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夏の口紅
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夏の口紅の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.30pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全17件 1~17 1/1ページ
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出版は、こっちが先らしいですが 文春文庫版と読み比べようかなと 同じテーマをトッピングで楽しむ そんな感じの、作家さんですね! | ||||
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昔から好きな作家です。キリコが可愛い。 主人公が若いのに達観していてカッコいい。 | ||||
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ちょっと冷めた主人公の礼司と、変わり者の不思議な少女季里子のひと夏の物語。 何とも言えない爽やかな読了感は、思わず何度も読み返したくなる。 ハードカバー(角川書店1991年)⇒文庫(角川文庫1999年)⇒文庫(文春文庫2009年)と 再販しているが、気がついたら、全部揃ってしまった。 樋口有介作品をワンパターンだと評価される向きがあるが、むしろ、ワンパターンで これだけ、良い作品が書ける所がすごい。 樋口有介の数ある青春小説の中で、一番の傑作だと思う。 Kindle化もしてくれないかなぁ。 | ||||
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15年前に家を出て行った父親が死んだとの連絡を受けて、 訪ねてみると、そこには従妹が。 不思議な彼女と父親の生態と。 大学生の主人公は、奇妙で運命的な夏休みを過ごすことになります。 青春小説であり、なにか風情のある小説。 著者の作品では、今のところ一番好きです。 | ||||
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樋口勇介の本は初めてだったけど、これを読んではまりました。 また、探します。 | ||||
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平たく書くと、学生を中心に恋愛を上手く描いた青春ミステリー。 この作者さんは若人の青春を描くのが長けた方の印象があります。 確かに青春の香がうまく描かれていて、私のような年齢を重ねた人間が読んでも、頷ける部分が多く楽しめる作品ですが、いかんせん推理が弱くイマイチですが、作者さんの感性には共感できます。 推理は星3だが、青春は星5つで、平均で4つ(厳しくみると3.7ぐらいです)。 | ||||
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本屋で探すのは大変で、このシステムだと、探すのが楽で、しかも質のいい本が買えていい。 | ||||
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このフレーズに少しでも心が動いたら読んで欲しい小説です。冬に読んだのに夏がすぐそこにイメージできたのがすごいと後から気がついた。夏に読みなおしたいと思う。 | ||||
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あんまり評判のよくなかった『ピース』で初めて本作者を知った(で、僕はこの「ピース」はとても気に入ったんだな)。で、『ぼくと、ぼくらの夏』ではまった。完璧に。 今日も帰宅をしたら、樋口有介の本が2冊届いていた。うれしいな。 ということで本作。 例のごとくというか、どこか謎めいた作りが楽しい。 謎解きは、子供(といっても大学生だけど)の目から見た人間としての父親の在りし日の姿を描き出すことになる。 父や母にも青春があった。 父親の人生をトレースしていくことから自分自身を見つめ直していく。 しかも、とってもとっても素敵な女の子と一緒に。 ある種のロードムービーのような、あるいは、成長記というか。 なんとも、すてきな余韻の残るいい作品でした。 うれしいな。50才を遥かにこえたおぢさんでも、胸がきゅんとなるよ。 | ||||
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「ぼくと、ぼくらの夏」の次にいい作品に出会えました。 樋口さんの作品は主人公のキャラや話し方がほぼ同じ。だが、それがいい。たまらない。 出てくる女性、特にメインの女性がとっても愛らしい。 樋口作品の特徴がが前面に出ている一冊じゃないでしょうか。 | ||||
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キラキラしていて、カラッとしていて、様々なものが渦巻いている、主人公の“本当の初恋”を描いているように思えます。オススメです。 | ||||
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樋口さんの作品ですが、ミステリーではありません。作者お得意の少し斜に構えた主人公と、彼を取り巻く魅力的な女性たちとの掛け合いが、青春小説(恋愛小説は少し言いすぎかな)というジャンルということでより鮮やかなものになっており、樋口作品独特の雰囲気にどっぷりと浸ることができます。今作のヒロインはいつもに増して個性的で、主人公の日常を暑い夏とともにかきまわします。 恋を知らない若者はもちろん、初恋なんて随分と昔の思い出だという人も、もう一度恋をしたい、そう思えるような作品です。 | ||||
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十五年前に家を出て行き、顔も覚えていない親父が死んだらしい。 親父は、ぼく(礼司)と「姉」、それぞれにゴクラクトリバネアゲハという 珍しい蝶の標本を遺したそうなのだが、自分に「姉」がいたとは初耳だ。 しかも、その標本を預かってくれていたのは、義理の妹だそうで……。 「姉」を捜し求めていくことを通じて、それまで知らなかった 父の人生の軌跡を辿り、おのれのルーツに向き合う物語。 父が、ぼくと姉に蝶を遺した意図や、姉は今どこにいて、何をしているか といったことが謎の焦点となりますが、ミステリ的仕掛けはありません。 人物造形や舞台設定、散りばめられたモチーフなども、 他の樋口作品との類似性が多く、目新しいものはないです。 しかし、著者に殊更な新奇さなどは必要ないのです。 今、この瞬間に目の前を通り過ぎていく青春という時間を静謐に、時に熱く 見つめる主人公の内省的な視線こそ、永遠に古びないものなのですから。 | ||||
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この作品の日常会話はとても危うい。 つながっているようで実はつながっていない。 でも読み手にはしっかり伝わってくる。 このギリギリの人間描写で最後まで書ききってしまうのは心地よい。 作品の時間の流れ方に純文学的な印象をもった。 この作家の作品は初めて読んだが、次も読んでみたいと思う。 | ||||
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著者お得意の青春小説。 主人公の設定など他の作品と似ているところも多いのだが、本作品はミステリー要素はほとんどなく(謎の多い亡き父親の遺言の意図、見知らぬ姉の探索というテーマではあるが)、大学生である主人公の成長物語かつ恋愛物語である。 品のいいユーモラスな会話、クールかつ行動的な主人公、ちょっと変わっているが魅力的なヒロイン、年上のガールフレンドやファニーな母親など女性との掛け合いの多さなど、著者の得意技が十二分に発揮されている。 ラストも微笑ましく余韻を残す。 読んで損なし。 | ||||
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10年前に読んで、以来小説書きを目指すようになった作品。 樋口有介作品の特徴でもある、繊細な風景描写とテンポの良い会話が先へ先へと読み進ませる。 大学生である主人公が、理由あって顔も知らない別離の姉を捜索するミステリがベースなのだが、社会人の恋人、不意に知り合った女子高生らと織り成す恋愛物語としての本筋こそが幻想的で美しい。 読後感に寂寥を覚えるところも秀逸。 | ||||
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あらすじなどにはほろ苦い初恋、と書いていますが、ちょっとファンタジックな面が見える作品。蝶の標本から始まり、とあるぶっきらぼうで不思議な女の子に出会います。その出会いが主人公を変えていくのですが、劇的な事件があるわけでもなく、ゆっくりと時間が過ぎていく中で、何かが変わってくる感じがいいです。年上の彼女とのやりとりや、女の子との不思議な会話ひとつひとつから、主人公の心境が読み取れておもしろいです。 | ||||
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