扉は閉ざされたまま

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扉は閉ざされたままの評価:

3.24/5点 レビュー 89件。 A ランク

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平均点3.24pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全140件 121〜140 7/7ページ
No.20
(5pt)

仰天趣向・犯罪が露見する前の推理闘争

この殺人動機は飛躍しすぎで、およそ読者の共感は呼ばないだろう。犯人も探偵も感情移入しにくい異常人物として設定されているので、さほど唐突感はない。だが、せっかく動機まで謎解きに組み込まれているのに(前半ではそこまで期待していなかった)少しもったいない思いがした。特に発端となる犯人の職場における小エピソードにリアリティが無い。
それ以外は完璧だ。犯罪が露見する前の段階での、犯人と探偵役の暗黙の知的闘争という趣向が秀逸で、名人同士のチェスを見るかのような緊迫感がすばらしい。ミステリを読む楽しさここに極まる、という感じだ。
「このミステリーがすごい」2位という結果には特に不服はない。これだけ彫り込まれた作品はザラにはないだろう。ただ、これと対照的に、華やかなキャラクターの楽しさと謎解き・ドンデン返しの痛快さを見事に融合した傑作「交換殺人には向かない夜」(東川篤哉)が選外というアンバランスを思うと、まだまだミステリの世界には深刻至上主義が根強いのだなあと思わざるをえない。
扉は閉ざされたまま (ノン・ノベル) Amazon書評・レビュー: 扉は閉ざされたまま (ノン・ノベル)より
4396207972
No.19
(3pt)

会話の文体が……

ノベルスだから安いし、「2位」を理由に購入。内容の印象は先にレビューした皆さんとほぼ同様(動機のこととか)なので、割愛します。
アンバランスなのは探偵役の女性の会話文です。「ムチャ知性的で論理的」の設定のせいか、あまりにも言い回しがまわりくどくて文体も堅くて、「こんなオンナいねぇよ〜」という気にさせられてしまう。
いくら知性的でも、もう少し“イマっぽい会話”にしてくれればリアルさも増したと思うのですが……。
扉は閉ざされたまま (ノン・ノベル) Amazon書評・レビュー: 扉は閉ざされたまま (ノン・ノベル)より
4396207972
No.18
(3pt)

悪くはないが…

謎解きは、まあそれなりに楽しめた。でもなぜ「このミス」2位?ごくふつうのミステリーですよねえ、若干ライトノベル系の。
他の方もさんざん指摘されていますが、動機が意味不明です。そんなので人を殺すなよ!と思ってしまう。人物描写が類型的なこともあって、感情移入できません。世評が高すぎとの印象を受けました。
でも、帯の惹句に期待が高すぎた故の落胆なのかも。長旅の暇つぶしにキオスクなどで買っていたら絶賛していた、かも?
扉は閉ざされたまま (ノン・ノベル) Amazon書評・レビュー: 扉は閉ざされたまま (ノン・ノベル)より
4396207972
No.17
(2pt)

このミステリーが凄い2位に選ばれるのには・・・

三谷幸喜の【古畑任三郎】のごとく、犯人が最初から分かっており、殺害方法も書かれている。そして、一人の探求者が現れる。
同じくして【このミステリーが凄い1位】【東野圭吾 容疑者Xの献身】の様に犯罪者と探求者が天才肌同士。出てくるタイミングが悪かったと、言わんばかりの酷似した作品。
なので先入観があり、逆にあの終わり方で「まぁ、良かったのでは?」と、思えました。が、やはり【このミス2位】を売り文句にするのであれば、もう少し難解な事件であって欲しかった。
物語は最後の最後までタイトル通り【扉は閉ざされたまま】であり、死体を見る前にあそこまで色々と推測するのは、ちょっとどうかなぁ・・・と思ったし、まるで【正義の殺人】みたいな殺人動機だったので、それがもう少し上手い動機になっていれば、いい意味で腑に落ちる作品になったと思う。
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4396207972
No.16
(3pt)

「このミス」で2位になったから買ってみました。面白かったけど、スケールが小さく、チマチマした心理戦が展開されるだけのように感じたけど、久々読んだ推理小説、だいたいがこんなものなのかな?でも、そんなに厚くないし、サラッと読めてよかったゼヨ。
扉は閉ざされたまま (ノン・ノベル) Amazon書評・レビュー: 扉は閉ざされたまま (ノン・ノベル)より
4396207972
No.15
(2pt)

この程度で「このミス」第二位なのか!?

