■スポンサードリンク


ブルータワー



新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
【この小説が収録されている参考書籍】
ブルータワー
ブルータワー (徳間文庫)

ブルータワーの評価: 3.65/5点 レビュー 86件。 Eランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.65pt


■スポンサードリンク


Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全17件 1~17 1/1ページ
No.17:
(2pt)

タイムカプセルじゃ、なぜ駄目なの?

200年後の未来と現在をいったり来たり。
答えは現在の目の前にあり、異なるのは時間軸だけ。
同じ座標にいるのに、未来に物質を運ぶことができない。
これさえ運べれば人類の未来が救える!

という設定で、なんで一度もタイムカプセル案が出てこない???
埋めたら一瞬後に未来で回収できるじゃん。
失敗しても何度もチャレンジできるじゃん。

200年後の目の前に、協力者のいる建物や新宿御苑がそのまま残っている。
そこまで描いておいてタイムカプセル案が出ないなんて。脳腫瘍のせいかな?
しかも、「運びたいある物」は実態の物でなくてもよくて、簡単な数字に変換できるしろもの。
手紙を書きまくってもいいし、ネットにアップしまくってもいいわけで。
コピー用紙を入れるだけなら自分で空き缶をろう付けしたっていい。
山ほど手がある。
文明が分断したポストアポカリプスものならそれも無理筋、核戦争で崩壊したなら駄目かもね。
でも、この未来は現在に続く高度文明の世界。
高度なAIはクラウドに膨大な知恵を持っている。
なら資料さえ様々な方法で残せば、AIが見つけてくれるんじゃないの?と思います。
そもそも元のインフルエンザを見つけた現在の学者が、「もう世界中に資料をばらまいた。誰にも止めることはできない」とか言ってなかったっけ。核爆弾で中国の一部がなくなっても、世界にデータを残せばいいだけでは?

せめて、案を出して潰して欲しかったですね。
その代わりに出てくるアイデアが、あれって。脳腫瘍のせいですか?
途中までは面白かったのにどんどんつまらなくなっていき、落ちがあまりに陳腐。
映像化する前提の文章という印象を受けて白けてしまいました。最初と最後をおっぱいで締めて、「最初のおっぱいは暗喩なんだな。伏線回収。深いでしょ」って感じなのかな……。
そもそも、ハゲ散らかった腫瘍末期はさておいても、40代の既婚男性上司にスタイル抜群で素直でかわいい20代の女性が自分から言い寄ってくるなんて。あはははは。だったらいいですね。
理想の女の描き方は、これでもかってくらいバブみありすぎ。
とても気持ち悪いです。
体は若いセクシーなお姉さんで、中身は母親。いつでも裸の胸に顔をうずめさせてくれる。自分のことをわかってくれる。愛したいだけなので対価は何も求めない(笑)。
嫌いな女の描き方は、これでもかってくらいわかりやすく冷酷無比。損得勘定しかないレイシストです。
いい方でも悪い方でも、そんな極端な人間いないって……。
ここまであからさまに願望小説を書かれると、突っ込む前にぞっとしちゃいます。
ブルータワーAmazon書評・レビュー:ブルータワーより
4198619182
No.16:
(1pt)

すべてにおいて薄っぺらい

SFのエの字も知らないような作家が書いたんじゃないかと疑うほどの、薄っぺらい未来設定。 加えて、薄っぺらい登場人物と薄っぺらい台詞の応酬に、悪い意味で鳥肌が立ちました。 この人の作品は何作か読みましたが、どれもスイーツ(笑)向けの薄っぺらい小説ばかりです。 ドラマのおかげでIWGPがヒットして、それにゾンビのように縋り付く才能のない作家さんだなと。 もう少し面白い小説を書く勉強をした方がいいと思います。 素人が書いたネット小説の方がまだ面白い。
ブルータワーAmazon書評・レビュー:ブルータワーより
4198619182
No.15:
(1pt)

残念でした。

40ページあたりで、読み進むのをやめました。 設定は普通に楽しめるかと思ったけど、文体なのか、センスなのか、先が気になるという小説の醍醐味が、まったく無かったのが残念でした。
ブルータワーAmazon書評・レビュー:ブルータワーより
4198619182
No.14:
(2pt)

