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青の炎
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青の炎の評価:
| 書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.12pt | ||||||||
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全271件 81~100 5/14ページ
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| 高校の秀才な男子が離婚した義理の父親への恨み殺害する計画から始まり、母親と妹のためにも完全犯罪を企てる。だが、上手くいったはずが、そうはならない警察の捜査。殺害に至る動機や背景には共感できるが、殺害したあとの孤独感や絶望感が半端ない。現実の社会では、逃げるという選択肢が最適だと改めて考えさせられました。友人や彼女との間で嘘をつかなければならない刹那さ、結末に虚しさを感じた。名作という評判通りの作品です。 | ||||
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| 今まで読んできた青春小説の中で間違いなくベスト3に食い込む作品。ホラー小説で有名な作家さんですがこういったストーリーも書けるのかとその多面性に驚きました。 主人公は男子高校生・秀一。数年前に母親と離婚したはずの父親が再び秀一たちの前に現れ、寄生虫のように居付き、家庭内に暗い影を落とす。警察は事件が起こってからではないと動かず、離婚の際に世話になった弁護士も母親からの訴えがなければ動けないと言う。外部からの助けが得られない以上、自分でなんとかするしかない。母親と妹を父親の毒牙から守るため秀一は完全犯罪を計画する…というのが本作のあらすじ。 「黒い家」「クリムゾンの迷宮」などの作品に比べると、読者に先へ先へとページをめくらせる求心力は低め。作風的には「硝子のハンマー」などの防犯探偵シリーズと似てます。ミステリー要素が強いからかな。理詰めのトリックはさすがの一言。秀一が完全犯罪に向けて試行錯誤している部分を見ているだけでけっこう面白い。 主人公・秀一は年のわりに斜に構えた人物というか、気取ったところがあり鼻につく部分も多々見られるのですが、読み進めるうちに不思議と共感していきます。完全犯罪を目論む時点でこういう展開になるのは目に見えていましたが、それでも取り返しのつかないところまでゆっくりと落ちていく秀一を見ているのは本当に辛かった。歯車が狂ったというよりボタンをひとつ掛け違えただけ。要所要所でしっかり話し合いができていればこの結末は回避できたとわかるだけにただただ悲しい。 何気に主人公の年齢設定が上手く、何度かある秀一の失言や凡ミスの描写も「都合のいい展開」ではなく「やっぱり高校生なんだな。まだまだ子供で完璧じゃない」と思わせる効果に一役買ってます。すべてが未熟な子供だったからこそのお話ですかね。最後まで家族を守るために文字通り自らのすべてを投げ打った秀一が愛しくも悲しい。 犯罪小説でありながら、家族愛・恋愛・友情など多方面を高い密度で描ききった傑作。良質な青春小説をお探しの方に是非とも勧めたい一冊。 | ||||
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| ミステリーを読んだ後の爽快感はない。 主人公に感情移入すれはするほどつらくなる。 切なさが残った。 内容は文句なく面白いです。 | ||||
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| 珍しく犯人を応援してしまうミステリー作品。 主人公が犯人という設定だからか、見つかんな!と思いながらずっと応援して読んでいた。 そんな風に感情移入できる悲しいミステリー | ||||
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| 読み応えがあったからですよ。 貴志さんの作品をすべて読んでみたいですな❗ | ||||
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| 貴志祐介さんの本は本作『青い炎』から入り、およそ 1年がかりで『クリムゾンの迷宮』『黒い家』を読み、 再び本作を読みました。 『青い炎』が抜きん出てよく出来ていると思います。 残りの2作は星3〜4つといったところでしょうか。 最後の、第11章「海を渡る風」が、とても綺麗です。 そして、儚(はかな)いです。 この物語を最後まで読んだ方はきっと、同じような 感想を抱くと思います。 他に手段はなかったのか……。 追い詰められ、 自分の大切な家族を守る為……。 主人公の秀一が辿る軌跡を、ぜひご覧下さい。 | ||||
