小説です。途方もない孤独に耐えた、偉大な愛の物語。 数年前英会話スクールに通っていた時、好きだったイギリス人の女性に『二十三年』を要約して英語に直し、誕生日プレゼントとしてあげました。彼女は女性差別や女性の権利に敏感な人だったのですが、「Great story!!」と頬を赤らめて喜んでくれました。拙い翻訳は外国人講師たちの間で回し読みされましたが、世界各地から来た彼らにも、この偉大な作品は衝撃的だったようです。 | ||||
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周五郎の作品のレビューを書こうと決意し、 小学館短篇シリーズ5作を投稿しました。 新潮文庫21冊を手元に揃え、うち20冊読破、 順々にレビューを増やそうと企んでいます。 女性として恥ずかしいような気持ちがしました。 周囲の為にする献身さ美しさが光ります。 これ程相手の事を慕い想う気持ちは素敵です。 その中でも「二十三年」は抜群なのです。 過去のレビューも見てくだされば…、 私が想いを重視していると理解していただけます。 大好きな人に出逢った2006年、 その気持ちが持続した2007年、 そして…期待が膨らむ2008年、 「おかや」ほどの想いがあれば無敵ですね。 そこまでの気持ち、一途さがあれば私の恋も…、 この先行方は分りませんが真っ直ぐに想うだけです。 婦道記の女性達も素直な気持で想っています。 それは絶対的な信念で固く固く想っています。 自分じゃなくて相手の為だけに想っています。 そして犠牲…とは違う…、 大好きな人を想った時に私にも理解ができました。 | ||||
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人が生きていく姿勢を感じました。夫、婦人、親子、上司・部下は役割です。役割を果たす人によって、その生きる姿勢によって人生は様々なようです。教条的なものは感じません。ただ、ただ感動を覚えました。今日現在生きていると言うことは、この物語にあるような歴史に名を留めることのない先人の営みの結果であろうと思います。小説、物語としておもしろく一気に読み、決意を新たにできた一冊です。 | ||||
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女性の持つ優しさを描いた短編集。山本周五郎の物語は優しさに満ち溢れている。男性が主人公も物語もしかり。本作のように女性を主人公とした物語集では、その女性の温かさに僕たち男性はまいってしまう。物語の中身はタイトルでしっかり現されているが、その道を説いている物語ではないことは一読して理解できる。ただ市井に生きる女性達の「ある物語」を書き示しているのみである。それは本当に温かく、優しい。読後感は気持ちの良い、一言である。 繰り返すが、男性が理想の女性の道を説いているものではない。普通の物語である。 | ||||
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じつに美しい小説だと思った日本史に出てくる将軍、大名を支えた武士とその道その存在をさらに支えた決して語られることの無い妻とその道人はこんなにも強く、美しくあれるのだと教えてくれるしかもそれが美談に終わらない説得力をがある人の心の強さを見くびってはならない | ||||
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収められている短編の殆どの話で滝のように泣けました。現代人に忘れ去られた「日本人の美しさ」「心意気」が全編に通じて感じられる本当に良い作品。こんな世界があったとは…知らずにいたこれまでの人生、損してたと思います。ヤマシュウの世界に“はまった”きっかけの一作です。 | ||||
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男が貫くのが武士道なら、女が貫くのは、いったい何なのだろう。タイトルにある「婦道」とは、それをさしているように思える。 ひとがなにか譲れないもののために、自分の意志を貫くことに、基本的に男女の別はない。この短編集の中にはさまざまな女性が出てくるが、彼女たちは「女である」条件の中で精一杯それを通している。男性が「男である」条件から出られないのと同じように。 自分の生きかたを、改めて考えさせられる一冊。 | ||||
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