イン・ザ・メガチャーチ

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評判

イン・ザ・メガチャーチの評価:

3.90/5点 レビュー 304件。 C ランク

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平均点3.90pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全304件 221〜240 12/16ページ
No.84
(5pt)

正解のない中で何を正解とするのかを生々しく考えさせられる本

『ファンダムマーケティング (著:高野 修平氏)』の読了直後に読んだので、仕掛ける側のリアルさが増して読むことができたせいか面白いを越えて怖さを感じる本でした。

久保田の人生も、澄香の人生も、すみちゃんの人生も、
国見の人生も正解とも言い切れない人生ですが、否定するような人生でもなく、
視野を広く持つよりも狭く持つ方が確かに幸せなのかもといろいろ考えさせらせました。

行動の度合いにより周囲からの軽蔑を受けることもあるとは思いますが、
それを気にして何もしないのか、行動して内側で燃え尽きるまで没頭するのか。

どちらの人生が楽しいのだろうかを考えてしまいます。

個人的には国見のコメントで
「昔は間違えなければ正解に辿り着けたが、今はただの間違えなかった人。何も残らないただの間違えなかった人」
的な発言がありましたが、
本当そうですよね。。。

物語も何もない、ただの間違えなかった人にはなりたくないなと思いつつ、
視野の狭さで回りがみえなくなるのも避けたいと思いつつ、
そんな絶妙なバランスが正解でもないのだろうなと思いつつ、
結局、熱狂と没頭の中で他人への思いやりをどこまで保てるかという事なのでしょうかね???

良い本でした。
(映像化希望です ※最後のシーンが凄い良さげ)
イン・ザ・メガチャーチ Amazon書評・レビュー: イン・ザ・メガチャーチより
4296121049
No.83
(5pt)

推しがいると人生が楽しい

Youtubeのお勧め本として紹介されていたので読了。メガチャーチというコトバを初めて知りました。メガチャーチとは、一度の礼拝に2,000人以上が集まる巨大なプロテスタント教会のことらしい。このタイトルの意味合いは内容を読むと上手いネーミングだと分かる。アイドル目線、アイドル推しの古参目線、アイドル推しの新人目線、プロデューサー目線のそれぞれの視点で、物語が進み、微妙に点と点が線で繋がる。日本の闇にも切り込んでいるのも興味深い。それぞれの立場の想いに共感できて凄く面白い。なお、自分は推し新人側が8割、プロデューサー側(≒仕事している50代目線という意味)2割なので本作品を楽しめました。推しがいると本当に人生が楽しいですね。
イン・ザ・メガチャーチ Amazon書評・レビュー: イン・ザ・メガチャーチより
4296121049
No.82
(5pt)

自分自身と重ね合わせて

自分自身kpopの押し活をしているので、ほんとその通り!!って思うところが沢山あって、推し活をしてない人との感想とはまた違う部分があるかもしれない。でも、本当によく調べてあって感心した。自分と重ね合わせながら読み進めていったが、最後は…。
読み終わった後も色々と考えさせられる深い作品だと思う。
イン・ザ・メガチャーチ Amazon書評・レビュー: イン・ザ・メガチャーチより
4296121049
No.81
(5pt)

25年に読んだ本で1番!

物語に引き込まれた
イン・ザ・メガチャーチ Amazon書評・レビュー: イン・ザ・メガチャーチより
4296121049
No.80
(4pt)

現代への洞察が光る一冊。人物のリアリティには共感できず。

各章、登場人物の視点に区切られていて、読みやすい。後半は勢いがあり、一気に読める面白さがあった。

風刺のような現実的なテーマで、マーケティングのビジネス書的な側面も感じる。事象が深掘りされていて、学びある観点も多い。
一方、登場人物の心理については、ご都合的な部分を多く感じる。男性が想像した女性像、という印象が強い。表面的で、リアリティを感じられない。
リアリティがあるストーリーの中で、そこに違和感を感じ、個人の好みとしては星4です。
イン・ザ・メガチャーチ Amazon書評・レビュー: イン・ザ・メガチャーチより
4296121049
No.79
(5pt)