同窓会でとある豪邸に集まった人々。その中の1人があるくだらない
理由で友人を殺す。そのとき、部屋を密室状態にした。作者の売りは
この部屋の中に入ることなく、事件を解決にもっていくということの
ようだ。その通り、扉は開けられることなく、最終局面までもってい
く。今までの密室推理ものとは違うストーリー展開になっている。
しかし、トリックのための殺人というような感じで、先にも書いたが
殺す動機が弱い。
あえて良いところを探すと、閉ざされた扉を前にして、登場人物たち
が話す会話のキャッチボールか。
この程度でこのミス二位とは・・・少々疑問を感じる。
扉は閉ざされたまま (ノン・ノベル) Amazon書評・レビュー: 扉は閉ざされたまま (ノン・ノベル)より
4396207972
No.14
(2pt)

このミスって・・・。

 本格ミステリを読まなくなって久しいですが、ページも少なめで、『このミス』でも紹介されていたので、気軽に読んでみました。
 幼稚な人物にデタラメな動機というのは予想通りでしたが、今回感じたのはそれ以上の“白々しさ”です。児童殺傷が日常的に起こりうるご時世には、もうこの程度の人たちは珍しくもないし、特別でもないんですよね。かといって、古典でもない。ただの幼稚な人たちを「知的」に摩り替えるのは、そろそろ限界かと思います。
 人間的に非常に「狭い」人たちが、勝手に殺したり殺されたりして、好き勝手に議論するだけの話でした。適度に贅肉が削ぎ落とされていて、テンポ良く読めるので、いわゆる「オタク」を満足させるには良い本かもしれません。ただ、これが本格ミステリの代表格で、今年の2位ですと言われてしまうと、あまり本を読む時間のない社会一般の人は、「なんだ、やっぱり本格ミステリというのは大人の読み物ではないな」という認識を新にするのではないでしょうか。
 かつては本格ミステリも、『このミス』も大好きだった自分だけに、敢えて辛辣なことを書いてしまいました。中高生ぐらいにはウケるかもしれません。私も当時はこんなのが好きでした。
扉は閉ざされたまま (ノン・ノベル) Amazon書評・レビュー: 扉は閉ざされたまま (ノン・ノベル)より
4396207972
No.13
(3pt)

このミステリがすごい第2位

このミステリーがすごい第2位とかかれていたので期待しすぎました。
帯にもかかれていたように犯人がわかっている「古畑任三朗」のような
話の構成にはひかれましたが、
犯人とそれを解く者の2人の知能戦は期待していたよりも
あっさりしすぎた気がします。
というより謎を解くのに多少無理がある・・・。
扉は閉ざされたまま (ノン・ノベル) Amazon書評・レビュー: 扉は閉ざされたまま (ノン・ノベル)より
4396207972
No.12
(5pt)

一気読みです。

おどろおどろしい深い怨恨がないことも、もしかしたらそんな名探偵がいなければ逆にパッピーエンドだったかもしれない事件をどん底にたたき落とすような名探偵がでてこないことも、とても良い感じでした。
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4396207972
No.11
(3pt)

