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モルフェウスの領域
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モルフェウスの領域の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.66pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全47件 21~40 2/3ページ
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海堂尊さんの小説。今回は近未来2014年〜2015年ごろを描いている。 事前にチームバチスタの栄光から数冊分は読んでおきたい。 はじめて読む人には不向きであると思える。 本書前半の曽根崎伸一郎と日比野涼子とのメールのやり取りは何だか抽象的で 理解しにくい。後半には田口などのキャラクターも登場し臨場感が出るのだが・・・ 後半まで我慢して読みすすめた感じは否めない。 本作で取り上げられるコールドスリープ 人工冬眠は 社会的に広く見られる行為でもない。よって現実感が乏しい。 既存の海堂尊の小説は日本社会と医療を取り巻く問題点を鋭く告発するものである ことが多い。そんな中で本作品は異色である。 もちろん官僚や霞が関を批判する説教臭い箇所は相変わらずである。 | ||||
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再発した網膜芽腫の特効薬承認を待つため、14歳の佐々木アツシは5年間の眠りについた。 コールドスリープ・・・。アツシを見守る日比野涼子は、少年が目覚めるときに起こる重大な 問題に気がついた。彼を守るために、涼子がとった行動は? この作品を描いた作者の意図が分からない。この作品を通して何が言いたかったのか?コールド スリープというとても興味深いものをテーマとしているので期待を持って読んだのだが、見事に 裏切られた。眠っている人間の人権問題をはじめとして、睡眠学習、記憶の操作など、現実には あり得ないことがたくさん出てくる。現実味が感じられない。極めつけは、涼子のとった行動だ。 いくら5年間眠っているアツシを見守り続け情が移ったとしても、あまりにも突飛すぎないだろうか。 まったく共感できない。登場人物も、ほかの作品に登場する人たちがたくさん登場している。それは、 リンクしているというより、使い回しているといった安易な感じだ。自己満足的で中途半端な印象の 作品だった。 | ||||
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海堂尊『モルフェウスの領域』(角川書店、2010年)は人工冬眠をテーマにした小説である。『ナイチンゲールの沈黙』の後日談になる。『ジーン・ワルツ』『マドンナ・ヴェルデ』に登場した曽根崎伸一郎が社会的に重要なポジションに位置する。 『モルフェウスの領域』で初登場の日比野涼子も、過去に『ジェネラル・ルージュの凱旋』で描かれた事件と関わりがある。涼子が子どもの頃に出会い、大きな影響を受けた医務官は『ブラックペアン1988』に登場した外科医を連想させる。 過去の作品の設定を利用して物語を構築する桜宮サーガの豊かさが本作品にも表れている。自分の過去の作品を大切にすることが新たな作品を生み出すことになる。焼け野原から経済大国にしてしまうような前に進むことしかできない非歴史的な発想はクリエイティビィティの対極である。 モルフェウスが人工冬眠中の前半は展開がゆっくりしている。それでも、すぐメールを返信してくる相手に、わざと時間をおいて返信するなど静かな戦いが展開される。社会問題になっているメール依存症患者はメールの返信速度を競い、壊れた日本語でメールを出す。そのメールを受け取った相手が不愉快になるという想像力すら欠けている(林田力「電子メールの同期性と非同期性(下)」PJニュース2010年12月17日)。その種の愚かさとは対照的な思考の豊かさが物語に存在する。 モルフェウスが目覚める後半は展開が加速する。バチスタ・シリーズのキャラクターの出番が増え、賑やかになる。他人の目から描写されると田口公平は十分に信頼できる医者である。田口は自分を過小評価している。 『モルフェウスの領域』も過去の海堂作品と同様に官僚の無能と腐敗を描いている。涼子のような能力があり、責任の重い仕事に就いている人物が非常勤に甘んじなければならないところに格差社会の矛盾が表出している。(林田力) | ||||
