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三億を護れ!
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三億を護れ!の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.46pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全24件 1~20 1/2ページ
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状態も普通だったし良かったです☆ | ||||
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以前読んでた本なのですが、また読みたくなり買いました。 | ||||
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以前読んでた本なのですが、また読みたくなり買いました。 | ||||
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初め、ノワールかと思って読み始めましたが、最悪にイケていない主人公と、 三億円を巡る個性豊かな登場人物達が繰り広げる「奪還・強奪ドタバタ劇」 でした。 作者が得意とする残酷な描写などは無く、安心して読み進められます。逆に 「カリスマ」や「溝鼠」「ろくでなし」のような作風を期待すると肩すかし を食らいますが、内容的には非常に面白く、一気に読破できました。 結構お勧めです。 | ||||
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主人公河内は、うだつの上がらないサラリーマンで、楽しみが宝くじを買うこと。 まあ、なんとぼくに似ていることか! ぼくも忘れなければ、毎週LOTO6を買っている。 もしも、当たったときの用心のために役に立つかもしれないということで、実用書代わりに読んでみたのだったら、それは勘違いだった。 宝くじに当たったときの迫り来る危険を題材にしたコメディ小説なのだった。 ちっとも役に立たないのに、寝る前に読み始めて、その先が気になって、最後まで読んでしまい、現在睡眠不足中。 | ||||
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やはりこの人は昔は面白い。 始まりが、学習教材のセット物の販売会社の朝礼で始まる。 しがない中年のセールスマンが全然売れずに、しかし給料が必要で毎日の朝礼で虐げられてもじっと耐えている中で3億円の宝くじに当たってしまった…というところから急展開。 普通考え付くストーリーというのは、その3億を求めて、家族親族友人知り合いがどろどろなやり取りを…という感じだが、これはまた少し違って、3 億を騙し取ろうとする詐欺のグループに狙われた主人公を助けようとする会社の同僚と、その友人の出版社の編集長、その上を行く詐欺グループを詐欺しようとするグループの駆け引きがものすごい事になっていて、一気に読んでしまった。 しかも最後は自分が一番予想しなかった終わり方で、もう作者の発想に「あっぱれ」というしかない。 特に3億に寄って来ている女性を勘違いして、3億がなくなっても愛さえあれば…という主人公の浅はかさが、もう我慢できないくらい歯がゆい。 自分がこんな状況に置かれたらどんな事になるのか、また自分はどういう風に振舞うか、全く想像だに出来ないというのは、3億が当たらないからだろう(笑) しかし新堂さんは昔は本当に面白かった。やはり本が売れて儲かったら書く熱意も減っていくのだろう…。 | ||||
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他の作品は面白いがこれは駄作。最後あたりのドタバタコメディはつまらない。帯は太田光の推薦文があるが本当に読んで、面白かったと思ったのだろうか。 | ||||
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読後も思い出し笑いが止まらない。 新堂冬樹は天才だ! 超ド級のお笑い本。グフッ。 | ||||
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宝くじの3億円をめぐるどたばたストーリー。 出張中の新幹線で読破しました。 思わずグフッと笑ってしまい、ちょっと 恥ずかしかった・・。 あまりのバカさ加減にあきれます。 そして笑えます。 | ||||
