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ブルータワー
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ブルータワーの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.65pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全86件 1~20 1/5ページ
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ネタバレを含みます。 初版発行が2004年にも関わらず、200年後の未来の世界観やAIの表現は素晴らしく序盤はとても引き込まれました。ウイルスによって絶滅に追い込まれた人類やウイルスを逃れるために構築された塔の階層による完全な階級社会、ワクワクがとまりません。 主人公は現在と200年後の未来を意識だけ行き来することができます。200年後の未来は塔による階級の固定派と解放派が存在し、主人公は塔の運営方法を決めることができる30人の内の1人、いわゆる特権階級です。 最初は無派閥でしたが、悲惨な塔の現状を知り、特権階級を捨て解放派レジスタンスと共に塔の支配からの解放を目指すストーリーです。 最終的にワクチン作成のヒントを現在から200年後の未来に暗記して持ち込みウイルスからの解放、つまり塔の支配からの解放を果たします。 しかし、読んでいてストーリーや細かい設定の違和感が気になってしまい。すっきりと読むことができませんでした。 例えば、絶大な権力を持ちながらなぜ政治的な手段で支配からの解放をせず、権力を捨てレジスタンスに加わったのか(結果的に多大な人的被害がでます)。シンギュラリティに到達していると思われるAIが登場しますが、AIを複製してワクチンを作られた方が良いのではないかなど上げるときりがありません。 この本は人の記憶を大切にしているようです。それ故にクライマックスでワクチン作成のヒントを暗記し未来に届けるという荒業を選びます。ワクチン作成のヒントは数字の羅列で暗記が難しいので、女体のパーツに紐づけて覚えるという謎の展開です。 クライマックスが良ければすべて良いと思い最後まで読みましたが、モヤモヤがとまりません…タイムカプセルで届ければ良かったのではないか…モヤモヤします… | ||||
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石田衣良さんの作品は好きです。 特にブルータワーは、ちょっと大袈裟に言うと現在のコロナウィルスを予言でもしたかのような感じです。 中国で発症した新型インフルエンザが蔓延して、世界が荒廃する様。 | ||||
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一生忘れない作品のひとつになりました。 いい本と出会えました。 | ||||
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ネタバレ含む感想。 物凄い話でした。序盤はどういう展開になるのかなと思いながら読み進め、気がつけばのめり込むように読んでいました。終盤の展開を読んですごい話!となります。 人類を救う鍵となる数列を覚えたいのに覚えられない。だからこそ大切な女性の体に書いて覚えて、そして未来に再び行く。 タイムスリップとかありえないことが起きているのに、周司の考えや行動は本当にありえそうで、だからこそ真に迫ってきました。とにかく読んで良かったです。 | ||||
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2004年に買っておいた本だが、2020年の今頃になってから読んでみた。長いけれども、一気に読める面白い本だ。そして、今、読むべき本である。 SFというより全体的にはファンタジーである。新宿の高層マンションに住む脳腫瘍末期患者の冴えない中年男が、強力インフルエンザに支配され、戦乱に狂う2200年代のブルータワーにワープする。時空を行き来しつつ大活躍して、社会不安の根本原因だった感染症を無力化するための問題の解決に、「伝説的な」役割を果たしていく物語である。SFというのは、物語の背景となる感染症に関する部分だ。2200年の未来では、「西中国」の微生物研究所で遺伝子改変され、抗ウィルスワクチンの作成ができない「最凶の」インフルエンザウィルス「黄魔」が蔓延している。そのため、上・中流の人々は2キロの高さを有するタワーに住み、タワーの内部対立に加え、野外に住む下層の人々とも軍事的対立関係にある。 2020年の世界は、物語と同じく中国起源の新型ウィルスの出現で、スペイン風邪以来のパンデミックの様相を示している。作者が2004年にイメージした創作の世界の一部が、今年の数か月で眼前に出現したため、話が凄味を増している。タワーマンションのような高層建造物、AI、格差問題などの、物語の舞台となるセッティングも、2004年よりはずっと身近なものになってきている。作者のストーリーテラーとしての力に加え、未来を展望するテーマの設定に感心した。 | ||||
