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硝子のハンマー
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硝子のハンマーの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.67pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全85件 41~60 3/5ページ
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大野君主演のドラマを見てから購入しました。 ドラマのイメージが壊れると嫌だなと思いながら読んだのですが ドラマとはまた違った「榎本」さんが見られて満足しています 今は小説の方が気に入っています。 | ||||
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専門用語とか説明が少し難しいところもありました。 ドラマより複雑な設定で、後半はどきどきしました。 | ||||
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Kindleで再読しました。 極上のエンターテイメントでありながら、社会の影の部分や人間の本質を鋭く描いているのは著者の他の作品同様ですね。 この作品は登場人物が魅力的。泥棒と表裏一体の防犯コンサルタント榎本と知的でありながら少しボケもある弁護士青砥の絡みが面白い。 正義とは悪とは何か?だれが善人でだれが悪人か分からなくなります。今の社会がそうであるように。 まあ、そんな難しいことを考えなくとも楽しめる作品ですね。 | ||||
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月9ドラマの鍵のかかった部屋の最終2話で映像化されているのでそれで見てしまっている人も多いかと思われるが、既にドラマを見て筋を知ってしまっている人も改めて原作である本書を読むと新たな発見があり楽しめるはずである。 ドラマに比べて前半の密室突破の推理過程のボリュームが凄い。ドラマではそれが殆どカットされていた。この試行錯誤の推理過程が本書の最も肝なのである。 後半は急に犯人視点の語りになるが、この構成はやはり賛否両論あるだろう。通常の構成では犯人の動機はここまで深く描けないので、犯人像をより印象的にするには最適だが、反面純粋な密室推理ものとしてはここでテンションが途切れた形になる。テレビドラマ版とは犯行の動機が微妙に違うが、テレビ版の方がより納得できるものとなっていた。 ドラマで既に見てしまった人が読んでも更に楽しめるボリュームのある一冊。日本推理作家協会賞受賞作でもあるので読んでない人は必読である。 | ||||
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嵐の大野君が主演するということで月9ドラマ版を見て気に入ったため、サウンドトラックを購入して聞き、さらにその世界観にはまりたくて原作も読んでみました。普段からミステリーを読んでいるわけでもなく、貴志先生の小説も初めて読みましたが、緻密な構成や情報量の多さ、キャラクターの面白さなど、小説世界にもどっぷりはまることができました。 でも、ドラマとはまったく別物という印象で、自分の中で、新たな人物像を作りながら読みました。ミステリーを読み慣れていないので、前半の仮説と検証の繰り返しには、正直、頭がついていかないところもありましたが、個人的には、第2部の犯人側からの視点に入ってからが、すごく怖くて引き込まれました。犯人の一家がハイエナたちの食い物にされ、悲惨な末路をたどっていくところが、陳腐なようで、私には妙なリアリティがあり、犯人が不運にもめげず、泣き言ひとつ言わず生き延びようとする姿、でも、ふと自分もガラスの向こう側の世界に行けたはずなのにと思うところなど、やけに感情移入してしまいました。そのせいか、探偵役の榎本と青砥弁護士の軽妙なやりとりを楽しんでいたにもかかわらず、最後はやりきれない思いが残りました。 貴志先生のファンのみなさんのレビューによれば、ほかにも素晴らしい作品があるとのことなので、ぜひ読んでみたいと思います。貴志先生が大阪出身のせいでしょうか、ところどころ笑いを誘う部分があり、やはり大阪出身の私にはツボにはまりました。初心者の私からすれば、独特の不思議な魅力をもつ作家という気がします。もっと知りたく、読みたくなる作家さんですね。 | ||||
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様々な前提が必要な作品ではあるが、ミステリとしての出来は素晴らしい だが後半の犯人の独白がいくらなんでも長すぎていただけない。 内容自体も奇をてらったものではなく、その辺にある犯罪小説レベルで特質してみるものはない 元々倒叙形式の作品ではなかったのだし、正直不要だろう だがそれを差し引いても素晴らしい出来なので、作者のファンなら買ってもいいだろう | ||||
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ドラマが結構面白いので、本屋さんで平積みにされていた本書を購入。元来短編より長編が好きなので。 前半は貴志作品とは思えないトロイ進み具合で、何度も途中で放り投げそうになったのですが、後半に突入すると急加速。そこからは一気に最後までノンストップです。 ドラマでのキャラクターより本書の方が生き生きと描かれており、榎本は自閉的キャラと言うよりは、もっとニヒルで緻密で生々しい感じ。 同じ登場人物の本を何冊か読もうかと思います。 | ||||
