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三億を護れ!
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三億を護れ!の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.46pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全24件 21~24 2/2ページ
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ベタな設定、エンターテインメント性十分のベタな展開、ここまで馬鹿な人間っているか?と思ってしまうベタな心理描写などが、いつにも増してかなり徹底された作品のように思う。いつも通り「ありえねー(笑)」と思いながらも引き込まれてしまった。そして、最後には「やっぱ人間なんてこんなもんかもな」と他人事ではなくなり、性悪説や性馬鹿説論者になってしまいそうだ。また、この作家の十八番と言ってもいい見下しキャラと見下されキャラの、本心を隠し、心の中で毒ずくといったようなやり取りも多くあり、かなり笑える作品だと思う。女性への罵り言葉を書かせたらこの作家の右に出るものはいないだろう。 | ||||
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久々の新堂節の連発に最近の中ではおもわずよだれがたれる内容と展開にうっとり。人物描写の巧みさはもちろん、その形容も新堂節炸裂「小首を傾げ舌を出すおやじ殺しのプリティフェイス」「廃墟の庭の伸び放題の雑草のように鼻腔から飛び出す鼻毛」もうこれだけでも新堂マニアにゃ充分です。3億が当たったことではじまった争奪戦。詐欺師たちの戦争とラストのどんでん返し、さらには書いている作者が「こんな役たたずでまぬけな主人公はどんな映画や小説にもでてきませんよ」と書かれてしまう主人公。最後にどろどろにならないところが新しい部分だが中身はこれまでの新堂氏著作のベスト盤的要素たっぷり。ラストにでてくる「ナッキー」「フネ」というキャラは是非堪能してほしい。残念なのは連載だったため、多少つぎはぎと無理な展開をつけすぎ、もっとすっきりはできたはず、僕はこの展開は好きなんですが、賛否あるかもしれないですね。でも読後には早速宝くじを買いにでかけますよ!悪夢も求めて。 | ||||
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新堂冬樹は長さのある小説で力を出す。 描写が具体的で、伏線もじっくり張るタイプなので、短すぎると展開に無理を感じてしまう。 この本は、そこそこの量があるので、楽しめる。 2転3転するストーリー、登場人物の几帳面な表現。満足できる。 真犯人は、しかし、どうだろうか? ネタばれになるのでそれが誰かは書かないし、途中で予想した人物もここでは挙げないが(渋谷駅あたりで「あ」と思う?)、う~む。そう来たかという感じだ。 その点、『カリスマ』に通じるかな、少し。 新堂のよさを久々堪能できたとは思う。 | ||||
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絵に描いたような情けない会社員に年末ジャンボ宝くじ三億円当選というまさにジャンボな幸運がおとずれる。しかし、天才詐欺師にその三億円を狙われ悪戦苦闘、果たして最後はどうなってしまうのか?単純に面白いのだが流石に一年間毎週アサ芸での連載で読んでいてだんだんつまらなくなってきて終いにはどうでも良くなっちゃった。ただし身近な会社員の行動を表現する新堂独特の描写方法には満足できるので内容と相殺して星三つです。 | ||||
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