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デズデモーナの不貞



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【この小説が収録されている参考書籍】
デズデモーナの不貞
デズデモーナの不貞 (文春文庫)

デズデモーナの不貞の評価: 4.00/5点 レビュー 5件。 Dランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.00pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全4件 1~4 1/1ページ
No.4:
(4pt)

読ませるな~

先が気になってページを捲る手が止まりませんでした。
最後の話は悲しいものでしたが、後のすべての話は
オチがわかった上でもう一度読んでみたくなりました。
デズデモーナの不貞Amazon書評・レビュー:デズデモーナの不貞より
4163184201
No.3:
(5pt)

ママ・まりえのその後を知りたい

逢坂剛は、私の中では“実に器用な作家”という位置付けで、社会派正義系の小説から、暗黒小説、サイコもの、果ては恋愛小説まで、どれも高い完成度の作品を提供してくれるが、この「デズデモーナの不貞」は、中でも異色作と言えるのではないかと思う。どこに位置付けるべきなのだろう。
「まりえ」という女がママを務めるバー“まりえ”は、池袋西口の界隈にある小さなバー。細い路地を入り、証券会社の看板のある角を曲がるとすぐのところにあり、鈴のついたドアを開けると、L字型のカウンターだけの細長い店に入る。
カウンターの中には、年齢不詳、長い髪を無造作に背中に垂らしたママがいる。ドレスはいつも黒。決して愛想の良いママではないし、さほど混雑することもないのだが、根強い常連はいて、何故か雨の日には何かしら事件が起こるらしい。
集まる常連客も変り種ばかりだが、何しろ最も特異性があるのはやはりママのまりえだろう。個人的にこういう女はかなり好き。
あとがきによると、別の短編集の中に「まりえの客」という短編があったという。その作品を読んだ人にとっては、思いがけないところで出会った続編、と感じられるだろう、とある。是非読んでみたいものだ。今作最終作の「まりえの影」を読むと、どうやらもう続編は出されない雰囲気なので残念だが、ママ・まりえのその後は想像しているだけで楽しそうだ。
デズデモーナの不貞Amazon書評・レビュー:デズデモーナの不貞より
4163184201
No.2:
(4pt)

精神病症例集ミステリー

『まりえの客』の続編となる短編集。
バー<まりえ>とママ・まりえが中心となり、その周辺で起きる事件を、
ある時は一人称で、ある時は三人称で、
内容もサイコからハードボイルドまで様々なタッチで描く。
設定的には北森鴻の<香菜里屋>的だが、
雰囲気はまりえのキャラクターの違いもあって、かなり違う。
読み比べてみるのも面白いだろう。
デズデモーナの不貞Amazon書評・レビュー:デズデモーナの不貞より
4163184201
No.1:
(4pt)

舞台を見ているような、見事な作品集でした

バー「まりえ」を舞台にした5つの短編ミステリー集。
いろいろな事情を抱えた客たちが、「まりえ」を舞台に、事件をおこしたり、事件に出会い、謎解きをやったりです。いずれの話にも「まりえ」の主人、まりえさんが、一枚噛んできます。
場面が、ほとんど「まりえ」であることもあり、舞台を見ているような作品でした。しかも、種もしかけもあり、また話ごとに、雰囲気が少しずつ異なってました。なかなか、贅沢な作品集でした。
また、まりえさんが、「酸いも苦いも」という感じで、魅力的な女性でした。
デズデモーナの不貞Amazon書評・レビュー:デズデモーナの不貞より
4163184201

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