■スポンサードリンク


ブルータワー



新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
【この小説が収録されている参考書籍】
ブルータワー
ブルータワー (徳間文庫)

ブルータワーの評価: 3.65/5点 レビュー 86件。 Eランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.65pt


■スポンサードリンク


Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全86件 61~80 4/5ページ
No.26:
(3pt)

SFファンタジー♪

現代の世界では末期ガンで明日をも知れぬ命の周司が、未来の世界ではヒーローになる。一人の人間がいったいどこまで出来るものなのか?次々に襲う困難を乗り越えて突き進む周司。地上を汚染するウィルスの恐怖。高さ2キロメートルの、天を衝くようなブルータワーに崩壊の危機が迫る。そして周司の命は?読者を物語の中に引きずり込み、一気に読ませる。まるで子供のような気持ちで、わくわくしながら読んだ。たまにはこういうSFファンタジーを読むのも、いいものだ。
ブルータワーAmazon書評・レビュー:ブルータワーより
4198619182
No.25:
(5pt)

がちがちの本格SFです

 末期の脳腫瘍患者が「猛烈な頭の痛み」とともに、戦争で荒廃した200年後の世界にタイムスリップしてしまう。 彼は200年後の世界を救うべく救世主として活躍する運命にあった。 SF少年だったと言う著者が初めて書いたSF小説は、SFプロパー作家の作品以上の傑作になっていました。 一般文芸の読者には口に合わない味かもしれませんが、中学生の頃からSFに浸っていた中年男の私には、最高のごちそうになりました。 ポスト9.11時代の傑作中の傑作であります。 ヘビー級のSF・ファンタジーファンの皆さんに強くお勧めいたします。 この作品に出逢えてよかった!傑作です。
ブルータワーAmazon書評・レビュー:ブルータワーより
4198619182
No.24:
(3pt)

小説としては面白い・・・んだが

微妙に主人公の現在、未来における妻との描写は最低限度のほうがよかった気がする。現在、未来でそれぞれ荻原(オギワラ)との不倫の描写があるから最終局面で妻もなんらかの形で関わるかと思った。だが終盤になると未来でのオギワラが客演から消え去り(死んでないのに・・・)必然的に彼女も出番を失う。現代でも特に萩原が話に参加することが無い。そのため終盤では現在、未来どちらの妻に関する描写もそんなにいらない描写が多くなっている。要するにヒロイン利奈の引き立て役ということは分かっているのだがねえ・・・そして主人公の命を蝕むほどの脳腫瘍が精神が未来に行っただけで縮小していくのも設定的に(ツッコミは無用とも思うのだが)疑問を持たずにはいられないそういえば脳腫瘍の痛みと未来に行けることとの因果関係があまり描写されていないのも気になるところではあるとりあえず石田先生の小説としては(自分的には)珍しく読んだ後に若干の消化不良を感じるものではあるあとなんというか描写的に(元が雑誌掲載なので状況説明等の意味合いで仕方ないが)クドイ感じもしたので加筆を加えて欲しかったかなーと
ブルータワーAmazon書評・レビュー:ブルータワーより
4198619182
No.23:
(5pt)

読みやすい

SF小説は初めて読みました。石田衣良さんが書いたというので買ってみました。始めの三章ほどは、チマチマ読んでいたのですが、半分ちょい前からグーーーっと読むスピードが早くなり、想像もしやすく頭の中がSF映画がかかっている状態でした。最後もきちんと完結していて、満足な一冊でした。テロの衝撃を受け、書き上げたと言う石田さん。よくこんなリアルで、かつ、世間にあるようなテロではなく、未来を舞台にし、オリジナリティー溢れるSF小説で、石田さんのすごさを思い知らされました。
ブルータワーAmazon書評・レビュー:ブルータワーより
4198619182
No.22:
(5pt)

SFをなめてたら痛い目に合った

SFというジャンルを、ずっとなめてました。この本は面白い。読み始めてから夢中になって、気付けば日曜丸1日使って、読破していました。ありがちといえばありがちなストーリー。でもページをめくる手は止められない。軽快なテンポで物語は進行していき、納得のいく最後で、大満足です。ただ9・11の事件を意識しているのはいいんですが、物語中にその名前は出さないでほしかったです。「ブルータワー」という物語の中での完結性が少し薄れてしまったような。あとがきで書かれているのはいいんですが。別にここで指摘することでもないんですけどね。
ブルータワーAmazon書評・レビュー:ブルータワーより
4198619182
No.21:
(5pt)

