扉は閉ざされたまま

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扉は閉ざされたままの評価:

3.24/5点 レビュー 89件。 A ランク

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平均点3.24pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全140件 81〜100 5/7ページ
No.60
(2pt)

動機もさることながら

今さら言うことではないのだけれども、いわゆる倒叙モノである以上、主人公が完全犯罪を目指すというのは必定であるべきだが、そもそも犯罪計画に穴がありすぎる。
この作品が最初に世に出た当時から感じていたのだが、この作家、理系の割に毒物や薬物の取り扱いが杜撰というにも程がありこの傾向は未だに変わっていない。

この作品での例をわかりやすくかつ極端にいえば、これから開腹手術を受けなければいけない患者に向かって「麻酔医が急用で来れなくなったので、代わりにこれ呑んでおいて」といって睡眠導入剤を渡すようなものである。
こんなでたらめな犯罪計画があったものだろうか?

ついでにいうと、文庫版で後付けの言い訳だらだらもこの作品にとっては「改悪」としか言いようがない。
せっかくの、ある意味作者としてもこれがやりたかったんだろうな、とでもいうべき画期的なエンディングが台無しである。

とか言っておいて、なんだかんだで作者の作品はこれまで全部読んできてしまった。
最近でもあきれて口あんぐりというような作品を高頻度で世に送っている作家だが、最近ではそれが癖になってやめられなくなってきている。
石持依存症の宿痾は根深い。
扉は閉ざされたまま (祥伝社文庫) Amazon書評・レビュー: 扉は閉ざされたまま (祥伝社文庫)より
4396334060
No.59
(2pt)

動機もさることながら

今さら言うことではないのだけれども、いわゆる倒叙モノである以上、主人公が完全犯罪を目指すというのは必定であるべきだが、そもそも犯罪計画に穴がありすぎる。
この作品が最初に世に出た当時から感じていたのだが、この作家、理系の割に毒物や薬物の取り扱いが杜撰というにも程がありこの傾向は未だに変わっていない。

この作品での例をわかりやすくかつ極端にいえば、これから開腹手術を受けなければいけない患者に向かって「麻酔医が急用で来れなくなったので、代わりにこれ呑んでおいて」といって睡眠導入剤を渡すようなものである。
こんなでたらめな犯罪計画があったものだろうか?

ついでにいうと、文庫版で後付けの言い訳だらだらもこの作品にとっては「改悪」としか言いようがない。
せっかくの、ある意味作者としてもこれがやりたかったんだろうな、とでもいうべき画期的なエンディングが台無しである。

とか言っておいて、なんだかんだで作者の作品はこれまで全部読んできてしまった。
最近でもあきれて口あんぐりというような作品を高頻度で世に送っている作家だが、最近ではそれが癖になってやめられなくなってきている。
石持依存症の宿痾は根深い。
扉は閉ざされたまま (ノン・ノベル) Amazon書評・レビュー: 扉は閉ざされたまま (ノン・ノベル)より
4396207972
No.58
(4pt)

扉は開かれても、真実は闇の中

大学サークルの同窓会で再開した7人。そのうちの2人は、この機会を待ちわびていた。扉が開かれたとき、それぞれの想いは成就する…

箱庭的な空間で行われる密室殺人。スケールの大きさはないが、巧い劇団のお芝居を観ているような感覚で、楽しめた。
主人公=犯人の視線で描かれているため、自然と「訳の分からないままに」犯罪者に肩入れして読み進めることになった。にもかかわらず、不思議と不快な感じはしなかった。それはたぶん、主人公が論理的な思考と、殺人者ながらも孤高の倫理観を持っていたから。なおかつ、それらが私自身のそれと、近いものだったからなのかも知れない。

こちらのレビューでの評価は芳しくないようだが、なかなか良くできていると思う。舞台設定と心理の掛け合わせが巧み。動機が「弱い」というご指摘もあるが、僕自身は「あり得るかも」と感じて「しまった」。
あえてケチを付けようと思えば、指摘できる点がなくもない。だが、筋は整いすぎるほど整っている。
他の「このミス」ランクイン作品の中にも、絶対にあり得ないネタ・オチ・動機のものが散見される。それらをみた後では、この作品の矛盾点は些細なもので、全く問題ないレベルだと私には思われる。

