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ゴッド・パズル 神の暗号
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ゴッド・パズル 神の暗号の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.00pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全1件 1~1 1/1ページ
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何の予備知識もなく読み始めましたが、こんな物語だったのですね?アプローチは異なりますが、似ていると言えばダン・ブラウン。 アメフトのスター選手であり将来を嘱望されていたマイク・ブリンクは或る日の試合で頭に怪我を負い、その脳の損傷をきっかけに「獲得性サヴァン症候群」と診断され、誰よりも早くパズルを解く才能を身につけてしまいます。(<共感覚>については我が国の柚月裕子の或る著作を、<映像記憶>と言えばリスベット・サランデルをすぐさま想起してしまいます(笑))そして彼はパズル作家への道を歩み始めますが、心理士のセサリー・モーゼスから、彼女の患者であり囚人でもあるジェス・プライスが作ったパズルを解いて欲しいと依頼されます。ジェスはボーイフレンドを殺害し有罪判決を受け、収監されていて今までに一度も口をきいたことがありませんでした。ジェスに会ったマイクはそのパズルを解き明かしますが、そこから或るメッセージが浮上してきます。それはジェスが犯した殺人事件には隠された真相があることを示唆していました。ここまでは、特異な主人公設定による普通のスリラーなのかと読み進めていましたが、事件現場となったセッジ館を調査し始めたマイクは、十三世紀の神秘家が作成した数字とヘブライ語が円形に並ぶ奇妙な暗号<神のパズル>に出会うことになります。そこから、ストーリーは予測不能な摩訶不思議なプロセスを辿り(ちょっとしたスリラーから歴史伝奇小説へと向かい、そこからまた・・・)、まあ物語を詳述するのはここまでにしておきましょう。 パズル、心理学、情報セキュリティ、骨董品鑑定、磁器人形と多くの蘊蓄を開陳しながら語られる「神の暗号」物語はどこへ向かったのか? 時に胡散臭い展開に困惑しながら(アクションもかなりご都合主義が目立ちます)、しかしストーリーは二転三転しつつ、バイナリー・コードとスピリチュアリティの邂逅が<量子ビット>へとエスカレーションする時、エンタメらしいキレのあるエンディングを迎えます。 □「ゴッド・パズル-神の暗号- “The Puzzle Master”」(ダニエル・トゥルッソーニ 早川書房) 2024/11/17。 | ||||
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