■スポンサードリンク


青の炎



新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
【この小説が収録されている参考書籍】
青の炎
青の炎 (角川文庫)

青の炎の評価: 4.12/5点 レビュー 347件。 Aランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.12pt


■スポンサードリンク


Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全265件 201~220 11/14ページ
No.65:
(5pt)

心の底から涙が出た

泣いた。僕は二年ぶりに本を読んで泣いた。ホント、すごくいい本です。騙されたと思って読んでみてください。
青の炎 (角川文庫)Amazon書評・レビュー:青の炎 (角川文庫)より
4041979064
No.64:
(4pt)

青白く燃える炎

愛する家族を守るため、少年は完全犯罪を実行に移す。あまりにも切ない殺人の動機。冷静でクレバーなようでいて、自分の心の中に燃える熱い炎に抗しきれない主人公。「罪と罰」をベースとして、「山月記」や「こころ」など、教科書でおなじみの作品を引用しつつ、主人公の心情を描いていくのが面白い。また、物理・科学の数式や英語のイディオムなども効果的に使われており、主人公が高校生であることのリアリティを感じさせると同時に、読んでいてなんだか懐かしい気分にもさせてくれます。最初の殺人の後の展開はちょっと必然性に乏しく、また、動機も不純なものになっていくため、若干トーンダウンしますが、それでも、若く、純真な主人公の苦悩を描ききった本作は、ミステリーとしても、また、青春小説としてもハイレベルです。特に若い読者におすすめしたいです。
青の炎 (角川文庫)Amazon書評・レビュー:青の炎 (角川文庫)より
4041979064
No.63:
(5pt)

最高傑作!

 人を殺すこと。その辛さ苦しみ。それが丹念に書かれている。 救いを求めながらそれを受けとめることのできない痛み、悲しみ。怯え、嘘で塗り固められて言いたいことも言えない。悲しく切なく、嘘をつきながらもどこまでもピュアな主人公。 映画は明らかな駄作だが、小説は読むべき。
青の炎 (角川文庫)Amazon書評・レビュー:青の炎 (角川文庫)より
4041979064
No.62:
(5pt)

青春だぁ。汗と海が光る。

題名がいいですね。ぴったり。青春だなぁと感じさせる部分あり、その中に揺らめく炎。主人公の内で揺らめく青の炎が青春真っ只中の青年を冷酷な殺人鬼へと化していく。主人公の気持ちが痛い程伝わり、最後は泪が出ます。
青の炎 (角川文庫)Amazon書評・レビュー:青の炎 (角川文庫)より
4041979064
No.61:
(4pt)

映画よりはマシですね

なんとなく買って読んだんですがおもしろかったです。家族内のトラブルや主人公の心情はよく表れていると思います。主人公が殺人を犯す瞬間も見入りましたし、殺人の方法も主人公の頭の良さを使っていてどきどきしました。ただ念入りなために化学式や専門的(なのかな?)な道具が出てきているためちょっと難しめな展開だと感じたので、☆4つです。そしてどんな風に明らかにされてしまうのか、ヒロインのちょっとした感の良さも魅せました。終わり方も主人公の優しさが見えてじんときましたし。映画の方もDVDで観たんですが、やはり2時間しか無いため内容が小説より分かりにくかったです。私は小説を先に読んだためわかってましたが。なんだかんだでオススメです。私は数ヶ月おきに読んでますので(^^)
青の炎 (角川文庫)Amazon書評・レビュー:青の炎 (角川文庫)より
4041979064
No.60:
(5pt)