個人的には、なかなか良くできた娯楽ミステリーであると思うので、★4つ。なかなか良かった。
でも「頭脳戦」ではないかな? 彼女は、ただ淡々と、真実を追究しただけなのだから。
扉は閉ざされたまま (ノン・ノベル) Amazon書評・レビュー: 扉は閉ざされたまま (ノン・ノベル)より
4396207972
No.57
(4pt)

扉は開かれても、真実は闇の中

大学サークルの同窓会で再開した7人。そのうちの2人は、この機会を待ちわびていた。扉が開かれたとき、それぞれの想いは成就する…

箱庭的な空間で行われる密室殺人。スケールの大きさはないが、巧い劇団のお芝居を観ているような感覚で、楽しめた。
主人公=犯人の視線で描かれているため、自然と「訳の分からないままに」犯罪者に肩入れして読み進めることになった。にもかかわらず、不思議と不快な感じはしなかった。それはたぶん、主人公が論理的な思考と、殺人者ながらも孤高の倫理観を持っていたから。なおかつ、それらが私自身のそれと、近いものだったからなのかも知れない。

こちらのレビューでの評価は芳しくないようだが、なかなか良くできていると思う。舞台設定と心理の掛け合わせが巧み。動機が「弱い」というご指摘もあるが、僕自身は「あり得るかも」と感じて「しまった」。
あえてケチを付けようと思えば、指摘できる点がなくもない。だが、筋は整いすぎるほど整っている。
他の「このミス」ランクイン作品の中にも、絶対にあり得ないネタ・オチ・動機のものが散見される。それらをみた後では、この作品の矛盾点は些細なもので、全く問題ないレベルだと私には思われる。

個人的には、なかなか良くできた娯楽ミステリーであると思うので、★4つ。なかなか良かった。
でも「頭脳戦」ではないかな? 彼女は、ただ淡々と、真実を追究しただけなのだから。
扉は閉ざされたまま (祥伝社文庫) Amazon書評・レビュー: 扉は閉ざされたまま (祥伝社文庫)より
4396334060
No.56
(2pt)

倒述ミステリー

叙述ミステリーが好きなので、倒述ミステリーも好きかもと思い、読んでみました。
何より石持浅海さんが大好きなので。

結果、合わなかったです。特に手に汗握らないし、最初から犯人が判っているというのは続きを読む気が失せるかな、と…。
でも、梯子を使って部屋を覗く所とラストは良かったです!
扉は閉ざされたまま (ノン・ノベル) Amazon書評・レビュー: 扉は閉ざされたまま (ノン・ノベル)より
4396207972
No.55
(2pt)

倒述ミステリー

叙述ミステリーが好きなので、倒述ミステリーも好きかもと思い、読んでみました。
何より石持浅海さんが大好きなので。

結果、合わなかったです。特に手に汗握らないし、最初から犯人が判っているというのは続きを読む気が失せるかな、と…。
でも、梯子を使って部屋を覗く所とラストは良かったです!
扉は閉ざされたまま (祥伝社文庫) Amazon書評・レビュー: 扉は閉ざされたまま (祥伝社文庫)より
4396334060
No.54
(1pt)

高評価は小学生?

大人を納得させるレベルじゃないな。私が犯人なら、いくらでも言い逃れられる。ミステリだから動機うんぬんは問いませんが、最後にずる賢い取引を持ち掛けるキャラと、稚拙な推理が相容れない。このミスは既にお子様のものですか。
扉は閉ざされたまま (ノン・ノベル) Amazon書評・レビュー: 扉は閉ざされたまま (ノン・ノベル)より
4396207972
No.53
(1pt)

高評価は小学生?

