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了巷説百物語
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了巷説百物語の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.82pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全28件 1~20 1/2ページ
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特殊な技能を持った集団の、壮絶なバトル。本来、殺し合いを避けてきた「化け物遣い」たちが、やむを得ず殺し合いを展開する羽目になる。過去のシリーズに登場した人物も多く出てくる。それでも生き残るのは難しい。無傷なのは戦闘に関するスキルがまったくない男だった。 | ||||
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色々な場面に登場する”又市“のファンである私であるが、6巻の”巷説百物語”の7巻目にして最終巻のこの作品を最後に登場しなくなるのではなく、”数えずの井戸”のように他作品にも最後に登場するように、これからも新作にも登場して欲しい。 | ||||
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1回目は発売直後に読み十分楽しめましたが、シリーズの他の作品での事件や登場人物について、うろ覚えなものが多く、少し歯がゆい面もありました。 そこで2回目はシリーズ全話(『巷説』『前』『続』『後』『西』『遠』『了』を物語の時系列に沿って通しで読んでみました。各物語の時系列はネットで検索すればすぐに出てきます(例えばwikiの「巷説百物語シリーズ」など) すると、この『了』は、壮大な物語のクライマックスというか、本格推理小説の最後の謎解きの100ページのように、1回目の何倍も楽しく読めました。まさに最後に、オールスター総出演のシリーズ史上最高の傑作!という感じです。 そして、時系列で最後となる、『了』の最終章、『後』の最終章がより一層、感動的なものとなりました。 巷説シリーズ好きの方は、是非、全話を時系列で読み返してみることをお薦めします。 | ||||
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「遠巷説百物語」で大きな権力者と戦っているのは判っていたが、佐々木譲「英龍伝」の時期で敵対者が同じとは思わなかった。 百介については「後巷説百物語」で明治の百介が描かれていたので安心していた。 ここで「百鬼夜行シリーズ」(シリーズ全部読んではいないが)とつながるとは思わなかった。 読後に「怪と幽 vol.016」の年表をみたら未読本が結構あり、読みたくなる。 妖怪の明治での変遷は小松和彦「妖怪学新考」にもつながりそうな気がする。 憑物落としの行いは井上円了なのか。 | ||||
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ページ数は多いけど、Kindle本をAndroidのトークバックで音声読み上げしたらすぐ完読できた。 面白い内容やったけど、又市や百介の出番が全然なくて、それが残念やった。 | ||||
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このシリーズ 読み始めると全編よむまで気になって やめられません 登場人物の背景とその後まで 勝手に想像させられます | ||||
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百物語だから、まだまだ続いてくれるのかもと期待している自分がいましたが、オールスター勢揃い。 皆さんそれぞれの形でお別れしてくださいました。又一さんや百介さんとお知り合いになってから随分長い時間がすぎました。 楽しい時間をありがとう❤️ | ||||
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後巷説百物語で山岡百介が亡くなっていたこともあり続きはもうないものと諦めていたのに.....洞観屋稲荷藤兵衛・猫絵のお玉・猿猴の源助が加わり、山猫廻しのおぎん・事触れの治平・算盤の徳次郎・御燈の小右衛門・靄船の林蔵・無動寺の玉泉坊・祭文語りの文作・六道屋の柳次などなどまるで東映時代劇豪華総出演の様相を呈した一大活劇.....七福神の登場もあり小股潜りの又市は裏で活躍していると見えあまり表面には出てこないがこのシリーズの締めくくりとして実に楽しめる一作.....値段は単行本で何と¥4,400-......京極ファンなら金に糸目をつけず購入するしかない | ||||
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もう続きは読めないと思っていた巷説百物語シリーズの最新刊。 一作目の「小豆洗い」から約20年、ボロボロになるまで文庫本を何度も読み返したシリーズがついに完結を迎えてしまい、 自分の人生もここで一つの区切りを迎えたような気分になってます。 生まれてまもない息子を抱え、シングルマザーになり、昼夜を問わず懸命に働き続けた私を ことあるたびに支えてくれていたのは、御行の又一というダークヒーローの存在でした。 母子家庭になったことで、世間様からの差別的な言葉や振る舞いに心を痛め、 離婚という選択をしたことで、いわゆる「世間様」から取りこぼされた存在になってしまった感覚を持っていた当時、 人別外にあった又一を含む登場人物たちのセリフや活躍に共感を覚え、 同時に彼らの持つ「誰が決めたのかわからない理不尽な常識とされるルールに否と言える強さ」を持ちたいと切に願っていました。 シリーズを読み続け50歳を超えた今、会社組織にある「よくわからんルール」に従うことが 無理な性格だということを自覚し、フリーランスという道を選びそれなりに不自由のない毎日を送る中刊行された最新刊。これは読まねばとKindle版を購入しました。 初登場の稲荷藤兵衛を主人公に加え、懐かしい名前が出てくるストーリー運びに 「次はどうなるの?この仕掛けのネタばらしは?」と心踊らせページを捲り一気に読み終えましたが。 嘘を見破る稲荷藤兵衛や正論で人を説得する中禪寺にも、なぜか感情移入することがでず、 格闘シーンの描写が多く、タネも仕掛けも見破られた妖には、当時感じた怖さもなく、 期待していた又一の活躍は、、、、といった感じです。 読み終わって気付かされたのは「私は御行の又一と妖に恋焦がれていた」こと。 私がこの物語に引き込まれていたのは、妖という「不確かだけども畏怖の対象になる存在への恐怖と憧れ」と御行の又一というダークヒーローの活躍だったようです。 老眼でメガネが手放せないこの頃、電子書籍のありがたさが身に沁みました。 書籍で持っているシリーズ全て、Kindle版で読み返したいと思った次第です。 | ||||