石田衣良をなめててえらい目にあった

正直石田衣良がSFを書いたとは聞いても舐めてましたここまできっちり書けるならもっと前から書いてくれたらいいのにと、憤慨するほど力量のあるSF作品です。43才の脳腫瘍末期の主人公周司が、精神だけ200年後の世界に飛ぶ2212年セノ・シューの体に入りこんだ周司が見た未来それは、黄魔という改良されたインフルエンザウィルスが一変させた世界だった2つの世界を交互に生きながら苦悩する周司平凡なサラリーマンだった周司は未来の世界で何が出来るのか!?2センメートルもある塔に暮らすテクノロジィーが進化した200年後ブレスレットの形をした三次元映像の情報をもたらすライブラリアン200年後の進化した世界と、黄魔に支配された未来の悲劇結末が気になりながらも、味わって読む楽しみもある貴重な一冊
ブルータワーAmazon書評・レビュー:ブルータワーより
4198619182
No.20:
(2pt)

石田衣良は

娼年やうつくしい子どもで、いい作家だなと思って、それ以来、微妙と思う作品にも出会ったが、ずっと購入し読み続けている。なのに、新作が出るほどにつまらなく、雑多になってきているのがとても哀しい。このところ短編ばかりだったので、久々の長編に少し期待したけれど、いまひとつだった。確かに面白く読めるところも多々あるけれど、読むほどにこの人のナルシストぶりに興ざめしてしまうのだ。設定の甘さ、心情描写の幼稚さも鼻につくし、もはやこれまでなのだろうか?とか言いつつアキハバラDEEPを買った私。しかし、これがつまらなかったら、もう二度とこの人の単行本は買わないだろうと思う。
ブルータワーAmazon書評・レビュー:ブルータワーより
4198619182
No.19:
(5pt)

さすが。

おもしろかったー!!どきどきやわくわくが止まらない。やっぱり、石田衣良さんの作品にはずれはないです。そこそこ面白いっていうんじゃなくて、ものすごく面白くってはまるって意味で。SF、あまりなじみがなかったけれど、こんなに面白いならもっと読んでみたいって思います。やさしくて、せつない素敵なお話でした。
ブルータワーAmazon書評・レビュー:ブルータワーより
4198619182
No.18:
(5pt)

夢を現実にすることが、誰にでもできる。

ごく平凡な男が、ひとつの夢を見続けてあきらめずに行動を続ける。そんなことは無理だと、彼を否定する人もいる。ただ、彼は夢に向かって努力し続けた。そして、夢を現実に変える。SFでありながら、現実に生きていくうえでも大切なことに気付かせてくれる。そんな一冊です。
ブルータワーAmazon書評・レビュー:ブルータワーより
4198619182
No.17:
(4pt)

やや陳腐

 氏の初のSF小説と言う事で期待して読んだのですが、正直、どごかSF!?と首を傾げてしまいました。個人的にはそういったジャンルを決め付けないで、空白の頭ですらっと読むのがいい作品に思えます。 文体、キャラクターはいつもどおり安定しており、ストーリーの展開も面白く、期待を裏切らない事は確かです。しかし、氏の作品にしては随所に若干の荒さが有り、展開もご都合なのも少し気になったところです。 この人の作品は圧倒的にハッピーエンドが多いので、こういったラストだとは予想してましたが、テーマ性の割にはファジーで楽観的な印象を受けます。たまにはもう少しシリアスな終わり方にしてみてもいいのではと感じましたが、希望を残す小説にしたかったと言う著者の言葉からすれば、妥当なラストなのかもしれませんね。 なにはともあれ、やはりこの作者は、現代を描くのが一番うまいのだなと、感じさせる、一作であることは確かなようです。
ブルータワーAmazon書評・レビュー:ブルータワーより
4198619182
No.16:
(5pt)

世界を救う物語

450ページほどありますが、すらすらと読めました。脳腫瘍で余命わずかという主人公が頭痛により200年先の未来へワープする。その世界は黄魔というインフルエンザウィルスにおかされ、地上では生活できない状態になっていた。そのため、生存者は2000メートルのタワーに住むよりほかに手段がなかった。そして、そのタワーをめぐって富める者と貧しき者の争いが絶え間なく起こっていた。ワープした主人公が伝説の「嘘つき王子」としてどのような活躍をするのか!?
ブルータワーAmazon書評・レビュー:ブルータワーより
4198619182
No.15:
(4pt)

