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ブルータワー
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ブルータワーの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.65pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全50件 1~20 1/3ページ
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ネタバレを含みます。 初版発行が2004年にも関わらず、200年後の未来の世界観やAIの表現は素晴らしく序盤はとても引き込まれました。ウイルスによって絶滅に追い込まれた人類やウイルスを逃れるために構築された塔の階層による完全な階級社会、ワクワクがとまりません。 主人公は現在と200年後の未来を意識だけ行き来することができます。200年後の未来は塔による階級の固定派と解放派が存在し、主人公は塔の運営方法を決めることができる30人の内の1人、いわゆる特権階級です。 最初は無派閥でしたが、悲惨な塔の現状を知り、特権階級を捨て解放派レジスタンスと共に塔の支配からの解放を目指すストーリーです。 最終的にワクチン作成のヒントを現在から200年後の未来に暗記して持ち込みウイルスからの解放、つまり塔の支配からの解放を果たします。 しかし、読んでいてストーリーや細かい設定の違和感が気になってしまい。すっきりと読むことができませんでした。 例えば、絶大な権力を持ちながらなぜ政治的な手段で支配からの解放をせず、権力を捨てレジスタンスに加わったのか(結果的に多大な人的被害がでます)。シンギュラリティに到達していると思われるAIが登場しますが、AIを複製してワクチンを作られた方が良いのではないかなど上げるときりがありません。 この本は人の記憶を大切にしているようです。それ故にクライマックスでワクチン作成のヒントを暗記し未来に届けるという荒業を選びます。ワクチン作成のヒントは数字の羅列で暗記が難しいので、女体のパーツに紐づけて覚えるという謎の展開です。 クライマックスが良ければすべて良いと思い最後まで読みましたが、モヤモヤがとまりません…タイムカプセルで届ければ良かったのではないか…モヤモヤします… | ||||
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石田衣良さんの作品は好きです。 特にブルータワーは、ちょっと大袈裟に言うと現在のコロナウィルスを予言でもしたかのような感じです。 中国で発症した新型インフルエンザが蔓延して、世界が荒廃する様。 | ||||
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一生忘れない作品のひとつになりました。 いい本と出会えました。 | ||||
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ネタバレ含む感想。 物凄い話でした。序盤はどういう展開になるのかなと思いながら読み進め、気がつけばのめり込むように読んでいました。終盤の展開を読んですごい話!となります。 人類を救う鍵となる数列を覚えたいのに覚えられない。だからこそ大切な女性の体に書いて覚えて、そして未来に再び行く。 タイムスリップとかありえないことが起きているのに、周司の考えや行動は本当にありえそうで、だからこそ真に迫ってきました。とにかく読んで良かったです。 | ||||
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2004年に買っておいた本だが、2020年の今頃になってから読んでみた。長いけれども、一気に読める面白い本だ。そして、今、読むべき本である。 SFというより全体的にはファンタジーである。新宿の高層マンションに住む脳腫瘍末期患者の冴えない中年男が、強力インフルエンザに支配され、戦乱に狂う2200年代のブルータワーにワープする。時空を行き来しつつ大活躍して、社会不安の根本原因だった感染症を無力化するための問題の解決に、「伝説的な」役割を果たしていく物語である。SFというのは、物語の背景となる感染症に関する部分だ。2200年の未来では、「西中国」の微生物研究所で遺伝子改変され、抗ウィルスワクチンの作成ができない「最凶の」インフルエンザウィルス「黄魔」が蔓延している。そのため、上・中流の人々は2キロの高さを有するタワーに住み、タワーの内部対立に加え、野外に住む下層の人々とも軍事的対立関係にある。 2020年の世界は、物語と同じく中国起源の新型ウィルスの出現で、スペイン風邪以来のパンデミックの様相を示している。作者が2004年にイメージした創作の世界の一部が、今年の数か月で眼前に出現したため、話が凄味を増している。タワーマンションのような高層建造物、AI、格差問題などの、物語の舞台となるセッティングも、2004年よりはずっと身近なものになってきている。作者のストーリーテラーとしての力に加え、未来を展望するテーマの設定に感心した。 | ||||
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コロナ禍の中で読むと、恐ろしさ倍増。 作家の想像力に慄いた作品。 | ||||
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面白くてあっという間に読めた本です。 それに何度も読み返してます。 そのくらい好きな作品です。 石田衣良さんの本はよく読んでますが、自分の中でダントツです。 | ||||
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文庫本を持っているが、Kindle版出してください。Kindle版だったら何度も読めるし、いつでも読める。私にとってはそれぐらい面白い作品です。 | ||||
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近未来、そして現在とクロスして描かれる世界は見事でした。 タワーの存在、そのコミュニティ形成に至るまで細部に練られている作品です。 こういうのを映画化したら邦画も面白いだろうなあと思います。 | ||||
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問題無し問題無し問題無し問題無し問題無し問題無し問題無し問題無し問題無し | ||||