大人を納得させるレベルじゃないな。私が犯人なら、いくらでも言い逃れられる。ミステリだから動機うんぬんは問いませんが、最後にずる賢い取引を持ち掛けるキャラと、稚拙な推理が相容れない。このミスは既にお子様のものですか。
扉は閉ざされたまま (祥伝社文庫) Amazon書評・レビュー: 扉は閉ざされたまま (祥伝社文庫)より
4396334060
No.52
(3pt)

動機がなー・・・

密室物を倒叙スタイルでやる趣向は面白いんだけど、動機がなー…。まさかこの理由で人は殺さんだろーと思いながらどんでん返しを期待して読んでたんだが、まさかのそのままの動機。もったいない。他は面白いのに。
扉は閉ざされたまま (ノン・ノベル) Amazon書評・レビュー: 扉は閉ざされたまま (ノン・ノベル)より
4396207972
No.51
(3pt)

動機がなー・・・

密室物を倒叙スタイルでやる趣向は面白いんだけど、動機がなー…。まさかこの理由で人は殺さんだろーと思いながらどんでん返しを期待して読んでたんだが、まさかのそのままの動機。もったいない。他は面白いのに。
扉は閉ざされたまま (祥伝社文庫) Amazon書評・レビュー: 扉は閉ざされたまま (祥伝社文庫)より
4396334060
No.50
(4pt)

使命感からの犯行と切れ味のある頭脳戦

半クローズドサークルでの密室殺人と,倒叙法での犯人と探偵役の頭脳戦.
この作品のキーポイントは犯行発覚を遅らせることに対する犯人は異常なほどの執着である.
犯罪の隠蔽という点で考えれば,あまり意味のなさそうなことにこだわりを見せる犯人の真意はなかなか見えてこないが,
最後に明かされる真相はなかなかに重みがあり,
クールに見える犯人の使命感,潔癖さ,情熱が表現されている.
また,探偵役との高いレベルで拮抗した頭脳同士のやり取りもなかなかよくできている.
合理的な回答というだけはなく,心理まで読んだ頭脳戦は読み応え十分.
最後に真相にたどり着いた探偵役のとる行動にも
傑出した頭脳を持つ人間ならではの駆け引きや割り切りのよさが表れている.
展開やキャラクターのリアリティという点ではやや難はあるが,十分楽しめる作品.
扉は閉ざされたまま (ノン・ノベル) Amazon書評・レビュー: 扉は閉ざされたまま (ノン・ノベル)より
4396207972
No.49
(4pt)

使命感からの犯行と切れ味のある頭脳戦

半クローズドサークルでの密室殺人と,倒叙法での犯人と探偵役の頭脳戦.
この作品のキーポイントは犯行発覚を遅らせることに対する犯人は異常なほどの執着である.
犯罪の隠蔽という点で考えれば,あまり意味のなさそうなことにこだわりを見せる犯人の真意はなかなか見えてこないが,
最後に明かされる真相はなかなかに重みがあり,
クールに見える犯人の使命感,潔癖さ,情熱が表現されている.
また,探偵役との高いレベルで拮抗した頭脳同士のやり取りもなかなかよくできている.
合理的な回答というだけはなく,心理まで読んだ頭脳戦は読み応え十分.
最後に真相にたどり着いた探偵役のとる行動にも
傑出した頭脳を持つ人間ならではの駆け引きや割り切りのよさが表れている.
展開やキャラクターのリアリティという点ではやや難はあるが,十分楽しめる作品.
扉は閉ざされたまま (祥伝社文庫) Amazon書評・レビュー: 扉は閉ざされたまま (祥伝社文庫)より
4396334060
No.48
(4pt)

安楽椅子探偵役が若い女性という、若人にとっては、なかなかぐっと来る設定。

本格ミステリー小説。安楽椅子探偵役が若い女性という、若人にとっては、なかなかぐっと来る設定。探偵役が事件現場にいるにもかかわらず、現場を一切見ることなく、周りからの情報だけで、すべてを論破する。とてもステキ。
犯人の視点から語られ、なかなか手に汗握る展開を味わえる。読み手は、犯人を知っているから、不自然に思う言動も、犯人を知らないと仮定したらきっと、不自然じゃないよね。。そうだよね??、、でもやっぱりちょっと不自然かも?
犯人の動機は、最後にわかるのだが、その辺も本格ミステリの定石である。なーるほど・ザ・ミステリ、な展開である。「きっとあの話って、ぜんぜん関係ないのにクローズアップされているから、動機に関係あるんだろうなぁ」とは、思うのだが、具体的な内容はわからなかった。伏線をきちんと張ってあるため、後から見て、ふむふむ。
キャラクターも6人すべてが、細かく描かれており、世界に入り込みやすいのもマル。最後の終わり方もひとひねりあってマル。シリーズ化できそうな予感。
扉は閉ざされたまま (ノン・ノベル) Amazon書評・レビュー: 扉は閉ざされたまま (ノン・ノベル)より
4396207972
No.47
(4pt)

