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ラストソング
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ラストソングの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.11pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全9件 1~9 1/1ページ
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ロックンローラーのシュウ。天下を取ろうぜ といって、リーダーとなる。 カズヤの登場。 カズヤはギターの天才だった。カズヤは 歌もシュウよりうまかった。 リンコは 自分のレールがあまりにもきちんとできているので、 それが 不安となり そのレールにのることをすてる。 ラジオのDJをやることで であったシュウ そして カズヤ。 リンコの人生は大きく変わっていく。 才能 そして 不安定な生き方。 そのなかで、愛することは 難しかった。 | ||||
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四十手前のおっさんが読んだ感想です。 青臭い青春ドラマのような話です。 すごく文章が新鮮と言うか爽やか。 みずみずしく、汚れがまだないという印象。 だから、十代の時読んだら、感動したと思います。 男女三人の三角関係が一本筋にあって、その上に、バンドの盛衰と、メンバー同士の蜜月や確執や裏切りを描いています。 そういう意味ではすごくベタなんだけど、細かい登場人物の設定で、リアルな感じがよく出ています。 離れたり立場が変わって、お互いがバラバラになりそうなこともあったけど、辛い時期と楽しい時期を乗り越えて来たメンバーは最後で一つにつながるところが良かったです。 作者が凄い真面目と言うか、しっかり細かいことを決めて書く人なんだなあと思いました。 メンバーたちの出発の場所である博多はちゃんと取材で見て来たんだなと言う、街の描写をしていました。 リンコと両親の関わりが終盤になるとあまり書かれることなく終わったのが消化不良かな。 最後どういう感じになったのかが気にはなります。 | ||||
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本書は、実在したライブハウスをモデルにした若い男女の三角関係を描いたロック小説であり、地方巡業中のエピソード小説であり、音楽芸能界のバックステージ小説でもあります。 強い絆で結ばれていたはずの三人が訣別、孤独を抱えながらも新たな希望の光に向かって歩み続けようとする普遍的な青春小説と言えます。 原作映画のタイトルや主題歌が、吉岡秀隆の『ラストソング』であることから、登場人物の一人は尾崎豊をモデルにしたように感じられます。 無論そこには、著者である野沢尚自身の青春像が反映されているはずですが、時代背景からして、本書のキャラクター設定には、80年代当時の日本のポップミュージック界のスター達の要素がどこかに入っているような気はします。 映画のVHSも鑑賞しましたが、完成映画から多くの発想を得て執筆された本作は、映画では描き切れなかった細部に至るまで全てをビビッドに生き返らせているようです。 物語はオーソドックスで古いとも感じられますが、まさに時代を超えた永遠の青春小説であり、随所で懐古主義に浸れるものかも知れません。 | ||||
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原作と映画とどちらが先なのかわかりませんが、本木くんが演じた映画の世界観がそのままです。素晴らしい青春ドラマです。音楽ってやっぱりいいですね。 | ||||
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あとがきでわかったのですが、元は、映画(?)のようです。 2時間の映画には収まりきらないセリフなどを本にしたのがこの作品。 博多から天下を取ると言って、上京したがなかなか売れない。 売れないなかの地方回り。 その地方回りの合間に、バンドのギタリスト一矢が曲を作り、歌う。 その歌には力があった。 そして・・・・。 出会い、別れ、旅立ちを経て成長していく、登場人物たち。 若さならではの無鉄砲さ。 ストレートな感情表現。 元の映像作品のほうを見てみたいと思いました。 | ||||
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そんなふうにMCで言ってみたいね。 ステージ上から・・・。 「青い」かもしれないけど、 15年はいわゆる音楽業界にいたつもりなんで、わかる。 わかるからこんな無鉄砲な野郎どもに着いていく「女」がわからない。 男は金がなきゃ・・・。 この小説のような流れの中、印税収入が税別で500万くらいはなくては この小説のような流れの女は着いてこないはず。 「若いね」って思う分、若くないのかなあ・・・って思う人にオススメ。 ほんの少しでも、ミュージシャンや音楽・芸能界に憧れたことのある人には、 激オススメのエンタテインメント作かも? 「生きるっていうのは・・・きっと、今の自分を守り通すことじゃなくて、・・・ 今の自分を変えることなんじゃないのかな」 | ||||
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乱歩賞とる以前の野沢作品。 映画版もありますが、原作というわけじゃなく端的に言えばノベライズ。 つまり飽くまで脚本家が書いた小説ということです。 魔笛の解説において北方謙三氏が「初期の野沢の発想には、たえず映像がつきまとっていた」と書いていたが、本作がまさにそう。 まるで映画をそのまま文章に起こしたような感じを受ける。同じく野沢の初期作品で映画のノベライズであるステイ・ゴールドでも思ったことだが、表現の仕方が大仰で白々しい。はっきり言えば臭い。独り善がりな臭いがプンプンなのである。 文章自体はちゃんとしてるのだが、あまり小説を読んでる気がしない。映画のイメージを大切にした結果かも知れないが。 この作品を読んだ人の反応はウルウルくるか白けるかのどちらかだろう。 ちなみに私は、この作品嫌いじゃないです。終盤では不覚にもウルウルきました。 | ||||
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2人の男と1人の女。よくある三角関係の話だろうと思ってましたが、違ってました。友情(愛情)に胸をうたれます。感動して泣きました。 | ||||
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大多数の我々にとって、この小説に出てくる主人公のように自分の夢を追い求める旅に出ることなく、世間の期待しているレールを外れないように注意する日常を繰り返し、老いてゆく。それはそれとして正しいことで、大変なことでもあるのだが、ふと、昔擦り切れるように聴いていたレコードの曲のメロディーが通り過ぎると、あの時、求めるままに夢を追って東へ旅立つ衝動に忠実であれば、どうだったのか、思いがよぎるかもしれない。 | ||||
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