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良い意味でも悪い意味でもキャラが立った作品。 ドラえもん並みにキャラクターが立っています。(言い過ぎ?) 主人公はもちろん、ヒロインや主要キャラがいちいち特徴的でこいつ誰だっけ?ということがありません。 それぞれに個性があり、それぞれを好きに、所謂キャラ萌えしながら読むことができます。 それはもちろんキャラクターを魅力的に表現できる石田衣良さんの腕なのでしょうが、この作品には目立ったキャラクターがこんなにいっぱい必要なのか。 個人的にはとても面白くすぐに読んでしまいましたが、SF小説としては軽めかも。 設定は面白いし、キャラクターも魅力的なので映画向きの作品のような気もしますね。 | ||||
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9・11をヒントに絶対倒れない塔をイメージして作ったという本書。 業界に対するアンチテーゼか、SFに対する敬意か。 石田さんにしてはチャレンジングな作品。 女性には苦手な人も多かったであろう本書は、最後には良い方向に収まる石田さん定番の安心感はある。 名前が覚えにくかったり、現代と200年後を行き来する設定に疲れてしまう人もいるかもしれないが、 石田さんの新たな面が垣間見れる作品。 いつもの石田作品を想定していると、少し毛色が違う。 そして本人も言うように、長い・・。 | ||||
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展開は少しありがちでしたが、読んでいて苦にならない面白さがありました。 終わりもハッピーエンドで、読み終わるとなんとも言えない爽快感がありました(^-^)/ | ||||
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この本を家庭教師の先生から頂き、夢中になって読みました(笑)読んだあとの爽快感は、アガサクリスティのそして誰もいなくなった以来の感動です! 読んでいて、多少回りくどい表現は入っていますが、主人公に感情移入出来る作品です。 | ||||
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この本の未来の世界ではウィルスが蔓延して外を出歩けない状況ですが、今の東北関東も似たようなものです。 原発事故が発生して以降、放射能に対する恐怖は(特に小さな子どもを持つ母親たちにとっては)非常に大きなものとなっています。 閉塞状況を打破しにかかる主人公をみて、今の日本の閉塞状況を打破しなくて大丈夫なのかと問われているように思いました。 自分の中にある勇気を見つめるための本だと思います。 | ||||
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好き嫌いが分かれる分野かもしれない。 近未来と現実が交差するSFサスペンスと 恋愛小説が入り混じった冒険活劇のようだ。 私は石田氏の話術に引き込まれた。 「次はどうなるの?」とイメージがどんどん膨らみ 最後はタオル片手に大号泣 壮大な長編映画を観終わったあとのような 爽快感を味わうことができた。 思いきり泣くと頭が痛くなるが 読後感はスッキリだ。。。 | ||||
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高層マンションに美しい妻とネコと住む主人公は悪性の脳腫瘍により余命いくばくも無い、病気の痛みと思うように動かない体で、地上から街を見下ろす日々である。 妻は元同僚と浮気をして、世の中に希望も夢も何もない。 そんな主人公がある日突然心がタイムスリップする。 着いたのは200年後、新型インフルエンザ黄魔により、絶滅寸前の世界である。 そこで彼が住んでいたのは地上2000mの超高層マンションブルータワー。 未来の世界と現在の彼の世界とシンクロしつつ、彼は未来を救うべく立ち上がる。 荒唐無稽な話である、しかし、新型ウィルスや格差社会など昨今のニュースを聞いているとこのような未来もあるのでは、そんな不気味な予感もする。 ストーリー運びも面白く、文章も滑らか、そしえt何よりも読んだあと、救われるのがうれしい。そしてラストのココとのエピソード。 蛇足という人もいるかも知れないが、あれにはさらに心が温まりました。 | ||||
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ずっと活字離れをしていました。 小説という“作り物”の世界に触れるのを避け(現実的なビジネス書とか新書、良くてもエッセイ位しか手に取らない)時間が10年近く過ぎ、最近この本とたまたま出会いました。 この本がきっかけでまた、小説を手に取るようになりました。 それだけ夢中に読めた本です。 面白かったです。 ファンタジーの世界過ぎ〜!ありえない〜と、思いながら読みはじめたにも関わらず。 内容が突飛もないのに、現実におこりそうな未来を予測していたり。 治る見込みのない病気になってしまった恐怖、悲しみ、焦り、切なさ、惨めさなど主人公の心理描写が細かい所までが丁寧に綴られていて。 心を揺さぶられ、時には切なく、次の展開に期待と願いを込めて読みました。 この本のジャンルはSFになるのでしょうか。 SFとしてはもちろん、恋愛、冒険、社会、QOL(クオリティオブライフ:その人の“人生”や“生き方”を尊重すること)などが織り込まれていると思いました。 今よりも大人になったら、また読み返してみたいと思った小説です。 | ||||
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SFはあまり読みつけない。タイムマシンやら失われた世界などの古典的作品を 読んでいるくらいだ。 石田衣良のほうもR25の巻末エッセイや数本の短編程度しか手にとっていない。 しかしそれでも良く分かる。 この本は素晴らしい。どうか恋愛小説や推理小説を好む人にこそ読んでもらいたい。 必ず清清しい読後感と明日への活力を得ることができるだろう。 | ||||
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スバラシイの一言です。 よく調べられていて難しい話も出てきますが 物語の流れのテンポがとてもいいです。 長編だが読みやすい! | ||||
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