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硝子のハンマー
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硝子のハンマーの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.67pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全85件 21~40 2/5ページ
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先に狐火の家を読んでいたのだけど驚いたのが榎本が青砥達に対して不法侵入行為を全く隠さず 泥棒である事を匂わせるような事まで言っちゃうコミカルさだった 2部が暗いだけに丁度よかった気もする 1部は榎本や青砥による密室殺人の考察で荒唐無稽な物から真相に迫っているのではないかと思えるものまで いくつものパターンを考案しては検証していくのが楽しい 2部は犯人視点の生い立ちから犯行に至るまでの経緯が生々しく書かれていてこれが読んでいて暗くツラい気分になる 犯行と引き換えに明るい未来が開けると思った犯人が借金取りのヤクザに加えて警察と泥棒にも恐れて精神をすり減らす様は… 個人的には家族を守る為に犯行を重ねた青の炎を読んだ時よりきつい気分になった 逃亡生活描写で市橋達也の逃亡日記を思い出したせいかもしれないが… 冷めた目で考えると難攻不落の密室殺人を可能にする為だけに作られた都合のいい犯人でしかないのかもしれないが 描写が嫌なくらい丁寧に書かれて犯人に共感させられる程だったので気にはならなかった | ||||
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冴えわたるどんでん返しの連続をご堪能ください。超おススメです。 | ||||
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正直なところ個人的にはこの話しは完全犯罪で終わってほしかった。 思わず犯人側を応援したくなるような作品でした。 でも全体的には面白かったので、まっいいかなって感じです。 | ||||
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2005年 第58回 日本推理作家協会賞 長編及び連作短編集部門 受賞作品だということで購入。 590ページにわたって、ひとつの事件とそこに至る過程を緻密かつ丁寧に描いている。 読んでいて「なるほど~」と思わされては裏切られるおもしろさと迫力の展開で、どんどん先を読みたくなる作品だった。 ただ、専門的で複雑な描写で状況を想像しにくい部分が私にはあった。大体は「そういうものなんだ」で読み流すことができる。しかし、実際に使われたトリックや偽装工作についても、細部が画像として想像しにくい上に現実味がイマイチ感じられなかったのは少しもったいなく思う。それくらい専門用語を交えて具体的に描かれており、斬新で奇抜で大胆なトリックなんだろうと思う。 それから、末尾のインタビューが秀逸で、読者が抱くであろう感想を非常にうまく拾っていると思う。 最後に、当該小説には関係ないが、著者の本でを最初に読みたいと思い、評判を探ろうとレビューを読んだら、いわゆる「ネタばれ」を記載しているレビュワーが多くて驚いた。レビューっていつ読まれるためにあるのか。 読後の感想を共有したいというならそれでいいのかもしれないが、本を選ぶためにレビューを読む人にしてみればその本を読む楽しみを奪われることになりかねない。配慮して欲しい。 | ||||
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硝子のハンマーというタイトルに惹かれて購入しましたがこれは凄い。 ここまでそんなバカな!と思ったトリックははじめてです。 ネタバレしないようにコメントしますと犯人の徹底かつ用意周到さに驚きます。 こういう準備内容は大抵面白くないのに犯人の背景などをうまく入れながら書き上げています。 作者の力量と努力が文字一つひとつから分かります。 探偵はまぁ悪い人です。(悪人ではない) 変人奇人の多い推理小説の探偵たちですが皆いい人間です。 この作品の探偵はもう擁護出来ない!(褒め) 読み終えたらみなさんこう思うでしょう。 「このタイトル、ネタバレギリギリじゃね?」 と。 | ||||