薄っぺらい

なんとなく買って最初のさわりを読んでなんとなく放置していたのだけれど、飛行機で長距離移動のときに読み切った。初のSFということで仕方ない?のかもしれないけれど、内容が稚拙な気がする。
死期の迫る中年男にお金も何もいらないからと言いよってくる若いOL。これだけでなんだかしらけてしまう。ラストの展開も、、、SFというならもう少しマシなストーリーを作ってほしい。中年男の夢物語って感じ。
ブルータワーAmazon書評・レビュー:ブルータワーより
4198619182
No.13:
(1pt)

スターキングは名作ですよ

この作家が良いと聞いて初めて読んだのがこれです。失敗しました。
なんというか、全編に漂うオジサン雑誌っぽい雰囲気がキツい。
最初はいいかな、と思ったタワーの設定も進むにつれてアラが出てきて辛い。設定を固めることよりおじさんの性的ファンタジーを満たす方を優先するならいっそそっちを充実させればいいのに、やたらと主人公の言い訳が続くのでだるい。

こんな駄作をハミルトンに捧げるとかほんとやめて。
ジョン・ゴードンは若いおねーちゃんウハウハの中年男と違うわ!
ブルータワーAmazon書評・レビュー:ブルータワーより
4198619182
No.12:
(2pt)

設定はまあまあ

この著者の作品は初めて読みました。
伝説の少年テロリスト誰々とか、元軍人のボディーガード誰々など、
元は雑誌連載とのことで仕方ないかもしれませんが、いちいち説明が入るのがしつこい。
この著者はナルシストなのでしょうか?
言葉やセリフの端々にそれを感じました。
表現の仕方も冗長的で、いちいち決め台詞みたいに……
最後の解決の仕方も、醒めてるのかもしれませんが冗談みたいに馬鹿げていて、
正直ちょっと笑ってしまいました。
設定や展開は面白かっただけに、もう少し淡々と描けなかったものかと残念に思います。
ブルータワーAmazon書評・レビュー:ブルータワーより
4198619182
No.11:
(1pt)

粗雑で幼稚な筋書き

これがSFなんですよと言われたらそれまでかもしれないが、設定に無理があるというかご都合的な展開がどうも気になります。感情表現や台詞回しもジャンプコミックのよう。地の民と塔の決戦のときもライブリアンの活躍の盛り上がりの台詞のやり取りも戦局中のものではないですし。まぁ、好き嫌いがはっきりしそうですね。石田さんの作風なんでしょうか。
ブルータワーAmazon書評・レビュー:ブルータワーより
4198619182
No.10:
(1pt)

これがライトノベルなら楽しめた

主人公は末期脳腫瘍からくる痛みによって、数世紀先の未来に意識が飛ばされる。
 なんとそこは、恐るべきウィルスによって人類が滅亡の危機に瀕している。ようだ。
 しかし、未来の人類の数%はとても進んだ科学によって守られている。安心安心。
 だが、そんな超科学の前でもウィルスを駆逐することが出来ず、愚かなことに人類は格差階級からくる内乱のせいで自滅する寸前だった。
 主人公はそんな未来と現代を行ったり来たりしながら、未来の世界のために奮闘する。

 ほほう、二次元の世界にはありがちな設定だが、面白そうじゃないか、と読み進めていくのだが……

 ご 都 合 主 義 過 ぎ る 。
 この手のなんちゃってSFは何かしらの先端技術、情報などを読者の前にちらつかせてサイエンスとし、あとはいくらでも好き勝手にファンタジーをやってしまうのが流行のようだ。
 この本で言うならサイエンスは「インフルエンザウイルス」で、ファンタジーは「超科学」。

どこら辺がご都合主義だと感じたのか、書いておく。以下ネタバレ。

・主人公は未来の世界では集団の意思決定機関の委員の一人となっていて、彼の票が重要になる。
・未来の情報はすべて、腕輪型のコンピュータに仕込まれたAIによってもたらされた。このコンピュータは超科学の産物で、天候すら自在に操れる(伏線)。
・現代では妻の不倫が発覚するも、部下の若い女が代わりに登場。
 なんとこの部下の女の弟は、インフルエンザウイルスを研究してる研究員で、その研究員の知り合いが世界滅亡の元となったウィルス作りに関与する。
・なにやら古い言い伝えがテロリスト側には残っており、主人公はその言い伝えに合致。すぐにテロリスト達に気に入られ、上階級と下階級の仲介役みたいなポジションになる。
・戦闘はすべてAIが何とかしてくれる。
・現代の主人公の脳腫瘍は(末期なのに)勝手に治る。
・AIが勝手に覚醒して、敵の超超AIすら打ち勝てる神AIになる。
・ウィルスワクチンを作るための情報を未来に送るため、2万以上の数字を暗記しないといけない、のに部下の女の体に数字を書いて暗記するプレイで見事に解決。(ちなみに最近の研究で、エロは記憶力を妨げる効果があることが明らかになってます)