犯人側の心理描写は読ませるが、「このミステリーがすごい!第2位」という割りには、、、

 倒叙ミステリーの魅力とは何か、それは、完全犯罪を成し遂げようとする犯人と、それを切り崩していく探偵の、丁々発止のチェス・ゲームを思わせる心理戦の醍醐味だと思う。その動機が、情緒的で感情を揺さぶられる様なドラマチックなモノであれば、東野圭吾の記憶も新しい傑作「容疑者Xの献身」になるし、個々のキャラクターが際立って魅力的なモノであれば、小説ではないが、「刑事コロンボ」や「古畑任三郎」になる。そこで今作であるが、上記のどの部分から考えてみても、残念ながら物足らない出来映えだ。徹頭徹尾、犯人側の心理描写で物語が展開するのは面白いし、新書版の二段組みとは言え、200Page足らずのボリュームは、出張時の道中や、家事の片手間にでも読み切れてしまう気軽さが良いが、如何せん動機が弱すぎるのと、犯行自体もチャッチイのが致命的。この程度で完全犯罪が果たして成り立つの?久しぶりの同窓会で、和気藹々で飲み明かすのは良いが、お前ら、もっと早く異変に気付けよ、と思い切り突っ込みを入れたくなった。
扉は閉ざされたまま (ノン・ノベル) Amazon書評・レビュー: 扉は閉ざされたまま (ノン・ノベル)より
4396207972
No.10
(4pt)

作者の本領発揮

この作者は「みんなが善人」というような雰囲気の話が多いのだが、
それが作品の底に流れるものと相容れず、
なぜか読者に(私に)大きな不快感をもたらす、ということが多かった。
この作品は、妙な善人風を吹かすのをやめて、一部の登場人物を表面上あえて無機的な感じにしたのが良かったと思う。
相変わらず、主に言葉のやり取りで謎に迫る手法はうまい。
動機については、もう少しドラマチックなことがあったのではないかと思いながら読んでいたので拍子抜けしたが、
一応、作品の中の世界では成立しうるかな、という気もする。
ラストも、これまでの石持作品の中で一番良かった。
扉は閉ざされたまま (ノン・ノベル) Amazon書評・レビュー: 扉は閉ざされたまま (ノン・ノベル)より
4396207972
No.9
(5pt)

手に汗握る心理戦・倒叙ミステリーの傑作

密室殺人を扱った本格ミステリーだが、探偵が密室トリックや犯人を暴くストーリーではなく、はじめから犯人と犯行方法が分かっている、TVドラマの「古畑任三郎」のような、いわゆる「倒叙もの」のスタイルをとっている。
「倒叙ミステリー」とはいえ、なぜ犯人は「密室状態」を構築してまで死体の発見を遅らせる必要があったのか、肝心の殺人の動機はなんだったのか、謎は、扉と同様に伏せられたままである。
物語は、犯人・伏見の犯行から始まり、中盤までは伏見の「事後」の成り行きを思惑通りに進めるための、臨場感あふれる心理描写中心に展開し、終盤、探偵役の女性・優佳(ゆか)と伏見との緊迫感のある「対話」へとなだれ込む。そして彼女によって事件の真相が暴かれ、最後に「密室の扉」が開かれる。
その場の皆が騙されるなか、ただひとり勘の鋭い優佳に疑問を抱かれ、伏見が焦る場面などは迫真で、おもわず手に汗握り、自分が犯人になったような気がしたほどである。
著者の石持浅海の作品は’02年のデビュー作『アイルランドの薔薇』をはじめ、’03年、各社のミステリーランキングの上位に選ばれた佳作『月の扉』、’04年、水族館を舞台にした話題作『水の迷宮』を読んできたが、いずれも程よい長さで、展開がスピーディで緊迫感にあふれていて面白かった。
本書もその例に漏れず、いやそれ以上に最後まで緊張感を持って、一気読みをしてしまった。さすが’05年のいろんなミステリー・ベストテンで上位にランクインされたミステリーである。
余談だが、そういう役回りを著者が演出したんだろうけれども、探偵役の優佳が私にはイヤミに感じられるくらいに個性的に描かれていて、ハナについてしまい、決してこういう人とはお近付きになりたくはないと思った。
扉は閉ざされたまま (ノン・ノベル) Amazon書評・レビュー: 扉は閉ざされたまま (ノン・ノベル)より
4396207972
No.8
(5pt)

ひさびさに新鮮なミステリー

天才的頭脳を持った犯人vsそれを上回る頭脳の探偵役、のシンプルな構図ですが、
この作品は一味違います。
疑念が不審に変わり、推測が推理に発展し、ついには結論へ。
これが閉ざされた密室のまま行われるとしたらどうでしょう。
ある意味、形を変えたアームチェアディテクティブのようなものですが、実際読んで
みると新鮮です。着地もひねりが効いていて見事。
動機は納得出来かねますが、特にマイナス要因とは思えず、私は気になりませんでした。
この作品のポイントはそこではないですからね。
ボリュームもコンパクトにまとめられ、新鮮度の高い作品です。
扉は閉ざされたまま (ノン・ノベル) Amazon書評・レビュー: 扉は閉ざされたまま (ノン・ノベル)より
4396207972
No.7
(4pt)