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貴志祐介さんの作品では、『天使の囀り』は読んでいて、面白かった。で、小谷野さんのベスト10リストに誘われて読んでみましたが、これは正解でした。 ま、トリック的には結構大がかりで、実際に可能なのかどうか心配ですが、読んでいる限りは「ナルホド~」と納得しました。 気になると言えば、赤外線カメラの切り抜け方で、そんなにウロチョロしてて大丈夫か? とハラハラしました。 それが「面白い」ってことなんでしょうけど。 探偵コンビもいいですね。 しかし、この作品に味をしめて次に読んだ貴志作品で、私はちょっと退いちゃうんですけど、それはまた別の話。 | ||||
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あと、 フィクションに突っ込み入れるのは野暮ですが一点だけ。 事件後、開発チームが介護ロボットを分析しても不審な点は見つからなかったというのはどうなの? 単純なリモコン制御ロボットであっても多数のセンサで安全機能を作り込むのなら動作ログは当然残すように設計します。操作入力やセンサーの状態、判定結果と動作指示、アクチュエータの動作状態などを。たとえ作品が書かれた2000年頃であったとしてもです。 著者はロボットやコンピューターに関してはかなり素人なんですね。 文系学部とはいっても京大出身だしもうちょいどうにかならなったのか? | ||||
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貴志先生の小説は、犯罪者の悲しい内面がよく描かれていると思います。 読みやすく一気に読んでしまいました。 ただ、いつも思うが犯人の動機に納得がいまいちなんだよな~。 | ||||
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アマゾンで買った本のみレビューしています。物語・作り話が好きなので小説しか読みません。リアリテイー等は関係ありません。事実と違うなどと言ってる人がいますが、なぜ事実じゃないと知っているのでしょうか?学者が書いているから?不思議で仕方がありません。物語では信長は本能寺で死ななくてもいいのです。面白いか面白くないかのみが判断基準です。それではよろしくお願いします。 | ||||
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ミステリー作品でありながら、 ホラーのような背筋がぞっとする恐ろしさとあっと驚く快感の瞬間が随所にあり 非常に非常に面白いです。 実は泥棒という主人公もスマートかつ変人で素敵。 夜のビルに侵入するくだりや 鍵を開ける描写などエロくかっこいいです。 前半は事件を解決するために主人公が立てる仮説とその立証部分が非常に長く (仮説部分だけでいくつものミステリーが出来るほど贅沢にトリックが出てくる) コレも違うあれも違うで 主人公たちと共に少しへこたれそうになるので 本当のトリックにたどり着く瞬間は本当に大きな衝撃があります。 後半では犯人の生き様がトリック解明と共に 生い立ちから現在にかけて丁寧に描かれていきます。 最後に悲しい環境に同情すら覚えたその犯人が 一体誰であったのかたどり着いたときは本を持つ手が震えました。 お前だったのか。 | ||||
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「雀蜂」「狐火・・」ときて、貴志祐介先生のサスペンス出世作となった、ガラスのハンマーを、オーディブルで楽しみました。 長い作品になっています。 貴志祐介先生の精神構造の一部に、TVドラマではありませんが、「細かいことが気になる」病的なものがあるのではと感じてしまうほど、几帳面に、細かいことをキチンと、まるでノンフィクションを見ているように、淡々と語っていく手法は、後の「狐火・・」につながっていく、先生独特の筆調だと感じました。 内容的にも、主人公が事件にどのように関わり、どのように解決したかという流れと、犯人が何故、どのようにして事件を起こしたかを描く流れを対比させつつ、最後にドッキングして作り込みは、非常に楽しく、二度聴いてしまいました。 丸山 雪野さんのナレーションも、気取らず、淡々と犯人と主人公を描き込み、長ーい作品を飽きずに、最後まで聴く一助になりました。 素晴らしい作品ありがとうございます。 | ||||
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コンディションはレビュー通り 非常に良く満足しています。気持ちよく読書が楽しめます。 | ||||
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前半ミステリー、中盤ハードボイルド的、後半ミステリーと、場面転換がやや唐突な感じもしましたが、後半でそれが融合していく面白い構成だと思いました。通常のミステリーなら謎解き役がずっと主人公って感じで進みますが、逆の立場をじっくりと描き込むことで奥行きがある物語になっていると思いました。著者は暗い過去を持った人間の切なさ、悲しさをテーマとするのが好きなのかもしれない。だが、そういう者をストレートにダーティーヒーローにはしないようです。この作品にはダーティーヒーロー的要素も少しありますが。いずれにしても色々な要素が含まれた楽しめる作品でした。 | ||||
