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青の炎
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青の炎の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.12pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全265件 221~240 12/14ページ
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妹が、一押しの小説だというので読み始めた。謳い文句は、家族を守るために殺人を犯してしまった切ない犯罪者、となっているが、そこまで切なく哀しい思いは抱けなかった。曾根を殺すところまではまだ許せたが、(それでも、他に手段を尽くすべきであったと思う)犯罪が明るみに出ることを恐れて、同級生を殺した事には納得できなかった。更に、終わりも余りに呆気なさ過ぎて、拍子抜けしてしまった。それ故、読み終えた後に残るものが少なく、特に何も感じることはなかった。テーマが重いものであるだけに、もう少し、何か訴えるものが欲しかった。しかし、主人公の緻密な心理描写や、犯罪を侵してしまうまでの課程にぐいぐい引き込まれ、一気に読んでしまった。読んでいる最中は非常に面白く、小説としては充分だと思う。 | ||||
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殺したいほど憎い人はいますか?愛する人を守るためにはどうすれば?苦しんでいく主人公を、応援する一方で切ない。とても切ない気持ちになっていきました。どこかでボタンを掛け違えてしまったんですね。どうして友人をもっと信頼できなかったのか、家族と一緒に頑張れなかったのか?何かが一つでもあれば、こんな苦しみを背負うことはなかったはずなのに。私も主人公同様に犯人側からの視点で見た反抗というのが好きですので、とても興味深く読めました。江ノ島、鎌倉と言った実際の地名が出てきて情景が目に浮かびます。 | ||||
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とにかくすごいありそうな話でリアル。“殺人”というのは決して私たちと遠いものではないというのを実感しました。一歩間違えれば、誰でも犯すかもしれないものなんだな、とつくづく思います。私自身、主人公と年が近いせいか、気持ちもすごく共感できます。 | ||||
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会社の人に薦められて読みました。あまり、推理小説とか読まなかったのですが、読んでいるうちに主人公の気持ちに寄り添うように、引き込まれてしまいました。今まで、自分は殺人とか人に殺意を抱くことなんかないと自信を持っていましたが、主人公のような立場なら、自分も殺意を抱く可能性があると感じました。 主人公はとても頭が良くて、家族思いの良い子なのに、自ら罪に手を染めてしまったために、どんどん鎖に手を縛られたように闇の世界に引きずられていく様子が、とてもリアルで、怖かった。 喜志さんの小説には、すぐに読者をストーリーの中に引き込む力があると思います。 | ||||
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言われているような感動は無かったものの確かにセツナイ犯罪者ではあった。好きな女の子、母や妹の事を思いやっている心理描写、授業風景などの高校生らしい日常の場面とその裏で着々と殺人計画を練っていく孤独でやり切れない主人公の姿との落差は効果的に描かれていたと思う。ただ本当に周りの事を思いやっているのであればあの責任の取り方は選ばないで欲しかった。二度目の殺人も一度目で捕まらなかったせいか随分と安易に行動に移してしまったようにも思えた。感覚・感性の近い学生の時に読むには最適な一冊かもしれない。読書感想文で読まれる作品の定番になりそう? | ||||
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私は映画の青の炎も見たし、原作の方も読んだけれどこの二つにはちょっと違うところがあります。最後に感動するシーンも、映画と原作ではまったく異なります。私はこの原作がオススメです。映画のほうもすごく面白いのですが、私は本のほうのストーリーが好きです。映画を見て、まだ原作を読んでいない人も、そうでない人も、ぜひ。 | ||||
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貴志祐介さんの作品は、ずっと追いかけているんだけど、この「青の炎」は、これまでの貴志作品の中でもひときわ異彩を放つ傑作だと思います。愛する母と妹のために殺人を犯す主人公。完全犯罪が成功寸前で・・・・・・。読みながら悲しくなってしまいました。貴志祐介さんの作品は、どれもオススメだけど、特に若い人に読んで欲しい作品です。映画化されたので、映画も観ましたが、やはり原作の良さを充分に描ききれてないようです。主人公の心の葛藤や慟哭が原作ほど緻密に描かれてないですから。若い人には、ぜひ読んで欲しい一冊です。 | ||||
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ただ何と無く読み始めた本だったけど、続きが気になって通しで読んじゃいました。私的にはすごく良い小説だったのでぜひ②お勧めします!!ともかく、読んでみてくださぃ(>0<)/ | ||||
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青の炎。このタイトルだけでこの小説の扱いたい題材がわかる。主人公の名前は秀一である。一位に秀でる、つまり相当にロジカルでインテリなのだ。よって、彼の取るべき行動も名前と同様に情に流されないものであった。少年であればもっと情に訴えてもよかった。彼の周りの友達がそうであったように。この小説は切なく悲しい。殺人者をしてそう思わせてしまう筆者の力量には頭が下がります。面白いので読んでください。 | ||||
