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イニシエーション・ラブ
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イニシエーション・ラブの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.14pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全367件 241~260 13/19ページ
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ときどき あれ?と思いながらも読み進め、最後にええっそうなの?と気付かされ、そのあとネットでトリックを確認するとそんなに複雑に仕組んであったんだと驚き、そのトリックを確認しながらもう一度読むと、まゆが別人になって。楽しめました。 | ||||
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時々、主人公の男に苛立ちながらも、展開が気になり読み続けました。 ラストが、えっ。って感じでした。 読み返したくなると書かれてますが、私は当分は読み返してはないかな・・ 何より、読めば読むほど、主人公の男が苛立つ。 私の嫌いなタイプだなって思いました。 | ||||
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ネタバレはしませんが、あえて言わせてもらいます うっかりすると ただの恋愛小説になってしまうのでご注意を。 他の方も仰っている通り 読み終えてからが本当の始まりです。 | ||||
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「最後の二行で世界が変わる」「必ず二回読みたくなる本」という宣伝文句で売られた乾くるみの青春ミステリー。 宣伝文句から叙述トリックを使ったミステリーだろうなぁというのは想像がついたのですが、それをどんな風に料理しているのかに興味があって読みました。 感想は一言で言うと「なるほどぉ」です。 叙述トリックは、種明かしの時に読者に衝撃を与えるのが普通ですが、この作品では衝撃はあまりありません。 答えを説明していないからです。 でも、それがじわっとくる。 「ふーん」といった感じで読み終わった後に、だとするとあれはああなのか、あれ?そうするとあそこはこうで、うわっ、あれはああだったんじゃん、と少しずつ思い出されていく感じ。 気がつくと気になって気になって、もう一度読みたくなるというのももっともだと思いました。 読み込めば読み込むほど自分だけの新事実が発見できるようにしてある作りも見事なら、天使のような悲劇のヒロインが(読者の中でだけ)ほくそ笑む悪女に変わるのも見事だと思いました。 僕は悔しいので二度は読みませんでしたが、きっと二度目を読みたくなる作品です。 上手い。 | ||||
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知人に勧められ読みました。恋愛小説なんだけど最後の二行で物語が変貌するという事だけ知らされて読んでました。 35歳既婚男性である僕は、恋愛小説自体読むのが久しぶりです。ていうか読んだ事あったっけ?ってな感じなので すごく新鮮でした。若かりし頃の自分と重ね合わせて読めてすごく良かったです。 出会いから段々と色々な経緯を積み重ねていくわけですが、確かに読んでてダルイなって感じはありました。だけど最後のトリックに期待する気持ちがあったし、文章も淡々として読みやすかったので嫌悪感はなかったです。 読了後は「なるほど!これは面白い!」という感想を持ちました。確かに再読する価値があると思います。 | ||||
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何年前に買ったかわかりません。 当時は全く理解できず、 男の態度に苛々するだけで 騒がれていた『最後の2行』も あまりピンと来ないし つまらない、むしろ 嫌いな小説として本棚の奥へ。 時は過ぎて、 暇つぶしに再読と 手に取ったイニシエーション・ラブ。 当時は読まなかった 解説ページで、鳥肌が立ちました。 しばらく悪寒が 止まりませんでした。 こんな体験は初めてです。 怖い。怖すぎる。 勿論、究極の誉め言葉として。 | ||||
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この小説はたくさんの細工が仕掛けられたトリックアートのようです。 描かれている絵は単なるエロ絵画で、それにはあまり意味は無く、鑑賞にあたっての事前準備程度の内容かと思います。 にもかかわらず仕掛けの検証が楽しめるという点では(たとえ途中でトリックがわかったとしても)おすすめです。 トリックアートを文字描きました。どうぞ検証してみてください的な作品です。 ミステリーを読みたい方は事前に裏表紙を読まれた方が楽しめると思います。 というか読まないと途中で挫折するかもしれません。 | ||||
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素直に騙された! 最後の二行前の文を読んでも、???状態だったのですが、 解説読んであーだまされた!!となりました。 騙されたい人はぜひ読んでみてください。 | ||||
