■スポンサードリンク
パンドラ'S ボックス
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
パンドラ'S ボックスの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.67pt |
■スポンサードリンク
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全6件 1~6 1/1ページ
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
本の状態は良好でした パンドラ’Sボックスは北森鴻さんの友達が書くならこの名前をつけても良いといった逸話があるんですよね 楽しんで 読みます | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
北森氏の鮎川賞受賞前の本格推理に掲載された短編やジュブナイルミステリー短編やアンソロジーに掲載された短編を纏めた初期短編集である。 各短編の後にはそれが書かれた経緯やその時の人生模様が愚痴連発で語られる長めのライナーノーツとも言うべきエッセイがセットになっている。 なかなか北森氏の作家らしいめんどくさそうな人柄がにじみ出てきて作家稼業の因果を感じさせる。 短編は本格ものや時代ものなどはっきり言ってバラバラ。統一感はない。 本書で北森氏が、物理トリックは苦手だと語っておられるように、同じ鮎川賞受賞作家でも新本格バリバリ路線の二階堂氏や芦部氏とは方向性が全く違うことがよく分かる短編集である。どちらかというとプロット型のブラックなどんでん返し主体の非本格推理路線が氏の持ち味だと実感できる。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
2000年にカッパノベルスとして出たものの文庫化。 落ち穂拾いといった感じの短編集。93年のデビューから99年までの短篇7本が収められている。 『本格推理1』に掲載された「仮面の遺書」は北森氏のデビュー作だが、すでにこのころからスタイルや雰囲気が確立されている。まあ、ファンの人には嬉しいのではないか。 そのほか『小説宝石』や『女性自身』に発表された短篇など。『小学三年生』連載のジュヴナイルも。なんというか、やっつけ仕事っぽいものも多いが、売れるようになる前の作家は大変だなと思う。 一編ごとに著者による解説+執筆当時の回想が挿入される。推理作家の生活や経済状態が赤裸々に描かれ、また毒舌が面白い。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
作家の初期短編集なのだけれども、説明は入らないかも知れない。作品だけで十分なのだ。作家にとっては作品が全てだと信じたい。どのように作ったかとかは、自分にとってはどうでも良いことなのだ。作品が面白ければ十分なのだ。 その点では、自分の中でフィットしなかった。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
作家の初期短編集なのだけれども、説明は入らないかも知れない。作品だけで十分なのだ。作家にとっては作品が全てだと信じたい。どのように作ったかとかは、自分にとってはどうでも良いことなのだ。作品が面白ければ十分なのだ。 その点では、自分の中でフィットしなかった。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
この短編集は、北村鴻氏の初期短編集です。 「蛍坂」の香菜里屋シリーズ、京都裏ミステリーのシリーズ、などに繋がっていく原型作品や当時、小学三年生という雑誌に連載していたシリーズなども収録、北村鴻氏の面目躍如の幅広いラインナップの初期短編集です。この一冊を読むと北森鴻の芸域の広さがよくわかります。軽いタッチのものから子供向け、そしてひねりのきいたトリッキーな一本があるかと思えば、がちがちの本格系もあり、本当に幅広いです。そしてどれも対象にあわせて楽しませるレベルをきっちり押さえています。職人的な見事さです。 特に、「躍る警官」という本書中の一作で、たとえデビューすぐくらいであっても、やはり本当に才能がある人は違うのだなという事が一発でわかりもします。こういうひねりのきいた短編ミステリをかける人であれば今後も外れはないだろうと確信させます。これはもう才能というしかないです。 そして、この本はそれだけではなく、読めば、北森鴻さんの人間性というか素顔が覗ける仕組みになっています。 というのも、実は、この本にはあとがきのような形と解説という形で一本ずつの作品に対して、著者自身がライナーノーツを書いてくれているのです。そして、それがかなり面白いのです。自分は、今まで北村鴻氏というのはもっとおとなしい感じの思索肌の人だと思っていたのですが、下請けでピンク記事からなんでも書く時代を経て今にいたっているという意外な経緯や、賞に出しては今ひとつで違う賞にまわしたり焼き直してヒット作にしたりという逞しさ、そしてまた何よりつとに明るく楽しいお人柄で出ていて、作品そのものとは違うところではありますが今迄以上にこの北森鴻という作家さんが好きになりました。 北森ファンなら、この一冊は是非手にとって読んでいただきたいです。 | ||||
| ||||
|
■スポンサードリンク
|
|
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!