報われぬ思い

まわりの話題はもっぱら映画にある中、小説から入った私ですが、読みがいのある作品でした。主人公と同い年であるだけに、“日常”をよりリアルに感じました。それだけに、主人公に対する感情移入はスムーズでした。この作品を読む前、殺人というのは、悪いものだと、一方的に決め付けている節がありました。確かに、そうではあるのですが、なぜか、ページをめくるうちに、私も曽根に対する憎悪を抱き、主人公に共感し、応援している自分の心があることに気づきました。「殺人を応援するなんて、どうかしている」と思いながら…。しかし、やはり間違いでした。主人公は自分の幸せのために、家族の幸せのために、犠牲を払ってでも行動する人物ですが、結局そのやさしさが、自分を追い込み、家族を別の意味で悲しませる皮肉な結果となってしまったのだと思います。人を殺すことは、たとえ悪でなかったとしても、報われることはないんだな、と痛感しました。
青の炎 (角川文庫)Amazon書評・レビュー:青の炎 (角川文庫)より
4041979064
No.59:
(4pt)

強さと弱さ

せつなくて、哀しかった。1度踏み込んだらもう2度と元には戻れない。誰かと触れ合っていても埋められない秀一の孤独が、読んでいて痛かった。
青の炎 (角川文庫)Amazon書評・レビュー:青の炎 (角川文庫)より
4041979064
No.58:
(5pt)

最高!!

ぼくがいままで読んだ小説、いや全てにおいてこれが一番です。
青の炎 (角川文庫)Amazon書評・レビュー:青の炎 (角川文庫)より
4041979064
No.57:
(4pt)

少年には、前しか見えなかったのか

家族を守る為に、殺人を犯そうとする主人公。人に気づかれずに、いかに実行するか。巧みな心理描写と緊迫した展開に、読者はひきこまれる。少年に肩入れしたくなる人は多いだろう。大義名分を掲げていた少年だったが、話が進むにつれて己の保身で頭がいっぱいになる。周りの事が見えなくなり、ひたすら前にだけ進もうとする。その様は恐ろしいとも、また痛々しいとも感じた。本当に殺人以外手段はないのか?助けてくれる人間はいないのだろうか?残念だったのは、文中で説明が不足している箇所が幾つかあった事。詳しい物語の背景がわかれば、もっと話を堪能できた事だろう。
青の炎 (角川文庫)Amazon書評・レビュー:青の炎 (角川文庫)より
4041979064
No.56:
(4pt)

救いのない結末…

現代日本版『罪と罰』とのことですが、それにしても、救いのない結末だったような気がします。暴走しすぎだろってツッコミをいれたくなりました。が、それを差し引いても、後半の刑事とのやりとりやラストのヒロインとの逢瀬は普通に面白いと感じました。サックリ軽ーく読めたのも良かったです。
青の炎 (角川文庫)Amazon書評・レビュー:青の炎 (角川文庫)より
4041979064
No.55:
(5pt)

儚く切ない主人公

主人公の措かれた状況がもし自分自身に降りかかったら・・・そう考えた時、私には彼の選択が本当に間違っていると言えませんでした。一人の高校生が起こさずにはいられなかった悲劇。ただ家族を守りたいという純粋な感情が故に追い詰められていく少年の物語ならば、この話は間違いなく傑作です。作品自体も既に映画化され、この作品を通してより多くの人が少年犯罪について考えさせられた事でしょう。本の厚みの分、その描写から痛いほどの切なさが胸を突く作品です。まだ未読の方はゆっくりと噛締めるように読まれる事をお勧めします。
青の炎 (角川文庫)Amazon書評・レビュー:青の炎 (角川文庫)より
4041979064
No.54:
(5pt)

ベストな終わり方

ハッピーエンドではないけれど、きれいにまとまり文句ない終わり方。とても印象に残るという点でも満足できるので、★5つ。世の芥の舞台を高校生が演じるということで、物語全体がとても効果的に脚色されている。が、設定の不自然な点や無理な点が多少気にはなる。また主人公以外の人物がぼやけていたのが残念だが、それでも充分引っ張られる。
青の炎 (角川文庫)Amazon書評・レビュー:青の炎 (角川文庫)より
4041979064
No.53:
(4pt)

舞台設定で半分決まり!

