■スポンサードリンク
御堂筋殺人事件
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
【この小説が収録されている参考書籍】
御堂筋殺人事件の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.00pt |
■スポンサードリンク
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全1件 1~1 1/1ページ
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
1990年作品です。再読でしたが内容はすっかり忘れていて、情けないことに初読も同然でした。 大阪の御堂筋パレードや当時開催されていた「花の万博」が出てきます。けっこう取材もされたようですが、内田氏ご本人によるあとがきを読んでびっくりしたのは、若い頃、大阪にしばらく住んでおられて、あちこち引っ越していたのでそれなりに土地勘があるということ、内田氏といえば東京都北区と軽井沢、信州しか浮かばなかったのでびっくりでした。大阪女性と恋愛したこともある・・などとちらりと書かれていて、なんだか微笑ましかったです。 ミステリとしては正直かなりいまひとつです。内田氏はプロットを決めず、いきなり書き始めて、その時の流れで話を作っていくということですが、行き当たりばったりの感が否めず、浅見の推理は証拠も下調べも何もなく、すべて彼の推測でしかありません。それが正しいのだという前提で話を進めてしまうのは、彼の勘が鋭くて天才だから・・という設定なんですが、いくらなんでもちょっとなあ・・と思ってしまいました。 また、自分が関西人のため、やはり大阪弁のセリフがおかしいのが気になってしまいました(汗)。 これもあとがきに「僕が大阪をあえて舞台に選んだ理由は、フグとお好み焼きを食べたかったからである」と本音のような冗談のようなことを書いていらっしゃいますが(笑)そのフグやお好み焼きの感想もしっかり書かれていて、大阪府内の地理、交通機関なども正確ですし、大阪の雰囲気を楽しむにはいいと思います。 | ||||
| ||||
|
■スポンサードリンク
|
|
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!