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| 1日かからず読み切ったのは初めてです。 高校生の今、出会えてよかったです | ||||
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| 殺人を犯したらどうなるのか?暫く、胸が苦しくて仕方ありませんでした。 是非、読んで欲しい。 後悔する前に。 | ||||
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| 読み終えた後はじっっくりと余韻に浸り、色々なことを考えました。 たっぷり時間をかけて読まれることをお勧めします。 とても面白かったです。 映画も観てみたくなりました。 | ||||
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| 曽根殺しのあと拓也殺しの流れになってなんだこれ同情の余地なしか?と読んでる時は思いました。だけどその後の描写がそれまで以上に素晴らしくとうとう警察の取り調べとなったあたりでもうただただ「悲痛」。結末も一番行ってほしくない方向にいきました。 結局最初から最後まで秀一は一人で抱え込んで逝ってしまうのだなと。個人的にはしっかり刑に服して欲しかった。 そりゃ事件が明るみに出れば、メディアに煽動された何にも知らない野次馬根性丸出しの一般ピープルによって家族に想像を絶するような危害が及ぶかもしれない。僕には加害者家族がどういう未来をたどるのか見当もつきません。でも、友子と遙香ならそれも我慢してくれると思います。しっかり服役し晴れて秀一にまた会えるなら。紀子もそうでしょう。紀子にしても鍵を託されすぐ秀一に逝かれたとあっては表面的な被害は免れるかもしれないけど精神的な面で尾を引きその後の人生を棒にふるう可能性も大な訳です。 僕個人の意見として、数年後の秀一と紀子そして家族の慎ましくも幸せな未来、そんな結末が見たかった。 非常に心揺さぶられる作品ではあるけど結局誰一人幸せにはなれない。そういう作品でした。 | ||||
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| 心理的に怖かったと思う本でした でも、よく描写されていると思います | ||||
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| 秀一が殺人を犯したにもかわらず 真相をしっても紀子は 捕まらないで と秀一をとめた そのおもいは純粋に紀子から秀一への愛だとおもいました。 | ||||
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| 貴志祐介氏の作品は、クリムゾンの迷宮、天使の囀り、に引き続いて三作目です。犯罪のトリックとしては物足りないものでしたが、終始「子供」であった主人公と、周囲の人間の「大人」な対応の対比が際立っていて、人の気持ちが交錯する結果として、世界が理想的な方向に進むのはここまで難しいのか、という点でリアリティを感じました。 主人公は、優秀で、かつ行動力も異常なほどある一方で、衝動的に殺人を思いついて実行してしまう。冷静に事情を理解すれば、そもそも犯罪を犯す必要なんてなかったはずなのに、どんどんと泥沼にはまっていくのがもどかしい。それに比べて、主人公の周囲である母親や刑事、学校の友人たちは皆立派に行動していて、主人公だけが一人突っ走って堕ちていく、そんな物語。 もし、主人公が周囲の気持ちを理解してうまく立ち回れば、もしくは何もしなければ、全員が幸せになるようなそんな道があるはずなのに、主人公は全く気付けなかったのが、切ないというよりかただ悲しく思えました。 | ||||
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| 先にDVD を見たんですがどうしてもわかりにくいところがあり気になったので原作を買いました。 優等生の少年が愛するものを守るため完全犯罪をもくろみ実行していく。 充分に練られた殺人内容、完璧だと思えるアリバイも1つのほつれから全て台無しになり崩れていく 犯人は自分だと決定付けられても 最後までク―ルに少年は自分ではなく愛するものを守るための方法を考え選んでいく 全体を通しては暗く重たい内容ですが時々高校生らしい甘酸っぱい描写もあり普通にドキドキしながらよめました 貴志祐介さんのファンになりました | ||||
