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毒蟲vs.溝鼠
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毒蟲vs.溝鼠の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.30pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全27件 21~27 2/2ページ
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あの溝鼠が帰ってきた。読まずにはいられない。あいかわらずセコイキャラクター。しかしその下世話なみみっちさにホッとして心が癒される自分がいた、グチャグチャなんだけど救われる、そうだよな、これが人間だよなと思ってしまう。特に被害妄想の塊のキャラがでてくるが、なんか共感してしまった。新堂冬樹もイッちゃてるが俺の心もイッちゃってるね。久々に小説を読んで大爆笑してしまった。読んで心がスッキリした。これはおススメ。新堂冬樹本はあたりはずれも大きいが私は全部読んでいる。それはトリップできる瞬間があるからだろう。 | ||||
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著者の真骨頂とまではいかぬまでもまずまずの作。だが、帯にあった「自殺完全マニュアル」「バトルロワイヤル」に受けた衝撃には遠く及ばず残念。参考だが、角川書店「リベンジゲーム」谷川哀を未読の方には比較をお薦め。 | ||||
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悪くはないのだけれど、物足りない。 『溝鼠』はしつこすぎるところが魅力になっていた。特に最後の倉庫の場面やその後の部分を、じっくりこってり描いていた。異常者のハイテンションはラストで見事に昇華した。 今回は、肝心の毒蟲と溝鼠の直接対決のシーンが、あっさりしすぎている。新登場の毒蟲のキャラクターはかなり強烈につくられていて面白いのだから、主人公との絡みも、それにふさわしいしつこさが欲しかった。片方が受け身でやられっぱなしというのは味気ない。せめてラスト、互いの切り札を出し合っての場面、じっくりやりあってほしかった。 溝鼠ということで期待をふくらませた分、今一歩。 | ||||
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巻頭の、筆者によるこの物語の主人公鷹場に贈られたメッセージと、その煽情的な帯と装丁に(笑)、期待と懐疑心を持ちながら購入、その余りの面白さに一気に読み通してしまった。これは、危ない痛快作である。タイトル名で比較しては悪いが、とにかく全編に蔓延するエログロ・バイオレンスの凄まじい破壊力と変態性と悪趣味と憎悪の極致のバトルの数々に、正に、エイリアンも、プレデターも、自らの対決の詰まらなさ加減を恥じて、裸足で逃げ出したくなること請け合いだ(笑)。そのエグサ加減に思わず痙攣し、悪魔的カタルシスを感じてしまう。“溝鼠”鷹場といい、“毒蟲”大黒といい、一片の良心や倫理感など駆逐し、ここまで突き抜けてくれると、アンチヒーローとして、魅力的ですらある。唾棄すべき人物たちは彼等ではなく、自らの妬みや欲望から、彼等を雇い入れる依頼人たちの方だ。双方の脇役である“サディスティックな変態男”国光と“自虐的な偏屈男”鉄吉の、いつ果てるともない壮絶ななじりあいにおおいに笑わされながら、筆者の筆力の見事さに感服してしまう。 | ||||
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父の血を受け継いだため幼い頃から卑怯で残忍で自己中心的な性格の 溝鼠「鷹場」と最初は誠実な人間だったにもかかわらず鷹場のせいで 悪魔のような人間になってしまった毒蟲「大黒」の戦いを描いた 作品です。 仲間を思う気持ちや恋人を思う気持ちを持った人間は徹底的に自分の ことだけを考える人間に利用されて捨てられてしまうという現実の 人間社会の持つ一つの嫌な側面を過激な描写で抉り出している思います。 ちなみに、これは「溝鼠」の続編なので「溝鼠」を読んでいない人 は「溝鼠」から読んだ方が良いです。 | ||||
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極限まで歪になってしまった家族の絆。父を憎悪し、姉に執着して自らを憎悪し、また執着する。“溝鼠”こと鷹場英一。そんな男の醜い生き様…それが前作のテーマであり、ノワールとしての魅力だと思うのだが…。 対してこの作品はどうかというと、中身が空っぽである。“溝鼠”に対抗して“毒蟲”というキャラを登場させてストーリーをくっつけただけ。脇役キャラも質より量でなんとも中途半端。そのくせ残虐シーンだけは大幅にパワーアップ。このような続編では前作の価値も下がってしまうのでは? 内容が過激だというのは新堂冬樹の魅力の一部分でしかないと思うのだがその一部分だけを使用して作った作品では評価は低い。 一応、国光と鉄吉の愉快な口喧嘩に星ひとつ。 | ||||
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怖い、怖すぎる。二人の対決は壮絶でどちらが勝ってもおかしくなく、はらはらした。濃厚な恐怖の世界を堪能できた。 しかし、最後が怒涛のごとく終わってしまい、あっさりしていたので、もう少し落ち着いて終わらせてほしかった。 だけど、本当怖すぎこれ。こんな人たちがいたらと考えただけでぞっとする。 | ||||
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