最近、みんな安易に「せつない」「泣ける」連発しすぎ!と反発している自分なのに。主人公、せつない。平凡な高校生の生活が一人の最悪の闖入者を発端として崩れていく、そして連鎖。別に泣ける本を期待していたわけではないのに、ラストは涙が出ました。頭脳明晰な作者がどんな読者にも浸透するように、伝わりやすいように練り上げた文章(そんな気がする)も読みやすく、誰にでもおすすめ出来るエンターテイメント作品。映画は未見ですが、読んでいる時点で映像が浮んでくるような視覚的な小説です。
青の炎 (角川文庫)Amazon書評・レビュー:青の炎 (角川文庫)より
4041979064
No.52:
(5pt)

面白い!

最初に映画のほうを見てから原作に興味を持ち、読んで見ました。映画のほうでは主人公の少年が原作よりもややエキセントリックに描かれていました。若干の違いはあるけれど、映画、原作、どちらも好きです。高校生とは思えないほどに、彼の心の中には他の同年代の子たちには無い何か、暗く思いモノが潜んでいる。そこに惹かれ、目が離せなくなりました。悲しいほど優しく、だからこそ余計に残酷な結末。愛するものを守るために彼が取った行動。自分を守るため取った行動。非現実的な感じもするのに、主人公に感情移入しすぎてすべてがとてもリアルに感じ取れます。読んだあと、何かを深く考えずにはいられない。そんな作品です。
青の炎 (角川文庫)Amazon書評・レビュー:青の炎 (角川文庫)より
4041979064
No.51:
(5pt)

皮肉、尚且つ芸術的な作品。

「少年犯罪」。主に16~18歳前後の若者が犯す犯罪。ステレオタイプでこれらの若者は「狂っている」と思われがちです。しかしこの作品の主人公の殺意は燃えるような憎しみと耳鳴りのするぐらい静かで落ち着いた心から生まれました。母親と妹を思うあまりに犯してしまった一つの過ち。でも他になす術がなかった。私がこの本を読み始めたきっかけは先生がふと「青の炎」の話を授業中にしたからです。「少年犯罪」という言葉に過敏に反応して興味本位に読み始めました。題名もなんだか惹かれる。炎は青の部分が最も熱いと小学校で習いました。本来、青は落ち着きの色。そんな意味も含まれて悲しみと憎しみを描いた言葉が「青の炎」という題名を作ったのは読み始めてすぐに気づきました。この本は「青」のイメージどおり、最後まで静かで軽い気持ちでは読めない本です。読み終わったあともなんだか少し考えさせてくれるような心に残る一品になりと思います。
青の炎 (角川文庫)Amazon書評・レビュー:青の炎 (角川文庫)より
4041979064
No.50:
(5pt)

私があまり本を読まないだけなのかな?

すっごく面白かったです。ほんとに。読み終わった後、「これは私の心の本にしよう!」と思ったほどです(笑)その後母にもすすめ、ビデオも借りに行きました。私は特に紀子とのシーンが好きでした。もし、秀一が家庭に何の問題もなく、紀子と出会っていたならよかったのになぁ、と思います。最後のあのシーンの時に特にそう思いました。シアワセになってほしかったなぁ。あまり本を読まないので、たまに読むとすごく面白く感じてしまいます。物足りなさや欠点など全然ありませんでした。未熟なレビューですが、少しでも参考になったと思う人がいれば、と思います。
青の炎 (角川文庫)Amazon書評・レビュー:青の炎 (角川文庫)より
4041979064
No.49:
(5pt)