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途中まではなかなか入り込めなかったけど、 アツシが目覚めてからは一気。 涼子の献身さが悲しいけど、 そこに至るまでの彼女の過去をもう少し掘り下げて欲しかった。 厚労省には常識人がいないのかと疑いたくなる。 目が覚めたときにアツシと涼子の世界が幸せであればいいと思います。 自分が知らない医療の世界の綻びや期待、様々なものが入り混じって面白かった。 | ||||
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アフリカでの医務官にもう一度あえるかもしれないという 伏線を最後まで待ちましたが、結局何もありませんでした。 心理ゲームのような会話は楽しめましたが、少々くどい感じは します。官僚の規則一辺倒(我が身大事)なところは作者も経験されている のか?よく表現出来ていました。 ラストは少々もの足らない感じがしましたが、ここ数年 読んだ中では中だるみなく最後までいっき読ませてくれる 秀作だと思います。 | ||||
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2012年から始まる現代日本の物語なのに、近未来SFによく出てくる「コールドスリープ」という単語。 あー桜宮サーガの中でそれやっちゃうかー、せっかく今まで大学病院や霞ヶ関を舞台にリアリティのある世界観を作ってきたのにー、とか思ってたんですが読み始めたらそんな心配は杞憂であったことに気づかされました。 医療、政治、法律などあらゆる角度から説得力ある物語の背景を構築してくれているので、「現代日本なのにぃ?」というツッコミを忘れて安心して読み進めることができます。 田口・白鳥シリーズのようにわかりやすい事件が起きてそれを解決するというミステリ成分はないですが、架空の最新医療がもたらす光と影がしっかり描かれており、そこから発生する人間ドラマも十分に読み応えがあります。 過去作品からのキャラクターの登場率も高く、海堂ファンならより一層楽しめること間違いなしでしょう。 | ||||
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代理母をテーマとした「マドンナ・ヴェルデ」と同じく、 先端医療を受けるため人を凍眠させる「コールドスリープ」という技術を 介して、法律と倫理観の乖離に関する問題点を提起している。 一見、難しいテーマではあるが、患者の生命維持を担当する日比野涼子の 献身的な行動がうまく問題の深刻さをオブラートに包み、読者の理解力を助けている。 そしてその意外な結末には、涙を誘うものがあった。 難を言えば、ミステリの解決の部分が飛躍しすぎてよくわからなかったことだ。 もうちょっと、親切に説明されているとよかったと思った。 全体に静かな印象であるが、それが本書のテーマとマッチして好感がもてた。 | ||||
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一度、最後1/4くらいで読むのに耐えられなくなり、そこからは斜め読みだけして済ませました。 理屈っぽくて読みにくくて、読み進められませんでした。 その後、ここで、良い評価を出している方がいらっしゃるのを見て再挑戦しました。 面白かったです。 特に、過去の作品のテーマだったAIなどから離れ、凍眠、という新しいテーマに取り組んでいる事に共感しました。凍眠が実現したらどうなるんだろう… 一方、他の方もおっしゃっていた、”血の通わなさ”は私も気になりました。 「本当に、登場人物たちは、そう考えるの?」と疑問に思った点が複数ありました。 特に、涼子さんの重大決断について、納得いってません。 ちょっとした新しいテーマに触れるには良い作品だと思いました。 大傑作、と呼ぶには不十分な点があるように思いました。 | ||||
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桜宮市にある未来医学探究センターで日比野涼子は、東城大学医学部から委託された資料整理のかたわら、世界初の「コールドスリープ」技術により人工的な眠りについた少年・佐々木アツシの生命維持を担当していた。アツシは網膜芽腫が再発し両眼失明の危機にあったが、特効薬の認可を待つために5年間の“凍眠”を選んだのだった。 映画化、ドラマ化もされた『チーム・バチスタの栄光』でデビューした現役医師・海堂尊が、時間軸的には『ナイチンゲールの沈黙』と『医学のたまご (ミステリーYA!)』の間の物語として上梓した医療エンターテイメントだ。 ヒロインの日比野涼子は、父親とともに海外を渡り歩いた経験から複数の外国語を操り、医学の知識も豊富だ。いわゆる帰国子女という才女を自認する彼女だが、ゲーム理論の第一人者・曾根崎伸一郎教授とのメールのやりとりや、「僕の幸福は、自分が作り上げたものが美しく光り輝くこと。