是非、読んで

いわゆる、犯人が最初からわかっていますが、最後まで動機がわかりません。いろんな意見があるでしょうが、あまり殺されるようなタイプでなにのにどうしてと思いながら読めました。動機がとてもユニークでミステリーを読み込んだ人でもあばけないかも。短いので手軽によめますよ。
扉は閉ざされたまま (ノン・ノベル) Amazon書評・レビュー: 扉は閉ざされたまま (ノン・ノベル)より
4396207972
No.6
(4pt)

彼の作品のベストかも!!

私は、この作家の「アイルランドの薔薇」の構成の巧みさに惹かれ本が出るたび求めていますが、コレは今までの中で私の中では最高にヒットしました。ミステリはネタバレが命取りですのであまり話せませんが、細部まで熟考された作品に思います。
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4396207972
No.5
(2pt)

幼稚な倫理観

きちんと書けていて、「本格ファン」には受ける作品かもしれませんが、ひとりよがりの主人公とその幼稚な論理が好きになれませんでした。
扉は閉ざされたまま (ノン・ノベル) Amazon書評・レビュー: 扉は閉ざされたまま (ノン・ノベル)より
4396207972
No.4
(3pt)

ちょっと冗長

この中身でこのページ数はちょっと長いかも?ひっぱるプロットは良かったと思うけど…ワンアイデアの短編なら緊迫感あってよかったかも
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4396207972
No.3
(1pt)

非常識

登場人物の行動があまりに非常識すぎるのが気になってあまり楽しめなかった。
扉は閉ざされたまま (ノン・ノベル) Amazon書評・レビュー: 扉は閉ざされたまま (ノン・ノベル)より
4396207972
No.2
(2pt)

穴がありすぎるロジック

一部で高評価を得ているようだが、まったく面白く感じられなかった。曖昧なロジックをレトリックでごまかしているような印象を受けた。唯一感心したのはウィスキーの手がかりだけだった。そのほかの手がかりはどうとでも解釈できるように思う。特に、人がどのような行動をとるのが「自然」かということに基づく論理が多すぎるのがよくないと感じた。推理に対する反例となる自然な行動をいくつも思いつけた。この作品が倒叙ものでなかったら、推理に疑問を感じる読者がもっと多くなったかもしれない。犯人像や、犯人vs探偵の心理戦は漫画『デスノート』の安易な模倣としか思えない。犯人の動機も、人を助けるために人を殺すというのはナンセンスとしか思えなかった。しかも犯人は罰せられないかもしれない結末になっているので、どんな理由であれ人を殺すのは罪と思っている自分には不快だった。作者はこの犯人を本当に高潔だと感じているのだろうか?もしそうだとしたら作者の倫理観には賛同できない。最初から最後まで密室が開かれないという試みのほかは見るべきものがない作品だと思った。
扉は閉ざされたまま (ノン・ノベル) Amazon書評・レビュー: 扉は閉ざされたまま (ノン・ノベル)より
4396207972
No.1
(4pt)

たまには倒叙ものも

内容紹介を読めばお分かりの通り、倒叙ものです。倒叙もの、というのは「刑事コロンボ」のように最初から犯人が分かっており、完璧と思われた犯行が、探偵役によって徐々に明かされていく形式のものです。はじめに犯人側が描かれるので、犯人に感情移入してしまいます。犯行が完璧であればある程、犯行が暴かれた際の驚きが大きく面白いです。本作の場合、初めから「あ~あ」と思うことがあるのですが、それではなく(私としては)意外なことがきっかけで、探偵役の疑いが濃くなっていきます。探偵と犯人の微妙な関係が良い感じです。
扉は閉ざされたまま (ノン・ノベル) Amazon書評・レビュー: 扉は閉ざされたまま (ノン・ノベル)より
4396207972