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人間一皮むけば、誰も同じ。 色欲と、金欲。それだけ。 というキャラクターが織りなす騙し劇。 彼らが、だまされバカを見る姿に、心がスカッとするという、かなり不健康な胸のすかし方で楽しむエンターティンメント。 強者にへつらう小心者のあほ。 自意識過剰勘違いおばさん。 天才気取りの気障野郎。 男を手玉にとる性悪女。 サディスティック上司。 いろいろ出てくるので、一人は「早くこいつのバカ面がみたい!!」と思うキャラに出会えるはずだ。 人間誰しも、そういう弱い部分を持っているものだけど、これでもか。と文章で見せられると凹む。途中で落ちが読めちゃうところと、キャラ設定に無理のあるところが惜しい。 しかし、私は、天才気取りの気障野郎が一泡吹いたところで心底胸がすかっとした。 | ||||
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初めて読む新堂作品ですが、ブラックコメディーとは想像していませんでした。今流行の“ワル”の手引書でもあり、コンゲームの楽しさもあり、最後のオチは、「ああ、やっぱり」になってしまいますが、途中の河内の争奪の様子は、先日NHKのBSでやっていたデ・ニーロの「ミッドナイトラン」を彷彿とさせ、ドタバタさ加減がとてもよかったです。はじめは、見下して笑っていただけの主人公、河内も笑い終えると、わが身にダブり、涙がにじんでいました。 | ||||
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読んでいていいの?本当にこんなに笑っていいの?と思えるくらい珍しく正真正銘の喜劇でした。新堂作品と言えば、シリアス作品であってもどこか笑える形容・表現があるのでどんなにドロドロだろうが残酷だろうが最後まで読み切れてしまうのですがその『お笑い』の部分だけが抽出された集大成だと思います。この作品のまず最初の見どころ、主人公ダメ男(=我々一般人)が3億円当たったときのリアクションでしょうか?とる行動も思わず『ああ、あるある』とうなってしまいました。その後の展開、3億を狙う、金のためならなりふりかまわずしまいにはプライドさえもかなぐり捨てて奪い合う者たちの人間模様、とっぴなキャラクター達。ある意味ハッピーエンドなのかもしれないと思われる結末もまたありなのでしょう。嫌いじゃないっす。ぜひ、すぎむらしんいち氏で漫画化して欲しいドタバタな一作です。 | ||||
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日常の生活が宝くじにより一変!とにかくスピード感あふれる作品で一気に読破してしまうかも。登場人物も様々で。 | ||||
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スカスカと読めるので、ハンディーに持ち歩いて長距離移動(旅行など)のお供に最適。シリーズ化でもする予定なのか、わざわざ出てこなくていいような面白くて凝ったキャラクターがいろいろ(爽やかさはないけれど、評価できる)。ただ、笑いきれるどたばたにも、うなるようなコン・ストーリーでもなく、なんとなくキャラを並べて延々と走り回らせた感あり。あと、随所に挿入されるいつもたいてい似たような女性がらみのシーン、男性読者確保のためですか?なんだかこの人の本をあれこれ一応読んだ限りでは、「これとこれとあれをくっつけてつなげれば、次に一作できるかな」というような打ち合わせが聞こえてきそうな感じ。それはそれなりに面白いですね。どの作品を読んでも、「最近の読者の好みをうまくマーケティングして書き飛ばしている(それだけの筆力は確かにある)」という感があります。もともとのご職業柄そうなるのでしょうか。まあ、こういう小説の在り方も、あるだろう、ということで星ひとつプラス。 | ||||
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新堂冬樹は前々から情けない男を書かせたらうまいなあと思っていました。そんな新堂冬樹の真骨頂がこの作品ではないでしょうか?だめだめ男に宝くじ3億円が当たる。その大金を自分のものにしようとハイエナのように群がる人々。3億円は結局誰のものになるのか?誰のものになるのかという結末は、途中から何となく見えましたがそこへ到る主人公のヘタレぶりはあっぱれとも言える。3億円を巡るドタバタ劇、一気に読めてしまうと思います。 | ||||
