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(短編集)
真相
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真相の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.15pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全47件 1~20 1/3ページ
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素晴らしい! とても満足しています。 ありがとうございました。 | ||||
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さすがの横山秀夫氏 “真実”の重さがすごかった 「こんな犯罪に自身が巻き込まれていなくてよかった」 とさえ思った ありがたい事です | ||||
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5編とも暗い話なので、読むのが途中で嫌になった。最後まで読んで改めて思う。普通に生きて行くのは大変なコト。「他人の家」という話の中で、映子が英治に言った「人並みの生活はさせてね」という台詞。重い。 | ||||
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短編1 真相 税務会計事務所の篠田の息子の佳彦が殺害され,10年たって犯人が逮捕された。佳彦は,本屋の帰りに鈴木という電気工に刺されたのだ。鈴木は,佳彦が書店で万引きをしたことをネタで脅したということが分かり,篠田は耳を疑った。佳彦に限って万引きなんて考えられないと。さらに,その場には佳彦のほかにもう一人いた。犯人の供述が明らかになるにつれ,篠田にはもう一人の人物が分かってきた。 短編2 18番ホール 県庁に勤めていた樫村は,有志に担ぎ出されて村長選に出馬することになった。対抗馬の青柳との一騎打ちか思われていたが,もう1人柏木が出馬することになった。樫村には忌まわしい過去があった。この選挙に必ず勝たないとならない理由があった。選挙戦は混迷を極めが,樫村は,村長選に当選した。樫村は過去の形跡を消し去るためにある場所へ向かったが,新たな悲劇が起きた。 短編3 不眠 自動車販売会社をリストラされた山室は,睡眠障害に関する薬剤の治験のアルバイトをしていた。不規則な睡眠の影響で通常の睡眠もままならなくなり,夜中に眠れずに町を歩いた。その時間にとある場所で殺人事件が起きた。同時刻に町を歩いていた山室は車を運転していた主を知っていた。結局警察は車を運転していた男を逮捕し,男も殺人を認めた。しかし,山村はその男が犯人ではないという証拠を持っていた。山室は,男の家に行き真実を知ることとなる。 短編4 花輪の海 大学で空手部に所属した1年生の部員は,夏の合宿で先輩の暴力,体罰のごとき「しごき」に会う。部員の中のサトルが夜中の練習の「夜襲」で海岸で溺れてなくなってしまう。体力も精神力も疲弊した結果,波にさらわれたのだろうと思われていた。数年ぶりに当時の部員が集まることとなった。その場で真実が明かされた。 短編5 他人の家 刑務所を出所した貝原は,妻と平穏に暮らしていた。しかし,アパートの大家が貝原の素性を知り,アパートを退去させられることになった。貝原は,日頃から顔を合わせていた佐藤に相談すると,養子縁組で佐藤姓を名乗ること,佐藤が死んだ後の財産を引き継ぐことを聞かされた。貝原は,姓を変え佐藤の家に住み始めたが,ある人物の出現によって事態が一変する。そして,佐藤の家の秘密も明らかになる。 | ||||
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「警察物」ばかりを期待して著者の作品を読み漁って来ましたが、ここには人間味溢れる短編が詰まっており、驚きと共に感動させられました。 | ||||
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短編の各主人公の心理を追っていくが、最後にこれが「真相」というどんで返し。 流石うまいですね。 | ||||
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登場人物の追い詰められた感情がリアルに伝わってきて、精神的にダメージを受ける。悪い人間じゃないのに、間違った時間に間違った場所にいてしまったが為に、追い詰められていく。読んでて苦しくなりました。それだけ読み応えがありました。 | ||||
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声帯手術で入院中に病院内のコンビニで作家の事は全く知らずに購入しました。 話の展開が思いもよらない事態に発展し ハラハラドキドキで引き込まれていきました。 余りにも面白かったので一気に読みふけってしまい、よくこんな筋書きが思い浮かぶものだと感心しました。 その後何冊か同じ作者の本を読み漁りましたが、私には最初に出会った『真相』が一番面白かったと思います。 未だ読んでいない人は是非一読して下さい。 | ||||
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横山秀夫の小説は、展開が、おもしろい、読み終えると、現実にありそうと思えるし、いずれの短編も満足できる。 | ||||
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最近、横山さんの本をたくさん読ませていただいています。とても面白いし、泣かせてくれるし、楽しみに読んでいます。 | ||||
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横山秀夫の短編刑事物。 物事には表と裏がある、人間が起こす事件にはその真相がある、そんな短編集。 短編集は本当に上手だと思います。影の季節、動機、第3の時効、深追い、影踏みなど。 だけど、横山氏の筆力が如実に現れるのは長編でしょう。ルパンの消息、クライマーズ・ハイ、半落ち、64、どれも名作です。 短編が好きな人にはオススメです。 | ||||
