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ブルータワー
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ブルータワーの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.65pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全86件 21~40 2/5ページ
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展開は少しありがちでしたが、読んでいて苦にならない面白さがありました。 終わりもハッピーエンドで、読み終わるとなんとも言えない爽快感がありました(^-^)/ | ||||
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この著者の作品は初めて読みました。 伝説の少年テロリスト誰々とか、元軍人のボディーガード誰々など、 元は雑誌連載とのことで仕方ないかもしれませんが、いちいち説明が入るのがしつこい。 この著者はナルシストなのでしょうか? 言葉やセリフの端々にそれを感じました。 表現の仕方も冗長的で、いちいち決め台詞みたいに…… 最後の解決の仕方も、醒めてるのかもしれませんが冗談みたいに馬鹿げていて、 正直ちょっと笑ってしまいました。 設定や展開は面白かっただけに、もう少し淡々と描けなかったものかと残念に思います。 | ||||
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この本を家庭教師の先生から頂き、夢中になって読みました(笑)読んだあとの爽快感は、アガサクリスティのそして誰もいなくなった以来の感動です! 読んでいて、多少回りくどい表現は入っていますが、主人公に感情移入出来る作品です。 | ||||
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これがSFなんですよと言われたらそれまでかもしれないが、設定に無理があるというかご都合的な展開がどうも気になります。感情表現や台詞回しもジャンプコミックのよう。地の民と塔の決戦のときもライブリアンの活躍の盛り上がりの台詞のやり取りも戦局中のものではないですし。まぁ、好き嫌いがはっきりしそうですね。石田さんの作風なんでしょうか。 | ||||
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主人公は末期脳腫瘍からくる痛みによって、数世紀先の未来に意識が飛ばされる。 なんとそこは、恐るべきウィルスによって人類が滅亡の危機に瀕している。ようだ。 しかし、未来の人類の数%はとても進んだ科学によって守られている。安心安心。 だが、そんな超科学の前でもウィルスを駆逐することが出来ず、愚かなことに人類は格差階級からくる内乱のせいで自滅する寸前だった。 主人公はそんな未来と現代を行ったり来たりしながら、未来の世界のために奮闘する。 ほほう、二次元の世界にはありがちな設定だが、面白そうじゃないか、と読み進めていくのだが…… ご 都 合 主 義 過 ぎ る 。 この手のなんちゃってSFは何かしらの先端技術、情報などを読者の前にちらつかせてサイエンスとし、あとはいくらでも好き勝手にファンタジーをやってしまうのが流行のようだ。 この本で言うならサイエンスは「インフルエンザウイルス」で、ファンタジーは「超科学」。 どこら辺がご都合主義だと感じたのか、書いておく。以下ネタバレ。 ・主人公は未来の世界では集団の意思決定機関の委員の一人となっていて、彼の票が重要になる。 ・未来の情報はすべて、腕輪型のコンピュータに仕込まれたAIによってもたらされた。このコンピュータは超科学の産物で、天候すら自在に操れる(伏線)。 ・現代では妻の不倫が発覚するも、部下の若い女が代わりに登場。 なんとこの部下の女の弟は、インフルエンザウイルスを研究してる研究員で、その研究員の知り合いが世界滅亡の元となったウィルス作りに関与する。 ・なにやら古い言い伝えがテロリスト側には残っており、主人公はその言い伝えに合致。すぐにテロリスト達に気に入られ、上階級と下階級の仲介役みたいなポジションになる。 ・戦闘はすべてAIが何とかしてくれる。 ・現代の主人公の脳腫瘍は(末期なのに)勝手に治る。 ・AIが勝手に覚醒して、敵の超超AIすら打ち勝てる神AIになる。 ・ウィルスワクチンを作るための情報を未来に送るため、2万以上の数字を暗記しないといけない、のに部下の女の体に数字を書いて暗記するプレイで見事に解決。(ちなみに最近の研究で、エロは記憶力を妨げる効果があることが明らかになってます) 一体コレはどういう読者層に向けて書いたんだろう。 主人公のような、妻に不倫されて世の中に絶望してるリーマンかな? 別にご都合主義が悪いわけじゃないんだけど、人がゴミのように死んでいく世界を硬派な文章で書いてるくせに、展開がコレだとね……いっそラノベで書けばいいのに。 | ||||
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石田さんの本は大好きで何冊も読んでいる。 初めての長編SFということで期待も大きかった。 序盤はそうでもないが、中盤にかけてグイグイと引き込まれて行く。最初のSF作品にしては良く書けているという印象が残った。 しかし、残念なのが最後の物語の流れである。 リアリティのある設定も多い中で、あの解決方法はどうなの?と感じてしまった。 石田さんの作品を読み終わった後に感じる気持ち良さも今作には欠けているように思った。 次回に期待したい。 | ||||