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いままでの新堂作品と比べると、とてもソフトな内容の、タナボタ3億円をめぐる大争奪戦をブラックユーモアを交えながら描く大作。しかし大作というのがやや不満。この話の内容でこの長さ(2段詰、約470ページ)はちとつらい。連載小説を単行本化ということで、章のつながり毎に、重複する内容になっていたりと、やや加筆訂正して仕上げて出したほうがよかったような気がします。 物語はしがない中年サラリーマン(これがほんとに情けない。一応主人公であるらしいが、存在感、貫禄、マイナス100のような存在。ある意味存在感はあるが、とても感情移入はできません。笑)がジャンボ宝くじの3億を当てたことにより、巻き起こる3億大争奪戦がえんえんと描かれます。が、争奪戦の内容はやや陳腐。前半の詐欺師のしかける作戦はベタベタなもの(ターゲットに合わせた作戦らしいが、もう少しなんとかならなかったものか)で新鮮味にかけ、主人公のアホぶりか強調されているだけ。中盤から後半は第2、第3の勢力が入り乱れてやや面白くなってきます。 文章のほうはいつもの新堂風味、劇画タッチの文章といつもどおり。後半はお約束の、新堂ワールドの特異な面々が数多く出てきますが、双子の兄弟こそ、そこそこに活躍しましたが、あとはちょっともったいない感じ。ナッキーは強烈なキャラクター(あまりのおぞましさに、まじ、ぶっとびます!!! 笑)でしたが作品に必要性の無いキャラに感じました。この人をキーにした落ちを期待したのですが、期待はずれに終わりました。 昔に比べてやや新堂作品のダークノワール的な世界が薄れていく感がしてますね。そろそろまた「無間地獄」のような強烈なダークノベルを期待したいところです。 | ||||
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新堂冬樹はこの作品で3作目なんですが話題になったのを読んできた程度です新堂ワールドに思い入れが無い人なんですが・・・・3作品目である読み方を見出し楽しんでます。それは、作中のどの登場人物に新堂冬樹が投影されているかを探すんです今回のは、天才詐欺師として後半から出てくる加賀見が新堂冬樹が自分を投影させている気がするんですが・・・天才で女に不自由してなくて、自由自在に射精をコントロール出来る加賀見ラストのどんでん返しに加賀見がどう動くか期待してたら新堂冬樹が自分の作中に自己を投影させて美味しい所持っていき私は大爆笑してしまいました | ||||
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非常にバカバカしいお話です。古典小説を読む人にはあまりに薄っぺらくストリー性も短絡な話ですが、笑えます。話の展開もだいたい想像できますが、無理があるというのでもありません。あえてかなり無理があると思われるのは双子の兄弟のキャラクターです。そんな人間はいません。さらっとこんなキャラクターが出てくるのなら許せますが、結構重要な登場人物になっているのでいただけません。間違いなく古典にはならないでしょう。文庫本になればまたそれなりにベストセラーに入ってくると思います。でも、この小説は笑えます。主人公の河内の言動、行動を見ていると悲しくもなり、滑稽でもあり、可愛らしくもあります。馬鹿馬鹿しい小説であることは変わりありませんが、こんな小説があっても良いし、この小説を読んで笑うユーモアも不景気の日本には必要ではないでしょうか? | ||||
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なんの取り得もない中年サラリーマンが宝くじで3億円に当選する。これでこのしがない中年男が幸せを掴んだことになるはずもなく、ここからドロドロ、ぐちゃぐちゃの新堂ワールドが幕を開ける。 3億円が当たった河内は、それまで営業成績が最下位であることをなじられ罵倒されつづけてもひたすら耐えていた会社を辞めてしまう。辞めた会社からの帰途に偶然出会った美女、みちるの落し物を探しあてたことからみちるとつきあうようになるが、みちるは河内の3億円を騙し取る為に周到な計画を練る詐欺師一味の仲間であった。河内を詐欺師から守ろうとかつての同僚大矢とその仲間が繰り広げる詐欺師一味との壮絶な攻防戦。しかし最後に3億円を手にするのは意外な人物であった・・・。 「銀行篭城」が薄味でらしくない感じであったが、これは新堂冬樹らしい内容になっている。(良し悪しは別にして・・・。)この世の中に救いなんてないのだということをとことんまで思い知らせていただけます。 | ||||
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多少、ストーリー展開に無理があっても文体のパワーでグイグイ読者を引っ張っていくのが、新堂冬樹の魅力だと思う。しかし、この作品では暴力シーン、セックスシーンがかなりソフトになっているのでパワー不足な感じはします。それでも読むのが楽しくなるような人物描写のセンスはさすが、秀逸。物語の後半で、これまた強烈なキャラが出てくるが単なる脇役で終わってるのが残念。もっとこのキャラの活躍が見たかった。新堂作品としては、人に「おもしろいよ」とお薦めできる数少ない作品です。『溝鼠』や『無間地獄』は面白いが薦められない…過激すぎて。この作品で新たな新堂冬樹ファンを獲得できるかもしれないが、個人的にはたとえワンパターンでも過激路線を進んでほしいものです。 | ||||
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