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Fake
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Fakeの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.32pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全37件 1~20 1/2ページ
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この本に関しては非常に評価が難しいと思う。 まず長い。文庫本で568ページ。小説が好きな人はあまり苦にはならないかもしれないが…。 内容に関しては少し複雑だが、まとめると主人公たちが10億円をかけてポーカー勝負をするというもの。 背表紙に解説(あらすじ)が書いてあるので、原文ママに載せてみる。 興信所の調査員・宮本と美貌の東大生・加奈は、浪人生・昌史を東京芸大に受からせるため、センター試験で完璧なカンニングを実行する。しかし、それは罠だった。全てを失った彼等は、昌史の父親を巻き込んで、復讐のため十億円を賭けたポーカーの勝負に打って出る。入念なイカサマを仕掛けた四人は、決して負けるはずがなかったのだが―。 アマゾンの紹介にも書いてあるので誰でも読めるが、この時点で2つのことがすでに作品を読む前から分かってしまう。 1.カンニングは罠 2.ポーカーのイカサマは(おそらく)失敗する 興が冷めること甚だしい。私もこの本を読む前に背表紙を見てこの文章を読んだのだが、この前情報のせいで、展開の3分の2がつまらない…。入試のくだりをよんでも「どうせ失敗するのだろう…」と思ってしまうし、ポーカー勝負においても「どうせ敵はイカサマを見破っているのだろう…」と思ってしまう。 案の定、カンニングはバレて、ポーカーのイカサマは作中で見破られる。これはミステリー小説では無かったのか…? 結末もいまいちご都合主義というか、結局ポーカーとは関係ないところで一発逆転している。 ストーリーはそこそこ面白いのだが、それ以外で大幅に損をしている作品。 読んで損は無いが人にはあまり薦めない作品であろう。 | ||||
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ずーっと「危なっかしいなあ」って感じで、どこで引っ掛かってどこでどんでん返しが来るの?と思いながら読んでた感じでした。 程々に楽しみましたが、「すげーバカ」のはずの昌史が、いつの間にか「頭ちゃんと使える」になってるのが「何で急に?」って気がしないでもなかった。 自分が剛史なら、計画の仲間内に昌史は絶対に混ぜない。 | ||||
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例えば、単行本95頁。 保釈請求ができるのは起訴されてからです。 また、弁護士が保釈の保証人というのも意味不明です。 身元引受人のことでしょうか? 身元引受人は名前の通り身元を引き受けるので、家族や親しい知人がなるものであって、弁護士じゃないですよ。 例えば、単行本401頁。 増資したからといって額面が倍にはなりません。むしろ増資のやり方によっては、一株あたりの価値が下がります。いわゆる株式の希薄化ですね。 このように法律に関しても経済に関しても明らかな誤りが散見されます。 私はポーカーには詳しくないので、本書の記述が正しいのか分かりませんが、この調子だとメインとなるポーカーにおいても誤った知識で書かれているのではないかと不安になってしまい、楽しめませんでした。 | ||||
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やや冗長ながらも娯楽小説として気楽に読める ただ受験とギャンブルで同じイカサマを使い回すのはややいただけない できれば別のネタを用意して欲しかった あといくらなんでも終盤キャラが変化しすぎのような・・・ まあその辺も勢いとノリで割り切るべきなのだろう | ||||
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『パパと娘の7日間』『パパママムスメの10日間』『誘拐』の後に読んだのだが、今回感じたのはそれらとは逆のものだった。 それは「人を信頼しない」とはどういうことか、ということだ。 3作品から共通して感じたのは、「人の信頼の大切さ」だった。 しかし、それを感じたのは西村一穂関係のエピソードくらいだった。 読んでいるときに感じたのは、いかに人を騙すか、出し抜くか、どうすれば自分の利益を増やすことができるかそういったことばかりだった。 しかし、読み終わった時、実は同じことをいっているのだということに気付いた。 人を信頼しない沢田は周りからどう思われていたか、その顛末はどういったものだったろう。 金ももちろん大事だけれど、やっぱり最後は「人との信頼」がものをいうのだと著者は言いたかったのではないだろうか。 とても面白かったので、星5個にしてもいいのだけれど、ポーカーのルールをほとんど知らない者としてはのめり込めない部分があったので1マイナス乃の4個にしておく。 最初の3作品を読んで面白かったという人には読んでもらいたい。 違った角度から同じことを学べると思う。 | ||||