冷徹に描かれた三者三様の視点

●人が自分の判断基準を変えるには物語が必須であるという。物語という旗がありそれに向かえば視野
狭窄が起こる。その結果人は己の判断基準を変え、ひいては行動変容に至る。その理論構築の物語は多
層構造である。
 微に入り細を穿つ濃密かつ執拗な(くどい)筆力は、まるで読者までも巻き込もうとしている磁力の
様。容赦ない徹底した掘り下げ方は、余韻を残す優しさなど微塵も感じられない。穿った見方をすれば、
著者はおそらくそれ程人間を好きではないのかもしれない。優しさが響いてこない筆致である。人間な
んてこんなものだと突き放した冷めた目で見ている気がしてならない。

 三者三様の人間ドラマで、心情は理解できるものの何故か心に響かず、琴線に触れない。どの人物の
視点にも共感できなかった。偏差値の高い人がインタビューと文献と思弁で創り上げた人物構築の印象。
残念ながら彼らの物語では夢は見られなかった。
イン・ザ・メガチャーチ Amazon書評・レビュー: イン・ザ・メガチャーチより
4296121049
No.78
(3pt)

人間依存症の人たち(途中からネタバレあります)

推し活(男性アイドル)にハマる人、推し活を仕掛ける側の人、双方の立場から現代の推し活をめぐる社会情勢を分析した小説で、推し活界隈の知識と筆者の分析力が素晴らしく、登場人物の心情と絡めて読者に読ませる力量はさすがだと思います。
 
 ただ面白いのですが、主な登場人物の三人が皆、心に人間関係の不安を抱えていて、その心理描写が身につまされることもあり、「読んでいて辛いな」と思いました。前作「生殖記」ではLGBT問題の当事者の心情やそれに関する社会の変容を分析していましたが、「語り部」がフラットで傍観者的な立ち位置だったこともあり、ユーモアを感じながら読むことが出来ました。

 しかし、今回は延々と人間関係に悩む主要な3人の登場人物の心情が続きます。序盤は良いのですが展開的にも後半からしんどいです。<ネタバレ>になりますが、主要な登場人物の一人、久保田慶彦(47歳バツイチ)は孤独感にさいなまれ、誰かと友達といえる関係になりたいと行動しますが失敗します。そして最後にまた自分の思いをぶつける相手を見つけるのですが、それはもうストーカー的な一方通行の思いです。たとえ実の娘であっても。

 他の主要な登場人物二人にしてもそうですが、深い人間関係を望みすぎです。作中では自分のすべてを使い切らないと幸せになれないと書かれていますが、ようは人間依存症です。熱狂的な信徒(ファン)になってドーパミン(快楽物質)が出てそれ無しでは生きてはいけなくなる。でも、それだと長続きしません。人間が幸せになるにはオキシトシン(穏やかな幸福物質)が必要です。別に人間関係密にしなくても、ちょっとした関わりの人に笑顔で挨拶したり、し返されるような、そんな浅い関係で心は満たされるように人間は出来ています。

 また、犬や猫などのペットを飼ったり、絵画や小物づくりなど一人で出来る趣味に没頭するのもいいです。筆者が言いたい事とはズレているかもしれませんが、救いがない結末だなと感じたのでこんなことを思いました。
イン・ザ・メガチャーチ Amazon書評・レビュー: イン・ザ・メガチャーチより
4296121049
No.77
(3pt)

推し活の学習には向いている

推し活の構造について説明するセリフが、長いし読みにくい。
善意を冷笑する感じは政治的に受け入れられない。
陰謀論のパートは解像度が低いし、物語としても不要に感じる。
感覚を分裂させ並記するのは、直木賞作家だとしても反則。
イン・ザ・メガチャーチ Amazon書評・レビュー: イン・ザ・メガチャーチより
4296121049
No.76
(2pt)