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この本の未来の世界ではウィルスが蔓延して外を出歩けない状況ですが、今の東北関東も似たようなものです。 原発事故が発生して以降、放射能に対する恐怖は(特に小さな子どもを持つ母親たちにとっては)非常に大きなものとなっています。 閉塞状況を打破しにかかる主人公をみて、今の日本の閉塞状況を打破しなくて大丈夫なのかと問われているように思いました。 自分の中にある勇気を見つめるための本だと思います。 | ||||
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好き嫌いが分かれる分野かもしれない。 近未来と現実が交差するSFサスペンスと 恋愛小説が入り混じった冒険活劇のようだ。 私は石田氏の話術に引き込まれた。 「次はどうなるの?」とイメージがどんどん膨らみ 最後はタオル片手に大号泣 壮大な長編映画を観終わったあとのような 爽快感を味わうことができた。 思いきり泣くと頭が痛くなるが 読後感はスッキリだ。。。 | ||||
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末期患者である主人公が ウイルス巣食う 200年後の世界を助けられるか‥!? というお話。 設定が面白く、ぐいぐい読めますが やや、都合よすぎじゃ‥という感が。 私は池袋ウエストゲートパークから 氏の作品を読み始めたのですが シンプルでわかりやすく、明るく、希望がある というのが作風だと思います。 それは本作にもあふれているのですが やや、登場人物のキャラがステレオタイプなのが 気になりました。 主人公は現在でも未来でも そりの合わない奥様がいるのですが なんでこんなに嫌なやつ? ここまで、嫌なだけのやつっている?? という当たりが共感できなかったかな。 悪人は悪人、善人は善人、と わかりやすいのもいいですけど なんでこんなに嫌な奥様になってしまったのか 主人公にも原因あるんじゃね?と 思ってしまい つい集中がそれたりしてしまいました。 でも、まあ、サラっと読むには適しています。 | ||||
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SFと銘打った近未来エンタテインメント小説。膠芽腫(こうがしゅ)という脳の癌に冒された主人公が、脳の痛みで時を越える。200年後の世界には、黄魔と呼ばれる改良型インフルエンザに苦しむ人々と、そこから逃げ出した高さ2キロにもなる「青の塔」があった。主人公は未来の世界を黄魔から救うことができるのかなぁ??という話。細部にこだわっているつくりだし、なかなか面白いんだけど、時も越えて近未来に行くしSFなんだけど、なんだか物足りない。SFを読んだときの、ドキドキ感とワクワク感と、最後のオチみたいのがあんまりない。エログロな感じは、ある種、SFぽかった。まぁ、SFでは禁句だろうけど、覚えなくても、どこかに保存、という手がすぐ思いついてしまうため、なんか、無駄な努力に見えちゃうよ。。 | ||||
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基本的には、石田衣良さんの作品は好きです。名前だけで作品を購入してしまうくらいには。よって、今回も期待して購入したのですが・・・。・主人公にまったく共感できない・ストーリー展開にもわくわくさせられない(冗長な印象)・テーマがあいまい・文体が硬くて読みづらい以上3点により、低い評価をつけざるを得ません。納得いかない点が、世界設定のち密さや、壮大(であろう)なテーマといったものを上回ってしまいました。こういったSF風にも挑戦している、というところは、すごいと思いますが。 | ||||
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本作は、オーウエルの『1984』やクラークの『幼年期の終わり』のような読み返したくなるような不朽の名作ではないが、石田衣良がここまで良質のSF作品を書いていたとは驚きである。流行作家の芸風の広さに脱帽である。ただ、時を遡り世界を救うというタイム・トラベル物の筋立ては、繰り返し何度も使われてきたストーリーであり、もうひとひねりなかったのが残念である。容易に結末のわかる展開を長編で読まされるのはややシンドク、ボリュームは3/4程度に削ってもよかったのではないか? | ||||
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ハリウッドのSFアクション映画のような設定でありながら、作者の衒学的な文体のせいでとてもテンポが悪い。格差社会の悲喜こもごもを訴えているものの、作者の上から目線の描写には鼻白むばかり。結果、わざとらしいメッセージ性ばかりが強くなり、緊張感と臨場感に欠ける展開に。エンタメとして少しも楽しくないので、途中で読むのやめました。 | ||||
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世界観や構成はよく練ってあるし、話もわかりやすいです。が。あまり深い話じゃありません。暇つぶしに読むのには良いと思います。 | ||||
