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悪夢たちの楽園
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悪夢たちの楽園の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.00pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全5件 1~5 1/1ページ
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近年の公募ミステリー賞の受賞作の中ではかなり優秀なほうでは?というのが正直な感想。 (殺人の)犯人の暴かれ方についてはお粗末と言わざるを得ないし、他にも突っ込みどころには事欠かないけれど、文章は読ませるし、粘着すぎるほど詳しく描写される大勢の登場人物がそれぞれ、しっかりストーリーに加担してくるところはスゴイと思った。女性の身体の描写のいやらしさについては悪い意味で「さすが」と思ったことも付け加えておくけれど。 私も著者の経歴について聞きかじり、下世話な興味も手伝ってこの本を読んだ1人だけれど、醜聞を晒した人間に対し無責任に中傷し放題のネット民に対する鬱憤その他を、こんなふうに昇華できるなら結構なことじゃないか。単発で終わらず2作目、3作目が出るなら応援したいと思う。 個人的には出版にあたって改題されたタイトルよりも本来の「常緑樹の憂鬱」のほうが合っていると思う。 | ||||
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小説として面白くてあっという間に読みました! 他の読書サイトでは池井戸作品に通ずる面白さが評価されていましたが、平易な文章なのに情緒的な深さが滲み出る文章力は村上作品のようにも。 トリックがどうとかにこだわるミステリオタクには物足りないかもしれませんけど、そのぶん文学性と展開力は皆さんの高評価同様に優れていると感じます。もしかしたら純文学寄りのエンタメ作家なのかも。次回作が楽しみ! | ||||
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久しぶりに面白い本と出会った。 読むまでちょい放置してしまったが、読み始めて3日で読み終わった。 予想を超える展開が面白い、ミステリーでした! | ||||
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開発デベロッパの都市ビルプロジェクトがコロナでとん挫し、本社で非主流に、さらに離島の副支社長に。着任早々に部下が不審死と容疑者扱い。地上げ・密約の疑い。地方のしがらみ社会。左遷させんと自ギャグがかいま見えるがシンミリ読める。東京を離れた新人女医がアクセント。メール用語がやや難しい。土地勘がないので地図がほしい。ピーナツアレルギは知っていたがピーナツ天ぷら料理は知らなかった。宮古島にいきたくなった。 | ||||
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大好きな宮古島が舞台となっている物語。透き通るような美しい海とは真逆の人間の悍ましさを描きながらも、読後は爽快。海をはじめ自然を眺めると心の傷が癒えていくように、この物語にも痛みと向き合い、再生していく主人公を通して、心を傷つけられた人を癒す力があると感じた。ネット社会は便利であると同時にSNSの誹謗抽象など、人を傷つける刃にもなり得る。表面的な情報だけが全てだと判断し、妄想を膨らませ、叩き、罵ることは、もしかしたら犯罪に加担している行為なのかもしれない。犯罪に種類が2つあるとすれば、愛のあるものか、ないものなのか、どちらかであろう。愛する者を守るための悪か、自分を守るためだけの愚かな愛。もしくはただの無知、想像力が奪われ、生きる屍のようになってしまった心の豊かさを失った人の罪であろう。物語を読み進めながら、現代に潜む魔物のようなものを感じながら、希望も感じた。久しぶりに眠るのを惜しんで、一気に読んだ物語。次回作か、ドラマ化が楽しみ。 | ||||
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