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巷説百物語を初めから読み、了巷説百物語を読み終えたー。祭 か宴を終えた気分です。 ラストは、洞観屋、陰陽師、化け物使いが共闘し、諸悪の元の福久率いる七福連と戦う。 皆、敵も味方も満身創痍となりながらそれぞれの憑き物は、陰陽師によって落とされ、悲しい結末を迎える。 壮絶な日は終えると嘘のように、誰も彼も無関心で、平穏な日々が訪れる。ラストは百介や又市がひょっこりと出てきて、物語は幕を閉じる。寂しいような。何か、ポッカリ胸に穴が空いた感じです。もう、又一には、会えないだなぁーって思った。 | ||||
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時代劇とは現代劇である。何十年も前に、高校の先生がそう言っていたのを思い出しました。最後のチャンバラが興醒めだったのが残念ですが読書の愉悦をたっぷり味わいました。 | ||||
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昭和元禄という言葉が以前流行ったが、令和天保とでも言うのか作者にとっては江戸の末期のぐだぐだの改革と、現代が同一視されているような描き方だった。後半はアクション主体で、まあたくさん人が死ぬ。必要性はあるのだろうが今までのシリーズと違ったテイストで星を下げた。作者は意外と社会批判をするし、本気で憤っている様子。グッと押さえて残りのシリーズの執筆に集中して欲しいところ。 | ||||
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1000ページ超えの長作ですが、非常にテンポよく話が進んでいきます。 今まで出てきた役者が再度自分の頭の中で動き出すのが楽しくてあっと言う間に終えてしまいました。 可能なら映画やドラマ化してほしいな。 これで高校から読み進めた話が終了するのか…という気持ちになったので、再度小豆洗いから読み直します。 | ||||
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元々、読み続けているシリーズですし、期待通りに、ワクワクしながら読了まで、進められました。 | ||||
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過去の作品で又市らが解決した事件の背後には、幕府や朝廷をも巻きこみ国家転覆をはかる巨大な陰謀が隠されていた!そんな壮大なストーリー。多数の人が次々に命を落とす展開ゆえか、又市や百介は人の会話の中に頻繁に登場するだけで、実際の姿をほとんど見せないのが少し寂しいが、長編を一気に読ませるのはさすが京極夏彦といったところでしょう。 ただ、あまりにも壮大なストーリー、その背後に隠された秘密を少しづつ解明していくのではなく最終盤に一気に種明かしするため、最後の解決部分が長すぎくどすぎるかな。推理小説であれば、序盤から複数の伏線がはられていて、それが回収されていく展開になるだろうが、なんの伏線もないまま いきなり 実はこの人物の正体は、実はこの人とこの人の関係は、実は過去のできごとの背景は、などという伏せられた真実が怒涛のように明らかにされていく。それも、なぜその事実に気付いたかの説明はなく、過去を調べたらわかりました、というだけ、そして、その種明かしがえんえんと続く。まるで、崖の上で探偵役が自分の推理を披露し、犯人が長々と自白する二時間ドラマのシーンのようなのが100ページ近くも続けられる。この部分、もう少しスッキリできなかったかな?そこが残念で星一個マイナス | ||||
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先の鵺の碑に続き、巷説百物語シリーズの最新作で、多分最終作。 先の巷説百物語の前、始まりとかが出れば別として、この後続くとしたら京極堂に繋がる明治維新から戦後迄のお話になると思われます。 百鬼夜行、巷説百物語全て読まれてる方は文句なしのお話かと思われます。 まだの方は読んでからの方が100倍は面白いかと思われます。 せめて、鵺の碑は読んで頂きたく思います。 まあ、この一冊でも面白いとは思うのですが、結構丁寧にお話の背景も描かれているので、実写化されても面白いと思う物語です。 | ||||
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遠巷説百物語以来の待望の新作! 最後まで読むのが勿体なく大事に大事に読みました! 期待どおり…どころじゃなくそれ以上! まだまだ又一や百介の物語が読みたいです。 続編を切に望みます! | ||||
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今時紙の本にこの値段の出費をするは京極中毒者しかいないだろう笑 | ||||
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TVスペシャルの『仕事人大集合』(めちゃくちゃ好き)と、最初の劇場版『必殺! THE HISSATSU』と『裏か表か』と『恨み晴らします』あたりまで混ぜ込んだみたいな設えの雰囲気をベースに、これまでのシリーズの総まとめをやっちゃってるんだから面白くないわけない。必殺ファンなら、シリーズをすべて読んだうえで、本書に挑んでほしい!と無理難題を言いたくなるくらい。 | ||||
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巷説百物語1冊目からはまってしまい。欠かさず読んでまいりました。今回も楽しく、ワクワクしながら読ませていただきました。 | ||||
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