その輝きの下で、ひょっとしたら、人々は幸せになれる、かもしれない。でも、そんなことは僕の知ったこっちゃない。だって僕は、自分の創造物を人々の幸せのために作ったわけじゃないんですから」(100ページ)と言い放つ技術者・西野昌孝に翻弄され、自身の知識ではなく“心”を見つめるようになる。 毎度のことだが、医療エンターテイメントといいつつ、医療問題を織り込むのは著者の真骨頂だ。 法律が医療技術に追いつかず「ドラッグ・ラグ」が発生しているという現実を乗り越えるため、本書では「コールド・スリープ」という架空の技術を登場させる。そして、コールド・スリープを有効ならしむるための時限立法「人体特殊凍眠法」(これも架空の法律)がたてられるが、その法律の抜け穴がミステリーの核となる。 ミステリーの組み立てはややこしいが、著者は「彼らの最大の目的は市民の健康や安寧などではなく、彼らが主体で運用している巨大ファンド、国家予算の健全な運用にすぎなかったからだ」(48ページ)と、官僚をチクリと刺すことを忘れてはいない。 本書ではマッドな技術者・西野昌孝が印象的であった。 最初は黒ずくめのスーツで登場。「死神」扱いされているので、てっきり医療を理解しないエンジニアという扱いかと思いきや、いつの間にか最も人間味のあるキャラクターに返信。最後にはアツシ少年に向かって、「自分がどこから来てどこへ行こうとしているのかわからない人間は、いずれ影を亡くしてしまう。そうしたらソイツはゾンビと同じさ」(235ページ)と指摘する。ゾンビはあんたじゃなかったのかよ、と突っ込みたくなる。 さて、涼子の回想シーンに登場するノルガ共和国の名もなき医務官は、『ブラックペアン1988』に登場する、あの外科医ではないかと推測しているのだが‥‥彼の名前を明らかにするために、再び涼子が活躍することを期待したい。 | ||||
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今の医療技術では治らない病気をコールドスリープすることで、 病気の進行を遅らせ医療技術の進歩を期待するという、 まだまだ先だけど実際将来あるんじゃない?的な展開から入ります。 コールドスリープから目覚めるまで、眠っている間に起きたこと、目覚めの後と、うまく書かれていて非常に楽しめました。 予備知識として、バチスタシリーズ「ナイチンゲールの沈黙」を事前に読んでいると、登場人物のことがよりわかるのでより楽しめると思います。 また、具体的な名前は明かされませんが断片的に登場する医務官は「ブラックペアン1988」の渡海医師かと思われますので、「ブラックペアン1988」も読んでおくといいかなと。高階病院長のこともわかりますからね。 | ||||
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題名がいい、表紙がいい、実に好み。 そして、「モルフェウス」という言葉の響きがいい。文学、神話の趣き。 更に「領域」と来ましたか。科学的な分析の香り。 ファンサービスに手抜きはないと言える、海堂作品のカメオ出演が実に憎い。 大人のファンをも、そして中高生から小学生までのファンを増やしたと言われる、 『医学の卵』との抱き合わせ作品とも言える。 『螺鈿迷宮』の色彩をわずかに引き継ぎながらも、良質のSFの魅力も。 主人公の「涼子」さんにいたく心惹かれる。 その知性、母性、女性性の彼方に自分の理想を垣間見た。 自分自身がこういう生き方に憧れているとも言える。 厚労省から文科省に話が飛んだ時点で、「ゆとり教育」批判の新しい形かとさえ一瞬思った。 騒いで勉強しない連中は眠らせて学ばせよ、と。それは冗談として、 実に楽しめる仕上がり。 ストレートな続編が欲しいけれど、難しいだろうなあ・・・。 | ||||
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題名がいい、表紙がいい、実に好み。 そして、「モルフェウス」という言葉の響きがいい。文学、神話の趣き。 更に「領域」と来ましたか。科学的な分析の香り。 ファンサービスに手抜きはないと言える、海堂作品のカメオ出演が実に憎い。 大人のファンをも、そして中高生から小学生までのファンを増やしたと言われる、 『医学の卵』との抱き合わせ作品とも言える。 『螺鈿迷宮』の色彩をわずかに引き継ぎながらも、良質のSFの魅力も。 主人公の「涼子」さんにいたく心惹かれる。 その知性、母性、女性性の彼方に自分の理想を垣間見た。 自分自身がこういう生き方に憧れているとも言える。 厚労省から文科省に話が飛んだ時点で、「ゆとり教育」批判の新しい形かとさえ一瞬思った。 騒いで勉強しない連中は眠らせて学ばせよ、と。それは冗談として、 実に楽しめる仕上がり。 ストレートな続編が欲しいけれど、難しいだろうなあ・・・。 | ||||
