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カリスマ
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【この小説が収録されている参考書籍】
カリスマの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.83pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全5件 1~5 1/1ページ
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読了してため息が出る。それほどに長い! でも読んだ日数はあっという間だった。 内容自体が断然に面白いから時間を忘れてページを捲った。それでも「長い」という 感想は不変。それはあたかも自分自身、この作品世界にとり込まれてしまったような、 一種の「恐怖感」でもあった。早く抜け出したいから先を読むみたいな・・。それに してもここまで登場人物の心理描写を執拗に描くのは初めてだ。それが苦痛であった。 別の作者なら、同じプロットで3分の1ぐらいの分量で収めるだろう。 新藤氏の作品は初めてなので、こういう作風なのかどうかは知らないで書いてます。 また他の作品も読んでみたいと思う。インパクトは絶大。それだけは言える。 | ||||
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とにかく洗脳というテーマを扱っている以上、読者に何が何でもなぜに洗脳されるのかをわかってもらわなければならないので、教祖の心境、登場人物それぞれの内側の声が繰り返し繰り返ししつこいほど描写される。 修行の洗脳の過程や、荒唐無稽な戯言を信者に信じ込ませる術など、興味本位で面白いところはたくさんある。 性的表現が多すぎて教祖の頭の中がリアルにわかる気もする。下手なエロ本を読むくらいなら本書のほうが興奮するのではないかと思えるところもある。 凄惨な過去を持つものの執念のカリスマに、私は少しだけ応援したくなっていました。 これも著者の筆力でしょう。 | ||||
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先が気になり読み出したら止まらない。人間の浅ましさ、滑稽さそしてもろさが渾然となった迫力のある文章が続く。ただ登場人物たちの視点が女=性の対象という泥くさいところがあった。セックスや女性に対する描写が気持ち悪い。それはリアルな男性の視点なのかもしれないがグロテスク。 | ||||
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上巻のかったるい展開を吹き飛ばすかのように、下巻は怒涛の急展開となっており、ある程度ページを捲るスピードは速くなると思います。最初からこんなペースで書いてほしかったところ。 どんでん返しに次ぐどんでん返しで、ラストはまさに昇天するかのような衝撃的な結末になっています。 しかし、やはり荒さが目立つ。確かに説得力ある洗脳図式ですが、人間は本当にこんなに簡単に、しかも短期間にこれほどまでに洗脳されるのかと言うところが、どうしても?です。 神の郷崩壊もややあっけなく、随所に荒さが見えるのが本当に残念。ラストも意表を衝かれたというよりも、「えっと!?」と思わず首をひねる感じに近いものでした。設定やテーマは面白いものなのでもう少し丁寧に書き込まれていたら、と今一歩の佳作と言ったところでしょうか。 | ||||
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上巻と比べると格段にテンポはよくなりスムースに読める内容にはなってはいますが、それでもやや間延び感はありますね。でも上巻の気だるさが嘘のような急展開の連続に、最初からこのテンポだと良かったのにと思います。 ラスト近くのどんでん返しに次ぐどんでん返しに終盤のたたみかけはやはり新堂さんの迫力有る筆力には興奮させられる事間違い有りません。 ノベルズ版はラストに加筆がされ、まさに大胆な変更が成されています。しかし、本当にそれだけ。それまではハードカバー版と何ら変更点は有りませんでした。 内容、テーマなどは本当に面白いものなので、個人的には加筆だけよりも、修正削除などをして、全体的な再構築したものを期待していただけに残念でした。贅肉をそげば傑作になるのは間違い無い作品だと思いますので、文庫化の再にはぜひ、リスペクトを!!! | ||||
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