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貴志祐介のミステリーもの。この作家の小説はホラーしか読んだことがありませんでしたがミステリーもなかなかどうして面白い。 セキュリティ万全の社内で起こった密室殺人。こう書くとありふれた設定ですが、介護猿にロボットなどなど、トリックを解く過程でのアプローチの仕方に作家の個性が出ているような気がします。 作中のミスリードは非常に多いものの、トリック自体は考え抜かれていて完成度はかなり高い。各方面の専門知識を多用したトリックは説得力もあります。相変わらず隙がないというかこの作家は調べ抜いてるなぁ。知識量がすごい。 本作は防犯探偵・榎本シリーズの第一作目ということで、飄々とした泥棒探偵と熱血新米弁護士のコンビが見ていて面白い。ラストのやり取りいいですね~。続編の二人も是非見てみたくなりました。 トリックや登場人物については特に文句なしですが、唯一残念だったのは動機がやや弱かったところ。この動機なら殺人まで犯さなくてもよかったのでは。 そして面白いもののやはり同作家のホラー小説に比べてリーダビリティが少し低めです。ミステリー小説の中では上位に入るクオリティですが貴志作品の中では中くらいかな?といった印象。しかし完成度は高いため読んで損はないでしょう。 | ||||
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【黒い家】の作者の作品を続けて読んでみようと思って購入しました。 【黒い家】は、作者の経験と仕事で得た知識、保険金詐取事例や犯罪心理学の学説を取り入れながら物語が進行してゆく、 人間心理をついた背筋が寒くなるホラー作品でした。 【黒い家】では、読みながら背後が気になりましたが、今回は違いました。 この作品では、登場人物たちの人間性とその関係の描写を文章から読みながら自分の周囲の人間に対して猜疑心を抱くようになり、 それぞれの登場人物の性格と、善人でも悪人でもない風変わりな登場人物の思考と考え方に驚愕するばかりでした。 【弁士 浜村先生ではないので、全部は言いません】 シリーズの続編も読みたくなりました。 | ||||
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今さら密室もので、しかも社会派性は乏しく、ひたすら密室殺人の謎を解いていくだけなのだが面白いのは、探偵役となる防犯グッズ店長の榎本と、女性弁護士青砥純子の組み合わせの妙と、技術的細部をつめていく知性の輝きであろう。もっとも万人向けかどうかは疑わしいが、感心しました。推理作家協会賞受賞作。 | ||||
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構成がうまいな~ 現実にはこんなにも様々な可能性を模索するんだろうかといささか驚いたが、次から次へと出てくる仮説を榎本と純子がやりとりするところは面白かった。 一転、後半の章側からの視点があることで物語に深みができていると思う。 妙にリアルな物語だった。 | ||||
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ドラマを見てからこの原作を読みましたが、それでもこちらの方がおもしろかったです。ドラマもかなり良い出来でしたが。 トリックもドラマでは分かりにくいところがあったのですが、こちらを読んでよく分かりました。 ドラマの方ではこの話を最終二話に使っていました。ドラマでは、この事件の後、なぜか大金を得て榎本は海外旅行へ行ってしまうという設定でした。また、彼が泥棒かどうかははっきりさせていませんでしたが、この原作では泥棒であることがはっきりわかります。 原作では芹沢弁護士も出てきません。 先日放送されたスペシャルドラマも面白かったです。 | ||||
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POCKEY SIZE easy to carry on. The story is used for the TV drama and it is interesting | ||||
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親がヤミ金に追われ章の人生も翻弄されていく。 昨日までの平和から突然、過酷な人生に… 章は頭がよく冷静だ。 それにもまして榎本は、さらに賢い。 最後まで謎な人物! | ||||
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