一体コレはどういう読者層に向けて書いたんだろう。
主人公のような、妻に不倫されて世の中に絶望してるリーマンかな?
別にご都合主義が悪いわけじゃないんだけど、人がゴミのように死んでいく世界を硬派な文章で書いてるくせに、展開がコレだとね……いっそラノベで書けばいいのに。

ブルータワーAmazon書評・レビュー:ブルータワーより
4198619182
No.9:
(2pt)

出来不出来が激しい作者だと思います。

基本的には、石田衣良さんの作品は好きです。名前だけで作品を購入してしまうくらいには。よって、今回も期待して購入したのですが・・・。・主人公にまったく共感できない・ストーリー展開にもわくわくさせられない(冗長な印象)・テーマがあいまい・文体が硬くて読みづらい以上3点により、低い評価をつけざるを得ません。納得いかない点が、世界設定のち密さや、壮大(であろう)なテーマといったものを上回ってしまいました。こういったSF風にも挑戦している、というところは、すごいと思いますが。
ブルータワーAmazon書評・レビュー:ブルータワーより
4198619182
No.8:
(2pt)

途中で読むの止めちゃった♪

ハリウッドのSFアクション映画のような設定でありながら、作者の衒学的な文体のせいでとてもテンポが悪い。格差社会の悲喜こもごもを訴えているものの、作者の上から目線の描写には鼻白むばかり。結果、わざとらしいメッセージ性ばかりが強くなり、緊張感と臨場感に欠ける展開に。エンタメとして少しも楽しくないので、途中で読むのやめました。
ブルータワーAmazon書評・レビュー:ブルータワーより
4198619182
No.7:
(2pt)

いまいち。

世界観や構成はよく練ってあるし、話もわかりやすいです。が。あまり深い話じゃありません。暇つぶしに読むのには良いと思います。
ブルータワーAmazon書評・レビュー:ブルータワーより
4198619182
No.6:
(2pt)

現実を書くか。現実に近いフィクションを書くか。

この作者は、やはり
「現実」
を書くのがものすごく、自然で上手い人なのではと思ってしまった。
というかこの本への期待が高かった分、がっかりしたというべきか。
物語の中では「現実」と「フィクション」が
クロスオーバーしていくのだけれど、
その描き方の習熟度がチグハグすぎて物語りに入り込めない気がした。
単に「フィクション」側のストーリーテラーとしての未熟さを感じたのかも。
フィクションの可能性を現実世界とリンクすることで狭めてしまったというか。
「フィクション」は何でもできる。自分が作った世界(ルール)さえ逸脱しなければ。
その前提に立ってもう一度、再チャレンジしたこの作者のフィクションが見たいと思った。
ブルータワーAmazon書評・レビュー:ブルータワーより
4198619182
No.5:
(2pt)

石田衣良は

娼年やうつくしい子どもで、いい作家だなと思って、それ以来、微妙と思う作品にも出会ったが、ずっと購入し読み続けている。なのに、新作が出るほどにつまらなく、雑多になってきているのがとても哀しい。このところ短編ばかりだったので、久々の長編に少し期待したけれど、いまひとつだった。確かに面白く読めるところも多々あるけれど、読むほどにこの人のナルシストぶりに興ざめしてしまうのだ。設定の甘さ、心情描写の幼稚さも鼻につくし、もはやこれまでなのだろうか?とか言いつつアキハバラDEEPを買った私。しかし、これがつまらなかったら、もう二度とこの人の単行本は買わないだろうと思う。
ブルータワーAmazon書評・レビュー:ブルータワーより
4198619182
No.4:
(1pt)

SFやファンタジーを書くのはもう辞めてほしい。

ファンタジー好きとして、読むのを楽しみにしていました。読んで猛烈に腹が立ちました。著者はファンタジー=「都合がいい」と勘違いしているんじゃないでしょうか。面白くないわけじゃない、最後まで一気に読めます。けれど、余りに悲惨な世界を描きながら、何故主人公を特権階級に置くのでしょう。無数の人々を作中で殺し、主人公を憤らせ生命の重みを主張しておきながら、なぜ主人公とその親しい人々だけはラスト近くまで怪我一つしないのでしょうか。ゲームのシナリオあたりにすれば、面白いものが出来るかもしれません。
ブルータワーAmazon書評・レビュー:ブルータワーより
4198619182
No.3:
(1pt)