マンガのような小説

作者初のSFです。読んだいて感じたのは、マンガのようなお話だなということです。少し設定があまく、つっこみどころが満載でしょう。(笑)しかし、そんなことも目をつぶれてしまうほどの面白さです。「現実の南北問題」を「高さ2キロの塔の垂直問題」に置き換えた作者の想像力に脱帽です。この小説のヒントになったがの9.11だということです。また、読んでいて自然に想像する映像は美しくもあり、淀んでもいる。まさに映像化して欲しい作品です。
ブルータワーAmazon書評・レビュー:ブルータワーより
4198619182
No.14:
(1pt)

SFやファンタジーを書くのはもう辞めてほしい。

ファンタジー好きとして、読むのを楽しみにしていました。読んで猛烈に腹が立ちました。著者はファンタジー=「都合がいい」と勘違いしているんじゃないでしょうか。面白くないわけじゃない、最後まで一気に読めます。けれど、余りに悲惨な世界を描きながら、何故主人公を特権階級に置くのでしょう。無数の人々を作中で殺し、主人公を憤らせ生命の重みを主張しておきながら、なぜ主人公とその親しい人々だけはラスト近くまで怪我一つしないのでしょうか。ゲームのシナリオあたりにすれば、面白いものが出来るかもしれません。
ブルータワーAmazon書評・レビュー:ブルータワーより
4198619182
No.13:
(1pt)

買う前に見て

まずこの本は石田氏の小説を読んだことがあり、なおかつそれを面白いと感じたことのある人にはおすすめです。オモシロさで言うと中の上ぐらいのレベルでした。購入して損はないと思います。あんまり突っ込んだことを書くとまずいと思うのですが、この本の大まかな設定が、スティーヴン・キングの書いた「暗黒の塔」シリーズ(角川文庫)に似ています。どんなところが似ているのかは自分で確かめてみてください。(まぁ、あくまでもこれは僕がそうだと感じただけの話なんですけどね)小説によくある「インスパイア」されたとか「影響を受けた」とかいうことが後書きに書いてあるのかと思って見てみると、そういう素振りは一切ありませんでした。うーん、単なる偶然なんですかね?(ひょっとしてパ・・・?)ちなみに僕はキングのほうが面白いとと感じました。まぁ、あくまで僕がそうだと感じただけの話ですから、あしからず。
ブルータワーAmazon書評・レビュー:ブルータワーより
4198619182
No.12:
(5pt)

人のために何かをすることで、自分が救われる

いいですよ。相変わらず際物を描かせたらうまい(ちなみに「際物」の辞書的説明は、「実際にあった事件や流行をただちに取り入れて脚色した戯曲、小説、演芸、映画などの類」)。それは、はじまりは際物でも、そこに血の通った、一人一人の顔の見えるストーリーを綴ることができるからでしょう。今回は、SF。SFなんて、一時代を築いたジャンルなので、その道のプロからすれば突っ込みどころは満載なんでしょうが、そういうジャンルではなく、ひとつの小説としてとらえると、きちんと楽しめるし、きちんと考えさせられる。今回も、人のために何かをすることで、自分が救われるという、石田作品に一貫している思想は健在。
ブルータワーAmazon書評・レビュー:ブルータワーより
4198619182
No.11:
(5pt)

絶対オススメ!

1本の映画を見たような、読んだあと放心状態になるほどの満足感。戦闘シーンは、残酷で胸が苦しくなったが、平凡な主人公が階級社会やウイルス兵器から未来の人々を救うために、いつのまにか強くたくましく成長する姿に引き込まれ、自分が「セノシュー」になってしまったような気分で読んでいた。ラストは、絶対不可能だと思っていたが、文化大革命のエピソードが挿入されており、とても説得力があって素晴らしかった。  
ブルータワーAmazon書評・レビュー:ブルータワーより
4198619182
No.10:
(3pt)