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月9の原作が気になったのでこの商品を買ったのですが、前半部分の榎本・青砥目線の事件を推理していく場面と後半の犯人目線の2つに分けられたこのミステリ 前半は推理をして一つずつ可能性を潰していく…という内容ですが、後半はついに犯人を追い込む場面が…! 榎本が犯人を追いつめるシーンは迫力があり、大変読み応えがありました 長編で長く、読むのが大変でしたが、読む終わったあとには達成感がありました ただ、前半が少し読むのが辛いかな? という印象がありました | ||||
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美人弁護士と防犯オタクのやりとりがすごく良かったです。 テンポも良く、どちらかと言うとタイプの違う二人が うまーく化学反応起こしてる感じでした。 犯人の素性をしっかり書いてあったのが 私的には引き込まれました ただ、トリックはかなりマニアック… 難しい言葉も出てきて なんとなく理解できたかなーって感じです。 今度ドラマになるようなので トリック部分が映像になると よりわかりやすくていいんじゃないかな…。 できれば原作に忠実にドラマ化希望! | ||||
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緻密な情報量は凄まじく、 職人の手さばきを見るかのような作業の描写が気持ちいい。 とにかくキャラ作り、キャラへの感情移入のさせ方がうまい。 クリムゾンのラストといい、情緒溢れる表現がじんと来る。 この綿密で無機質な要素と、 柔らかくストーリーじみた表現との対比、 そして親しみの湧くキャラに夢中になってしまいました。 取材力もすごいと思いました。 | ||||
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物凄く丹念に丁寧に描いた本格推理小説を久々に読んだなという感想だ。 しかしながら、推理小説を読み始めた数十年前は密室トリックは大好きだったが、 最近はあんまり興味が無いということもあり、今まで読んだ貴志作品の中では どうしても低い評価になってしまう。 八方ふさがりの第1章が終わってからの第2章は読み始めて最初とまどった。 「誰の話?」という感じで、別の小説が始まってしまったのかと思ったほどだ。 いきなり犯人側からの視点での話しで驚いたが、こういう手法を使わないと確かに 犯行の状況は説明しづらいかもと納得した。 丹念に描いてはいるが、やはり殺人の動機としては弱いなと思う。最初に密室 トリックありきというのが透けて見えてしまっているのは残念だ。 | ||||
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この小説は割と長い本ですが、アクションシーンとかはなく、 ただひたすらに謎を解いていくという展開です。 鍵とか警備システムについての記述が実に詳細で、 「本職」ではないかと疑わせるほどです。 後半からは話ががらりと変わり、別の人物の視点に基づくものになっていきます。 ここら辺の展開の仕方は賛否は分かれると思いますが、 私的には冗長になりかけていた展開を変えるという点でいい形だと思います。 私は小説を読むときは、ストーリーそのものを楽しむのはもちろんですが、 さらにその小説からいろいろな知識を得られればいいと考えていますので、 いろいろな知識が得られるこの小説は、それなりに楽しむことができました。 | ||||
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貴志祐介は日本ホラー小説大賞でデビューした作家であるが、本書ではミステリー、しかも密室トリックに挑戦している。大賞を受賞した『黒い家』もミステリー仕立ての作品だったが、本作はそのような心理的演出抜きの本格ミステリーである。 大きく二部構成になっており、第一部では密室殺人事件発生の経緯とその捜査過程が描かれている。オフィスビル最上階の事実上密室状態だった社長室内で、白昼に社長が何者かによって殺害された。後頭部への打撃が致命傷と思われるが凶器が見当たらない。凶器は何なのか? どうやって殺したのか? 犯人はだれなのか? 動機は何なのか? それとも単なる事故なのか? 次から次へと別解が提示されては否定されていくという展開は読者をひきつけて離さない。 第二部では場面ががらりと変わり、いきなりそれまで登場してこなかった人物があらわれる。さては探偵役の榎本のフラッシュバックかと思いきや、やがてその人物の正体が明らかになってゆき、物語はクライマックスを迎える。 賛否両論あるだろう。犯人の意外性をミステリーに求める読者にとっては肩透かしかも知れない。動機もかなり説得力に欠けると思う。しかしビリヤードのデッド・コンボになぞらえたそのトリックはやはり秀逸である。ディテールも研究されているし、読んで損はない一冊だと思う。 | ||||
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安直なトリックもあれば、難解なトリックもあった。 だから面白いんだね。 | ||||
