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誰が勇者を殺したか 預言の章
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誰が勇者を殺したか 預言の章の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.79pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
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本巻は第1巻開始前の物語であり、最後だけ第1巻のその後が描かれている。物語としては、第1巻で登場した「預言者」の回顧録を中心とした話であり、以前とは異なり「勇者」は概念的にしか関与してこない。 また、「逃げること」、「前に進むこと」が対比されて描かれており、戻ることの出来ない人生という旅路の中で、己の信念を貫き、立ち止まらず進み続ける「泥臭さ」が表現されている。 しかし、本巻の個人的な問題点を挙げるとすれば、第1巻の「勇者」は、なるべくしてなった「勇者」だった点が明かされたことだろう。言うなれば、「サラブレッド(血統が良い人)」だったのである。 愚直に努力すれば、時に「勇者」さえもなれることを前巻で示したにも関わらず、本巻では、「親」も「自身の将来に影響を与える要素」であることを示唆している。 作品全体に、結局、「家柄、両親の人柄やステータスって大事だよね」というメッセージが漂っており非常に後味が悪い。その為、本巻は蛇足なのではないかと思ってしまった。 | ||||
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