安楽椅子探偵役が若い女性という、若人にとっては、なかなかぐっと来る設定。

本格ミステリー小説。安楽椅子探偵役が若い女性という、若人にとっては、なかなかぐっと来る設定。探偵役が事件現場にいるにもかかわらず、現場を一切見ることなく、周りからの情報だけで、すべてを論破する。とてもステキ。
犯人の視点から語られ、なかなか手に汗握る展開を味わえる。読み手は、犯人を知っているから、不自然に思う言動も、犯人を知らないと仮定したらきっと、不自然じゃないよね。。そうだよね??、、でもやっぱりちょっと不自然かも?
犯人の動機は、最後にわかるのだが、その辺も本格ミステリの定石である。なーるほど・ザ・ミステリ、な展開である。「きっとあの話って、ぜんぜん関係ないのにクローズアップされているから、動機に関係あるんだろうなぁ」とは、思うのだが、具体的な内容はわからなかった。伏線をきちんと張ってあるため、後から見て、ふむふむ。
キャラクターも6人すべてが、細かく描かれており、世界に入り込みやすいのもマル。最後の終わり方もひとひねりあってマル。シリーズ化できそうな予感。
扉は閉ざされたまま (祥伝社文庫) Amazon書評・レビュー: 扉は閉ざされたまま (祥伝社文庫)より
4396334060
No.46
(3pt)

違和感

探偵役が徹底的な論理的思考で犯人を追い詰め、犯人も負けじと論理的思考で
追求を回避し続ける、というチェスのような展開。
しかし、遂に「チェック・メイト」って時の探偵役の女性の心理が気持ち悪い。
口説くために追い詰めたんか?っていう違和感が残った。
ああいうクローズドなら、犯人を追い詰める必要がないので、むしろ、
「証拠を黙って消していく不気味な存在」として、彼女を暗躍させたら恐怖で面白かったかも。
動機も含めてリアリティが足りないので、読後は紙芝居を聞かされたような感じ。
探偵役の女性の気持ち悪さ、動機のリアリティの無さ等は度外視して、
追う者と追われる者の対決を、かる〜く読みたいならそれなりに楽しめると思う。
扉は閉ざされたまま (祥伝社文庫) Amazon書評・レビュー: 扉は閉ざされたまま (祥伝社文庫)より
4396334060
No.45
(3pt)

違和感

探偵役が徹底的な論理的思考で犯人を追い詰め、犯人も負けじと論理的思考で
追求を回避し続ける、というチェスのような展開。
しかし、遂に「チェック・メイト」って時の探偵役の女性の心理が気持ち悪い。
口説くために追い詰めたんか?っていう違和感が残った。
ああいうクローズドなら、犯人を追い詰める必要がないので、むしろ、
「証拠を黙って消していく不気味な存在」として、彼女を暗躍させたら恐怖で面白かったかも。
動機も含めてリアリティが足りないので、読後は紙芝居を聞かされたような感じ。
探偵役の女性の気持ち悪さ、動機のリアリティの無さ等は度外視して、
追う者と追われる者の対決を、かる〜く読みたいならそれなりに楽しめると思う。
扉は閉ざされたまま (ノン・ノベル) Amazon書評・レビュー: 扉は閉ざされたまま (ノン・ノベル)より
4396207972
No.44
(4pt)

“密室”の扉を破壊するのは非常識!?