誰にも共感できない虚しさ

朝井リョウは期待度100%の作家だが、この作品は残念としか言えない。
時代の翳りを切り取る。
そこはさすが浅井流。
しかし登場人物の誰にも共感できない。短縮されたネット用語の羅列にうんざり。
ここまで物語作りに失敗するのは珍しい。朝井リョウは話題性だけで撃沈してしまった。
イン・ザ・メガチャーチ Amazon書評・レビュー: イン・ザ・メガチャーチより
4296121049
No.75
(5pt)

推し活否定の本ではない

グローバル化が進み解像度が上がる社会では、真面目で感受性が強い人ほど生きづらい。推し活は最後の砦なのかもしれない。

搾取の構造を理解した上でメガチャーチに捧げる覚悟ならば、そんな人生も全然有りかと。最適解など、この世界のどこにも無いのだから。
イン・ザ・メガチャーチ Amazon書評・レビュー: イン・ザ・メガチャーチより
4296121049
No.74
(5pt)

盲信であることと宗教を信じること

視野の広さというのが人間にどのように作用するのかが、実体験とも重なりとても学びになりました。
小説を読みながら現代における盲信的な行動と宗教的な行動の共通点を想起させられました。
イン・ザ・メガチャーチ Amazon書評・レビュー: イン・ザ・メガチャーチより
4296121049
No.73
(5pt)

解像度の高さ

解像度の高さに脱帽です!
おじさんもつらいのですよ…
イン・ザ・メガチャーチ Amazon書評・レビュー: イン・ザ・メガチャーチより
4296121049
No.72
(4pt)

澄香のモノローグ

留学してチャーチマーケティングの研究をする学友は、教会のコミュニティ形成のプロセスや集金システムの是非を高らかに語る。はたまた世界平和や環境問題にまで視野を広げ、世界を正しく真っ当に捉える。その背後で、推し活に専念する澄香のモノローグがある。「正誤を気にして揺るがない真実を求めることに苦心することは、結局そういう物語に取り込まれているだけだ。/ 結局誰だって、信じる物語を決めて生きているだけだ。」
ここで澄香は、自身の信じる物語を相対的に捉えている。少なくともその点だけでいえば、澄香は学友よりも世界を真っ当に捉えているように思える(あるいはそれが私が信じている物語か)。
この場面は著者が力を入れた箇所のひとつではないかと感じた。
イン・ザ・メガチャーチ Amazon書評・レビュー: イン・ザ・メガチャーチより
4296121049
No.71
(5pt)

【ネタバレ有り】読了後にふと、父親が

読み終わったあと、あれ?スミカの父親も、自分の娘の推し活をしてただけなんでは…と気付いてしまった。
ファンダム(推し活)では、自分の推し(アイドルなど)の生活や人生が輝くようにとファンがグッズやCDなどを大量に購入しお金を投下する。本の中では自分の生活を切り詰めてまで、お金を投下する姿も描かれていた。
スミカの父親も、育児にほとんど参加できなかったことを後悔しながらも、今自分がスミカにできる支援である留学資金の提供を通じて、なんとか自分の立場や人生を肯定しようとしている。親子関係ということを除けば、これはファンダムの構造と本質的に変わらないのではと思った。

Xで「コミュ障は金を出したがる」という言葉を見たことがある。家族としての縁がほとんど切れた父親に娘が会いに行き、帰り道に交通費という名目で大金を持たされる…という文脈での言葉である。

人と人との関係性で築かれる信頼関係や好意というものは、本来なら互いの人生の時間や心の交流がしっかりと必要なものである。この労力をお金で代替してすべて解決しようとすることが、ファンダム経済なのかもしれない。
イン・ザ・メガチャーチ Amazon書評・レビュー: イン・ザ・メガチャーチより
4296121049
No.70
(4pt)

面白いけど説明し過ぎでは?

