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(短編集)
第三の時効
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第三の時効の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.52pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全167件 61~80 4/9ページ
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ここ数年で読んだ本の中で最も面白かったです。 横山秀夫氏の本は「クライマーズハイ」で初めて読みましたが、 無駄な文章がなく、なのにものすごい力強さで引き付けられます。 この本に出てくる各登場人物も、一人ひとりがそれぞれ強烈な個性を持っており、 話の展開と渋すぎるラストに思わず「おおおっっっ」と唸ってしまいます。 お勧めです!!ぜひ!! | ||||
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いま、横山秀夫シリーズにはまっていますが、その中でも個人的に好きなのはこの強行班シリーズです。 | ||||
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64を読んで大変面白かったので、こちらも読みました。 期待通り面白かった。 | ||||
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生々しさを感じるくらいの警察もの推理小説です。トリックと心理描写が匠の技です。 | ||||
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その作者の本を買うのは、作者らしい本を求めるからなわけで、そういった点において 犯人と警察の深い人間模様を綿密に書き抜いたこの作品は、まさに横山秀夫氏らしさが 表現された満点の作品だろう ミステリとしても二転三転する作品が多く、読んでいてだれることはない 犯人を落とす台詞も何とも重くインパクトがあるものばかり ファンなら買いな一冊 | ||||
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読後にお見事!と唸るような短編の連続でした。事件と警察の人間模様・心理が丁寧に描かれた特上の推理小説です。出来る事なら、一度内容を忘れて最初から読み返したいくらいです。 | ||||
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横山作品を読むのは「半落ち」「クライマーズハイ」「出口のない海」に続き4作目です。4作品の中ではこの本が一番よかったです。 短編集を買ってしまったのかと思ったら大間違いで、各短編の人間模様がうまくつながった上質のオムニバス作品でした。 どこが優れているのかというと、それぞれのストーリーの人物キャラ設定が濃いことです。1班青鬼朽木、2班 楠見 3班村瀬という強烈に癖のある班長たちもさることながら まとめる田畑の存在が、オムニバスのお話に深みを与えてると思いました。それぞれトラウマを乗り越えて捜査に向かっているという設定が事件解決へ向かうストーリーの中で 物語に深みをだしています。そして、班同士の手柄争い、班内のライバル関係をきれいごとじゃなく描いてることで、リアリティーが増しています。 刑事物はあまり読まないので、事件のアリバイ崩しなどのことについてはわかりませんが、この緊迫感は記者出身の著者ならではなのではないでしょうか。 人は必ず落ちる。やったものは必ずあらを出す・・。フィクションとはいえ、それを洗い出すための緊迫した執念はこちらを物語に引き込み、 悪、執念、人の弱さ、正義感といったものについて改めて考えさせられました。短編とは思えない緊迫感と重厚感が漂う作品でした。 読み終わって、もう一度第1話を読んでみると、2ページ目から他で主役になる村瀬がチョイ役で出てきていて また違った味わいで読むことができます。新年一冊目だったのですが、良い読書イヤーの始まりになりそうです。 | ||||
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どの短編も最高に面白かったです。これまで私が短編集に描いていたイメージが覆されました。 それぞれ短い中に非常に面白くドラマが詰まっていることは勿論、更に推理ものとしても十二分に楽しませてくれます。 あとはとにかくキャラクターが魅力的!本当に3人の班長はどこかの県警にいるのではないか、いや、いてほしいと思うくらい丁寧にしっかりと作り上げられ、生きています。短編集、推理もの、警察もの、いずれかに抵抗のある人でもとにかく騙されたと思って読んでみてほしいと思える作品です。 | ||||
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登場する、刑事たちの個性のぶつかり合い。推理小説としての面白さも有るが、人物描写が、著者はじつに旨い、それが、人気の秘密だろう。 | ||||
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いやあ、横山秀夫は面白い! 世間的には御巣鷹山墜落事故を題材とした『クライマーズ・ハイ』、直木賞落選で物議を醸した『半落ち』が有名だが、 それだけの作家ではないことがよく分る一品。警察小説に新機軸を打ち出した『陰の季節』に始まるD県警シリーズが警務部など、 管理部で働く署員を中心とした変格物であったのに対し、本作は捜査1課を舞台にした本格派。 個性あり過ぎの3班長が反目し合いながらも、猟犬さながら一直線に犯人を追いつめる。公安上がりの二係班長だけが最後まで正体不明。 これからはD県だけでなくF県からも目が離せない。 | ||||
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昔はよく小説を読んでいたんですが、年齢と共に視力低下になり小説から離れていましたが、久々に書店で小説コーナーに立ち寄り、面白そうなタイトルに惹かれ「第三の時効」を購入。 最初は『ちょっとクセがあるな』なんて感じながら読んでいましたが、それは読み続けていて判った「キャラの濃さ」であって、各話で登場する濃ぃいキャラ達が上手く絡まって、読んでいて映像がちゃんと浮かんで来た小説に久々に出会い、一気に読んでしまいました。 …警察小説の場合、専門用語や内部情報をバシバシ使って「俺は知ってるぜ」丸出しな作家が多く、読んでも字を追っているだけでしたが、ここまで面白い警察小説は珍しいのでは? 変にゴチャゴチャとは作り込まれていなく、各話も良い感じで飽きなく読める範囲でした。 私には長編ではなく、こんな感じでスパッと読める小説が好きです。 | ||||