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コロナ禍の中で読むと、恐ろしさ倍増。 作家の想像力に慄いた作品。 | ||||
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話の設定を見て面白そうだったので購入しました。 塔の世界の雰囲気は読んでいてワクワクしたのですが、肝心の主人公はライブラリアンや護衛に頼りっきりでいまいち惹かれませんでした。 塔の世界の住人をあれだけ犠牲にした後の解決方法も少々冗談っぽい展開で、他のユーザーの方が述べている様にタイムカプセルなどもう少し筋の通ったオチを用意して欲しかったです。 | ||||
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200年後の未来と現在をいったり来たり。 答えは現在の目の前にあり、異なるのは時間軸だけ。 同じ座標にいるのに、未来に物質を運ぶことができない。 これさえ運べれば人類の未来が救える! という設定で、なんで一度もタイムカプセル案が出てこない??? 埋めたら一瞬後に未来で回収できるじゃん。 失敗しても何度もチャレンジできるじゃん。 200年後の目の前に、協力者のいる建物や新宿御苑がそのまま残っている。 そこまで描いておいてタイムカプセル案が出ないなんて。脳腫瘍のせいかな? しかも、「運びたいある物」は実態の物でなくてもよくて、簡単な数字に変換できるしろもの。 手紙を書きまくってもいいし、ネットにアップしまくってもいいわけで。 コピー用紙を入れるだけなら自分で空き缶をろう付けしたっていい。 山ほど手がある。 文明が分断したポストアポカリプスものならそれも無理筋、核戦争で崩壊したなら駄目かもね。 でも、この未来は現在に続く高度文明の世界。 高度なAIはクラウドに膨大な知恵を持っている。 なら資料さえ様々な方法で残せば、AIが見つけてくれるんじゃないの?と思います。 そもそも元のインフルエンザを見つけた現在の学者が、「もう世界中に資料をばらまいた。誰にも止めることはできない」とか言ってなかったっけ。核爆弾で中国の一部がなくなっても、世界にデータを残せばいいだけでは? せめて、案を出して潰して欲しかったですね。 その代わりに出てくるアイデアが、あれって。脳腫瘍のせいですか? 途中までは面白かったのにどんどんつまらなくなっていき、落ちがあまりに陳腐。 映像化する前提の文章という印象を受けて白けてしまいました。最初と最後をおっぱいで締めて、「最初のおっぱいは暗喩なんだな。伏線回収。深いでしょ」って感じなのかな……。 そもそも、ハゲ散らかった腫瘍末期はさておいても、40代の既婚男性上司にスタイル抜群で素直でかわいい20代の女性が自分から言い寄ってくるなんて。あはははは。だったらいいですね。 理想の女の描き方は、これでもかってくらいバブみありすぎ。 とても気持ち悪いです。 体は若いセクシーなお姉さんで、中身は母親。いつでも裸の胸に顔をうずめさせてくれる。自分のことをわかってくれる。愛したいだけなので対価は何も求めない(笑)。 嫌いな女の描き方は、これでもかってくらいわかりやすく冷酷無比。損得勘定しかないレイシストです。 いい方でも悪い方でも、そんな極端な人間いないって……。 ここまであからさまに願望小説を書かれると、突っ込む前にぞっとしちゃいます。 | ||||
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面白くてあっという間に読めた本です。 それに何度も読み返してます。 そのくらい好きな作品です。 石田衣良さんの本はよく読んでますが、自分の中でダントツです。 | ||||
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文庫本を持っているが、Kindle版出してください。Kindle版だったら何度も読めるし、いつでも読める。私にとってはそれぐらい面白い作品です。 | ||||
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近未来、そして現在とクロスして描かれる世界は見事でした。 タワーの存在、そのコミュニティ形成に至るまで細部に練られている作品です。 こういうのを映画化したら邦画も面白いだろうなあと思います。 | ||||
