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金のゆりかご
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金のゆりかごの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.15pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全12件 1~12 1/1ページ
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内容としては面白いものの、なんとか読者を欺こうという作家の意図が見える作品です。 あーでもないこーでもないと、ぐるぐる行ったり来たりして、やっとなんとか話を収拾した感じで、読み疲れてしまいました。もっと素直に結末にたどり着いても十分価値のある内容だったと思うと残念です。 | ||||
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天才って運動神経や絶対音感と一緒なんじゃないかなと思うから、普通の子供を天才にするって設定がかなり無理っぽい。 でも最後のどんでん返しはかなりすごい。 推理小説以上の面白さ。 | ||||
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文体に魅力がありません。でもラストの天才少年君の推理はそれなりに見物です。登場人物の行動倫理があまりに単純すぎて不自然に感じました。また嘘をついている人が凄く正直者です。挙動不審でガタガタ震えます。証言者にとって嘘をつくメリットがあるかないかなどの推理は一切不要な親切設計です。結果的には二人の天才児の対決だったのですが,それなりに面白かったです | ||||
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紀伊國屋の店員さんが大プッシュして平積みしたところからじわじわ売れ始めて、という新聞記事に惹かれて期待して読んだ。登場人物も伏線も多くどんでん返しも何度も仕組まれた複雑精緻な物語で、お前にこれが書けるか、と聞かれれば絶対に無理、その意味では間違いなくプロフェッショナルな作品だ。尊敬する。つまらないか、と言われればそんなことはなく、おもしろい。時間をつぶすには(新幹線に乗るときとか)お薦めです。しかし宮部みゆきや有吉佐和子や東野圭吾や花村萬月や江國香織に比べてどうかと言ったら残念ながら中学生の作文といった印象で、まあそれを言ったら私などは小学生以下ということになるが、宮部みゆきや(以下略)が如何に偉大なレベルにあるのかを、これを読んで逆にひしひしと実感させられた。本好きの店員さんがなにゆえこれに惚れ込んだのか、まったく謎。頭のよさとは何か、といった根源的思考を迫る前半にはそれなりの刺激は受けたが、それとても「アルジャーノンに花束を」とか最相葉月の「絶対音感」とかに比べれば(比べてばかりで申し訳ない)ずいぶん浅い印象。 | ||||
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新聞や雑誌で取り上げられていたので、読みました。この作家さんの作品も初めてです。 印象としては、導入から中盤にかけて盛り上がり、その後の展開がややスピード感に欠け、 結果、クライマックスもだらだらインパクトが弱いものになってしまった感が残りました。 脳科学や天才のキーワードは今年注目されましたので、テーマとしては読みやすいです。 (もっともこの作品は09年以前に発表されたものですが) 事件の真相にたどり着くまでの展開がごちゃごちゃし過ぎた為、読み手のイマジネーション力 が問われる読み物になってしまっていると個人的に思いました。 | ||||
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新聞や雑誌で取り上げられていたので、読みました。この作家さんの作品も初めてです。 印象としては、導入から中盤にかけて盛り上がり、その後の展開がややスピード感に欠け、 結果、クライマックスもだらだらインパクトが弱いものになってしまった感が残りました。 脳科学や天才のキーワードは今年注目されましたので、テーマとしては読みやすいです。 (もっともこの作品は09年以前に発表されたものですが) 事件の真相にたどり着くまでの展開がごちゃごちゃし過ぎた為、読み手のイマジネーション力 が問われる読み物になってしまっていると個人的に思いました。 | ||||