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近未来シュミレーション的作品としてはおもしろく、かつ非常に読みやすいので、前半はやや設定に違和感を覚え、戸惑うものの、中盤からは一挙に読める内容です。未来と現在の登場人物がパラレルに存在しているなど、非常におもしろく読みやすい。ただSF作家でないせいか、SF作品としては、やや粗雑な部分が多く、未来世界のイメージがわきにくく、かつそれを解決する最後の手段が、あまりに非現実的でがっくりきてしまう。これが911テロから着想を得たというのも本編を読む限りではわかりにくく、復讐の連鎖をすることへの無意味さという点でも、やや本書からは訴えかけるものが少ないように思う。結局オギワラはどうなったのかとか未来はどうなったのかの結末が少ないのも、SF作品としての物足りなさは感じるものの、まあまあおもしろい本ではあります。 | ||||
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突拍子もない設定だが良質のSF。ただ、一つどうしても突っ込みたい。意識は飛ばせるが、物理的なモノは持って行けない。だから殺人インフルエンザの原型の構造を「記憶」した訳だが、間接的に持って行けると思う。それもより完全な形で。元いた世界で原型をCD−ROMにでも焼いて、「地の民」の住む旧市街にでも埋めておけばいい。元の世界の仲間に頼れば簡単なこと。たかだか200年である。何か所でもおkだし、階層間の対立を超えて原型の「発掘」を行えば完了する。もっとも、物語の中でこの恋人との記憶行為が最高の見せ場でもあるから、これは要らぬお節介であることは重々承知しております<(_ _)>読んでいて、楳図かずおの「漂流教室」で死体の中にナイフを入れて、はるか未来で主人公が埋め込まれていたそのナイフで危地を脱するという場面を思い出したからでもありました。気にしないでください | ||||
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相変わらず文章は達者で、最後まで楽しく読んだが、どこかに既視感が残った。さて何だったかなと思ったら、田中啓文氏の「忘却の船に流れは光」の小型版だよ、これ。あちらを読んだ後だと、圧倒的に品が良すぎる。階層社会の最下層というのは、こんなものでは済まないはず。この品の良さ、どこかに希望を残すという綺麗事が救いになる作品もあるが、本書には必要なかったのでは。 | ||||
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高層マンションに美しい妻とネコと住む主人公は悪性の脳腫瘍により余命いくばくも無い、病気の痛みと思うように動かない体で、地上から街を見下ろす日々である。 妻は元同僚と浮気をして、世の中に希望も夢も何もない。 そんな主人公がある日突然心がタイムスリップする。 着いたのは200年後、新型インフルエンザ黄魔により、絶滅寸前の世界である。 そこで彼が住んでいたのは地上2000mの超高層マンションブルータワー。 未来の世界と現在の彼の世界とシンクロしつつ、彼は未来を救うべく立ち上がる。 荒唐無稽な話である、しかし、新型ウィルスや格差社会など昨今のニュースを聞いているとこのような未来もあるのでは、そんな不気味な予感もする。 ストーリー運びも面白く、文章も滑らか、そしえt何よりも読んだあと、救われるのがうれしい。そしてラストのココとのエピソード。 蛇足という人もいるかも知れないが、あれにはさらに心が温まりました。 | ||||
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ずっと活字離れをしていました。 小説という“作り物”の世界に触れるのを避け(現実的なビジネス書とか新書、良くてもエッセイ位しか手に取らない)時間が10年近く過ぎ、最近この本とたまたま出会いました。 この本がきっかけでまた、小説を手に取るようになりました。 それだけ夢中に読めた本です。 面白かったです。 ファンタジーの世界過ぎ〜!ありえない〜と、思いながら読みはじめたにも関わらず。 内容が突飛もないのに、現実におこりそうな未来を予測していたり。 治る見込みのない病気になってしまった恐怖、悲しみ、焦り、切なさ、惨めさなど主人公の心理描写が細かい所までが丁寧に綴られていて。 心を揺さぶられ、時には切なく、次の展開に期待と願いを込めて読みました。 この本のジャンルはSFになるのでしょうか。 SFとしてはもちろん、恋愛、冒険、社会、QOL(クオリティオブライフ:その人の“人生”や“生き方”を尊重すること)などが織り込まれていると思いました。 今よりも大人になったら、また読み返してみたいと思った小説です。 | ||||
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設定とかストーリーとか面白いんだけど、ちょっとここなくてもよくない?みたいなところもあり、長く感じました。 ものすごい格差社会の話。最初は衝撃を受けていたんだけど、途中からもう想像力が働かない。実感がわかない。あまりにも別世界過ぎて。ファンタジー過ぎて。 一気に読んでしまえば、当初の気持ちのまま読めたかもしれないけれど、ちょっと残念。 ただ色々考えるところはありました。自己の物に執着しすぎたらいないってことと、誇りって大事なんだなってこと。お金や地位って比較対象だもんね。平均以上にないと満たされないような。でも誇りは違う。みんな誇りを持ってればいいわけで。たまたまお金や地位を得られたとしても、やっぱそれにこだわっちゃダメ。執着しちゃダメって思う。そういうのって自分の力だけで手に入れられるものじゃないから。たまたまそういうのを手に入れられる環境にいたってことが大きいと思ったのです。 そして主人公の頑張りには、私にしかできないことがあるかもしれない、とも感じさせてもらいました。 | ||||
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