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3人の刑事が繰り広げるライバルとしての戦い。でもお互いに尊敬しているところもある。 また、毎回「えっ」てさせられる展開!ハマりました。ぜひぜひ読んでもらいたい作品です。 | ||||
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週間文春2003年 国内部門6位 このミス2004年 国内編4位 第一短編集『陰の季節』の主役は警察組織の中の管理部門に属している警察官だったが、本短編集では事件を捜査する刑事が描かれている。警察小説の本来からすれば正当派ということになるのだけど、やっぱり横山秀夫さんは一味違う。事件の展開とともに、刑事たちの組織の中での生きざまがつづられていくのだ。きれい事だけで終わらないリアリティがある。 主役はF県警の強行捜査班という選り抜きの刑事たち。事件をめぐって、刑事たちの生き馬の目を抜くような熱いつばぜり合いが展開されていく。強行捜査班の捜査係に序列があるという設定で、焦りや苛立ち、嫉妬といった感情がストレートに伝わってくる。そういう中にも、凛とした男の矜持を垣間見せてくれるシーンがあって、ぐっときてしまう。 ■第三の時効 殺人事件の時効を目前にして、被害者家族の周辺の張り込みを続ける捜査二係(ニ班)の刑事たち。被害者家族の娘は、殺人犯 竹内の子供なのだ。竹内は、彼の海外渡航を差し引いた第二の時効期間中に、被害者家族と接触するかもしれない。だが、この目算は崩れ第二時効は完成してしまう。時効成立とともに鳴り響く電話。その時、楠見正俊班長のとった行動は ・・・ 外道呼ばわりされてしまう元公安の刑事 楠見の冷徹さが印象的である。人情派の刑事 森との棘のある絡みも面白い。意外な結末が用意されていて、これぞミステリという作品だ。 その他、沈黙のアリバイ/囚人のジレンマ/密室の抜け穴/ペルソナの微笑/モノクロームの反転 が収録されている。 | ||||
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横山秀夫は長編もいいけど短編もいい!! いや短編の方が更にいいw 本当にこの作家の巧さには舌を巻く 外れがない!いや、一話目はあまりこなかったが、 それ以外は素晴らしかった! 表題の『第三の時効』も素晴らしかったが、 個人的には、『ペルソナの微笑』のラストが余韻があって好きです!! 『密室の抜け穴』や『囚人のジレンマ』も題名とリンクしていて 読んでて唸りましたww 素晴らしいです!! | ||||
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正直、大したミステリ読者ではないが…これはスゴイ!と思った。どれも短〜中篇作品であるが、粒揃いすぎ。ハズレを挙げるのが難しいくらいの出来である。警察小説という体裁をとりながら、どれも実にいい意味で裏切られ、ホント何度も唸らされた。著者の他の作品も幾つか読んだが、個人的にはこれを超えるものにはまだお会いしていない。ミステリというより実録モノ(ではないが)みたい。素晴らしい! | ||||
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ドンデン返しがうまい。 文章も、無駄にだらだらとしておらず、キャラクターの感情が生きている。 特に、障害者の子供をもった母親の疲れきった心情が、とても印象深かった。 | ||||
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F県警捜査第一課を舞台とした警察小説短編集。普段ミステリー物は読まず、長編小説とかノンフィクションが好きな僕だけど、結構楽しめた。 短編小説だからこそなのだろうが、一つ一つのストーリーの構成がしっかりしていて、文章の凝縮度が高い。それに、登場する刑事たちの個性が際立って印象的である。 僕にとっては、 (実際のところは分からないが)警察の現場での捜査の実態を垣間見るとともに、警察組織というものがとても縦割りで、その内部においても優劣意識、抗争心が強いものであることを学んだことが特に面白かった。本物の警察官はこの小説を読んでどう思うのでしょうね。 | ||||
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はじめて横山秀夫さんを読んだのですが、ニューウェーブを感じました。読んだらすごくおもしろい。謎がある。悲劇がある。 個人的には悲劇的な部分の話を詳しくは書かかない、お涙頂戴にしない、点も好きです。そして物語のパズルがはまる瞬間は、誰もが、心の中で「あっ」と思うでしょう! 短編集だが、さすが評価が高いだけあって、手抜きなしでした。短編は折れ線グラフのように気持ちの中でよかった、いまいちなどのランク付けをしてしまうのですが、表題作をはじめすべてよみごたえがありました。人間ごともっていかれそうなダークな刑事ドラマと謎が絶好に絡み合う、第三の時効!!おススメです。 | ||||
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警察小説6編を収録した短編集です。 一話の分量は60ページほどで、合計は419ページ、全体の所要は4時間程度でしょうか。 F県警刑事部捜査一課のもとで起こる事件6件が、短編らしく早いテンポで展開します。 内容ですが、「第三の時効」「沈黙のアリバイ」など、トリックを売りにした 推理小説のようなタイトルがついていますが、実際はトリックはそれほど複雑ではないです。 むしろ、刑事の複雑な心理を精緻に描写した表現が多いです。 その意味ではサスペンスに近いかもしれません。 推理小説ではなく、警察小説という独特なジャンルで呼ばれるのも頷けます。 ミステリー・サスペンスが好きな方にはおすすめですが、 本格的なものが読みたい方には物足りないかもしれません。 | ||||
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F県警の3班の活躍を6編の短編で描いています。 緻密で重厚な描写に圧倒され、とにかくすごい。 3つの班の個性と角度を変えた事件の切り口が、さらに深みを増し、 警察内部の様子もリアリティに溢れ、奥行きが広がっています。 事件の解明も決して派手ではないが、十分に納得させます。 警察小説を代表する1作。 絶賛する人が多いのがうなずけます。 | ||||
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