倒叙形式ではありながら、犯人の動機は伏せられたたまま、物語が進行します。
犯行現場となった部屋は密室にされ、犯人以外の関係者は、被害者の生死も確認できず、
また、確認しようにも、歴史的価値のあるドアとセキュリティシステムが施された窓のため、
それらを破壊し、進入することも躊躇われるという状況設定がなされています。
そして本作のキモは、なぜか犯人が密室を維持し続け、死体の
発見を遅延させようと、関係者を誘導しているところにあります。
普通の密室ミステリなら、密室を破る場面が序盤に置かれますが、おそらく
本作ではそれを転倒させることによって異化効果を図ったのだと思われます。
そのために、本作の特異で独善的な動機が案出されたのでしょう。
犯人の些細なミスを見逃さず、それに基づいて真相を導き出す探偵役の推理は
鮮やかですが、本作の場合、他殺と想定した時点で、犯人をほぼ特定できる、
というのが残念(まあ、犯人当てではないので仕方ないですが)。
扉は閉ざされたまま (ノン・ノベル) Amazon書評・レビュー: 扉は閉ざされたまま (ノン・ノベル)より
4396207972
No.43
(4pt)

できるだけ長く“密室”のままで

倒叙形式ではありながら、犯人の動機は伏せられたたまま、物語が進行します。
犯行現場となった部屋は密室にされ、犯人以外の関係者は、被害者の生死も確認できず、
また、確認しようにも、歴史的価値のあるドアとセキュリティシステムが施された窓のため、
それらを破壊し、進入することも躊躇われるという状況設定がなされています。
そして本作のキモは、なぜか犯人が密室を維持し続け、死体の
発見を遅延させようと、関係者を誘導しているところにあります。
普通の密室ミステリなら、密室を破る場面が序盤に置かれますが、おそらく
本作ではそれを転倒させることによって異化効果を図ったのだと思われます。
そのために、本作の特異で独善的な動機が案出されたのでしょう。
犯人の些細なミスを見逃さず、それに基づいて真相を導き出す探偵役の推理は
鮮やかですが、本作の場合、他殺と想定した時点で、犯人をほぼ特定できる、
というのが残念(まあ、犯人当てではないので仕方ないですが)。
扉は閉ざされたまま (祥伝社文庫) Amazon書評・レビュー: 扉は閉ざされたまま (祥伝社文庫)より
4396334060
No.42
(4pt)

優佳に嫉妬

このミス2006年の二位にランクインされていたので読んでみた。とにかく優佳の推理がすごい。
最初はただの脇役かと思ったら探偵役でした。
筆者の伏線をことごとく拾っては論理を展開していく。
なぜそんな発想が出来るのか嫉妬してしまうほど
説得力のある推理をしてくれる。
この人にお近づきになりたい、読み終わった後そんな
気持ちになった。
ただ、残念だったのは殺人の動機と最後の終わり方。
動機は納得できないし、最後の終わり方も読み手の
想像にお任せします的な感じだった。
それでも最後までテンポも良く、読んで良かった!
と思える作品だった。
扉は閉ざされたまま (ノン・ノベル) Amazon書評・レビュー: 扉は閉ざされたまま (ノン・ノベル)より
4396207972
No.41
(3pt)

軽く読める本格ミステリー

犯人が主人公の倒叙ミステリー。
冒頭がいきなり犯行シーンで、しかしその動機だけが分からないまま、
そこでいったんシャッターが下ろされて第一章が幕を開ける―という、
あの人気ドラマ「古畑任三郎」のような構成。
犯人と相対する「探偵役」には彼の後輩のとてつもなく頭が切れる女性が登場し、
他の登場人物の誰もが気づかない「密室殺人の謎」に挑んでゆく。
絶対に悟られたくない犯人と真実に徐々に近づいてゆく彼女の攻防は、
なかなかの神経戦で面白い・・・はずなのだが・・・、
本来なら緊迫の場面なのに、何かが足りないと言うか。
ドキドキしない、煽られない、感情移入出来ない、残念ながらどうにも最後まで傍観者にしかなれなかった。
犯人も後輩の彼女も妙に「出来すぎ」で、人間味が感じられないのが大きな原因だったと思う。
そういう要素を抜きにしてただミステリーを楽しむという意味ではそこそこに面白い作品なのだろうが。
もっとドロドロした、人間の「悪」の部分が出た作品が好きな自分には、なんだかちょっと味気なく感じてしまった。
扉は閉ざされたまま (祥伝社文庫) Amazon書評・レビュー: 扉は閉ざされたまま (祥伝社文庫)より
4396334060