燃えるラグーン
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織江耕太郎さんの著書は本書含めて5冊拝読しました。 今作は前作の発刊からおよそ2年。待望の作品です。 『今回はスパイ小説だって?』 最初は驚いた。単なる娯楽小説かと思って甘く見ていたからだ。 時は現代。メイン登場人物はロシアの幼馴染の男女。そして終盤に現れる謎の登場人物。 主人公はロシア人の物理学者だ。 環境問題、紛争や資源の枯渇化から代替エネルギー「ヤングオイル」の研究に勤しむ。 恋人は名ギタリストの女性。 彼ら、幼馴染は来日し、日本人の大学教授らと対面する。 そこから物語は思わぬ方向へと展開する。 私は一気読みできる者ではありませんが今作は二日間で読了。 とにかく先が気になって気になって、仕方なかった。 エネルギー問題も本書の重要なテーゼの一つであるがそれよりエンターテイメント性も 抜群に高い海外ドラマや映画を見ているような気持ちではっきり言ってものすごく楽しめる。 エネルギー問題・世界情勢・環境問題や理化学的な点に関して無知な私は敢えてそこは言及を控えます。 タイトルの『燃えるラグーン』。 答えは本書を手に取って最後までお読みになられたあなたは理解できるでしょう。 「ヤングオイル」の研究を求めるスパイたちの尾行、諜報。スパイとの拳銃の攻防、カーチェイス、世界情勢、紛争、宗教、民族問題、エネルギー問題(著者の言葉から借用した点あり)。 読者を飽きさせることなくページがめくられていく心地よさ。 そして待ち受ける衝撃のエンディング。メインメンバーに絶望的な危機が。 敵はまさかの人物だ。助かるのか?ページをめくる指に力が入る。 3人に待ち受けているのは絶望か?それとも。。 だれもが予想し難い結末を織江耕太郎さんは用意していた。 この作品は実写化可能と思えるほどリアリティーを追及して、フィクションとノンフィクションが混在した 究極のスパイ小説と断言できます。 全303ページ読み終えた読者のあなたは『感動』を手にすること間違いないと思います。 5冊拝読した結果、著者の織江耕太郎さんの優れた文筆と純粋で優しく正義感のとても強く倫理観の深いお人柄が窺えました。 拝読した作品のすべてが読後感がとても心地よく再読心が湧いてきます。 私は著書の「星降る夜、アルル」を読んで舞台となった博多駅周辺まで羽田から行くほど小説家の織江耕太郎さんの大ファンです。 スリルと知識・情報・見聞・見識を深めたい方は是非本書を手にすることをお勧めいたします。 | ||||
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面白かったです | ||||
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野心的で面白く、感動できること。刊行元が読者に届けたい思いに対して、 みごとに応えた小説 「燃えるラグーン」 科学者、CIA工作員、ギタリストの美女 幼馴染みだった三人を中心に繰り広げられる物語のなかの 諜報活動の数々は、とてもスリリングで、70年代映画史に残る 名作「ゴッドファーザー」を思い出してしまう。 それにしても21世紀にはいって、24年 地球の温暖化はとどまるところなく、沸騰化とさえい われはじめた。 この問題のもうひとつの顔は、エネルギー問題が国家運営の 根幹であるため、根元的な解決への道のりが 複雑なものであると同時に、地球温暖化の問題解決は諸処の紛争の終焉にもつながるようだ。 外海から隔てられた浅い水域のラグーンが なぜ、燃えるのか·······答えは 洗練されたスパイの身のこなしの描写 かなり深い科学的知見や解説 極東から欧州へ続くユーラシア大陸への郷愁を 伝えるかのような、ギターの音色 それらを背景に、次の展開はどうなるのかと ハラハラしながらも、その答えへ読者はたどり着く。 世界の真実に近づくためのバイブルのようでした。 | ||||
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