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面白そうな本だなぁと思って買いました。これから読みたいと思います。ありがとうございました | ||||
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いわゆるコン・ゲーム(詐欺物語)を描いた、ギャンブル小説。 読ませる筆がとにかく上手いです。気がつけば先が気になって、どんどん進むこと。また、描かれている話がとても気持ちいいものなので、読後もしっかり爽快感が残ります。 唯一、難を言えば、主人公と相手役の女性の関係がちょっとという感じなのですが、正直、読んでて気になるものでもありません。 エンターテインメントとして上手い。 こまめに張った伏線が上手い。 納得させられる設定が上手い。 スカッとしたい人、ギャンブル小説が好きな人はぜひ。 (この作品が好きな人には石田衣良さんの「波の上野魔術師」もおすすめします) | ||||
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全体的に、クドかったです。誤解を恐れずに強いて、強いて言えば、洋画「オーシャンズ11」みたいな感じ。ですが、詐欺系のエンターテイメント小説にしては、展開が遅い。こういう本には初めて出会いました。そういう意味では、新鮮なのかな?ポーカーの醍醐味や通信機器を使った描写には、十分なリアリティを感じました。しかし、人間同士のやり取りが鈍い気がして、とても気になりました。遅いのを“じっくり丁寧に”と受け取るかは、おそらく好みの問題なのかもしれませんね。私は、次から次へと展開するストーリーを、この本に期待したので、まさにfakeな結果に。 | ||||
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途中まではすごく面白いとはまりました。コンゲ-ムの展開も手に汗握る感じで良かったのですが、最後がえ〜っそんなオチかい(^_^;)、と拍子抜けしました。伏線が淡すぎて(っていうか、そんな匂わすところあったか?)オチがう〜ん納得できんと思いました。まぁ、読みやすくさくさくいけますが、その分スナック菓子のごとく、後味も軽いですよ。 | ||||
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和製コンゲームといううたい文句に誘われました。 読者も含めてだまして行くコンゲームものは大体パターンが似ており、先の展開を期待する読み方をしてしまい途中退屈になりますが、この作品は身近な事件をテーマにしており中盤も飽きません。 分厚いですが、一気に読むべきタイプです。 | ||||
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個人的には嫌いじゃないジャンルですが、 単に本の厚さだけではなく、読んでいて疲れました。 中盤から引き込まれ、ラストはそういうことか!と いう感じですが、スッキリ感がなかったです。 時間がある時に、半日かけて読むには面白いと思います。 紳士のスポーツ‘カード’に少し興味沸きました。 損はしたくないですけど。 | ||||
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区議会議員を陥れるために巻き込まれた男と友人の娘、10億を賭けたコン・ゲーム、相手は騙しのプロ……とんでもなく大風呂敷を広げる作品ですが……一番大事な騙しのテクニックが導入部のカンニングと同じ手口というのはどういう訳でしょう? ……だまされる訳ないじゃないですか。 そういう前提があってのラストシーンに繋がっていく訳で、「ストン」とオチを受け入れることができないんですよね。伏線も曖昧な張り方でもう一歩、「騙された」と思うところまでいかない。 文章は読みやすいですし、導入部のカンニングや捕まるまでは良い感じで楽しめるのですが。うーん、広げた風呂敷の豪華さだけが目に入ってしまいます。 | ||||