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短編が五編収録されています。 一編がだいたい70ページくらいで、中編未満の短編って感じで、ちょっと読むのにはちょうどいい分量です。 それでいて、読みごたえがありました。 主人公の立場と環境が五編ともそれぞれ異なっていて、職業がみんな違います。 家族構成とか、仕事での悩みとか、仕事の内容とかを、詳細にさりげなく説明があり、読む側としてはストーリーに入り込みやすいです。 こういう基本が出来ているから、主人公のとる行動も納得できるようになってます。 題にもなってる真相は、意外な展開で終わりますが、主人公の心理とかで救いのある終わり方になって居ます。 心理描写と言うか、心の変化を表すのが上手いです。 村の選挙戦を描いた18番ホールは、ミステリと、選挙戦の内幕がよく描かれていて、勉強になるし救いのない展開にゾッとしました。 面白くリアルな小説を書くには、筆力と知識と勉強がいるのだなあと言うのも分かりました。 最後の他人の家も、よくできていて、登場人物の名前が重要なカギになって居ました。 あのお爺さんの名前をありがちな苗字にしているのは、そういうことだったんだなと納得できました。 この話も最後の方で急展開になり、想像していない終わり方になったけど、腑に落ちました。 納得できるどんでん返しに出来るのが凄いと思いました。 | ||||
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横山作品らしい短編集です。最近では善悪や、物語のその後がハッキリ想像できないとウケない傾向なので、そういう意味では万人受けではないと思いますが、どれも人間の深層心理を抉るような物語で楽しめました。物語のその後は読者へ委ねる横山作品らしい、読み応えのある短編集だと思います。 | ||||
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横山秀夫といえば警察小説のイメージが強いですが、こちらの短編集はどれも警察官が主人公ではなく、わきを固めています。どれも内容が濃く息をつかせず読ませる短編ばかりです | ||||
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ここまでの情報と(真世界制服作戦後)の綾杉千早の行動から(人間と動植物を対等と扱う)の真相は何なのかが解明可能なのだ これは(手当たり次第に性行為を行いたい)を意味する選択であり (いい男がほしい)と綾杉千早が心で呟いたのもここに因んだ描写なのである 言い換えれば(手当たり次第に性行為を行っては行けませんよ)こそヒトラーが改造手術を開発したいとであり (人間の体は金属で出来ている)とは(手当たり次第に性行為を行う)を選んだ(人間と動植物を対等と扱う人)に対する ヒトラーからの(愛の鞭)を意味する言葉なのである | ||||
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横山さんの短編集は、人間の心理描写に凄みがあって好きなのでよく読むのですが、 この本に関しては、あまりに陰鬱として救われない話が多いので、全体としてはあまり好きではないです。 ですが「18番ホール」は、息をつかせないグイグイ引き込まれる展開で、ラストまで読み終わって鳥肌が立つほど素晴らしいです。 この話を読みためだけに買っても、損はないんじゃないかな、と思います。 ただハードルが上がった状態で読んでも面白いのかは不明なので、期待しすぎずに、読んでみてほしいです。 | ||||
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短篇5作品とも、著者らしい、ひねった完結で、面白く読めた。最近新版発売が待たれる。 | ||||
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横山秀夫ファンですのでたまたま近くの書店になかったので利用させてもらいました。 | ||||
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横山秀夫さんの作品には、”らしさ”がある。つまり、”横山秀夫らしさ”だ。私にとって、この”らしさ”は焦燥感を伴った苦悩として感じることができる。横山秀夫さんの短編集『真相』は、お家芸(?)の警察小説ではない。 しかしながら、”らしさ”は健在である。むしろ、警察という一般には非日常的な枠組みをとっぱらったがゆえに、真に迫っているように思う。 ■真相 税務会計事務所の経営者 篠田佳男が、受けた一本の電話。それは、10年前に息子を殺害した犯人が捕まったという警察からのものだ。篠田には特別な感慨もわかず、空虚な思いだけが残っている。しかし、あらためて当時の状況が明るみに出るにつれ、篠田は新たな苦悩にとらわれていくのだった。 ・・・ 被害者一家が10年後にたどり着いた、真相とは何か。二代目経営者として懊悩する篠田の決意と、事件の顛末が絡み合って、涼やかな印象を残す作品。 ■18番ホール N県高嶋村の村長選に立候補する樫村浩介は、是が非でも選挙に勝たなければならない。36歳にして県庁職員を辞め、今後の生きる糧を賭けているのだ。それだけではない。樫村は、誰にも言えない秘密をかかえているのだった ・・・ 疑心暗鬼に苛まれ転落していく男を描いた作品。松本清張の社会派サスペンスに似てるのだけど、ぐいぐいたたみ込んでくるのが”横山秀夫らしさ”だ。 ■不眠 山室隆哉は、リストラされ睡眠実験のアルバイト生活を続けている。不眠に悩まされ始めた山室は、明け方の散歩道で、不審な運転をする顔見知りの車を目撃する。後日、同日同時刻に発生した放火殺人事件を知ることになるのだった。 ・・・ 切羽詰った中年男性の悲哀が身につまされる作品。ありがちなオチなので驚きは少ないが、再生を感じさせる余韻がいい。 その他、花輪の海、他人の家を収録。 | ||||
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疑心暗鬼になっていく人間の心理が、 人間そのものが怖くなってしまうほどの迫力とリアリティで描かれています さすがは横山秀夫さん!、と思えます ただ、他の方もいうように、 最後にはいくばくかの光明を見出す話もありますが、全体的に悲劇感が漂ってます とはいえ、ただ暗い話で終わるのではなく、 読み終わった後、世の中の無常さについて考えさせる余韻も残してくれます 横山さんの作品は「グレーゾーンだけどもどちらかといえばハッピーエンド」というのが多いですが、 この短編集は「グレーゾーンだけどもどちらかといえばバットエンド」という感じです 横山さんの作風の多彩さを垣間見ることができる貴重な小説なんじゃないかなと思います | ||||
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