星5つ・・・ですが星1つとも・・・

非常につらいお話であります。主人公の秀一が同年代ということもあってショックでした・・・この作品を読むにはそれなりの覚悟がいると思います。ストーリー全般にわたって主人公の心のみを描いているので、非常に感情移入しやすく、殺人を行うシーンでは、まるで自分が行うかのような緊張感があります。作品の様々なところに主人公の葛藤・悲しみ・優しさ・憎悪・・・といった感情が繊細に描かれていて、思わず完全犯罪が成功することを祈ってしまいます。しかしラストに近づくにつれて皮肉的な事実が次々と明かされて行き、主人公は追い詰められます。また、僕としては主人公とそのガールフレンド紀子との心の交流も見所だと思います。最後の別れのシーンはなんとも切なく、またある意味残酷でもあり、言いようのない悲しみが、押し寄せてきます。しかし、なぜここまで評価して星1つともいえるのか・・・それはラストシーンの主人公の行動です。確かに彼の選択は周囲の人々を守るためです。しかし、社会的好奇の目にさらされるのと、最愛の息子・・誰よりも好きな兄・・嘘をついてまでかばいたい友人・・利用していたと告げられても愛せる人・・そんな人間を失うのとどっちがつらいことなのでしょうか?この作品の中の人物は誰も救われませんでした・・・これは殺人とは何も生み出さないという作者のメッセージでしょうか?なにか別の道はなかったのかと考える、そんな私は甘いのでしょうか?それとも・・・
青の炎 (角川文庫)Amazon書評・レビュー:青の炎 (角川文庫)より
4041979064
No.48:
(4pt)

いい話~

青 と言われて皆さんはどんなイメージを思い浮かべますか?クール,理知的,冷静,純粋・・・・わたしもそうでした.あと「まだまだ青いなあ」なんていいますから,未熟さをイメージした人もいるでしょうか.でも考えてみてください.例えば,ライターの炎には赤い部分と青い部分があります.一見,中央の赤い部分の方が温度が高そうに見えますが,じつは青い部分の方が温度は高いのです.太陽は6000度~8000度レベルの高温で真っ赤に燃えています.しかし,自ら光を放つ天体を恒星といいますが,この恒星の中では太陽はかなり高齢なのです.もう膨張をはじめかなり肥大しています.余命はもう50億年ほどしかありません.太陽はおじいちゃん星なのです.で,生れたばかりの恒星はどうかというと,太陽よりもっと小さくて青白く地味に光ります.しかし,やはりその温度は太陽のそれをはるかに凌いでいます.降り注ぐように輝いてる星空を見上げてください.あの星一つ一つが恒星なんです.今,わたしには本書の主人公が広大な夜空の端のほうに輝く小さな青白い恒星に見えます.クールで理知的で純粋な彼を感じてください.青の炎の内に秘めた峻烈な情熱を感じてください.あと本書の所々に表れる彼の幼さを感じてください. 彼の意識レベルにおいては,彼のエネルギー全てが母親と妹のために費やされました。保身のためだけにしたことは物語の最初から最後まで全くありません。ほんとに,朽ち果てるまで自らのエネルギーを放出し続けてくれている恒星のようです。美しすぎる,そして悲しすぎるお話です。
青の炎 (角川文庫)Amazon書評・レビュー:青の炎 (角川文庫)より
4041979064
No.47:
(5pt)

彼の運命…

友人に勧められてこの本を読みました。殺人を肯定してはいけないのですが、主人公の完全犯罪が成功するように…と思ってしまいました。彼の起伏の激しさ、殺人をする相手に対する憎悪、なにより家族を想う気持ちが彼を追い込んだのだと思います。ラストに行くにつれて皮肉なものだなと感じました。なぜ殺人までしなければならなかったのか…運命は残酷です。彼には輝く未来が必ず待っているはずなのに。と思ってしまいました。クラスメイトの紀子に対する彼の気持ちが本物に変化していき最後は本当に切ないです。彼女は彼の選んだ決断、真実を知った時どう感じどう捉えたのか考えるだけで胸が苦しくなります。読み終わったあと、言葉では言い表すことのできないような悲しい気持ちが私の中に残っています。でもこの本を読んで本当によかったと思いました。
青の炎 (角川文庫)Amazon書評・レビュー:青の炎 (角川文庫)より
4041979064
No.46:
(5pt)

おもしろい

殺人を犯す前後の主人公の心理描写が素晴らしいと思う。また、主人公が高校生というのもいい。感情移入がしやすく、殺人を実行するときなどはこっちまでハラハラさせられてしまった。買ってよかったと思うので星5つ。
青の炎 (角川文庫)Amazon書評・レビュー:青の炎 (角川文庫)より
4041979064

スポンサードリンク

  



新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!