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大抵の世の親は、いわゆる“親ばか”で、いつもどこかで「我が子は一番」と思っているものです。 本作は、そうした親心を惹きつける舞台設定が魅力です。 私も典型的な“世の親”ですが、やはり本作の、 ー天才を作り出すことは出来るのか。読み進むごとに深まる謎とラストに待つ真実ー の帯文と書店のPOPには逆らえませんでした。 SFあるいはミステリーというには、結構な分量の割には食い足りなさが残りました。 テーマも深淵なだけに、人間ドラマにもっと振ってみても良かったのかも知れません。 エンタテイメントとして、色々な可能性のある素材を、和洋中のどの料理でだすか決めかねたという感じです。 「我が子の出来がもう少し良ければ・・・」 これまた、大抵の世の親は嘆く場面も多いのですが、そんな時に読んでも面白いかもしれません。 特に受験生をお持ちの親御さんには必読のエンターテイメント・・・かな? | ||||
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大抵の世の親は、いわゆる“親ばか”で、いつもどこかで「我が子は一番」と思っているものです。 本作は、そうした親心を惹きつける舞台設定が魅力です。 私も典型的な“世の親”ですが、やはり本作の、 ー天才を作り出すことは出来るのか。読み進むごとに深まる謎とラストに待つ真実ー の帯文と書店のPOPには逆らえませんでした。 SFあるいはミステリーというには、結構な分量の割には食い足りなさが残りました。 テーマも深淵なだけに、人間ドラマにもっと振ってみても良かったのかも知れません。 エンタテイメントとして、色々な可能性のある素材を、和洋中のどの料理でだすか決めかねたという感じです。 「我が子の出来がもう少し良ければ・・・」 これまた、大抵の世の親は嘆く場面も多いのですが、そんな時に読んでも面白いかもしれません。 特に受験生をお持ちの親御さんには必読のエンターテイメント・・・かな? | ||||
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単行本は1998年7月リリース。文庫化は2001年11月25日リリース。帯表記によれば15万部売れているらしい。 確かに小説の骨子となる部分はなかなか良いかもしれない。ただ、その骨子をいかに構築して完成させるかに作家の手腕があると思える。その点で、この作品には突っ込んだ作り込みが無いと思える。具体的に言えば同じ素材をジェフリー・ディーヴァーが扱えば、脳科学の記述の部分はより詳細かつ化学的なものになるだろうし、ラストに向かうほどジェット・コースターが加速が付いた状態になる。惜しいことにこの作品にはその力が不足している。 果たして覆面作家を通す北川氏は真剣に脳科学に関する文献を研究しただろうか。少し浅過ぎはしないだろうか。そこが浅いために研究所のリアリティが格段に落ちてしまっている。天才の研究も不足気味なのは否めない。骨子の部分は良いだけに読了後、非常に残念に感じたのはぼくだけではあるまい。 | ||||
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精神錯乱だとか、殺人だとか、失踪だとか、事件は起こるが、 それを解決するのが面白い作品、という訳ではなかったように思う。 子を護る親の思い、 我が子に早期教育をする親の思い、 自分を特別だと思う子、脱落していく子の思い、 そういう一途な思いに「営利」というものが入り込み複雑に絡み合っている状態が まるでノンフィクションなのでは無いかと思うほど、リアルに描かれている。 そういったことを、自分を振り返りながら考えているうちに、物語の奥深くまで入り込んでいく。 私は、子供がいるわけではないので、入り込むまでに若干の時間がかかったが、500Pを超えるボリュームの割には、飽きずに読めた。 最後の結末は、私にはすごく衝撃的で、終わってからも考え込んでしまう作品。 | ||||
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ミステリーは読まないが、幼児教育に関心があるので手に取った。昔神童ともてはやされ今はただの人、という主人公の設定だけでも十分ひきつけられた。 天才、脳科学といった分野に造詣が深いようで関連するセリフはとてもおもしろく読めた。特に天才少年が自分の物事の捉え方を凡人にわかるように説明するくだりなどは、長い長いセリフだが読ませる。 作者の天才とは、そして天才をつくることは可能なのか、に対する答えには全く同意見。主人公をはじめとする大人にふりまわされたかつての子供たちの苦しみにはリアリティーがあった。氾濫する早期教育ビジネスにまどわされ、わが子をぶっつぶさないよう心掛けたいものだ。 物語の展開は、スタートダッシュがもたついている感があるのと、未解決の話が結構残ったまま終わってしまった印象があり、これでいいの?と思わないでもなかったが、なにぶんラストがおもしろいので、そんなこといいや、と満足してしまう本でした。 | ||||
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ありえないガジェットがたくさん散りばめられていて、およよ、と思うのだが、日本文学らしくSFにはならないミステリー。また、日本文学らしく、主人公の苦悩が綿々と綴られ、ストレートフォワードにストーリーは転がらないなぁというのが感想。 | ||||
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