埋没してほしくない

キャッチコピー然としたキメ文句の光り方が、相変わらずの著者。初めて書いたSFだということで、多少疑いながら読み始めたが、あっという間に読み終えてしまった。とても読みやすい。展開も早く、キャラの見せ方にも味があるので、飽きない。が、俺みたいな年(23歳)の人間が「おもしろいなー」と喜んでいると、「いつまでもガキだな」と言われてしまうのかもしれない、と思う。色っぽいシーンもあるが、少年漫画のような、設定の甘さや、話の展開の単純さ、登場人物の典型的な心情変化に、少しひっかかってしまったからだ。そして話自体、決して「新しい」とは感じなかった。著者の味は、やはりリズムのいい文体と、描かれる街や人の様子がなんとなく「シャレている」ところ、だと思っている。著者が、そこから徐々に離れつつあるのか、と思うと、少し寂しい。
ブルータワーAmazon書評・レビュー:ブルータワーより
4198619182
No.9:
(4pt)

エンターテイメント作品

エンターテイメント作品として秀逸な作品といえる.設定の甘さが気にならないというと嘘になるが,主人公自身が訳のわからないままタイムスリップした世界を描いているのだから,こちらもそのあたりは適当に,目の前の出来事だけを楽しんでしまえば問題ない.一応,石田衣良はSFを書いたと書いたりもしているが,どこまでもファンタジーとして捉えた方が無難.SF原理主義(というと怒られそうだが)の方はおそらくストレスをためることになるだけなので読まないことをおすすめする.逆に,細かいことは気にせずに楽しみたいという方であれば,なかなかのスケールで,ハリウッド映画よりも心理表現も上手くなされたエンターテイメント作品として十分楽しんで頂けると思う一作である.・・・相変わらず,問題解決の方法を艶っぽくしてしまっているところは笑って済ませましょう.
ブルータワーAmazon書評・レビュー:ブルータワーより
4198619182
No.8:
(3pt)

苦しくなる

高層ビルとインフルエンザウイルス、この2つは現代社会の病の象徴のようで、作品全体に暗くどんよりした空気が流れているように感じました。向こうの世界は黄魔ウイルスに汚染されているので、ビルに閉じ込められているような気持ちになり、さらに閉塞間が増し、読んでいて苦しくなってきました。ストーリーはアニメチックな感じでした。
ブルータワーAmazon書評・レビュー:ブルータワーより
4198619182
No.7:
(1pt)

石田衣良『ブルータワー』の戦慄

 脳腫瘍による末期癌の瀬野周司は、父親の地所売却によって獲得した超高層マンション新宿ホワイトタワーで余生を過ごす。そして脳腫瘍の痛みは周司を二百年後の未来へと誘う。周司が移行した未来の世界は、東中国を支援したアメリカ・韓国・日本と西中国を支援したインド及びイスラム諸国の戦争により荒れ果て、ウイルス兵器黄魔によって各国は分断され、戦争の勝者なきばかりかまともに外を歩けない状態にある。瀬野周司は高さ二キロ程の「国民」全員が住むブルータワー最高責任者三十人委員の一人セノ・シューに転生する。この世界では周司の周辺人物も二百年前の面影を持ってこの世界に登場する。同僚でありライバルの萩原邦夫は、周司の妻と現在と未来に渡って不倫をする。話がそれるが萩原は物語の現実世界内で〔おぎわら〕とルビが振られる。萩は〔はぎ〕であって荻〔おぎ〕ではあるまい。萩原は来世でシューのライバル「オギワラ」として登場する。決して漢字を書き違えてはならない存在である。なぜこのような間違いを誘発したかというと、このテクスト内は現在でも来世でも、交換不可能な人間という存在が時空を超えて交代可能な存在であるという前提で成立しているからである。周司を想う武井利奈は来世では塔で暮らせない最下層の<非国民>「地の民」として転生する。そのリーナは「TPOってやつをわきまえているのさ」と発話する。当然のことだが二百年後の世界で<非国民>として教育を受けない人間の発話する言葉ではあり得ない。TPOという半ば死語はOL利奈によってのみ語られるボキャブラリーである。ファンタジーならばどんな設定でもあり得るというわけではない。常識で考えて田畑はあるのか? 塔の一般人はどうやって生活しているのか? 塔内でいかなる利潤を上げているのかなど、設定を巡る疑問点のみが脳裏に浮かんでくる。本当に戦慄すべきは二百年後ではなくこの物語の杜撰さであった。
ブルータワーAmazon書評・レビュー:ブルータワーより
4198619182

スポンサードリンク

  



新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!