悪夢たちの楽園
- 別荘 (163)
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論創ミステリは聞いたこともなかったが、新人発掘のために新しく立ち上げたノベルの ようだ。この出版不況の中、それは賞賛に値し、この作品は大賞受賞作とオビに書いて あったので期待値が更にあがったが、読了して、うーんと唸ってしまった。事件が起き るまでかなり時間経過があるのと、伏線を張って回収するというミステリお決まりの作 業が明確には分らなかった。たどり着いた犯人も意外性はなく、その動機も残念ながら ありがちだ。カバー裏著者挨拶の万葉集も登場するが、それは広島の情景を謳ったもの で、南国との関係や意図が分らなかった。最後はそれなりに話はまとまっているが、そ れはミステリのエンディングではない気がした。しっかりした脚本家がつけば、半沢直 樹のような、サラリーマン下克上ものに変貌するかも知れないが、主人公の心理描写を もっと緻密にしなければ「心の再生」には到達できないだろう。結局、何を読んだのか 分らず、このような評価とならざるを得ない 。 | ||||
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久しぶりに面白い本と出会った。 読むまでちょい放置してしまったが、読み始めて3日で読み終わった。 予想を超える展開が面白い、ミステリーでした! | ||||
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開発デベロッパの都市ビルプロジェクトがコロナでとん挫し、本社で非主流に、さらに離島の副支社長に。着任早々に部下が不審死と容疑者扱い。地上げ・密約の疑い。地方のしがらみ社会。左遷させんと自ギャグがかいま見えるがシンミリ読める。東京を離れた新人女医がアクセント。メール用語がやや難しい。土地勘がないので地図がほしい。ピーナツアレルギは知っていたがピーナツ天ぷら料理は知らなかった。宮古島にいきたくなった。 | ||||
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左遷された男が失意から立ち直る再起のストーリー。ありふれたテーマと凡百のストーリー。犯人はごく最初の時点でバレバレ。熱量は感じるが文章は稚拙。意外性も無ければカタルシスも全くない。この程度が大賞かと呆れたが、著者に関する報道を見て納得。もしかして炎上を見通した上での受賞かと疑いたくなる。(だとしたら上手く行きましたね) それにしても、左遷の理由がプロジェクト失敗の責任を負わされてと、既婚者で不倫を続けた代償じゃ全然違う。カムバックストーリーは妄想なのか計算なのか、現実を歪めて正当化するのだけは見事です。 | ||||
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大好きな宮古島が舞台となっている物語。透き通るような美しい海とは真逆の人間の悍ましさを描きながらも、読後は爽快。海をはじめ自然を眺めると心の傷が癒えていくように、この物語にも痛みと向き合い、再生していく主人公を通して、心を傷つけられた人を癒す力があると感じた。ネット社会は便利であると同時にSNSの誹謗抽象など、人を傷つける刃にもなり得る。表面的な情報だけが全てだと判断し、妄想を膨らませ、叩き、罵ることは、もしかしたら犯罪に加担している行為なのかもしれない。犯罪に種類が2つあるとすれば、愛のあるものか、ないものなのか、どちらかであろう。愛する者を守るための悪か、自分を守るためだけの愚かな愛。もしくはただの無知、想像力が奪われ、生きる屍のようになってしまった心の豊かさを失った人の罪であろう。物語を読み進めながら、現代に潜む魔物のようなものを感じながら、希望も感じた。久しぶりに眠るのを惜しんで、一気に読んだ物語。次回作か、ドラマ化が楽しみ。 | ||||
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