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| ちょっと前に読んだアイラ・レヴィンの名作「死の接吻」が、倒叙法という犯人の側からストーリーを語る代表作の一つと言われている。「死の接吻」が、別の章では被害者の視点に移り、逆に犯人探しという流れとなるかなり凝った構成であるのに対して、この貴志祐介の青い炎は最初から最後まで一貫した倒叙法で描かれている。従って、推理小説というよりは、完全犯罪を企んだ少年と、彼が守ろうとした家族、そして友人達のストーリーといった色合いが濃い。 表紙絵にあるように舞台は鎌倉の由比ヶ浜で、少年が愛するロードレーサー(自転車)で自宅と学校の間を疾走する情景が何度も描かれる。これは彼のアリバイ作りに重要なのだけれど、その美しい土地で愛する家族、そして恋人たちと幸せになれたらどれだけいいだろうと、読者は少年の犯罪が完全であることを祈らざるを得ない。 若干殺人に至るまでの準備の技術的説明(PCの話とか)が長すぎるきらいはあるけれど、倒叙法というスタイルをとったおかげで、彼と家族の背景から動機、そして事件発生と時の流れと同じにストーリーが進むので、通常の推理小説よりかえって自然な印象がある。 | ||||
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| 人の心は計り知れない。 自分の心でさえもままならない。 行動は結果を生む。 | ||||
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| 読み終わった後、とにかく辛く切なくなります。 これだけ心を揺さぶる力はすごいです。 でも、あまりにも救いのない話でした。 何度も読みたくなるような小説ではないですが、 一度は読んでみるのもいいと思います。 ただ、ハッピーエンドの小説が読みたい人は買うべきではないので、注意。 | ||||
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| 時間も忘れて夢中で読んでしまった。 舞台が自分の青春時代を過ごした地域なので、描写が手に取るように分かるし、20数年前の自分に重ねて、色々な思いや出来事を思い出させてくれた。 いい友だちや家族、恵まれた環境。。失わざるを得なかった主人公がそのいきさつが、ただただせつない。 | ||||
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| フィクションですが、、、子供を地域、親戚ぐるみで守っていかなければいけないと思わされる作品でした。 貴志さんの描く主人公は、いつも頭がキレッキレで、ロジカルで、目的を必ず推敲する、、、というヒーローが多いですが、 今回はそれが未成年。それだけで、もっと情報や助けの手があったら、と思わされる場面に何度も遭遇します。 そして、完全犯罪の難しさも感じさせてくれる。 やっぱり、誰かは見ていて、誰かは気づいている。 「自分が手を下さなくてもよかったんじゃないか」と主人公が公開するところが、個人的に感じた一番の見せ場でした。 ヒロインとの一度限りの愛も、悲しく美しく描かれていて。映画も見たくなりました。 | ||||
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| 倒叙推理小説は好きですが、長編でここまでのめり込んで一気読みした作品は、初めてです。 家族を守るため、完全犯罪を計画した秀一少年。 法医学書まで買い込んで計画を練る辺り、貴志 祐介氏らしい組み立てにワクワクしました。 第1の殺人を完遂して、ハッピーになれるはずなのに、躁鬱的になるところは、「人を殺しても何も解決しないよ」という、貴志氏の思いが込められているのでしょうか? 第2の殺人はより簡単に、より自己愛的に遂行を決意します。 やはり、殺人罪がかからない方法を吟味し、罪を逃れようとしますが、ここでは第1の殺人後のそれとは、微妙に動機が違っているように思います。 全般を通して、「愛する人々のために、罪を被る訳にはいかない」という動機付けがされています。 秀一少年の苦しみ、孤独、懊悩が、乾いた文体ながら、繊細に描かれています。 普通の倒叙推理小説のように、警察(あるいは探偵)との間の、スリルに満ちた掛け合いはありませんが、青春小説的な色合いの強い作品なので、あえてそういった部分を排除したのではないでしょうか? とにかく面白かったです。 | ||||
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