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問題無し問題無し問題無し問題無し問題無し問題無し問題無し問題無し問題無し | ||||
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SFのエの字も知らないような作家が書いたんじゃないかと疑うほどの、薄っぺらい未来設定。 加えて、薄っぺらい登場人物と薄っぺらい台詞の応酬に、悪い意味で鳥肌が立ちました。 この人の作品は何作か読みましたが、どれもスイーツ(笑)向けの薄っぺらい小説ばかりです。 ドラマのおかげでIWGPがヒットして、それにゾンビのように縋り付く才能のない作家さんだなと。 もう少し面白い小説を書く勉強をした方がいいと思います。 素人が書いたネット小説の方がまだ面白い。 | ||||
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40ページあたりで、読み進むのをやめました。 設定は普通に楽しめるかと思ったけど、文体なのか、センスなのか、先が気になるという小説の醍醐味が、まったく無かったのが残念でした。 | ||||
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石田衣良さん、いろんな作品ありますが、とくに珍しい設定でしょうか? 面白かったです。 | ||||
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なんとなく買って最初のさわりを読んでなんとなく放置していたのだけれど、飛行機で長距離移動のときに読み切った。初のSFということで仕方ない?のかもしれないけれど、内容が稚拙な気がする。 死期の迫る中年男にお金も何もいらないからと言いよってくる若いOL。これだけでなんだかしらけてしまう。ラストの展開も、、、SFというならもう少しマシなストーリーを作ってほしい。中年男の夢物語って感じ。 | ||||
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良い意味でも悪い意味でもキャラが立った作品。 ドラえもん並みにキャラクターが立っています。(言い過ぎ?) 主人公はもちろん、ヒロインや主要キャラがいちいち特徴的でこいつ誰だっけ?ということがありません。 それぞれに個性があり、それぞれを好きに、所謂キャラ萌えしながら読むことができます。 それはもちろんキャラクターを魅力的に表現できる石田衣良さんの腕なのでしょうが、この作品には目立ったキャラクターがこんなにいっぱい必要なのか。 個人的にはとても面白くすぐに読んでしまいましたが、SF小説としては軽めかも。 設定は面白いし、キャラクターも魅力的なので映画向きの作品のような気もしますね。 | ||||
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石田衣良氏の作品を多数読んできましたが、この作品は、好みではないです。 死者が出過ぎて残酷で、主人公が皆に無条件に愛される理由に納得がいかない。 舞台設定のユニークさだけで、煮詰めずに書いてしまったという印象です。 | ||||
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この作家が良いと聞いて初めて読んだのがこれです。失敗しました。 なんというか、全編に漂うオジサン雑誌っぽい雰囲気がキツい。 最初はいいかな、と思ったタワーの設定も進むにつれてアラが出てきて辛い。設定を固めることよりおじさんの性的ファンタジーを満たす方を優先するならいっそそっちを充実させればいいのに、やたらと主人公の言い訳が続くのでだるい。 こんな駄作をハミルトンに捧げるとかほんとやめて。 ジョン・ゴードンは若いおねーちゃんウハウハの中年男と違うわ! | ||||
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9・11をヒントに絶対倒れない塔をイメージして作ったという本書。 業界に対するアンチテーゼか、SFに対する敬意か。 石田さんにしてはチャレンジングな作品。 女性には苦手な人も多かったであろう本書は、最後には良い方向に収まる石田さん定番の安心感はある。 名前が覚えにくかったり、現代と200年後を行き来する設定に疲れてしまう人もいるかもしれないが、 石田さんの新たな面が垣間見れる作品。 いつもの石田作品を想定していると、少し毛色が違う。 そして本人も言うように、長い・・。 | ||||
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