とても面白く興味深い作品ではあるのだけど、登場人物があまりに「読者に対して」説明し過ぎでは?
特にタイトルになっている「メガチャーチ」について語る部分は若干興ざめした。
イン・ザ・メガチャーチ Amazon書評・レビュー: イン・ザ・メガチャーチより
4296121049
No.69
(3pt)

複雑

面白い。最後まで読みたくなる。共感もできるし、理解もできる。終わりにたどり着いたときの納得もある。でも、救いはない。
イン・ザ・メガチャーチ Amazon書評・レビュー: イン・ザ・メガチャーチより
4296121049
No.68
(1pt)

浅井リョウの手掛ける「ストーリー」にはハマれませんでした

推し活や◯◯界隈に関する説明箇所が多すぎて没入できず、エンタメとしては自分の期待に届かずでした。

(終盤近くで、主人公の1人が近くで雑談しているクラスメイトの会話から「チャーチマーケティングとは…」という、本書のタイトルのネタバラシにも通じる部分を耳にしている描写はあまりにも不自然でした)

解像度の高さをエンタメで追求せずとも良い。

推し活のファン獲得、お金を落とす手法にナラティブの力が使われている、というのはある意味「なるほどなー」と読み進めましたが、その割にはデビューが決定したグループのあるメンバーの人気を押し上げるためにその力が使われる描写がほぼなく、人気が出たキッカケとして触れられていたのは同僚が仕込みでYouTubeに投稿した紹介動画ぐらい。

主人公、脚本作りのスキルを期待されてチームに招かれたのにほとんど何もしてないよね…?

ストーリーの力強さ、人の視野を狭める怖さ(あるいは救い)を伝えたいのであれば、ファンが知らず知らずのうちにストーリーに組み込まれ、熱狂していく様をもう少し分かりやすく見てみたかった。

一番違和感があったのは、老若男女が手に取る端末を「携帯」としていたこと。
いや、そこは「スマホ」でないか?

アラフィフのオジさんが「携帯」とするなら分かりますが、女子大生は「携帯」ってコトバ、今の時代に使うんでしょうか…

著者の価値観が登場人物に反映されすぎているように見えてしまいました。
イン・ザ・メガチャーチ Amazon書評・レビュー: イン・ザ・メガチャーチより
4296121049
No.67
(5pt)

推し活の光と闇

推し活やカルト宗教に依存症的にのめり込む者たちの
視野狭窄と思考停止がもたらす不気味な幸福感

それを格好のビジネスチャンスとして利用する者たちの
熱狂を生む物語でファンダムを思いのままに踊らせる快感

その両者が交錯するラストに震撼!

昨今、もてはやされ加熱する推し活ブームの闇とコアを鋭く抉り出した傑作
そのうち映画化されそう
イン・ザ・メガチャーチ Amazon書評・レビュー: イン・ザ・メガチャーチより
4296121049
No.66
(4pt)

後半から勢いが付く作品

この作品でも、朝井リョウ特有の優れた女性心理の描写が、活き活きとした文章の流れを生み出している。
個人で行う「推し活」と、集団で行う「ファンダム」。ファンダムに属することで得られる生きやすさや、迷いのなさが鮮明に浮かび上がる。
後半に向かって一気に加速する展開は、相変わらず見事だ。
イン・ザ・メガチャーチ Amazon書評・レビュー: イン・ザ・メガチャーチより
4296121049
No.65
(1pt)

知ったかぶりしたいだけの物語

推し活というものを外から取材して推し活の作業の部分だけ解像度をあげることで推し活やオタクを知った気になれる物語。この本を書いた人も批評を書いている人も全員オタクじゃないのだろうなという感想しか出てこなかった。その証拠にファンダムという言葉は推し活という意味ではない。レビューでもそこを取り違えている人が非常に多い。この時点でこの物語はオタクの解像度がものすごく低いのに読んだ人はファンダムなどという言葉を使い自分はオタクを知った気になってしまうところがタチが悪い。実際に日本であったような事柄をエンタメの材料として取り上げていることも不快。そしてその人たちの主張を掘り下げることもせず安易に陰謀論と括って自分は批判されない安全な場所から他者を冷笑するような物語だった。ほら、俺ってオタクの解像度高いだろ?とオジサンにドヤられてる感じ。長い割に得るものが無かった。オタクはこんな事はしていないし考えてもいない。なんちゃってオタクファンタジーだと思って読めばいいと思う。
イン・ザ・メガチャーチ Amazon書評・レビュー: イン・ザ・メガチャーチより
4296121049