■スポンサードリンク
ブルータワー
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
ブルータワーの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.65pt |
■スポンサードリンク
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全86件 81~86 5/5ページ
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
物語の続きが気になって読みはじめてから寝食を忘れて一気に読破してしまいました。今はとても満足な気分に浸っています。世界観や時代背景がよく考えられて設定されていて、人物や心情の描写もうまい。本を読んでいるはずなのにまるで映画を観ている感覚で、読んでいても疲れませんでした。世界観を大きくしてしまうと問題の焦点がぼけて結局話がまとまらず、「ドラゴンヘッド」の時のように期待を裏切られるのではないかと内心ハラハラして読み進めましたが、そんなことなかったです。「最後はこうくるか!」と予想していた展開をいい意味で裏切ってくれました。自分としてはバトルロワイヤル以来のヒットでした。だれか映画化してくれませんかね。次は映画版でぜひ観てみたいです。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
作者の力量ですね、それに尽きます明らかに地球の現状をそのままに書いてある感じですしかしながらそれが嫌味じゃなくなっているんですよ本当にファンタジーなんです未来の清算は過去・現在そして未来でつけなければならない色々と考えさせられてしまうのは確か。しかし悲観的にではなく夢を持つ意味で肯定的に明るく前向きになれる。万人受けする本ではないかもしれませんが読んで損は無いかと思います。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
キャラクターの雰囲気が「なぞの転校生」とか、昔見た少年少女向けのSFテレビドラマに似ていた。舞台は「ドラゴンヘッド」や「アキラ」を思わせる未来の東京(それにしても、今や未来は否定的にしか描かれないのだなあ)。けっこうサクサク進むストーリーは、意外とシンプルで、活劇風だ。だから少々お色気シーンもあるけれど、中学生あたりにも結構受け入れられそう。 内容としてはかなり現代の深刻な問題を反映している。占有空間をめぐって年少者の自爆テロと報復が繰り返されるところなんて、どうみてもイスラエルと周辺アラブ諸国のこととしか思えない。 物語世界の細かな整合性や度肝を抜くような独創的なアイデアという点では、少々物足りないところもある。だが、連載小説だっただけに、次の章へいざなうような展開のうまさが魅力だ。具体的に映像が浮かびやすいのはなぜだろう。 アビシニアンのココは、どうしてもスタジオジブリ系の「猫の恩返し」あたりのキャラクターを思い浮かべてしまった。読後感もいい。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
僕は石田さんの作品に対して、池袋ウエストゲートパーク等の作品を読んで好感を抱いていた。だからこの本が書店に並んで石田さんの名前を見たとき、面白いのだろうと思った。それぐらい良い印象を持っていた。実際にこの作品は読んでみてそれなりに面白かった。だが一つだけどうしても気になることがある。それは書店でこの本の題名を見たときから感じていた。この小説は、スティーヴン・キングの「暗黒の塔」シリーズとあまりにも設定が似通っているのではないか?ということだった。石田さんよりもキングのほうが好きなので、僕は少しショックだった。なによりも僕はこの本より「暗黒の塔」の方が面白いと思った。興味のある方は是非読み比べてみてはいかが? | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
石田さんの作品は、池袋ウエストゲートパークシリーズにみる通り、面白く、はずれがない。ブルータワーは、本屋に並んでいる本から、買って間違いなしというオーラを放っていたが、買って自宅に帰り、読み始めると、面白くて、とうとう朝の3時までかかって一気読みしてしまった。文句無く面白い快作なんで、SFだからちょっと。。。と思っている方にもぜひとも読んでいただきたい。石田衣良のオールタイムベストかもしれない。余命いくばくも無い主人公が、未来に飛ばされて破滅の淵に立つ人類を救うために全力をつくすというSFの筋立てであるが、心打たれる人間の心のつながりや男女の愛の形を描いており実に秀逸。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
【うつくしい子ども】で石田さんの作品に初めて触れ、彼の作品の虜となりました。私は彼の作品の中でこれが一番好きな作品となりました。初め見た時、帯には“SFファンタジー”と記されており、若干身構えて読み出したのですが、すぐにのめり込んでしまいました。スピード感がとてもあり、又、鳥肌が出てくるほどリアルにイメージが浮かんで来る表現描写にも圧巻でした。限られた時間の中で、末期の病に侵された今と不条理な世界である未来の両面で、圧倒的不利な状況に立たされながらも限られた時間の中で必死に自分の使命を貫こうとする主人公の勇敢さに胸を打たれました。未来の彼は人々の希望の重さに押し潰されそうになりながらもそれを糧にし、仲間達の協力によって希望を成し遂げようとする。“仲間”っていいなぁって思わせてくれました長編ということで読み応えもあり、読後の爽快感に浸りながらも、すぐに「また読みたい」という衝動に駆られる。そんな、勇気を与えてくれる作品でした。この本に巡り逢えた事をとても嬉しく思っています。 | ||||
| ||||
|
■スポンサードリンク
|
|
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!