買う前に見て

まずこの本は石田氏の小説を読んだことがあり、なおかつそれを面白いと感じたことのある人にはおすすめです。オモシロさで言うと中の上ぐらいのレベルでした。購入して損はないと思います。あんまり突っ込んだことを書くとまずいと思うのですが、この本の大まかな設定が、スティーヴン・キングの書いた「暗黒の塔」シリーズ(角川文庫)に似ています。どんなところが似ているのかは自分で確かめてみてください。(まぁ、あくまでもこれは僕がそうだと感じただけの話なんですけどね)小説によくある「インスパイア」されたとか「影響を受けた」とかいうことが後書きに書いてあるのかと思って見てみると、そういう素振りは一切ありませんでした。うーん、単なる偶然なんですかね?(ひょっとしてパ・・・?)ちなみに僕はキングのほうが面白いとと感じました。まぁ、あくまで僕がそうだと感じただけの話ですから、あしからず。
ブルータワーAmazon書評・レビュー:ブルータワーより
4198619182
No.2:
(1pt)

石田衣良『ブルータワー』の戦慄

 脳腫瘍による末期癌の瀬野周司は、父親の地所売却によって獲得した超高層マンション新宿ホワイトタワーで余生を過ごす。そして脳腫瘍の痛みは周司を二百年後の未来へと誘う。周司が移行した未来の世界は、東中国を支援したアメリカ・韓国・日本と西中国を支援したインド及びイスラム諸国の戦争により荒れ果て、ウイルス兵器黄魔によって各国は分断され、戦争の勝者なきばかりかまともに外を歩けない状態にある。瀬野周司は高さ二キロ程の「国民」全員が住むブルータワー最高責任者三十人委員の一人セノ・シューに転生する。この世界では周司の周辺人物も二百年前の面影を持ってこの世界に登場する。同僚でありライバルの萩原邦夫は、周司の妻と現在と未来に渡って不倫をする。話がそれるが萩原は物語の現実世界内で〔おぎわら〕とルビが振られる。萩は〔はぎ〕であって荻〔おぎ〕ではあるまい。萩原は来世でシューのライバル「オギワラ」として登場する。決して漢字を書き違えてはならない存在である。なぜこのような間違いを誘発したかというと、このテクスト内は現在でも来世でも、交換不可能な人間という存在が時空を超えて交代可能な存在であるという前提で成立しているからである。周司を想う武井利奈は来世では塔で暮らせない最下層の<非国民>「地の民」として転生する。そのリーナは「TPOってやつをわきまえているのさ」と発話する。当然のことだが二百年後の世界で<非国民>として教育を受けない人間の発話する言葉ではあり得ない。TPOという半ば死語はOL利奈によってのみ語られるボキャブラリーである。ファンタジーならばどんな設定でもあり得るというわけではない。常識で考えて田畑はあるのか? 塔の一般人はどうやって生活しているのか? 塔内でいかなる利潤を上げているのかなど、設定を巡る疑問点のみが脳裏に浮かんでくる。本当に戦慄すべきは二百年後ではなくこの物語の杜撰さであった。
ブルータワーAmazon書評・レビュー:ブルータワーより
4198619182
No.1:
(1pt)

なんか似てる・・・

僕は石田さんの作品に対して、池袋ウエストゲートパーク等の作品を読んで好感を抱いていた。だからこの本が書店に並んで石田さんの名前を見たとき、面白いのだろうと思った。それぐらい良い印象を持っていた。実際にこの作品は読んでみてそれなりに面白かった。だが一つだけどうしても気になることがある。それは書店でこの本の題名を見たときから感じていた。この小説は、スティーヴン・キングの「暗黒の塔」シリーズとあまりにも設定が似通っているのではないか?ということだった。石田さんよりもキングのほうが好きなので、僕は少しショックだった。なによりも僕はこの本より「暗黒の塔」の方が面白いと思った。興味のある方は是非読み比べてみてはいかが?
ブルータワーAmazon書評・レビュー:ブルータワーより
4198619182

スポンサードリンク

  



新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!