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’98年、『Jの神話』で、講談社が主催する新人ミステリー作家の登竜門「第4回メフィスト賞」を受賞してデビューした乾くるみ。静岡県の出身で、ペンネームから女性に間違われることもあるが男性。本書は、’04年4月に原書房のミステリー叢書<ミステリー・リーグ>のラインナップの一冊として刊行。圧倒的な話題を集め、’07年4月に文庫化され、順調に版を重ね読み継がれている“伝説”のベストセラーである。 本書のことはタイトルと著者名だけは知っていたが、読もうと思ったのは、ある夜「BS11」の≪ベストセラーBOOK・TV≫を観ていたらゲストの某出版社の人が、昨今のミステリーの特長の最たる例として本書を挙げて、「普通の恋愛小説だと思って読んでいたら、最後の最後にこの本はミステリーだったんだと知る」と言ったのがきっかけだ。 なるほど、’80年代後半と思われる時代の‘僕’こと「たっくん」と「マユ」との甘くほろ苦い恋愛物語が、当時の流行・風俗・ファッションにのせて、また、ミュージック・アルバムを模したside-A、side-Bと’70年代・’80年代のヒットソングのタイトルを冠した各章を追って展開される。 そして・・・、最後から二行目と大矢博子の解説を読んで、乾くるみの企みを初めて知ることになる。なるほど読んでいて少し妙だなというひっかかりはあったのだが・・・。 それにしても、ちょうどその同じ時代、私も20代後半だった頃を懐かしく思い出して、ふたりの恋の行方に胸をつまらせ、“身を焦がすような”恋愛小説として本書に没頭してしまった自分は何だったんだろう。 | ||||
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友人に薦められ購入。 ラブストーリーなんて滅多に読まないので、 ラブシーンなどにちょっとドキドキしつつ、 「こんなもんか」と読み進めた。 しかし、読み進めていくうちに少しずつ感じる違和感。 待ち受けていた、うわさどおりの「最後から2行目」。 ・・・は、どういうこと? 私は完全にハメられた。 男ってバカだよなぁ・・・。 | ||||
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”普通の恋愛を丁寧に描いた秀作だ”と思って読んでました。読んでいる時には、”自分にもあったよ、こんな青春が”などという気楽な感想さえ持っていました。 「最後から2行目は先に読んではだめ」との裏表紙の注意書きを気にしながら、その最後から2行目でびっくり。”恋愛って怖いなぁ。だけどこれが青春かなぁ”などと思いました。 しかし、「それって誰?」と思って、ネットで”イニシエーションラブのねたばれ”とのサイトを読んでまたびっくり。 インターネットさん、ありがとう。 私は完全に読み間違えていました。 そのねたばれの解説を読んで、「そうだったのか。私が思った丁寧さ以上の綿密な計算があったの作品だたんだ」と思いました。ここまでの計算をした作品は他に思い当たりません。 しかし、恋愛は怖い… 決して、自分の経験した甘っちょろい青春ストーリーと同じではないです。 | ||||
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余計なことは考えず、ただ『あ〜自分もこんな風にドキドキしたな〜』とか、恋愛に幼かったころを思い出しながら純粋に登場人物の恋愛模様を楽しむ余裕な感覚で読むことをオススメします!以上。 | ||||
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最初から最後まで楽しく読めました。まさかこんなどんでん返しが待っていようとは夢想だにしませんでした。文章力もあるので、素晴らしい作家さんだと思ったのですが、最近デビューしたばかりの神崎和幸のデシートを読んでいたので、イニシエーション・ラブに星五つはつけられません。ごめんなさい。デシートは文章力もすごく、ラストはイニシエーション・ラブより、すごいものでした。新人の作家でもデシートほどのものが書けるのだから、乾さんにはもっと上を目指してほしいと思います。でも、イニシエーション・ラブは最高の恋愛ミステリーだと思います。 | ||||
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他の方のレビューはネタバレしない程度に拝見しておりましたが、うん、やはり賛否両論になる作品ですね。確かに純粋な恋愛小説として読むと、それ程レベルが高くないということになるのでしょうが、この作品はそこに重点を置いている訳ではないということを理解して読めば非常〜に面白い小説です。実はオチ(最後の2行)を読んだ時には『エッ?? 誰??』と小パニックになり、しっかりと理解できなかったのですが(と言うか、『ま、まさかあの人が○○○をしてたの???』と、唐突に突きつけられた事実を認めたくなかったのです)、詳しく解説してくれている人のブログを読み深〜く理解しその事実を認めた次第であります。オチは『???』となるかも知れませんが、非常に易しい内容で、ところどころに伏線及びヒントは散りばめられているのですが、それが絶妙な匙加減なんですよねぇ〜。読んでいる時は『ん?』と少し訝しく思っても、読み進めるとそんなことはすっかり忘れて物語にドップリ嵌ってしまうのです・・・・。一気読み間違いなしでしょう!!物語の舞台が静岡(東京もありますが)ですから、静岡県民はより一層楽しめると思いますよ〜!! 因みに私はそうで〜す(*^ー゜v 「殺戮にいたる病」、「ハサミ男」、マンガでは「ジョジョの奇妙な物語」のようなトリッキー物が好きな方には超おススメです!!! | ||||