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コールドスリープ、特にその運用に伴う人権に関する法律の問題を扱った作品 2012〜2015年の出来事が綴られています コールドスリープ以外にも記憶改ざんソフトウェア、人工凍眠学習といった技術も出てきます ある意味、SFともとれる内容だった あまりにも心の狭い感想かもしれませんが、コールドスリープはあまりにもコストが掛かりすぎる 利用できる者は極僅か あまりにも特殊なケースすぎて、あまり関心が持てなかった 著者の作品の例にもれず、既存のキャラクターが色々と顔を出します | ||||
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コールドスリープ、特にその運用に伴う人権に関する法律の問題を扱った作品 2012〜2015年の出来事が綴られています コールドスリープ以外にも記憶改ざんソフトウェア、人工凍眠学習といった技術も出てきます ある意味、SFともとれる内容だった あまりにも心の狭い感想かもしれませんが、コールドスリープはあまりにもコストが掛かりすぎる 利用できる者は極僅か あまりにも特殊なケースすぎて、あまり関心が持てなかった 著者の作品の例にもれず、既存のキャラクターが色々と顔を出します | ||||
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白鳥・田口シリーズの「ナイチンゲール〜」に繋がるものである、というのが、佐々木アツシが登場する作品についての共通の認識であろう。 本作がそのような作品であることは間違いない。 しかし設定されている条件は若干SFじみている。 厳密にはミステリとはいえないので大丈夫だと思うが、扱われているテーマは「コールドスリープ」である。 近年、米国アルコー財団で話題になっている「クライオニクス」ではない。 ハインライン「夏への扉」で扱われているものである。 「2001年宇宙の旅」とか石森「リュウの道」をご存知であろうか。 「エイリアン」でもよい いずれもSFである。 ひと昔前なら、「コールドスリープ」はSFの題材であった。 しかし、現在ではまだ一般的ではないが、不可能ではない医療技術のひとつである。 これを導入した場合に生じるであろう患者のアイデンティティの問題や周辺の社会的な諸問題を提示するのが、本作品における著者の目的であろう。 著者はこれまでにも、さまざまな作品で地域医療、終末期医療、産婦人科医療等をテーマにしてきた。 本作ではそのテーマが将来的なものである分、おそらく従来の作品より静謐なものになったのではないかと思う。 書き方によっては、もっとアクションを多用することもできたはずである。 この静かな中に込められた著者の熱い思いを読み取るのが本作の醍醐味であるが、他の海堂作品とは単純に比較しにくいであろう。 テーマが重いのは相変わらずであるが。 海堂作品には、おなじみのキャラクターが登場するという楽しみがあり、本作でもあの天才外科医が登場する。 ただ、具体的な名前は明記されていない。 「ブラックペアン」の、まさにブラックジャックのようなイメージだった彼の登場は、その再登場とさらなる活躍を期待させるものであり、その意味でも本作は重要なポジションを占めるものである。 | ||||
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白鳥・田口シリーズの「ナイチンゲール〜」に繋がるものである、というのが、佐々木アツシが登場する作品についての共通の認識であろう。 本作がそのような作品であることは間違いない。しかし設定されている条件は若干SFじみている。厳密にはミステリとはいえないので大丈夫だと思うが、扱われているテーマは「コールドスリープ」である。近年、米国アルコー財団で話題になっている「クライオニクス」ではない。ハインライン「夏への扉」で扱われているものである。「2001年宇宙の旅」とか石森「リュウの道」をご存知であろうか。「エイリアン」でもよい。いずれもSFである。 ひと昔前なら、「コールドスリープ」はSFの題材であった。しかし、現在ではまだ一般的ではないが、不可能ではない医療技術のひとつである。これを導入した場合に生じるであろう患者のアイデンティティの問題や周辺の社会的な諸問題を提示するのが、本作品における著者の目的であろう。 著者はこれまでにも、さまざまな作品で地域医療、終末期医療、産婦人科医療等をテーマにしてきた。本作ではそのテーマが将来的なものである分、おそらく従来の作品より静謐なものになったのではないかと思う。書き方によっては、もっとアクションを多用することもできたはずである。この静かな中に込められた著者の熱い思いを読み取るのが本作の醍醐味であるが、他の海堂作品とは単純に比較しにくいであろう。テーマが重いのは相変わらずであるが。 海堂作品には、おなじみのキャラクターが登場するという楽しみがあり、本作でもあの天才外科医が登場する。ただ、具体的な名前は明記されていない。「ブラックペアン」のまさにブラックジャックのようなイメージだった彼の登場は、その再登場とさらなる活躍を期待させるものであり、その意味でも本作は重要なポジションを占めるものである。 | ||||