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まるで『カイジ/福本 伸行』の小説版みたい。 ポーカーの勝負をカジノのオーナーで砥川組組長の息子・沢田に 受けさせるようまとめ上げたり、実際のポーカー勝負のスリル溢れる 駆け引きや緊迫感は、まさに『カイジ』の世界である。 ただ、前半のカンニングとポーカーのイカサマが同じネタなのは やや芸がない。最後は意外な展開となるが、強引と言う気がして ならない。実際リアリティーは無いだろう。 コンゲームを題材とした小説として退屈せずに読めるが、若干台詞 回しに読みにくい部分があるのが気になった。 ラストの決着の仕方や、主人公の宮元と加奈の関係も今一つ すっきりしない。 | ||||
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Fakeのとおり、主人公がFakeしていると見せかけてFakeされている結末が面白い。 達成感と未来不安感を読者に残したままの結末である。 HappyEndで良かったとは誰も思わない。 投げっぱなしでも小説としては有りか? | ||||
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「賭け金、10億円」、「名画「スティング」を超える」という謳い文句が気になり、読みました。 興信所の調査員、東大の美人大学生、頭が悪いが絵は天才的?という浪人生、区会議員などの登場人物が復讐のため、10億円を賭けたポーカーの勝負をするが…。 ・単なる覗き見技術を利用するだけ。 ・最後のどんでん返しは、天才的な観察眼と用意周到な相手役が、あんなトリックに引っかかるかぁ〜?、ちょっと設定に無理がない? という程度のコン・ゲーム小説です。 楡 周平のコンゲーム小説「フェイク」の方が、「へぇ〜、そんな方法があるのか」と面白いと思います。 | ||||
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これは、素直な「ほめ言葉」として言うのだが、「ヒマつぶしの娯楽作」としてはかなり面白い小説。読んでいる間は、ドキドキも知的興奮も、シアワセな気分も味わえる。 ただ、読後感は今一つかな。 最後のトリックは、現実には100%実行不可能。無理にやったとしても絶対に即バレる。 ちょっと読むとすごいアイデアのような気がするけど、細かい所まで完璧にはできない。少し具体的に考えてみると、すぐにおかしいと気付かれるのは明白だろう。 そのリアリティの無さを、「小説の嘘」として楽しめるかどうか。そこが問題だが、私にはこの作品ではちょっと難しかった。 ミステリー小説では、荒唐無稽なトリックの殺人事件が珍しくないけど、それはフィクションとしては許せることが多いよね。でも、この『Fake』のようなコンゲーム小説では、リアリティの無いトリックは、なぜか腹が立つのだが、どうしてだろう。 もう一つ、西村(父)が計画に加わったのは、彼にとって「大事なもの」を守るためだったはずだ。しかしこの結末では、勝負には勝っても、結局、その「大事なもの」は守れないのではないか? 敵はだまされて激怒しているはずだから、仕返しの意味でも、余計熱心に攻撃してきそうだしね。 やっぱり、映画『スティング』のように、敵はだまされたことにも気づかない、そこまで完璧にだまさないと、この手の話は、本当のハッピーエンドにならないと思う。 | ||||
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登場人物の設定に無理がある上に、物語の前半と後半では彼らの性格、能力が一変する(特に西村親子)。名探偵コ〇ンなみ、いやそれ以下のトリック。読者をばかにするなと言いたい。 | ||||
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登場人物の設定に無理がある上に、物語の前半と後半では彼らの性格、能力が一変する(特に西村親子)。名探偵コ〇ンなみ、いやそれ以下のトリック。読者をばかにするなと言いたい。 | ||||
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古典的なコンゲームもの。 それなりに読ませて、オチもまずまず。 ただ作者も告白しているように 本来の意図とは別に拡大派生した作品だけに そのネタ以外はやや強引。 オチバラシも平凡で息切れ感が。。。 多分に映画「スティング」を意識したようだが 何しろ「粋」じゃない。 | ||||
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紅茶好きの探偵と、頭脳明晰な東大生が中心の物語。 大金を取り戻す大博打で急展開が・・・ 文章が軽快なのでスラスラ読める。 その反面、 「騙すつもりが騙され、でも結局・・・」 という展開に新鮮味を感じなかったことも事実。 ラストシーンも強引さを感じずにはいられない。 読み終わった後の爽快感が、 期待していたほどではなかったことは残念。 | ||||
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