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一度読んだ時の感想は、本の帯の意味がまったく解らなかった。二度目でも・・・。その為、ネタバレ書評を見てようやく解りました。(笑)確かに、これは、予備知識なしで読むことを勧めます。この小説の登場人物と、同世代の私は、あったあったと何度も再読しています。 | ||||
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若い男女が惹かれあって交際を深め,やがて離れていくという一見ありふれたラブストーリー.ライフステージが進むにつれて生活環境の変化や新しい出会い,価値観の変化を経て,次の恋愛に移っていくのは人生の一つのプロセスとも言えるが,その最初の恋愛をイニシエーションラブと表現する言語センスはなかなかの感性である.とはいえ,この小説の真のテーマはラストの2行目で明かされる真相の方である.それを理解して思い返すと,いろいろな意味で一枚上手な女性像が結ばれて,印象ががらりと変わる.例えば,男が犯したのと同じ失敗をしないように初めから(それも強引に)予防線を張っておくあたり,これは勝ち目はないなと恐れいってしまう.また,この小説はバブル期を舞台にしているようだが,なるほどこの仕掛けは現在では機能しない.その計算もなかなかおもしろい. | ||||
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久しぶりにいい本、いい作家さんに出会えました。読み始めたばかりの時はライトな恋愛小説家と思いましたが実際には、噛めば噛むほど旨みが広がる素晴らしい小説でした。ミステリーとしての「仕掛け」の素晴らしさはさることながら恋愛小説としても楽しめます。2人が出会って付き合い、愛情を深めていく過程。また、恋人同士の気持ちが離れて破局するまでの過程。その心の変化の描写がとても上手だなと思いました。「イニシエーション・ラブ」という言葉の意味についてもなるほどなぁ、そういうことってあるよなぁと感動しきりでした。「仕掛け」については、少し分かりにくいかもしれません。もっと分かりやすい衝撃的な言葉があるのかと思っていましたが最初は意味が分からず、何度か読み返しているうちにはっとひらめいて、じわじわとそのすごさを味わいました。読み終わった後、思わずもう一度最初から読み返したくなる、まさにそういう小説でした。小説というより「作品」に近いかな。同じ作家さんのほかの小説も読んでみたいと思いました。 | ||||
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全く何も考えずに読んだら、結構楽しめました。再読もしました。「騙された」というより、何だか妙に感心しました。綾辻行人のように、本だからこそ出来る技巧を使っていますが、本当の最後にそれが分かるのが新しいですね。 | ||||
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すらすら読めてしまいます。 最後の2行で確かにしてやられてしまいます。 A面とB面がヒントになっていますが、まさかの・・・・ もうこれ以上は書けません。 二度読むのは忙しい人には酷です。 ネットで調べられますので。 平凡な女性ほど怖いのだ、と作者は言いたかったのかもしれません。 トリックの全容を知ると、女性の怖さが浮き彫りに なってきます。 あなたの身近にもこんな女性はいないでしょうか。 でもいろいろな物議をかもした点で、筆者は あっぱれだと思いました。映像化は不可能な作品ですね。 そこがまたいいです。他の作品も読んでみたくなりました。 | ||||
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えー、まあ、そんな人もいないとは思うけど、とにかくもアマゾンとかのレビューを読んではダメです。 予備知識なしで取りあえず読んで、それからこのレビューに戻ってきてください。 結果的には 「Aサイドが回っている裏で Bサイドも回っている、レコードだって、カセットテープだってそれは同じ」 うーん、このネタに気づいたとき「おもしろーい」と思いました。 舞台がバブル期なのもいいですね。 逢いたくても逢えない、あのころだから成り立つストーリーです。 今だとケイタイつなぎホーダイなわけで、こうゆうストーリーが成り立たない。 うん、本当によく練りこまれてます。 水着とか、曜日を決めたデートとか、アダナとか、指輪とか、本の貸しっことか、ホテルの予約とか。 読んでる時は「どこぞのバカが書いたブログか!」とか思ってましたけど、全て読み終わった後にどれも意味のある描写だったんだなあと気づかされました。 なによりもユウキくんとマユちゃんが不幸になってないってわかったので、ものすごく安心しました。 めでたし、めでたし?? | ||||
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