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何となく読んでみたくて、ぶっ通しで読みました。秀一の気持ちをことこまかにかいてあったので、「ただのサスペンス」ではなかったです。この本は青春モノでしたね。同じ17歳として「こりゃないぜ」ってのもあったけど(大体頭よすぎ・・・)それは置いておいて、山月記のあたりとかちょうど授業でやったばかりだったりして、秀一の気持ちにも共感しました。ただ、こんな頭のいい高校生が考えたトリックなんだから警察の人のもうちょっと”てこずった感”が欲しかった気がします。でも高校生の殺人という「ありそう」なテーマと、主人公の心情の書き方は私はとても良かったです。 | ||||
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みよすべての罪はしるされたり されどすべては我にあらざりき まことにわれに現はれしは かげなき青き炎の幻影のみ 雪の上に消えさる哀傷の幽霊のみ ああかかる日のせつなる懺悔をも何かせむ すべては青きほのほの幻影のみ ― 萩原朔太郎 ― | ||||
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会社のスタッフ(21歳女性)に薦められて、読みました。薦めた理由は、私が「完全犯罪」に興味あると話したことからでした。本を読んだ最初の感想は、①主人公の年齢の設定が、自分と離れていたため、いまいちピントこない②倒叙推理小説(後に解説を読んで納得)であったため、結末が予測できてしまう。③犯行(曾根殺害)の動機が、いまいち弱い。(もっと、母と妹に対して危害があったのならば・・・)という理由で薦めてくれたスタッフほどの感動は残念ながら得られませんでした。しかし、2度目の読書では、違った印象をもった。最後の部分を丁寧に読むことによって、とても悲しく、朝の通勤電車の中で目頭が熱くなってしまった。単なる恋愛小説ではなく、そして、推理小説ではなく、十分満趡できた。読み返すほどに味があった。 | ||||
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少年の心の中に父性を見た。母を守り、妹を愛し、自己愛を捨て去った。読み終わった人は、必ず「なぜ」という自問を繰り返すはずだ。あまりに大人な心で、幼い選択だったのではないかと。 | ||||
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映画は見ていないのでわかりませんが、原作は読んで間違いはないと思います。こんな軽軽しい言葉でしか、この作品を語る事ができない事に苛立ちを感じます。本当に軽軽しく口にすべきではない、語るのは無理というか、作品を読んで感じてください。 殺人という許されないこの行為を、この作品では『殺人』と同じようにこの言葉を使ってはいけないような、使いたくないような、そんな気がします。許される殺しなどない。けれども、意味のある行為だと受け取ってしまいたくなりました。 これ以上語る事によって、この作品の価値が下がりそうなのでやめておきますが、ぜひ読んでみてください。 | ||||
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この作品は読んでる最中は切なさを感じてたけど、どちらかというと“やりきれない”のがあってる気がする。最後のシーンはまさしくやりきれないですね。主人公の気持ちもわからなくはないけど、いくら秀才でもやっぱり若さゆえの短絡さかと思う。 | ||||
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私はこの小説を映画をみた後に読みました。普段全く本は読まないので、この小説の存在すら知りませんでしたが、映画を見ることによって知り、その後ストーリーが大好きになって原作を買ったのがきっかけでした。本を読むことに食わず嫌いを感じていた私は、少々不安ではありましたが、この一冊により、次のページを読むのがわくわくするという、初めての体験を味わわせてもらった価値のある本だった思っています。ある高校生の、家族を守るためにめらめらと燃えながら且つ、冷静に準備を進める姿に注目です。 | ||||
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愛する者を守るための少年の行動は理解出来ないが、気持ちは判る。しかし、これほど『強制終了』に対する執念が深いのならば、もっと他に方法はなかったのだろうか? 大人顔負けの用意周到な作戦と、子供っぽいミス。この相反する矛盾が読者をぐいぐいと惹き寄せる。『それを言っちゃダメだ!』、『なぜそうしちゃうんだ!』と、読者を参加させながら進行する物語の妙がここにある。倒叙推理ものとしては秀逸なものだと思うが、やはり悔やまれるのは他に方法がなかったのかと言う事だ。否、それくらい私がこの物語に入ってしまったと言う事なのだが。 | ||||
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貴志さんのファンですが、この作品が一番のお気に入りです。貴志さんの作品を読むと吸い込まれていくような感覚になります。ホラーの作品は本当に怖くなってしまう。貴志さんはホラーのイメージがあるけれど、この青の炎はホラーではなく、とても切なく、悲しい話。読み終わったあと、涙がでてきて、なんだかとてもやりきれない気持ちになります。こんな気持ちになる本は初めてでした。 | ||||
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高校生が完全犯罪をするという裏表紙のあらすじを読んで面白そうだなと思ったのと、この春映画化されたと知り購入しました。日ごろ推理小説を読まないのですが、”この後どうなるんだろう”と引き込まれてしまい、2日間ほどで読んでしまいました。「あとがき」にもありましたが犯人側の視点でストーリーが展開されるので、殺人に至る主人公の気持ちが良く書かれており、いつのまにか主人公を応援する気持ちになります。友達からの忠告や警察に追い詰められていくところは辛くなってしまいました。余談ですが、小説の舞台となる鎌倉や江ノ島、稲村ヶ崎など、馴染みのある地名が細かな描写で描かれており、頭の中に風景が浮かんできます。読んだ季節もぴったりで、空気を感じながら読むことが出来ました。 | ||||
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