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これは本格ミステリーの傑作ですね。 完全に密室だった犯罪現場の謎をどう解き明かすか。 後半で開かされる犯人の動機と殺害方法にも納得です。 そして、これは人の暗い一面に光を当てる作品でも あると思います。 展開も早く、意外な様相を呈するストーリーに 夢中になって読みました。 本格物はこうでなくっちゃ、と思わせてくれる 作品ですね。 | ||||
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セキュリティシステムで守られたオフィスビルでおきる密室殺人事件を描く。日本推理作家協会賞受賞作である。紀伊国屋でなぜか平積みされていたので購入。貴志作品は初読。 いわゆる本格推理かどうかは別にして、なかなか読みごたえがある。文庫で600ページほどあるが、宮部みゆき風の読みやすい文体もあって、一気に読めてしまえる感じ。 前半、伏線が多量にはられるのだが、実は殺人とは関係ない伏線がそれなりに混ざっていて、悩んだ読者は途中で溜息を何度もつかされるという凝った趣向である。技術的な説明部分が結構たくさんでてくることもあり、いわゆる理系ミステリの様相もある。メイントリックも、ちょっと某我孫子作品を彷彿とさせるところもあるようにも思うが、まあこれはOKでしょう。 ワトソン役の熱血女性弁護士と、正体不明のセキュリティコンサルタント(森博嗣の某シリーズ風)のコンビも楽しい。巻末対談で法月綸太郎も指摘しているが、シリーズものとして続けてほしいですね。 | ||||
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いわゆるミステリーですので、ネタバレしないようにレビューしたいと思います。密室殺人ものです。目次を見れば分かりますが、大きく二部構成になっており、前半と後半では異なった視点から事件を見ていくことになります。細かいディテールが効いていて、それが話に説得力を持たせています。よく推理小説の感想で『リアリティがない』などといったものを耳にしますが、実際の事件と推理小説を比べるのは間違っています。ナンセンスです。推理小説というのは、一つのパズルであるわけですから、ピースからどれだけ絵が浮かび上がるかといったことが重要なのです。その意味でいえば、この小説は充分絵を描けています。推理小説好きは読んで損なしだと思いますよ。 | ||||
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久しぶりに貴志祐介作品を読んだが、前に読んだのが『黒い家』『クリムゾンの迷宮』『天使の囀り』というホラーだったので、今回の本格ミステリーには驚いた。が、しかし上記の3作が一度読み始めたら止まらなかったように本作も見事にハマってしまった。とにかくディテールがすごい。よっぽど取材したんだう。特にセキュリティに関するくだりは読者の何人かは自宅のセキュリティの脆弱さに気づいて実際に鍵を取り替えたんじゃないかと思うぐらい詳しく書かれている。トリックが明らかになっていく過程も良かった。殺人という一大事を実行するにあたっての心理描写、トリックに必要な知識なども上手く表現するには今回のような構成はベストだと思う。600ページ近くと少し長いが読んで損は無い作品。 | ||||
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初めて読む貴志さんの推理小説でした。密室ミステリーということになるでしょうか。 ドイルの「緋色の研究」や「四つの署名」のような、後半に犯人主体の物語を持ってくる二部構成となっています。 どんなジャンルの創作もできそうな、貴志さんの器用さをアピールするような作品です。 事件解明する側のコンビですが、私なら径を初老くらいの年齢に設定して、純子とは親子のような関係に仕立てちゃいますね。 それと純子を、弁護士ではなく刑事に設定してほしかったです。こんな正義感のある弁護士は、実際にはいませんから。 | ||||
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物語は密室で起きた殺人事件から始まり、ヒロインである女弁護士と主人公の探偵(的なキャラクター) この二人が中心となって、様々なやり方で一つずつ事件の推理を行っていきます。 構成は前後半で問題編・解答編の2パートに分かれています。この作家さんには初となる推理小説。 以降は個人的な感想です。 トリックは作中で様々な方法を2人が模索し、つぶしていくにもかかわらず、 なるほど!と思えるものでしたし、やはり文章が読みやすく非常に引き込まれました。 この作家さんの作品に今までにいななかったタイプの主人公とヒロインで、 新しい世界観をみることができたのもよかったです。 他の作品に共通した魅力であるダークな感じがなくなっていましたが、 別に角川ホラーで出しているわけではないので問題ないと思います。 なによりこれはこれでおもしろかったので良し! あと、この本に関しては有用性に関わらず犯人を示唆するレビューがチラホラあるように感じたので 未読の方(特に初となる推理要素を楽しみにしている方)は回避を推奨です。 | ||||
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