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内容はみなさんが書かれてるので割愛。 ほとんど涼子の独白と行動に集約されているのはずなのにちょっとだけですが散漫な感じがします。 いろいろな人がちょっこっと登場したり名前だけでたり、全作を読み返したり時系列に並べたくなります。 が、あの人があの人が!あんな所にいたなんて。今も「名が指し示す運命に従った」生き方をしているのか、と感慨にふけります。 | ||||
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たとえ現実の医療では実現していないことであっても、その作り話の中では整合性のようなものが必要なのではないかと感じました。 たとえば腫瘍が悪化しないために冬眠するのに、睡眠学習だけは驚異の効果を上げるなんて… あきれてしまいました。そういう設定にするならその説明なり、理屈が必要でしょう。 睡眠学習の結果こうなりました・・・では納得できません。 登場人物もそれぞれエキセントリックに描かれていますが、今までの作品に比べあまり魅力的ではありません。 涼子が、最後に選んだ道は本末転倒というか、独りよがりな作者の分身?という印象を受けました。 『チームバチスタの栄光』では無尽蔵のように見えた才能もここまでか?! かつて夢中で読んだだけに・・本当にがっかりです。 余談ですが・・・・・ 読み始めた本が大外れだと感じた時、皆さんはどうされるのでしょう?私はついつい最後まで読んでしまいます。途中で評価が修正されることはまずありませんが、読書のためにあけた時間がある!のと、せっかく買ったのだから・・・とお金がもったいないということもあります。でも実際はお金を損した上に時間も損しているわけなんですよね。(たとえその時間本を読まなくても、健康のために睡眠をとれるくらいで他に有益なことをするわけではありませんが・・・・・) | ||||
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内容はみなさんが書かれてるので割愛。 ほとんど涼子の独白と行動に集約されているのはずなのにちょっとだけですが散漫な感じがします。 いろいろな人がちょっこっと登場したり名前だけでたり、全作を読み返したり時系列に並べたくなります。 が、あの人があの人が!あんな所にいたなんて。今も「名が指し示す運命に従った」生き方をしているのか、と感慨にふけります。 | ||||
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たとえ現実の医療では実現していないことであっても、その作り話の中では整合性のようなものが必要なのではないかと感じました。 たとえば腫瘍が悪化しないために冬眠するのに、睡眠学習だけは驚異の効果を上げるなんて… あきれてしまいました。そういう設定にするならその説明なり、理屈が必要でしょう。 睡眠学習の結果こうなりました・・・では納得できません。 登場人物もそれぞれエキセントリックに描かれていますが、今までの作品に比べあまり魅力的ではありません。 涼子が、最後に選んだ道は本末転倒というか、独りよがりな作者の分身?という印象を受けました。 『チームバチスタの栄光』では無尽蔵のように見えた才能もここまでか?! かつて夢中で読んだだけに・・本当にがっかりです。 余談ですが・・・・・ 読み始めた本が大外れだと感じた時、皆さんはどうされるのでしょう?私はついつい最後まで読んでしまいます。途中で評価が修正されることはまずありませんが、読書のためにあけた時間がある!のと、せっかく買ったのだから・・・とお金がもったいないということもあります。でも実際はお金を損した上に時間も損しているわけなんですよね。(たとえその時間本を読まなくても、健康のために睡眠をとれるくらいで他に有益なことをするわけではありませんが・・・・・) | ||||
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